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竜ヶ岳 堰堤越えて〜滝谷下って (宇賀渓発着、中道〜熊谷)

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日程 日帰り   8 時間    往復/周回ルート
エリア霊仙・伊吹・藤原
ジャンル無雪期ピークハント/縦走
技術レベル 3/5 ※技術レベルの目安
体力レベル 3/5 ※体力レベルの目安
見どころ 眺望あり 紅葉あり
距離/時間
[注意]
水平移動距離: 13.14km
最高点の標高: 1105m
最低点の標高: 239m
累積標高(登り): 1197m
累積標高(下り): 1183m
アクセス 車・バイク   
【駐車場】
☆宇賀渓キャンプ場
http://www.ugakei.info/

普通車 : 500円
二輪車 : 200円
自転車 : 無料

駐車料金に環境保全協力金が含まれてる。
車1台\500を払えば同乗者の分は不要。1名でも8名でも1台\500
3名以上で相乗りする場合は有料駐車場を利用した方がお得。
*自転車、タクシーで訪れた場合で登山をする人は環境保全協力金200円が一人ずつ必要。


★落合橋駐車場
駐車料金無料
ただし環境保全協力金¥200は必要
*有料駐車場を利用せず落合橋の無料駐車場を利用した場合で登山をする人は環境保全協力金200円が一人ずつ必要。


*BBQ利用の場合は協力金は不要。


【最寄り駅】
三岐鉄道大安駅
宇賀渓までのバスは廃止になってます



【コンビニ】
★大垣、関が原方面(R365, R306)
ミニストップ治田店(ラスト)
サークルK北勢あげき店

★四日市、鈴鹿方面(R306)
セブンイレブン菰野町千草店(ラスト)
サークルK菰野千草店

★四日市、鈴鹿方面(県道140号線通称ミルクロード)
ローソンいなべ大安店(ラスト)
サンクス大安いしぐれ店

★桑名、愛知方面(R421)
ローソンいなべ大安店(ラスト)
コースタイム 宇賀渓キャンプ場駐車場 ---(25分)--- 竜ヶ岳裏道登山口 ---(15分)--- 金山尾根入口 ---(15分)--- 五階滝 ---(10分)--- 中道分岐(No.60) ---(50分)--- 中道尾根取付点 ---(70分)--- 竜ヶ岳 ---(20分)--- 重ね岩 ---(20分)--- 石博峠 ---(15分)--- 小峠 ---(40分)--- 熊谷旧道峠道入口 ---(6分)--- 石榑大橋 ---(25分)--- 宇賀渓キャンプ場駐車場

ルート説明:

主に沢沿いに進む渓谷歩きのコースです。
竜ヶ岳の大ガレに通じるヨコ谷に沿った中道と、宇賀渓本谷とは別の熊谷に沿った熊谷旧道を利用します。

3点保持が必要な箇所がありますが数mほどで危険性は低いです。小学校低学年の子供も通ります。

中道は下部は表道や裏道と共用のルートで宇賀渓本谷に沿って進み、ヨコ谷出合より分岐し中道となります。
中道は豪雨による登山道の流出でほとんどを川原の遡上となります。川原なのでハッキリとした踏み跡がほとんどなく目印だけが頼りでゴロゴロした石の川原を進むのでとても歩きにくいです。また何度となく渡渉します。
堰堤も多くハシゴ(2箇所あり、内一箇所はかなり高度感あり)を使ったり岩壁をよじ登って高巻きしたり、最後はヨコ谷から離れて尾根に取り付きますがかなりの急登を直登するのでなかなかタフなコースと言えます。それだけに樹林帯を抜けて笹原に出たときの、登頂した時の達成感は大きいです。
踏み跡がない、渡渉が多い、石だらけで歩きにくい、ハシゴが高い、急登と優しくはないですがそれだけに登りがいはありますし、技量を試すにはもってこいです。
ただ、下りとしては急すぎるので登りでの利用をオススメします。


