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記録ID: 1107732
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雪山ハイキング
北陸

大地山、初雪山(富山百山 65、66座目)

2017年04月16日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
17.7km
登り
1,711m
下り
1,721m

コースタイム

日帰り
山行
10:22
休憩
0:48
合計
11:10
5:00
103
スタート地点
6:43
6:50
95
8:25
8:35
175
11:30
11:50
126
13:56
13:59
58
14:57
15:05
65
16:10
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年04月の天気図
アクセス 国道8号なり朝日ICなりから小川温泉に向かいます(県道45号を目指します)。
小川沿いの県道で赤い橋(蛭谷地区への橋)を過ぎて青い橋に来たら左折して小川を渡ります(正面は小川第二発電所)。
発電所前を右折し約1キロで登山口のある夢想塾です。鉄塔付近に駐車するか少し戻って適当な空き地に停めます。
コース状況/
危険箇所等
山行当日の状況です。

登山口〜638ピーク〜鍋倉山
登山口にロープを伝う急登があります。638ピークまでは基本的に急登ですが500付近に傾斜が緩やかになるところがあります。植生は杉林(すぐに終わります)、アカマツと広葉樹の混合林、ブナ林と変化します。主尾根の638ピークに到達したら右に曲がります。雪はこの辺から出てきました。標高700m付近に左にルートをとって切通のようなところを通ります。ここから夏道は主尾根を直登せずに右側をトラバースするように付けられています。この辺は雪道になったり夏道になったりです。標高750m付近にまたまた切り通しのような地形があり、ここは左側斜面(北方向)へ登ります。その後少しずつ谷を回避するように右に回り込みながら見通しの良い緩斜面を登り切れば鍋倉山です。雪上歩行が本格的になるのは鍋倉山手前からです。

鍋倉山〜大地山
すぐ北側に丘が見えるのでそちらに進路をとります。丘に到達したら北東方向に大地山への尾根が続きますので少し降りてまた登り始めます。後はひたすら尾根筋を辿ります。838ピークを過ぎて950m付近になると広尾根になります。この区間3,4か所ほど夏道を拾うところがあります(ただし、帰りには夏道を回避して雪上歩行するトレースがありました)。

大地山〜初雪山
東方向へ降ります。最初の丘はピークやや右を行きます(右に巻き気味のトレースも帰路にはできていました)。この丘を降りて最低鞍部に到達しそこから登ろうとする箇所は雪が切れていて藪が出ています。右に回り込むように迂回ルートがあります(マーキングあり)。迂回してから1223ピークへ登ります。1223ピークの前後は雪庇が発達しているので稜線から距離をとってトレースがあります。鞍部へ降り切る直前に雪庇が落ちそうになっているところがありここは藪へ突っ込みます。次に登る最初の丘が1250、次が1247ピークです。1250ピークはかなり右にコースがとってあります。
さらに尾根を行きます。しばらくは広尾根です。1300m付近に特徴的な地形があります。窪地があり、これを避けて右を巻いて登ります。ここから登りきつくなり1431ピーク、直下のピーク(白金の頭から来る尾根との合流点)を経て頂上に至ります。
鍋倉山から負釣山方面です。負釣山の直上(向こう側)に前僧ヶ岳です。そこから左へ僧ヶ岳、前駒ケ岳、駒ケ岳、毛勝山、剱岳です。
2017年04月16日 06:43撮影 by  N01F, DoCoMo
1
4/16 6:43
鍋倉山から負釣山方面です。負釣山の直上(向こう側)に前僧ヶ岳です。そこから左へ僧ヶ岳、前駒ケ岳、駒ケ岳、毛勝山、剱岳です。
逆光で見えにくいですが鍋倉山から大地山を見ています。
2017年04月16日 06:44撮影 by  N01F, DoCoMo
4/16 6:44
逆光で見えにくいですが鍋倉山から大地山を見ています。
真ん中に二王山だと思います。
2017年04月16日 06:46撮影 by  N01F, DoCoMo
4/16 6:46
真ん中に二王山だと思います。
大地山直下の小ピークから初雪山方向です。1223ピークと1250ピークの鞍部から犬ケ岳が見えます。
2017年04月16日 08:08撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/16 8:08
大地山直下の小ピークから初雪山方向です。1223ピークと1250ピークの鞍部から犬ケ岳が見えます。
遠くに見えるのは朝日岳だと思います。
2017年04月16日 08:09撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/16 8:09
遠くに見えるのは朝日岳だと思います。
北方稜線の山々、下のほうまで見えてきました。負釣山の直上は烏帽子山あたりでしょうか。
2017年04月16日 08:09撮影 by  N01F, DoCoMo
4/16 8:09
北方稜線の山々、下のほうまで見えてきました。負釣山の直上は烏帽子山あたりでしょうか。
平野部が見えていました。
2017年04月16日 08:09撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/16 8:09
平野部が見えていました。
大地山から黒菱山(真ん中)を見ています。大地山のピークは平坦なので少し北に移動してきて撮影しています。
2017年04月16日 08:25撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/16 8:25
大地山から黒菱山(真ん中)を見ています。大地山のピークは平坦なので少し北に移動してきて撮影しています。
初雪山です。あそこまで歩く・・・。左奥のとんがったピークは犬ケ岳。

