赤岳鉱泉アイスクライミング体験&硫黄岳(3月会山行)
- GPS
- 27:30
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,294m
- 下り
- 1,291m
コースタイム
- 山行
- 2:59
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 3:35
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 6:17
天候 | 両日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●美濃戸口〜美濃戸〜堰堤広場 林道の凍結が心配でしたが、木曜日の降雪で着雪してくれていたおかげで、ツルツルな箇所は殆どありませんでした(それでも下山時に2回滑ってしまったけど(*_*)) これから寒暖差のある日が続くようになると、テカテカツルツルな箇所が増えて、チェーンスパイク携行をオススメします。林道脇にはショートカットする踏み跡がいろいろありますが、林道歩きよりも時間のかかるものもあるので注意が必要です。 ●堰堤広場〜赤岳鉱泉 林道歩きはここで終了。凍結の心配が無ければツボ足で充分です(春の湿った雪がチェーンスパイクでは雪団子になって歩きづらい)。ここからは北沢に沿った歩道をところどころ橋を渡りながら進みます。アップダウンの少ない歩きやすい道で、正面に見えてくる大同心・小同心が近づいてくると赤岳鉱泉は間もなくです。赤岳鉱泉に到着すると、まず目の前に巨大な氷の造形・アイスキャンディがお出迎えしてくれます。 ●赤岳鉱泉〜赤岩の頭 赤岳鉱泉の正面玄関前から樹林帯に入ってる道がスタート地点です。しばらくは樹林帯の道をウネウネ進みます。沢を横切る地点ではアイスクライミングに入る分岐が数箇所(一般登山者が間違えないようにロープがはってある)、それを越えて尾根に取付き樹林帯をクネクネと九十九折れに進むと、やがて樹林具合も疎らになって、背中側に阿弥陀岳や赤岳の勇姿が樹間から望めるようになり、見上げる上に赤岩の頭の稜線が見えてくれば、もうあと10分ほどで赤岩の頭に到着となります。樹林帯を抜けて、最後の登り斜面は視界も利いて斜度もあるので、高所に慣れていない人にはスリル満点かも(特に下り)。ここをアイゼンを利かせてしっかり登り、稜線から突き出る小さな雪庇を越えると赤岩の頭の稜線、向こうには、霧ケ峰・美ヶ原・北アルプスの白くて長い屏風のような稜線が望めて、ちょっとした達成感に浸れるかも。 強風がここを吹き抜けている事も多いので、最後の登り手前で防寒防風装備をしっかりしておきましょう。 ●赤岩の頭〜硫黄岳山頂 ここまでの柔らかな雪面から、寒風で固められ氷化したカリカリ雪面と一部岩稜とのミックスルートで20分ほど。斜度はそれほどでもないので、風に体を持っていかれないようにだけ気をつけて登れば、だだっ広い硫黄岳山頂部に着きます。 風の通り道な山頂は休憩するのがツライ場所、写真などを撮ったら潔く下山退散するのが良いでしょう。山頂からは奥秩父の山々から上州の山々、浅間山塊も確認できます。もちろん、北アルプス・中央アルプス・南アルプスもバッチリです(富士山だけは横岳に遮られて見えないけど)。 |
その他周辺情報 | ●登山ポスト 美濃戸口の八ヶ岳山荘前にあります(用紙・筆記具完備)。 ●赤岳鉱泉(小屋・テント・アイスキャンディ) 食事が美味しいことで有名な通年営業の立派な小屋です。週末は10名以上の団体客には個室が優先的に割り当てられるようです。冬は巨大なアイスキャンディを造って、アイスクライミングで楽しむことも出来ます(ヘルメット、ハーネス、サングラス、ロープ、支点構築用シュリンゲ・カラビナ必須)。アイスバイルはレンタル有。今回初めてアイスクライミングに挑戦してみましたが、やりたいと思えるとても楽しくて達成感のあるものでした。テント場は小屋の山側に展開しており、水は小屋で汲めるし、トイレも立派な外トイレが完備されています。 (雪から水作りすることも、穴穂ってトイレ造りすることも不要なんですよ) ●鹿の湯(富士見高原・日帰り温泉 600円) http://www.happoen.jp/hotspa/higaeri.html 富士見高原スキー場のすぐ近くにある広くて立派な日帰り利用できる温泉。この値段でこの施設、そして混んでいない。オススメです。露天風呂の入口が洗い場の奥で気づかない人も多いのが難点かも。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