熊谷旧道は小峠までは表道と共用のコースです。
小峠より熊谷へ入りますが小峠は熊谷の源頭部になっており源頭部から渓谷歩きを楽しめる数少ないルートです。
源頭部といっても傾斜は緩く全体的にもなだらかなコースです。
上部ほど豪雨による土砂の流入や利用者が少ない事により踏み跡がハッキリしない箇所もあります。また丸太橋もあり、渡渉箇所もいくつかありますがおおむね歩きやすいです。
沢のすぐ近くを通るので沢のせせらぎを感じながら渓谷歩きが楽しめます。
利用者が少ないのでとても静かなルートです。
一箇所だけ堰堤を越える箇所があり、そこが天狗谷出合になりますが迷いやすい箇所です。川の流れに沿って下流を目指してもらえばルートは分かります。宇賀渓キャンプ場の観光案内所でもらえる地図が役に立ちます。
熊谷旧道は国道に出て終わりです。あとは国道に沿って歩くか、国道に併走する東海自然歩道を利用すれば舗装路ではない道を歩けます。

国道沿いに不動滝、大石三滝があり、ルートより少し外れますが時間が許せば立ち寄って見るのもいいと思います。


記念バッジは駐車場の近くのカフェ&ギャラリー「コナラ」さんで缶バッジが売ってます。
http://konara2005.blog110.fc2.com/

ルート詳細

1. 宇賀渓キャンプ場駐車場 (250m) [詳細]
舗装路です。
最初のY字分岐は右のアーケードを通ります。
橋を渡ってトイレと吊橋が見えたらそばの川原が自由テント村です。
2. 自由テント村 [詳細]
川原を利用したフリーサイトです。
その奥に見えるのが御所滝です。
裏道登山口までは北河内林道でアスファルトやコンクリで舗装されてたり、砂利だったりする林道です。
途中に「竜の雫」という水場があります。
水質検査もパスしています。軟水でコーヒーに利用すると美味しいそうです。
お湯を沸かす予定があるならここの水を汲んでいくといいでしょう。
3. 遠足尾根登山口 (326m) [詳細]
通過します。すぐに裏道登山口です。
4. 竜ヶ岳裏道登山口 (332m) [詳細]
通過します。
裏道登山口より先が表道登山道となります。
すぐに銀色が吊橋があり白滝吊橋(白竜吊橋)です。
5. 白滝 (二筋の滝) (310m) [詳細]
白滝吊橋から上流に見える滝です。
ホタガ谷の出合でもあります。
川原に降りて渡渉すれば目の前まで行けます。
銀色の吊橋「白滝吊橋」を渡り青い「魚止橋」を渡ってすぐに「魚止滝(行き止まり)」という標識があります。
魚止滝はルートから見えず、ルートから外れますがその標識から数分程度なので気軽に立ち寄れます。
6. 魚止滝 (322m) [詳細]
渡渉をすれば滝の目の前まで行けます。
夏には水遊びをする人も見かけます。
魚止滝分岐を過ぎると本格的に登りとなります。
手を使いたくなる小規模の岩場がいくつかあります。
7. 金山尾根入口 (400m) [詳細]
華麗にスルーしてください。
ヨコ谷出合までは緩やかなトラバース、山腹道になります。
急斜面のトラバースもありますが踏み跡はしっかりついていて一部では安全確保にロープも張られています。
8. 五階滝 (420m) [詳細]
目の前の滝のみならず下流側も含めて五階滝です。
この谷はジャ谷と呼ばれ沢登りのコースとなってます。もちろん専用の装備での遡行となりますが。
途中で位置確認No.60の分岐点があります。
ここより中道コース(向かって右、山側)へ分岐します。
そのまま進めば川原が見えてきてNo.70のヨコ谷出合です。
No.71のヨコ谷出合へ行くより少しラクにショートカット出来ます。
9. 中道分岐(No.60) (442m) [詳細]
表道と中道の分岐点です。これより中道となります。
右(山側)へ進めば中道で左(谷側)へ進めば表道、長尾滝方面です。

