第45 回兵庫労山主催 六甲全山縦走 宝塚をめざして
- GPS
- 15:14
- 距離
- 39.0km
- 登り
- 2,650m
- 下り
- 2,497m
コースタイム
・西コース 須磨浦公園 6:30am
・東コース 新神戸 7:00am
◇コース
・全山縦走 磨浦公園(スタート)→旗振山(253m)→鉄拐山(234m)→高倉台→栂尾山(274m)→横尾山(312m)→須磨アルプス→東山→妙法寺→高取山(328m)→神戸電鉄鵯越駅→菊水山(459m)→天王吊橋→鍋蓋山(486m)→大龍寺→市ヶ原→摩耶山(699m)→六甲山ホテル→凌雲台→一軒茶屋(六甲最高峰(931M))→縦走路分岐点→大平山(681m)→塩尾寺→塩尾寺下広場
・西コース 山陽須磨浦公園 →大竜寺前
・東コース JR新神戸駅 →塩尾寺下広場
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
◇地 図 「六甲全山縦走マップ」各自 ※備 考 コップ持参、6本爪アイゼン(今回は使用せず)、ヘッドランプ必携 ※ビジター参加可(神戸中央山の会からの参加申し込み:全縦86名、西半縦1名、東半縦3名、会からのサポート隊多数) |
写真
感想
東日本大震災で中止も検討されましたが、六甲全山縦走開催されました。たくさんのかたに参加いただきありがとうございました。
皆さんの笑顔はこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-103004.html
快調なペースのfarine さんの記録はこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-102986.html
(参加者からのメッセージ)
宝塚へ18時30分、13時間でゴールし募金しました。今回は感慨深い六甲縦走になりました。3人で練習した山仲間も初トライで完走できました。練習の時は余裕ありそうでしたが、本番は私は15分遅れてスタートしましたが真ん中辺りで追いつきました。その時は辛そうでしたが、一緒に歩きだすと何気ない会話でも、苦しさを乗り越えられ元気スイッチが入ったようでした。心を合わせて目標に向かう…、震災と山歩き、自然の中で気づくことありました! 一度大震災で壊れた神戸も復活しました。毎日生かされてることに感謝して東北関東大震災の方々に出来る限りのことを神戸から応援しましょう!
(参加者からのメッセージ)
兵庫県勤労者山岳連盟主催の六甲山全縦走に参加しました。タイムは13時間丁度の平均的タイム、膝も壊さず爪も剥がれず無事歩けたのでよかったかなと思います。ただ足が筋肉痛で大変、帰宅時は駅から家まで普段の倍以上の時間がかかりました。アイシングして湿布貼って10時間近く寝たら大分回復、普通に歩ける程度になりました。六甲山全縦走は完走した!という達成感はあるけどとにかく大変でした。東北の地震ですが、テレビの映像見てると、阪神・淡路大震災を思い出します。被災地の皆さん、大変ですが頑張っていただきたいです。原発も早く安定してほしいです。毎日心配です。
(参加者からのメッセージ)
この大会は56キロを縦走するもので標高は低い山々だが、過酷なもの。多くの者が筋肉を傷め、関節炎を発症し、登山靴を履いていても足裏にマメや水泡ができ、そして、何枚もの爪が剥がれる、過酷な自分との闘い。登山は自分の足で一歩ずつ一歩ずつ、自分の体を山の頂点にあげる。登っている時はいろんな思い入れを持ってできる自分を無にして登ることも、今回被災された方々への哀悼の想いを願い登ることもできる。登山中のしんどい気持ちと被災地にあてて『頑張れ、頑張れ』って。
神戸だから、神戸としてだからできることではないか。阪神淡路大震災を経験し、大きな災害、被害に合い、そんな神戸での登山大会。神戸だから復興の願いをこめて、できること。そして、この年の全縦が心に残る。何年たっても、何十年たっても心に残る。今回の自然災害を風化させないためにも… 関東、東北から遠く離れているわたしたち関西も、何も考えてないわけじゃない。全縦に参加する私の山の会の友人は悩み悩んだ結果、参加した。友人は自分が阪神大震災の被災者だったから、今、この状況下で参加するのは、どうなのか苦汁の選択を強いられた。確かに、関西は何もなかったような日常生活が続いている。普段と変わりなく。でも、その普段に少しプラスして、今回の被災地への想いを少しでも被害が進まないように犠牲者がこれからは増えないように願い、今回の自然災害を教訓として災害時の必要物品の見直しや災害時の避難経路の確認、そして、ボランティアに参加される方は今から必要物品の準備。わたしたちが憔悴してる以上に被災地の方々は何十倍、何百倍も、苦しく、切ない。何もしないよりは、何かをしていた方が心も体も瞬時に動ける。すぐにでも何かできることがある時に動けるように。わたしたち遠く離れている関西人にも。なにか、できる。
(参加者からのメッセージ)
