手稲山
- GPS
- 07:30
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 781m
- 下り
- 762m
コースタイム
8:45 夏道から冬ルートへの分岐点
10:10 ガレ場の麓
11:20 ケルン到着
11:45 山頂
12:00-12:50 レストハウスで休憩
13:30 ガレ場の麓
14:05 夏道と冬ルートの分岐点
14:45 平和の滝 登山口
天候 | 晴れ 時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な場所はありません。 冬尾根に小さな雪庇があり注意。 ガレ場の急斜面は、念の為に弱層テストを。 横の森林の中でも登れるので、状況によってはルート選択も。 |
写真
感想
手稲山を平和の滝コースから登ってきました。
今回は、珍しく単独ではありません。
冬山なんか登りたがる人いないよなー。と、思いつつも、
「誰か一緒に行ってみる?」と聞いたら、
「行ってみたい!」という特異な人が1人いた。(笑)
しかし、登山もほぼ初めてなSさんは、女性。
初登山が雪山だよ、大丈夫なのか?・・・・
けど、登山の為にMSRのスノーシューにポールを準備してきた。
朝6時頃に出発、日の出が早くなったなー。
この時期は寒さも緩むし、日が伸びたし、雪山を登るにはいい季節だ。
平和の滝の行止まりの場所は除雪され、車が15台くらいは停められそう。
自分達が一番乗り、準備をして歩き始める。
メジャーなコースで踏み後がある。踏み後があると楽です、やっぱ。
まずは林道歩きを小1時間。
Sさんの様子を見ながら、のんびりと歩く。
バテる様子もなく、スノーシューの歩き方もすぐに慣れてきた感じ。
クロカンを経験したことあるので、習得が早い。
鉄塔の広場の先に、冬ルートへの分岐があった。
踏み後が分かれてたので、すぐに気づいた。
トレースが無いと、思わず見落としそうな感じ。
ここから急登になり、登山らしくなる。
少しあるいたら、もう踏み後も雪で消えている。
ようやくラッセルして進める。
冬は自分で好きなルートをラッセルしながら進むのが楽しい。
人に決められた道でなく、自分で考えた道を歩いて山頂を目指すのが好きだ。
と、思って歩き始めたら、後からカップルに追いつかれる。
2人ともつぼ足にアイゼン。気合いが入ってる。
休憩してたら抜かされ、先行していく。
ラッセルの楽しみが・・・。(涙)
それでも、楽チンなのは事実。
ラッセルのスピード、ルートどりを見ても経験者だなー。
途中に、小さな雪庇の張り出した部分もあるので、注意も必要です。
一気に雪山登山らしくなってきた。
Sさんは、急登のスノーシューにてこずりながらも、ついてきている。
尾根にとり付き、少し楽になる。
ここで、先行してたカップルが休憩してたので、追い抜く。
おぉ〜、ノートレースの雪だ、嬉しいぞ。
すねラッセルを楽しみながら進むも。
斜度ないし、ピンクテープもあるので、折角なのでSさんに先行してもらう。
初ラッセル、汗をかきながら20分程がんばった。
ガレ場の急斜面に到着。
ここからは、本格的な登りになる。
トレースのないキレイな急斜面を、膝ラッセルでジグザグに進む。
斜度もあるし、ハンドテストで弱層チェック。
腕の力でずれる弱層が、50cmくらいの場所にあったけれど。
雪崩の恐れはないと判断して進む。
急斜面でのひざラッセル、汗が吹き出す。
雪山やってる!という実感が持てる瞬間。
好きだなー、やっぱ。
1時間ほど汗を流したら、スキー場のリフトが見えてきた。
さらにラッセルは深くなる、あとちょっとなのに、なかなか進まない。
ようやくケルンに到着。
ふぅ〜っと景色を楽しもうとしても、リフト降り場が隣でわびさびが無い。
やっぱり、山頂は静かなのがいいやっ。
なので、スキー場を抜けて山頂まで行く。
電波塔が乱立していて、なんとも寂しい山頂付近だなー・・・。
それでも隅っこの山頂に到着し、景色を眺めると、
着いたー!!っと喜びが沸く。
風も強くなり、景色も開け、人もいなく、電波塔を背にすればいつもの山頂だ。
スキー場内の山頂なので、ここは割り切って、便利なものはちゃんと利用する。
山頂の休憩所に立ち寄る、暖かいし、食べ物も飲み物をある、ビールも売っている。
すごい便利だ!便利過ぎて、もはや登山モードじゃなくなる・・・。
ご飯を食べて、湿った物をストーブで乾かし、トイレも済ませて、のんびり小一時間の休憩。
元気が完全復活したので、下山開始。
登りは、ずっとスノーシューだったけれど、下りは斜度もあり深雪なのでつぼ足で下りる。
急斜面を直滑降で飛ぶように下りていく、パウダースノーが気持ち良い!
Sさんは、絶叫の笑い声を上げながら、すごい勢いで飛んでるように下りて行く。
自分も!と思ったけれど、ザックが重いので飛べない・・・。(涙)
ガレ場の急斜面を30分弱で降りる、早っ。
その後は、尾根歩きをし、取り付きの急斜面を下りていく。
今度は、ここがちょうど良い尻滑りコース。
所々の急斜面を、すごい勢いで尻滑りで下りていく。
遊園地のアトラクションのような楽しさ。
大爆笑しながら尻滑りをする、大人2人。
うん、カッコイイ!!(???)
ここもあっという間に下り、夏道との分岐地点に到着。
ここからは、のんびりと林道歩きを楽しむ。
飽きたな〜っと思った頃に登山口に到着。
トータル7時間半(休憩を含む)
手稲山は歩く人も多く、雪山入門に良いと感じました。
山頂の休憩所も、非常に便利です。
ただ、トレースがあると無いとでは、時間も疲労も倍違うので気をつけましょう。
Sさんも、「予想より楽しかった!」と言ってたので、
喜んでくれたみたいで、良かったー。
途中で一瞬吹雪にもなったけれど、ほとんどが晴れで、非常に気持ちの良い山行でした。
やっぱり、山はいいですね!!
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