ここを見落としてしまった場合はNo.71のヨコ谷出合でヨコ谷に進めば中道です。
しばらくするとヨコ谷に出合います。そこがNo.70です。
No.70から尾根取付点まではヨコ谷を遡上します。
登山道のほとんどは豪雨により流出しており川原を歩きます。
目印は少ないですが左岸沿いに進めば大丈夫です。
途中に堰堤のハシゴが2箇所あります。
10. 中道尾根取付点 (650m) [詳細]
ヨコ谷から離れて尾根へ取り付くポイントです。
ガレ場に看板が設置されてます。
まずはガレ場を登ってナナツノヤマ尾根に取り付きます。
徐々に斜度が増してきます。見上げれば先行者のお尻が見えるほどに急です。
終盤に大ガレのそばを通るので大ガレに近寄り過ぎないように注意してください。
大ガレの上まで来れば斜度も緩みます。しばらくすれば樹林帯も抜けて山頂部の笹原との出合です。ここまでくれば山頂まであとちょっとです。
11. 竜ヶ岳 (1099m) [詳細]
山頂から南進するコースが表道です。
しばらくなだらかな稜線歩きが楽しめます。
が、No9付近の大ガレ上部は登山道に亀裂が入っており大変危険です。
「転落注意」の看板が設置されてますがその看板こそ転落しそうです。
注意喚起の看板なのにむしろのぞきたい衝動にかられるという本末転倒な看板ですが落ちたらタダ事では済まされないので本当に注意してください。
極力滋賀県側へ大きく迂回した方が無難です。
なだらかな稜線歩きが終われば急登を一気に下ります。
ザレた道が多く滑りやすいですがえぐれた登山道脇に踏み跡があるのでそちらを歩いた方が歩きやすいです。
シロヤシオがたくさん咲きます。
12. 重ね岩 (936m) [詳細]
岩が重なってます。そのままですね。
竜ヶ岳としては珍しく大きな奇岩です。
足元には石榑峠を中心として鈴鹿山脈南方の景色が広がります。
紅葉のときは足元に紅葉の絨毯が広がります。
傾斜は幾分か緩みますが砂漠のようなザレ場やロープの設置されたガレ場もあります。
ミツバツツジやイワカガミ、ササユリなどが咲きます。
13. 石博峠 (689m) [詳細]
三重県と滋賀県の県境です。
コンクリの関所が設けられてます。酷道といわしめた所以です。
滋賀県側へは車の通行は可能ですが三重県側へ車は通行不可能です。
三重県側へ通行可能な時は車を堰の間に停めて記念撮影される方が多数みえました。
三重県側へ進みたい人が誤って滋賀県側へ進んでしまうミスがたまに発生します。方向を間違えないように。
石榑峠から三重県側へ下ってすぐに沢があり水が汲めますがあくまで緊急用です。
小峠まではコンクリ舗装の道路で酷道といわれた区間です。車にとっては酷道だったかも知れませんが歩く身からすればなんの問題もなく歩きやすいです。登山道としては味気ないですが。
14. 小峠 (579m) [詳細]
峠らしさがなく何も言われなければ気づかない場所です。石榑峠と同じくコンクリの関所があります。
広いスペースもあり休憩がしやすくなってます。
小峠のコンクリ堰を過ぎてもう少し道路沿いに進むと左手に熊谷旧道の降り口です。
15. 熊谷旧道降り口 (579m) [詳細]
熊谷旧道への降り口です。旧国道421号線から分岐します。
そばに大きな山火事防止を訴える看板がありその下に
「鵜峠橋
白竜神社

