群別岳(増田の沢ルート)
- GPS
- 12:02
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 1,367m
- 下り
- 1,392m
コースタイム
天候 | 曇りのち快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道は雪が出始めたところからは、ほぼ雪は繋がっています。 帰りは3度ほどスキーを外しましたが、。 |
写真
感想
MLに流れたpeiさんの報告です。
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peiです。みなさん、おはようございます。
群別岳に群別川林道から増田の沢(通称)経由、スキー日帰り往復してきました。
名リーダー、シラネアオイさんに感謝です。
以下、簡単な山行報告です。
メンバー:iwaさん、シラネアオイさん、Kennさん、サカノP級長さん、marikkaさん、pei
行動時間:06:30〜18:15 (11:45休憩含む)
長い長い林道歩きは、ワイワイガヤガヤ進み、時間と距離を忘れいい感じで徒渉地点まで、順調に進む。
徒渉地点は十分なスノーブリッジがあり、全員問題なく渉る。
残置ピンクテープだらけの広い尾根上をダラダラ登りきると、そこは熊の平。
コージさんのテン場のあとはさすがに見つけられなかった。
ここで後続(途中で抜かされたので先行?)のパーティが奥徳富へ向かい、直進。
ここまで、気温は高いが上空は曇っていて、展望はきかない。風もほとんどない。
地図とにらめっこしつつ、細かい沢状を何度か乗り越え、通称増田の沢を目指す。
沢筋に入ると、風にのって滝の水音が聞こえてきた。滝に近寄り過ぎないように、左岸へ渡り、
岩峰と1079小ピーク間のコルめがけて一気に高度を稼いで行く。
ここの斜面、滝に近い下部ではところどころで踏みしめるとワッフ音がして、数メートルの範囲で雪が沈み込むことがあったりした。
雪が下までしっかりつながっているとはいえ、かなり気持ち悪く、早々に危険地帯を抜ける。
コルに出ると、天気がよくなってきた。風も弱い。
すぐ北に見上げる岩峰までのぼり、東側をトラバースして小さいコルにたどり着く。やっと山頂が見えた。テンションもあがる。
ここで装備をアイゼン、ピッケルに替え、スキーをデポして、山頂へ。
本日唯一のテレマーカーKennさんだけは、山頂までスキーで!
前日の嵐のせいか、GWにもかかわらず、群別岳は我々パーティのみの貸し切り。
長い長い歩きの末の山頂は… 素晴らしかった!
風もほとんどなく快晴、穏やかな山頂で一通り山座同定し、写真を撮って下山開始。
コルまで戻って、スキーに履き替え、いざ滑降!
登りで、気持ち悪い音を出していた斜面を避け、やや南よりに快適な疎林帯を滑る。
新雪とザラメが交互に現れて滑りにくいが、みんなスキーは上手だ。
滑りにくい!と文句をいいながらもワイワイ降りてくる。
熊の平を通過した後は、ひたすら下る下る。
長い長い林道歩き(滑り)にぐったりしながら、日没前に全員出発地点に到着。
林道は国道から3kmほどで最初の本流にかかる橋を渉ったところで雪のため、車での進入は不可でした。
今後の雪解け状況次第です。
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感想(marikka)
去年、浜益岳から見た群別岳の鋭鋒に一目ぼれ。いつかは登ってみたいと
思い続けていた山です。雪のある時にスキーを使えば、長い林道も
なんとかなるのではと、。
今年のGW、天気予報がコロコロと変わり、なかなかアタック日が決まりません。
直前の天気予報で「晴れ!」が出た3日に決定。札幌を4時半出発です。
群別川林道をどこまで車で入れるかが、ポイントです。
標高105m地点、橋を渡った広いスペースに駐車。準備して出発です。
林道はほぼ雪が繋がっており、テレマーカーkennさんは笹の上も
雪崩のデブリの上もスキーを外すことなく突き進んでいました(*^^)v
他の人は、1・2回スキーを外す場面もあったような。
長い林道もゆっくり冗談を言いながら進むので、以外と苦にならなかったです。
歩いている割には高度が上がらないのが、ちと苦しい。暑いし。
渡渉地点のスノーブリッジもしっかりしており、そこを過ぎると
ちょっと登りが出てきますが、また広い尾根をダラダラと進みます。
上空は雲が多く、左の幌天狗の稜線は見えるものの、あまり景色はないです。
熊の平まで来ると、周りの雰囲気に少し高度感が(^_^;)
小沢のアンギュレイションがある熊の平を過ぎる頃、
通所増田の沢が近づいてきます。風に乗って滝の音が聞こえてきます。
まだまだ雪が多いせいか、滝もそれほど大きくは見えないが、、でかかった!