スコップ
行動食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
ハーネス
ビレイ器具
環付カラビナ
|
---|---|
共同装備 |
テント
コッヘル
ロープ
食材
|
感想
神田山の会の3月会山行のテーマは「雪山宿泊山行」。
昨秋、この山行の企画幹事(リーダー)に指名され、行先選定、下見(1月に同じルートをソロテントで: https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1056441.html )、そして案内・募集・調整、初めての大役でプレッシャーもありましたが、お天気が味方してくれたおかげで、最高の眺望と美味しいお酒、そして何よりの全員の笑顔、本当に充実した2日間でした。
今回の参加メンバーは、本格的な雪山登山に初めて挑戦する人から、かなり昔に登って以来久しぶりのベテランさんまでの様々な12名。全員が無理なく行動できるペースで牽引できるか、不安もありつつ、山行スタート。
初日は赤岳鉱泉名物のアイスキャンディでのアイスクライミング体験を半分の6名が挑戦し(このうちアイス経験者はサブリーダーのみ)、全員ガンバッて氷壁をテッペンまで登ることができ、これはクセになるかもな快感と普段使わない筋肉がピクピク・パンパンになってもう無理やわというところで絶妙に時間切れ終了。
その後、小屋組9名とテント組3名それぞれ夕食となり、テント組は宴会モード全開でツマミから鳥鍋&炊き立てご飯を堪能しているところに小屋組からのテント乱入、その反撃で小屋(個室)に行って、12名でのマッタリ宴会で盛り上がって初日は終了。
2日目の朝は素晴らしい快晴。高度を上げるにつれ見えてくる景色の素晴らしさにメンバーそれぞれ笑顔・笑顔の楽しい山行。
↓赤岩の頭への最後の急登も全員元気にクリア↓
赤岩の頭に着くと、眼前にははるか北アルプス・乗鞍岳・御嶽山まで見通せる大絶景が我々を迎えてくれ、みんな感激の写真シャッターきりまくり。
予想したよりも風も弱く、山頂までの岩稜ミックスゾーンも全員元気に乗り切り、360°大絶景の山頂に到着↓
山頂でお約束の会の旗を拡げての記念写真を撮って、四囲の景色を束の間楽しんだら、身体が冷え込まないうちにソソクサと下山開始。風の弱い赤岩の頭で大休息し、達成感で気分も高揚しているからか、下りは全員快調そのもの、赤岩の頭から1時間もかからずに赤岳鉱泉まで下りてこれました。
赤岳鉱泉でテント撤収し(こっそりテント組で登頂祝の一杯をやって)、11時半前に名残を惜しみつつ、白銀の極楽世界から現実世界へ戻りました。
(この下山もホントにベテランの方も元気・快調そのもので、標準コースタイムよりも全然早く帰ってこれました)
濃密で最高な2日間、無事に全員山頂を楽しむことができ、またアイスクライミングで新しいものに挑戦し、宴会で親睦を深めることも出来て、私にとっても思い出深い山行となりました。幹事は大変でしたが、やりきった充実感で大満足です。
参加くださった皆さん、ありがとうございました。
またご一緒しましょ(^o^)/
kazさんお勤めお疲れ様でした。
アイス体験あり、山頂では最高の展望と満足感の高い山行でしたな〜。
参加できずに残念でしたが、私も霞沢岳から乗鞍、御嶽を見てました。
同じ山をほぼ同じ時間に違う場所から眺めていれたのは良かったです。
来月は私の番ですが、冬山から春山へマッタリと満開の花見山行に行ければと思います。
YAMAさんこそ、霞沢岳に無事登頂だったんですね、流石です。
来月の桃の花に囲まれたハイキング、楽しみにしてますね(^^)
ワイワイ楽しみましょう(^O^)/
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