登り納めは西上州・大岩へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 613m
- 下り
- 594m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
○トイレはあるものの冬期は閉鎖中。 途中の道の駅で用は済ませておくと良い |
コース状況/ 危険箇所等 |
まだ凍結はなかったが、気温は−2度近かったのでスリップに注意を。 |
その他周辺情報 | ○下仁田温泉「清流荘」の立ち寄り湯は露天のみ使用可能。しかし、温いので覚悟が必要。 |
写真
感想
前回の山行での靱帯異常が尾を引いて登り納めを躊躇していたが、湿布とストレッチで痛みもほとんど消えてきたので、前回よりちょっと歩行時間が長い西上州の大岩で調子をみることにした。
天気はよさそうなので早めに出かけることにした。早朝の環八はスムースに走れたが、なんと関越道が大混雑だった。渋滞こそしなかったものの、早朝にもかかわらずスキーや帰省の車で高速道路は大賑わいだった。
予定通り、午前7時には登山口の駐車場に着いた。トイレも完備しているが冬期閉鎖中だった。天気がよい代わりに気温がめっぽう低い。駐車場での車やザックの温度計は−2度を示していた。
手短に準備体操をして歩き出す。三段の滝までの居合沢の遊歩道は整備されていて歩きやすいが、なんせ北側の山陰の道なので寒い。初夏のころなら涼しい沢沿いの道で快適だろうが、いまの時期ではそよそよ吹いてくる山からの風も凍てつくような冷たさで手足の指先が凍える。
駐車場から30分ほどで三段の滝に着いた。水量はさほど多くはないが落差もあってなかなか立派である。上州の名瀑のひとつに数えられているそうだ。
ここからは本格的に登山ルートになる。滝の右側につけられた道を登るのだが早速怖い岩場が出てきた。岩の隙間から染み出た水が凍っているのだ。アイゼンなんか持ってきていないのでお助けロープにしがみつきながら、凍っていない足場を探しながら恐る恐るトラバースした。
怖い凍結岩場の先はこれと言って怖い場所はなく、大岩稜線まで順調に歩けた。大岩へ至る稜線には小さなピークがあったり、岩場を巻いたりしながらなかなか楽しい稜線である。新緑のころは気持ちがよさそうである。
眺めのよい小さなピークの先に大岩があった。大岩に登るべく取り付きまで行ったものの結構怖そうな岩場だった。本には右手にルートがあるように書いてあるが見つからない。一つ間違えば奈落の底へ真っ逆さまである。
寒さで手足は凍えているしこの暮れにきて怪我は嫌だ。もし遭難しても今日は誰も登って来ないだろうから助からないだろう。しかも山頂は木が育って展望はないという。最近あきらめが早い。よって大岩の山頂部分への登頂はあきらめることにした。
ちょっと戻ったところに展望のよいピークがある。そこで展望を楽しむことにした。
数人しか座れないような小さなピークだが眺めはいい。北側に荒船山あたりの山並みがずらりと並んで屏風を作っている。その後ろには雪が積もった浅間山系が雲間から顔を出している。
角度が悪いのか、妙義山や谷川連峰は見えない。その代わり、西側に佐久の茂来山から四方原山の稜線が見えている。うっすらをかぶっている。昔、茂来山から御座山へ縦走したのも今ごろの季節だった。
ひと通りの展望を楽しんだので南側の日だまりで軽食をとることにした。気温は2度くらいだが風がないと暖かい。かじかんでいた指先が温かくなってきた。三脚を持ってきていたので寒くてあきらめていた記念写真を撮ってから山を下りることにした。
大岩稜線から居合沢へ下りる分岐点まではあっという間だった。居合沢にはまだ日が差し込んでいないため朝ほどではないが相変わらず寒かった。
三段の滝横の凍った岩場のトラバースを無事越えるとあとは落ち葉の積もった沢沿いの道をのんびり歩くだけだった。
アカヤシオの咲く春、新緑の初夏、紅葉の秋。展望の冬。いつ登ってもそれなりに楽しめる西上州の山。あと数コースを残すのみでガイドブック記載のコースをひと通り登ったことになる。季節を変えてまた来ることにしよう。
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