ギリギリで勢いで申し込みさせていただいた今回の全縦、京都からでは始発電車でも間に合わないと分かり、最終電車で三ノ宮に入り、始発電車で須磨浦公園への強行スケジュールでした。地震のこともあり家を空けるのが少し不安でしたが、開催していただけたことに感謝感謝!スタートでも私の到着を待っていてくれたIさんに声をかけていただきましたし、トレーニングでご一緒させていただいたメンバーの方々のお顔もあり、安心。スタートして一人旅で道に不安があり、常に前を行く他の参加者の後をつけていました。途中、山の会の方に何度も声をかけていただきました。
とにかく日が高いうちに下山して帰宅しなければ! との思いで休憩もろくに取らず、景色も見ずにひたすら歩を進めるのみ。先週の篠山マラソンの疲労があったのか、20キロ以降は膝の痛みが出てきて完走に不安を感じていました。両膝が痛く、マメもでき、分岐からゴールまでが非常に長く苦しみました。もともと下りが苦手なこともあって、今回の六甲全山縦走のためストックも急遽購入、持参したのですが、「初めて使うならやめておきなさい」とのアドバイスから結局一度も使用せず。なんとかゴールしたものの、声も出ないくらいに疲労困憊でした。
一軒茶屋ではあたたかいおもてなしをいただいて大変助かりました。ショウガ入りのスープはとても美味しかったですし、何より、私を覚えていてくださったのか、名前で呼んでいただけたことも嬉しく思いました。
とにかく、京都まで帰らなければ! と、せっかくの参加賞も忘れ、ゴール会場を出ようとしたところを会の方に声をかけてもらって頂戴した次第です。お世話になりながらも自分に余裕もなく、失礼をしました。どうか感謝の気持ちを会の方々にお伝え下さい。
また来年も参加させていただきたいです。今度はもう少し余裕を持って完走できるように・・・
(参加者からのメッセージ)
縦走で山を歩きながら、やはり・・しょっちゅう今回の地震、津波に思いが行きました。特に山頂付近を歩いていると、神戸の市街が一望出き、そのほとんどが海に面して発展してきたことを改めて見せられます。その景色を見る度に、そこに大津波が来て街を呑み込んでしまう光景が脳裏に浮かんだのは私だけでしょうか? 現実にその光景を目の当たりにした東北の人達の恐怖心は想像に難くありません。
話・・変わりますが、神戸中央山の会の皆さんのサポート・・心に沁みました。特に一軒茶屋でいただいたスープ・・最高です。レストランでもそうそうあれほどのスープは出てきませんよね! ぜひサポートしていただいた皆様にヨロシクお伝えください。
昨年の六甲全山縦走の様子はこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-58722.html
今年の六甲縦走トレーニングの様子はこちら
2011年02月27日(日) 六甲縦走トレーニングァ‥貳晶張魁璽后/型生諭訴塚
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-101396.html
2011年02月13日(日) 六甲縦走トレーニング 西半縦コース 須磨浦公園〜新神戸
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-99255.html
六甲縦走トレーニング 三分割パート3 六甲ケーブル下〜宝塚
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-97791.html
六甲縦走トレーニング◆〇以割パート2 大龍寺〜記念碑台
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-96754.html
六甲縦走トレーニング 〇以割パート1 須磨浦公園〜神鉄鵯越駅
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-95769.html
兵庫県勤労者山岳連盟からのメッセージ【第45回兵庫労山六甲全山縦走に参加の皆様へ】
3月11日に東北地方において未曾有の大地震が発生し、甚大な被害がニュースなどで伝えられています。私たちも16年前の阪神淡路大震災では大変な被害にあうとともに、全国の人々からの温かい支援を受けました。
このようなときに六甲全山縦走を行うべきかどうか、この行事のために長い間トレーニングを積んでこられた方のことも主催者として熟慮しました結果、災害で亡くなられた方を哀悼し、多くの被災者の復興を願い、義捐金をお願いしようという方法でこの災害に対する共通の思いとし、予定通り開催することといたしました。
つきましては、安全な縦走をお願いしますとともに、各コースのゴール等に義捐金の受付箱を設置しますので、参加者の皆様には趣旨をご理解いただきご協力をよろしくお願いいたします。
2011年3月13日 兵庫県勤労者山岳連盟
兵庫県勤労者山岳連盟の記録はこちら
http://www.nextftp.com/hyougo-rousan/front-page/zenjyuu/zenjyuu.html
目標の一つであった。「六甲山全縦走」に初参加・・数々の困難(肉体的な・・)乗り越え無事にゴールしました。
早朝5:30出発、胎内時計はまだ、睡眠中の時間・・ヘッドライト装着して
気負わず出発する・・朝焼けの須磨の海がきれいだ。この海の海岸線をずっと、北に行ったところで、未曾有の災害が起きていた。信じたくはないが、現実なのだ。
