暴風雪の蓼科山で冬山トレーニング

2017年01月22日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 6.0km
• 登り: 807m
• 下り: 794m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:43
• 休憩: 0:04
• 合計: 4:47

8:10 女ノ神茶屋・蓼科山登山口
9:23 標高2110m標識
10:53 10:57 蓼科山
12:57 女ノ神茶屋・蓼科山登山口

天候

曇り。山頂付近は暴風雪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

スズラン峠・女神茶屋付近に20台ほど停められる駐車場があります。
冬季でも使えるトイレがあります。
スズラン峠に至るビーナスラインは積雪、凍結あり。
チェーンかスタッドレスタイヤは必須です。

コース状況／危険箇所等

頂上までトレースがあります。
樹林帯を抜けてから頂上まではポールもあり、道に迷うことはないでしょう。
大きな危険個所はありません。冬山のトレーニングに良いと思います。

写真

1/22 8:08

スズラン峠の駐車場。20台ほど停められます。8時に着いたらほぼ満車でした。

1/22 8:08

冬季でも使えるトイレがあります

1/22 8:10

登山口

1/22 8:44

森の中に吸い込まれてしまいそうです

1/22 9:14

急登を登っていきます

1/22 9:37

展望のない樹林帯の中を登っていきます

1/22 10:03

標高を上げていくとだんだんお天気が悪くなる…

1/22 10:05

雪も降り始めました

1/22 10:35

樹林帯を抜けるとすごい風

1/22 10:36

風は強く、視界は悪く、前に進むのが大変。耐風姿勢を取りながら進みます

1/22 10:38

このへんで引き返そうかと思いましたが、もう少しで頂上なので頑張ります

1/22 10:46

お！小屋が見えた！

1/22 10:49

頂上直下の蓼科山荘ヒュッテです

1/22 10:54

蓼科山の山頂に到着。すごい風です。目が開けていられません

1/22 10:54

一等三角点も寒そうにしています

1/22 10:57

ちょっと晴れ間が出て、広い山頂が見えました

1/22 11:21

下りで少し天気が良くなります

1/22 11:22

やっぱり青空がいいね

1/22 11:24

景色を眺めながら下ります

1/22 11:36

晴れていたらメルヘンな感じです

1/22 14:27

下山して「縄文の湯」へ。冷えた体を温めます。温泉上がりのコーヒー牛乳が美味しい！

1/22 14:43

帰るときにようやく蓼科山が端正な姿を見せてくれました

撮影機器：

NIKON D750 NIKON CORPORATION

SH-02H SHARP

感想

gucci1212

今月はまだ山に登っておらず、どこか雪山に登りたい気分でした。
しかし、日曜日はお天気が悪い。
天気図を見て八ヶ岳は午前中のうちはお天気が良いかもしれないと判断して、土曜日の夜、長野県に向けて出発しました。

当初は北八ヶ岳の天狗岳を目指していましたが、登山口となる唐沢鉱泉に続く道がかなり手前で冬季通行止めでなっていました。
やはり、冬山はアプローチも含めてしっかり計画していかないといけないですね。
そんなわけで目的地変更。蓼科山に向かいました。

8時前に登山口であるスズラン峠に到着。
駐車場はすでにほぼ満車です。
お天気は良くありません。賭けに外れました。

スズラン峠(大石峠)から蓼科山へのルートは5年前に冬に登ったことがあります。
急登→平地→急登→平地→急登→頂上というメリハリのあるルートです。

天気が悪く景色は楽しめませんが、静かな樹林帯を歩いていると、森の中に吸い込まれそうな感じがします。
標高を上げるにつれて、だんだん風が強まってきます。
そして、樹林帯を抜けるとすさまじい風が襲い掛かってきました。
耐風姿勢を取りながら少しずつ前に進んでいきます。
風速は20m/sを越えているでしょう。
雪が混じった風が顔を打ち、目を開けていられません。
体も吹き飛ばされそうになります。
引き返そうかと思いましたが、5年前の経験から頂上まではあと少しであることが分かっていたので、がんばって前に進みます。

登山口から3時間かけてようやく頂上に着きました。
やはりすごい風。まつ毛に雪が付き、それが凍って目を開けていられません。
長く留まっていられないのですぐに下山開始。
耐風姿勢を取りながら樹林帯に戻ってやっとほっとしました。

久しぶりに冬山の厳しさを実感。
アルパインジャケット、防寒装備、アイゼン、ピッケルなどの冬山ギアをフル活用した山行になりました。
眺望は楽しめず、ほとんど写真も撮れませんでしたが、たまにはこんな冬山も良いですね。
体が一気に寒さに慣れたような気がします。