旧道」
という標識があります。
踏み跡らしきものがなく用水路があるだけで一見すると登山道なのか不安にさせられますが最初は用水路に沿って進みます。すぐにNo.100が現れます。
最初は特に踏み跡が土砂の流入や登山道の流出で分かりづらくなってますが沢沿いに下れば問題ないです。
16. 平角石 (469m) [詳細]
四角い3x5mの石です。寝そべることも出来ます。なんなら卓球もできそうですがナナメです。
ほとんど緩やかなトラバース、山腹道で丸太橋や渡渉があります。
沢が近いのでせせらぎを感じながら渓谷歩きが楽しめます。
利用者が少ないので落ち葉がたくさん積もってて歩きにくい箇所もありますがそう困る事はありません。
17. 天狗谷出合 [詳細]
熊谷と天狗谷が出合う箇所で堰堤があります。
迷われる方が多数みえるという難所ですが川の流れに沿って進めばいいだけです。
登山道は天狗谷の川原に降りますがすぐそばに熊谷が流れてます。
天狗谷を下流側へ進み熊谷の右岸へ渡渉します。
堰堤の下流側の登山道が下がえぐれていて危険なので注意してください。
ここを過ぎればとても緩やかになり登山道も幅が広がります。
青い「ヤケヤマ橋」を渡れば少し広いスペースがある白竜神社との分岐になります。
18. 白龍神社・熊谷旧道分岐 (392m) [詳細]
熊谷旧道と白竜神社との分岐です。
熊谷旧道への標識や目印が一切無いのでとても分かりづらいです。
分からなければ無理して熊谷旧道を探さず広い道を進めば道路に出ます。
ほとんど人が通らないためくもの巣だらけです。登山口までものの数分です。
19. 熊谷旧道峠道入口 (382m) [詳細]
熊谷旧道の登山口ですが標識、目印は一切ありません。
鵜峠橋の南詰のガードレールの端が入口です。
アスファルト道路です。すぐに石榑トンネルがあり国道421号線です。
このまま道路沿いにキャンプ場へ戻れます。
水晶大橋、石榑大橋を渡れば水晶キャンプ場が石榑大橋の下に見えます。
東海自然歩道を歩きたいなら石榑大橋の東詰から入るか水晶キャンプ場の入口から入ります。
20. 石榑大橋 (324m) [詳細]
カラト谷に架かる橋です。
橋の真下に水晶キャンプ場のトイレがあります。

東詰の谷側より東海自然歩道、水晶キャンプ場へ入れますが標識は一切ありません。
水晶キャンプ場はルート外ですがトイレを利用したい場合は寄り道可能です。
東詰の谷側になんとなしに踏み跡があり、やぶこぎして急斜面を降ります。数分です。

トイレを利用しない場合は寄る必要はありません。
21. 水晶キャンプ場 (310m) [詳細]
キャンプ場自体はルート沿いではありません。
ここから不動滝へ寄り道できます。
キャンプ場の奥の吊橋から川原へ降りて5分ほど遡上すれば不動滝です。
トイレあります。
国道に戻って舗装路を歩いてもいいし、東海自然歩道でもキャンプ場へ戻れます。
東海自然歩道は登竜荘の手前で強制的に国道に出ます。
22. 砂山遊歩道口 (旧登竜荘) [詳細]
道路の山側に砂山への遊歩道があります。
道路をはさんだ向かい(谷側)に廃業した登竜荘があります。
その裏から大石三滝へ行けます。大石三滝はルート外ですが数分程度です。
登竜荘の裏へ回り川原へ降りれば大石三滝の最下段の滝です。
23. 大石三滝 (260m) [詳細]
プールのような滝つぼがあります。
登竜荘からも東海自然歩道を通れますし国道沿いに歩いてキャンプ場に戻る事もできます。
東海自然歩道経由で戻る場合は途中の分岐で曲がらないと落合橋の駐車場まで行ってしまいます。
24. 宇賀渓キャンプ場駐車場 (250m) [詳細]
ゴールです。
登山届けに下山時刻を記入し「下山」に丸をして係りの人に渡しましょう。
お疲れ様でした。
案内所の前の流しで靴が洗えます。
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