35年ぶりにユーシンから塔ノ岳西尾根ルートを登る
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,285m
- 下り
- 909m
コースタイム
天候 | 晴れのち小雪、下界は雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
○熊木沢出合までは電動自転車を利用しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○熊木沢出合までは許可車両がかなり入っているので林道としての道路状況はいい方でしょう。行きは常に上り勾配のため普通の自転車ではかなりきついと思います。 ○熊木沢出合から尊仏の土平までの林道はかなり崩壊がありますが徒歩で歩く分には全く問題はありません。 ○塔ノ岳西尾根は利用者が少ないようですが道、道標はしっかりしているので迷うことはないでしょう。 ○下山に使った鍋割山北尾根ルートは取り付きから下山口まで標識は全くありません。所々にテープがある程度なので地図が読めない方の利用は避けた方がいいでしょう。 |
写真
感想
この日の明け方の天気は素晴らしい。東名高速大井松田インター付近にさしかかると前方に富士山が見えてくる。まだ日の出前なので薄暗い空に真っ白な富士山がかすかに浮かび上がっている。幻想的な富士山である。
今日の登山口はユーシンの先にある。昔ならユーシンまで車で入れたが今は玄倉の先にゲートが出来ている。最近、玄倉ダムの碧い水が「ユーシンブルー」とか呼ばれてハイカーが押し寄せているそうだ。昔からあそこの水は綺麗だったが年中見ていたので何とも思わなかったのにインターネットの力はすごいものがある。
登山口までは通行止めの林道が10辧標高差が800メートルほどあるので今回は電動自転車を利用することにした。玄倉ゲートは左端の柵をすり抜け、ユーシンゲートは居合わせた有害鳥獣駆除に来た方が開けてくれたので難なく通過出来ました。
昨日、里の雨が山沿いでは雪になったようで、熊木沢出合付近から見えた蛭ヶ岳山頂付近は真っ白になっていた。この先、西尾根を登っている時も、これから向かう不動の峰あたりの稜線も霧氷で白くなっており、先々が楽しみだ。
塔ノ岳西尾根は、塔に登る最短ルートなので林道が通行止めになる前はしょっちゅう利用していたコースである。表の大倉尾根などと違って人がいなくて静かなところがいいのだ。今回も新雪に足跡を残しながら誰にも会わず、静かな冬の丹沢が楽しめた。
先日、糖尿病が発覚し治療に当たっていたためしばらく登山を控えていたせいか、いつも以上に登りに時間がかかった。1時間半の登りに2時間15分ほど費やした。別に急ぐつもりはないが、あまり時間がかかっては、この先、丹沢山から不動の峰に回るのがちょっと心配である。
塔ノ岳山頂が近くなるにしたがい空模様が怪しくなってきた。天気予報は午後から曇りところにより雨または雪になっている。すっきり見えていた富士山にも雲がかかってきたし、鍋割山は灰色の雲に隠れてしまった。
何とか登り着いた塔ノ岳山頂には10人ほどの登山者が憩っていた。すでに周囲の山々は雲に隠れようとしている。この先どうしようかと思案しているうちに塔ノ岳自体もガスに覆われてきた。
久しぶりに持ってきたガソリンコンロも調子が悪いし、霧の中を縦走してもつまらないので丹沢山方面をやめて鍋割山から熊木沢へ下ることにした。
体調が万全でないせいか得意の下りでもペースが上がらない。何とか玄倉林道まで下ってデポした自転車まで戻ったら何と自転車の後輪がパンクしているではないか。シティタイヤをブロックタイヤに替えたので今回は快調に林道を走れると思ったのにがっかりである。
出だしは良かった今回の山行なのに、歩くペースは上がらないし、天気は悪くなるし、自転車はパンクするし、何ともついていない山行になってしまった。
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