九州・沖縄
三方界古道分岐
宮崎県
最終更新:shyguy
基本情報
場所 | 北緯32度31分55秒, 東経131度06分24秒 |
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二本ブナから坂道を4分程上ったところに右に下りている古道が見えてきます。この馬道の跡は未整備のため通行できませんが、地図ではこの道を下ると三方界から尾前集落の上流側へ出ます。狩猟儀礼作法の伝承者として有名な尾前集落の尾前善則さんは、この古道が本来の霧立越の馬道であるといわれています。尾前地区は、その昔は椎葉で最も大きな集落であったので通行量も多かったのであろうと想像されます。平成19年(2007)4月に行われた「西南戦役130年」の記念シンポジウムで西郷隆盛の人吉への退路はこの道ではないかと調べたところ、尾前集落には西南戦役の記録や言い伝えがないこと、不土野越には滝か松木に下りる方が近いことなどから三方界古道は西郷さんは通らなかったと見られています。この道は、霧立越の鞍部からそのまま上らずに尾前に降りることになり、上りの少ない一番楽な椎葉へのルートかもしれません。いつの日かこの古道も整備して尾前集落に下りてみたいものです。
霧立越ガイドブック より
霧立越ガイドブック より
分岐 |
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