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ヤマレコ質問箱 カテゴリ:山の情報

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北アルプスの岩尾根の難易度
質問2012年08月15日 23:10 (2012年10月12日 13:25更新)
毎年北アルプス夏山縦走を子ども(小4)としています。岩を避けているとコースの選択肢が狭まるので、易しいのから順に登ってみたいと思います。(今夏はザイテングラートと北穂南稜をそれぞれ涸沢から往復。穂高の縦走はまだ無理)
次のコースを易しい順に並べるとどうなりますか?
A東鎌尾根 B西鎌尾根 C大キレット D北穂から涸沢岳 E奥穂から前穂 F不帰の嶮 G唐松から五竜 H五竜から鹿島槍 I蓮華岳から烏帽子 J剣(剣山荘から往復)
よろしくお願いします。 

(補足)自分としてはメジャーな東鎌尾根が岩尾根デビューにいいのかな?と考え中です。
質問が欲張りすぎたせいか回答がつきにくいようですが(笑)、ご存知の範囲でいいので教えて下さると嬉しいです。東鎌尾根と西鎌尾根の難易度の違いとか、「岩尾根デビューなら西鎌尾根を下り(西向き)に行くのは避けるべき」などの局所的ご意見で十分です。
回答2012年10月12日 13:25
もう回答の時期は過ぎていると思いますが、気になっていたので、わたしにも回答させてください。

あくまでも、個人的見解ですが、

J>D>C>E>F>H>A>B>H>G

ただし、2つほど条件が付きますが、

1.蓮華から烏帽子は長すぎます。蓮華から船窪の間違いでしょう。
2.唐松から五竜は、特に印象として残っていません。ので、取り立てての危険度はないと思います。

登山道の作りも、また、皆さんの感想も、大人の身長(手足の長さ)を基準にされています。
子供さんの同伴が基本であれば、子供さんの身長を基準に考えれば、回答は出るかと思います。

では、安全に よい山旅を
回答2012年08月19日 07:37 (2012年08月19日 09:22更新)
私も実際に歩いた経験値で言うと、
【易】A=E<F<D<C<J【難】
でしょうか。

小4のお子さんだと身長などもまだ大人ほどではないでしょうし、そうなると手足の長さが大人ほどではないので、岩場などでは次のスタンス・ホールドまで手足が届かないというような状況も考えられます。
そういう観点ではD以上のルートは結構手足を伸ばして鎖などを掴むシチュエーションがあったような気もするので、万一のことを考えると小学生を連れて行くのはどーかなぁ〜と感じます。Fはそんな手足をいっぱいに伸ばすようなシチュエーションがあったようなルートの記憶はありませんが、子どもと一緒に行っていいかどうかと問われると微妙です。

コースごとに感想を言うと、Fの不帰の瞼はつい先月行ったばかりで記憶も鮮明ですが、2ヶ所ほどやっかいな箇所があるだけですけど、小学生と一緒となると大人の視点では気がつかない難所もあるかもしれませんので、私なら連れて行きません。
Dのルートは確か結構足を伸ばして降りた箇所があったような記憶があります(行ったのは10年ほど前なので記憶があいまいですが)。
Cも長谷川ピークとか子どもにはやっかいそうな気が・・・
Jはカニのタテバイがポイントかと。逆にそこ以外は問題ないように思いますが、子どもがあそこで固まると厄介ですよ。

やはり東鎌尾根、西鎌尾根、あるいは後立山あたりが無難なのではないでしょうか。
穂高縦走となると、西穂〜奥穂は論外、大キレットや北穂〜奥穂は避けるべきかと思うので、やはり吊尾根ぐらいですかね。
お礼 
BIMOTA様貴重なアドバイスありがとうございます。
来年(子どもは小5)白馬に行こうかと思ったのですが、1週間を山上で過ごそうと思うとコースが足らず(笑)・・・不帰ノ嶮にはみ出したらどうかと思ったのですが、やはりもうちょっと大きくなるまで待った方がいいようですね。(BIMOTAさんの不帰ノ嶮の写真も拝見しましたが、やはりこわそう)。「蓮華温泉ー大池ー白馬三山ー天狗山荘ー大池まで引き返して栂池」というめずらしい往復コースにして(笑)、小6から東OR西鎌尾根にトライしようかな、と思いました。 
回答2012年08月18日 11:58 (2012年08月19日 08:49更新)
私の経験した範囲だけお答えすると

E<J<C<D

という感じでしょうか。

それぞれかかる時間が違うので一概には比較できない面があるのですが

Eは穂高岳山荘から岳沢経由で上高地に下るルートの一部になると思います。紀美子平から前穂を往復までは好天に恵まれれば実に快適な山行でこれといった危険箇所は無いと思います。ただ、紀美子平から上高地までの下りが長いんですよねむしろこの下りが要注意です。

Jはこの中では一番の長丁場になると思います。
コース自体は鎖や梯子の整備が整いすぎてるくらいに整っていますので時間に余裕を持って落ち着いて進めば危険は少ないかと思います。

C大キレットは北穂〜長谷川ピーク間が登りも下りも要注意箇所になると思います。特に落石が頻発していますので絶えず注意する必要があります。

Dこのルートは大キレットと比べると地味ですが鎖場が連続するので舐めてかかると痛い目みます。
特にこのルートはこのルートだけを一日の工程とするには時間的に物足りないので大キレットを縦走してからや北穂に登ってからというような“ついで”になりがちなので時間的に体力的に余裕を持った状況で臨まれることをお勧めします。

いずれのコースも雨で岩が濡れたり視界が悪くなると危険度が一気にアップしますので晴天でのチャレンジをお勧めしますが、まずは奥穂→前穂の縦走がいいのではないかと思います。

前穂からの眺望はおススメです!
お礼 
ガイドブックや地図を見ても、どれも同じように「難コース」とあり比較が難しいので、経験者のアドバイスが大変参考になります。Nearco様、ありがとうございます! 「前穂からの眺望」いいですね、憧れます!