【ご当地アルプス縦走】新龍アルプス【シロレコ22】

2016年12月29日(木) [日帰り]

• GPS: 06:52
• 距離: 14.4km
• 登り: 897m
• 下り: 922m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:24
• 休憩: 0:29
• 合計: 6:53

距離 14.4km 登り 900m 下り 922m

9:45 スタート地点
11:19 11:30 祇園嶽
12:33 12:44 亀山
14:36 14:43 的場山
15:30 鶏籠山
16:38 ゴール地点

天候

晴れ|曇り　時折雪

アクセス

利用交通機関：

電車

■往路
＞JR）大阪〜播磨新宮
【所要時間】2時間1分
【運賃】2,180円
▽7:56発【大阪】
▼09:04着【姫路】
▽09:08発
▼09:39着【播磨新宮】


■復路
＞JR）本竜野〜姫路
＞JR）姫路〜大阪

※青春18きっぷ利用
姫新線は30分に一本程度

コース状況／危険箇所等

■危険箇所
登山口から稜線までは道が荒れていて、山腹が痩せているところがところどころあり。

■登山ポスト
見かけませんでした。

■水場
見かけませんでした。

■コース状況
＞播磨新宮駅〜登山口
登山口をみつけることがご当地アルプスで一番むずかしいのではないでしょうか。
駅から川をわたり、南へ。右手にゲートが見えたら、ゲートにあけて中に。
左にまがるとボサボサの林道にでてくるので道なりに。
登山口の道標が左手にみえます。

＞登山口〜祇園嶽
尾根下の山腹を登るのですが、よくあれています。
羊歯ラッセル計6回。夏場は絶対遠慮したい。
羊歯＋痩せ道には要注意。

＞祇園嶽〜的場山
アルペン的な縦走路。祇園嶽のオープンテラスは足が竦むほど開放的。
基本はなだらかな稜線歩き。的場山の手前までは。。
的場山への登り返しは疲れた足に少々堪える。

＞的場山〜本竜野駅
的場山からの下りは急峻。道は明瞭。
くだりきったところに石灯籠があり、そのまま直進で鳥籠山へ。
山頂は城址(龍野古城)。
城址を越えると龍野城。たつの市街をぶらぶらと駅まで約1．5kmほど。

■遺構
＞城山城
・門築石
・石塁
・石垣
・堀切
・礎石
・曲輪

＞龍野古城
・曲輪
・石畳
・石垣
・竪堀
・土塁

＞龍野城
・石垣

■再建造物
＞龍野城
・御殿
・櫓風建造物
・門
・塀

写真

12/29 9:48

今日は播磨新宮駅から。
人生二度目の姫新線。
乗車300万人のうちの1人はオイラかな。

12/29 10:01

やたらと不二家推しの道中。
右手に見えるのは新龍アルプス。

12/29 10:17

この先にゲートがあり、ゲートの奥に登山口がありました。

12/29 10:21

ゲートをくくるまえに「お玉の清水」とよばれる湧き水があったので寄ってみます。

12/29 10:22

涸れていました・・・・・・

12/29 10:32

林道からとりつきの登山口（水布弥登山口）。道標なければ見逃しそうなほど、ふみ跡薄い。

12/29 10:48

水布弥登山道はあれています。
荒れ荒れで女房殿も機嫌が損なわれないか、
おいらはヒヤヒヤ。

羊歯ブッシュのラッセルは全部で6回ほど。

12/29 11:06

マンリョウ（万両）＜実＞
サクラソウ科ヤブコウジ属

12/29 11:12

稜線にでてきました。
ここから先の道はよく整備されていて歩きよかった。

12/29 11:21

まずは祇園嶽によります。
[code]祇園嶽（ぎおんだけ）
標高 340m[/code]

山頂は水布弥神社跡だそうです。

12/29 11:21

祇園嶽のオープンテラスで一息。

12/29 11:21

新宮の街並みが一望できます。

12/29 11:52

あるきよいなだらかな稜線歩き。

12/29 11:59

蛙岩。
んっ？？
おいらの想像力が足らないわぁ。

12/29 12:00

亀岩。
こちらは亀にみえるよ。

12/29 12:04

亀池にもよってみました。
おもったより大きくてびっくり。

12/29 12:11

ここから先は近畿自然歩道と合流です。
きれいに整備されていて助かります。

12/29 12:34

城山(亀山)にとうちゃく。削平地ぽくみえますが、城山城のなんらかの施設があったのでしょうか？？

[code]城山(きのやま)
標高：458メートル[/code]

12/29 12:37

女房殿を待たせておいて門の築石を探しに。
縦走コースを外れて少し行くとすぐに見つかりました。

12/29 12:37

門の築石（その2）

12/29 12:38

人工的な石のかたまりと石塁とおもわれる石積み。

12/29 12:46

築石を見た後、女房殿と合流し、しばらくいっしょに縦走路をあるいていると今度は石塁だって。
女房殿を待たせて、0.2kmの寄り道。

12/29 12:50

寄り道した甲斐があるわ。
数十メートルはあろうかという立派な石塁C

12/29 12:51

右側が崩れてしまっていますが、ここまできれいな形で残っているとは思いませんでした。

12/29 12:59

おなかが減ってきました。

12/29 13:02

城山城の主郭にとうちゃく。
上から読んでも城山城、下から読んでも・・

12/29 13:02

赤松一族供養の石仏でしょう。

12/29 13:05

なわばり。

12/29 13:15

さすがにおなかがすいたので、主郭にて昼食。
転がっていた巨石がテーブル代わり。

12/29 13:27

曲輪には建造物の礎石も残っていました。

12/29 13:51

ここまでなだらかな稜線歩きでしたが、
向こうに見える的場山にいくには
いったん下って登り返さなければならないようです。

12/29 13:55

サルトリイバラ（猿捕茨）＜実＞
サルトリイバラ科シオデ属

12/29 14:08

登り返さなければならないことに若干気がめいっている女房殿。

12/29 14:37

なんとか30分で的場山に到着。
[code]的場山（まとばやま）
標高：394メートル[/code]