まぁ、それは、別の時間にじっくりと考えようと、全縦に集中する。
西半縦・東半縦とトレーニングして本番・・どこがキツイかも、分かっているはずだったが、いざ、ポイントになる菊水山・鍋蓋山の登り下りでは、練習した事を
生かせていない状態になる。体力消耗を考えて早めに行動食とったのだが、なんかもの足りない状態が続いていて、天狗道にはいったところから、疲労困憊になってくる。酸欠状態というか、行き苦しい状態が続き、動きが緩慢になり、途中何度も休憩を取る。足も痛くなるし、膝の上がこわばる手前の状態・・危険信号が体から発信されているのが、わかった・・そんななかでも、「山の会」の仲間の姿を、時折見て、声かけられたりした事で、なんとか「摩耶山」までたどり着く・・
ここから、山の仲間と同行する。これが力強かった・・持つべきはやはり「山の会」の仲間です。足もカチンカチンの状態であったが、体力は落ち着いてきて、
後半は順調に行けました。それにして、一軒茶屋での山の会のサポートの皆さんの顔を見たときの嬉しかった事、スープの美味しかった事、いっぺんで生き返った次第でした。ありがとうございました・・・残りは足の痛みを感じながらも、一緒に歩いた仲間と話しながらで、随分、平常に戻って歩けました。夕闇せまる頃ゴールの塩尾寺へ、13時間は初めてにしては優秀と言われました・・・延べ53km歩けるもんだ・・自分に感心した一日でした。
【六甲全山縦走初参加の記】※累積距離は不正確です。
3:30起床、昨晩の残りのカレーを2皿
4:10自宅を出発、サポートの方の車に参加者3名同乗させていただく
4:50須磨浦公園着、続々とサポートの皆さんも到着
5:30受付開始、須磨浦公園出発(累積距離0km)
5:55旗振山
6:45横尾山(累積距離8km)
7:25妙法寺交差点(累積距離11.5km)、予定より5分早い、ウェストバッグのレーズンを少しずつ食べる
8:10高取山トイレ(累積距離14km)、MISさんよりミニトマト1個
8:50神鉄鵯越駅(累積距離17.5km)、鵯越駅先の公園でソーセージ1本、ふくらはぎにバンテリン塗布
10:05菊水山(累積距離21km) 、予定より10分早い(10分休憩、おにぎり1個、アミノバイタル1包)
11:15鍋蓋山(累積距離23.5km) 、予定時刻に到着(菊水山の登りと下りでストック使用
11:45大竜寺
11:55市が原(累積距離26.5km) 、予定より5分早い(大竜寺でYANさんより氷砂糖2個、チェックポイントで主催者からジュース、市が原で餅1個、ふくらはぎにバンテリン塗布)
14:00摩耶山(累積距離30km) 、予定より30分遅れ(ストックを使わず稲妻坂でバテる、摩耶山で10分休憩、天狗道でおにぎり1個)
15:30記念碑台(累積距離35.5km) 、予定より40分遅れ(15時にアミノバイタル1包、ふくらはぎにバンテリン塗布)
17:00一軒茶屋(累積距離41.5km) 、予定より35分遅れ(ガーデンテラス手前でふとももが少しつりエアーサロンパス使用、ツムラの芍薬甘草湯68、一軒茶屋で10分休憩、スープ、コーヒーをいただく)
20:00塩尾寺(累積距離53km) 、予定より55分遅れ(東分岐からストック使用、18時ヘッドランプ着用、暗いので電池交換、暗い道を歩く)
20:15ゴール(累積距離54km) 、予定より55分遅れ、テントの中でぜんざいをいただき、阪急宝塚駅まで歩き電車で帰宅、不思議な一日でした
服装:帽子、バンダナ、タオルマフラー、ブレスサーモの下着、ハーフジップTシャツ、夏用ズボン、普通のトッレキングシューズ、時々ダブルストック、ザック28リットル、小さめのウェストバッグ、ヘッドランプ、単四電池、携帯電話、財布、デジタルカメラ、GPSロガー、野帳、ボールペン
使わなかった装備:替え衣類、替え靴下、雨具
食べた食料:おにぎり2個、餅1個、ソーセージ2本、レーズン1袋、ウィダーイン1個、アミノバイタルプロ3200を2包、芍薬甘草湯68を1包、
食べなかった食料:おにぎり1個、餅2個、カロリーメイト、甘納豆、甘栗他
飲料:水1000ml+追加500ml+追加500ml、オレンジジュース500ml、お茶500ml+追加500ml
「全縦を考えた人は意地悪だ。こんなにも苦しい山歩きを強いる」と冗談交じりの声を聞いたことがあります。それでも、山好きな私たちは歩きます。なぜなら、完走を成し遂げたときの達成感を味わいたいからです。健康の証しであり、自身への祝福でもあります。
今年も、暁の須磨浦を出発し、六甲連山を延々と歩き続けました。時間の節約のため休憩は最小限に止め、昼食のおにぎりも歩きながら食べました。心配していた大腿筋の痙攣や膝痛の発症もありません。所要時間は昨年と同じ12時間弱。ゴールして、ふつふつと湧いてくる充実感に浸りました。
早朝から夜遅くまで、お世話くださった役員の皆さんにはお疲れ様でした。一軒茶屋ではサポート隊によるスープ・サービスがとても嬉しかったです。フーフーと吹き冷ます熱いスープを頂いて、元気に後半を歩くことができました。完走できたのも、たくさんの人たちのサポートのおかげです。ありがとうございました。
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