今年は湯沢側から登りましたが、昨年までは毎年のように小赤沢３合目から登ってました。
お分かりかとは思いますが、小赤沢３合目は標高１３００ｍくらいあり山頂までの標高差が８００ｍあまりなので、日帰りコースとして適当と思います。
６合目くらいまでは急なところはありませんが、登山道は杉の木等の根が複雑に入り組んだところを登ったり、全体的にウエットなルートで、ぬかるむところには輪切りの木が足場として置いてありますが、滑りやすいので注意が必要です。
６合目をすぎると、やや急な登りとなり、１カ所崩れかけた斜面をトラバースする感じのところもありますが、短いですしそれほど危険と感じるほどではないと思います。９合目近くになると急な登りとなりますが、長くはありません。９合目に着くと木道となり、一気に展望が開けまさに別天地に着いたという感じになります。鎖がたれているところもありますが、鎖に頼らなくても登れるレベルです。
山頂までの間には途中林の中に入り大きめの石があるところを歩く部分もありますが、そこをぬければずっと緩やかな木道歩きで、広大な山頂湿原を眺めながらの快適な道です。
いつも霧が流れている感じで、すっきりと晴れ渡ることは少ないです。
山頂は、今は営業していない新潟県側にある山小屋の裏手にあります。
１０月の連休ですと、山頂ではよほど天気が良い時でないと風が寒くてじっとしているのがつらい状況と思います。
「よく整備された歩きやすい道」ではありませんが、危険箇所はそれほどありませんし、比較的短時間で登れるコースですので、ゆっくりと慎重に歩かれたら良いと思います。
９合目まではあまり展望がないところが難点ですが、その時期なら下の方でもツタウルシなどの紅葉がきれいと思いますし、何より苗場山ならではの広大な山頂湿原の眺めを楽しんでいただきたいと思います。

昨年７月行きました。
小生は栃川から入り、小赤沢ルート３合目新登山口に降りました。この３合目新登山口には大型バスが乗り入れていますので、地元観光協会（新潟県津南町）に問い合わせては如何？