12/29 14:41

遅くなりそうなので、早々に下山。
下り切ったら今度は鳥籠山に登り返すので、女房殿がまためいりました。

12/29 15:08

的場山からの下りは激下り。
疲れた足に堪えます。

12/29 15:14

下り切りました。
今度は灯篭奥に見える鳥籠山へのとりつきに。
また登りです。

12/29 15:23

竪掘。
@龍野古城

12/29 15:27

龍野古城には立派な石垣、

12/29 15:28

石畳、

12/29 15:29

石畳の先には戦神を祀る八幡宮があったようです。

12/29 15:30

鳥籠山のてっぺん。

[code]鳥籠山（けいろうざん）
標高：218メートル[/code]

12/29 15:35

もとは赤松氏の城であったが、秀吉の播磨平定後は蜂須賀正勝が城主に。

[b]**わかった気になる蜂須賀正勝**[/b]
野盗の首領だったが、秀吉に気に入られ、
秀吉の舎弟でパシリとして生涯をまっとう。
時代劇等で豪傑で粗暴な輩として描かれることが多いが、
単に粗暴なやつが10も年下の秀吉の舎弟が務まるとはおもわれん。実際は頭の切れる賢いやつだったんやないやろうか。

12/29 15:40

二の丸。
今日の女房殿は写真にちら写りするのがコンセプトやったそうです。

12/29 15:47

二の丸下の土塁。

12/29 15:55

モミノキ

12/29 16:00

下山。

12/29 16:08

昭和54年 に重建された御殿。

12/29 16:08

埋門から城外に。

12/29 16:10

陣幕の輪違紋は脇坂家の家紋。
脇坂安政が築城主。

12/29 16:12

[b]**わかった気になる脇坂安政**[/b]
脇坂家の養子で龍野城の築城主。
おじいちゃんは賤ヶ岳で活躍した脇坂安治。
弟、堀田正俊が幕府で出世したのを機に龍野城の主となることに。
せやけど、脇坂家が外様大名であるために気をつこうて、このような城らしくない城を築城したようで。

12/29 16:14

のどかな街並み。

12/29 16:16

さすが醤油の町。
醤油の自販機を発見。

12/29 16:17

もろみを購入。

12/29 16:16

12/29 16:24

龍野古城全景。

12/29 16:24

帰りの列車に乗るには揖保川を渡って、本竜野駅に向かう必要があるのですが、あいかわらず橋は苦手なようでビビりながら。

12/29 16:39

本竜野駅にとうちゃく。
16：46の姫路行にのり、姫路に。

12/29 17:09

ここからおまけ
姫路駅ホームから姫路城。

12/29 17:40

一杯飲み屋で姫路おでんと播磨の地酒。

12/29 18:36

締めはまねきの駅そば。

一日よぅあそんだわ。

撮影機器：

E-M5 OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 レジャーシート コンパス ヘッドランプ ファーストエイドキット 携帯 時計 カメラ

感想

tomoya_

新龍アルプス。
なんややたらとカッコいい名前のアルプスがあるというので、
青春18きっぷの消費もかねて、姫路おでんをエサに女房殿を誘い、
ふたりで縦走してきました。

水布弥の登山口はほとんど歩かれていないのか、道が崩れていたり、
羊歯ブッシュのラッセルを強いられたりとたいへんな道で、女房殿の機嫌がわるくならないかとヒヤヒヤでした。

稜線にでてからはご当地アルプスらしく、時折たつの市街を眼下にしながらここちよい縦走。祇園嶽からのgoodな眺望もあり、女房殿の機嫌を損ねることなく14km。

個人的には城山城と龍野古城のふたつの城址を通ることも今回の山行を新龍アルプスにした決め手のひとつ。(#ログにところどころ枝ができているのは遺構探し)
楽しみにしていた城山城の石塁も見つけることができて、まず満足。
あまり期待していなかった龍野古城もなかなか遺構が残っており、大満足。

意外と縦走に時間がかかってしまい、播磨の小京都といわれる龍野の散策はあまりできませんでしたが、最後は姫路で播磨の地酒とおでんをいただき、いい気分で旅は終了。
来年はどちらのご当地アルプスにいこうかしらん？

■過去のシロレコ
12 信貴山城（奈良県） http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-580065.html
13 龍王山城（奈良県）http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-584244.html
14 利神山城・上月城（兵庫県）http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-590473.html
15 鳥取城（鳥取県）http://www.yamareco.com/modules/yamareco/step4_imp.php?did=730127
16 賤ヶ岳砦（滋賀県）http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-768508.html
17 笠松山城（兵庫県） http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-790963.html
18 鹿背山城（京都府） http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-865966.html
19 八幡山城・北ノ庄城（滋賀県） http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1019957.html
20 黒井城（兵庫県） http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1022878.html
21 箕輪城（グンマー）http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1029666.html