滝の左岸をco1079mのコルに向かって登るのですが、斜面が嫌な雰囲気。
雪が軋むようなバフ音がする。なるべく早く斜面から抜け出したいけど、
ヘロヘロでスピードが上がらない。なんとかコルに到着。目指す山頂方面は
ガスの中です。足がつりそうなP級長を待ちながら大休憩。
そんなこんなしているうちに青空が急速に増えだした。
山頂こそは見えていないけど、いい雰囲気です。
とりあえず行けるとこまでと進みます。P級長は、ここで待つそうです。
南峰の岩基部に向かって登ります。基部を巻きながらスキーで進み、
斜度がきつくなる手前でスキーデポすることに。
2・3日前に降った雪が足に優しい感じだし、テレマークの
kennさんは山頂までスキーで行くとの事。
たぶんツボ足でも問題はないと思いましたが、みんなアイゼン・ピッケルを
準備してきてたので、アイゼン・ピッケルで山頂へ行くことに。
斜度はかなりのものです。リーダーしらちゃん以外はアイゼン・ピッケルに
なれていないということで、コンティニヤスというロープでピッケルをつなげる
形での登りになりました。誰か一人がスリップしたら、残りの全員がピッケルを
力強く雪に突き射すんだそうです。そんな心配もなく、トップのしらちゃんの
ステップを確実にトレースしながら山頂へ進みます。テレマーカーkennさんは
いとも軽々とスキーで登っています。kennさんの力量なら、奥徳富岳まで
行けたんじゃないかと思うけど、たぶん早く登りすぎて下りてから晴れたかもね。
私たちがゆっくりのんびりと登ったおかげで、山頂の晴れと頂上着が
ピッタリ合ったのです!ここまで8時間かかってるんだわ(^O^)
タイムリミット、はじめは13:30の予定だったのですが、だんだん伸びて
日も長いし、林道はヘッ電でも大丈夫だからと頂上でもノンビリでリミットが
なくなりました。頂上での景色を目に焼けつけましたわ。
浜益岳〜雄冬岳の辺りだけ最後まで雲の中でしたね。
下を見ると、P級長も岩峰のスキーデポ地点までスキーで登って私たちを待ってます。
あそこまで来ると頂上が見えるんですわ。
下りはコンティニヤスはやめて、各自が確実に下りる事にしました。
テレマーカーkennさんは凄い斜度を気持ちよさそうに滑っています。
P級長が待っているスキーデポ地点で、また大休憩。
リーダーのしらちゃんは群別岳、7度目の正直だったそうで、
6回も途中撤退だったり、悪天候で中止になったりだったんですって。
なので、7倍嬉しいと言ってました。
あとは一気に滑り降りるんですが、熊の平手前でシールを装着。
疲れた足に登りがきつい。熊の平を過ぎると、広い尾根は
気持ちよく滑りすぎて、もう少しで違う尾根に下りそうになりました。
方向修正して沢を横切り長い林道を滑りおります。7割は滑れたと思うけど
あとの3割はスケーティングや歩きでした。帰りは3か所雪が切れて
スキーを外しました。テレマーカーkennさんも外してましたね(^O^)
なんやかやで日没前に駐車地点無事到着でした。
長い一日でしたが、初めての挑戦で晴れの頂上へ立てたのは
リーダーしらちゃんやルートファインディングkennさんのおかげですね。
狭い頂上、あの山名板は雪の下で見れなかったけど、それはそれで
最高の思い出です。仲間に感謝♪
http://youtu.be/khLQYkbGjS0
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