2017年04月16日 08:26撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/16 8:26
初雪山です。あそこまで歩く・・・。左奥のとんがったピークは犬ケ岳。

白鳥山を見ています。右へ、下駒ケ岳、菊石山、黄連山です。
2017年04月16日 08:26撮影 by  N01F, DoCoMo
4/16 8:26
白鳥山を見ています。右へ、下駒ケ岳、菊石山、黄連山です。
雪庇が発達しています。トレースが雪庇に近づかざるを得ないところもあってちょっと怖かったです。
2017年04月16日 09:24撮影 by  N01F, DoCoMo
4/16 9:24
雪庇が発達しています。トレースが雪庇に近づかざるを得ないところもあってちょっと怖かったです。
1250ピーク付近から後ろを振り返っています。1223ピークから降りきる直前の藪漕ぎポイントが見えています(雪が欠けているところ)。
2017年04月16日 09:45撮影 by  N01F, DoCoMo
4/16 9:45
1250ピーク付近から後ろを振り返っています。1223ピークから降りきる直前の藪漕ぎポイントが見えています(雪が欠けているところ)。
目標の山がだんだん近づいてはいますがまだ遠く感じます。
2017年04月16日 10:00撮影 by  N01F, DoCoMo
4/16 10:00
目標の山がだんだん近づいてはいますがまだ遠く感じます。
頂上直下で南から尾根が合流する地点から撮影。後ろを振り返っています。よく歩いてきたものです。
2017年04月16日 11:17撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/16 11:17
頂上直下で南から尾根が合流する地点から撮影。後ろを振り返っています。よく歩いてきたものです。
右のとんがりは犬ケ岳。中央奥は黒姫山。
2017年04月16日 11:33撮影 by  N01F, DoCoMo
4/16 11:33
右のとんがりは犬ケ岳。中央奥は黒姫山。
栂海新道の山々なのですが黒岩山などが見えているのでしょうか。
2017年04月16日 11:33撮影 by  N01F, DoCoMo
4/16 11:33
栂海新道の山々なのですが黒岩山などが見えているのでしょうか。
朝日岳方面
2017年04月16日 11:33撮影 by  N01F, DoCoMo
4/16 11:33
朝日岳方面
奥にうっすらと妙高山など
2017年04月16日 11:33撮影 by  N01F, DoCoMo
4/16 11:33
奥にうっすらと妙高山など
初雪山山頂から白鳥山。
2017年04月16日 11:33撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/16 11:33
初雪山山頂から白鳥山。
犬ケ岳を中心に。
2017年04月16日 11:33撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/16 11:33
犬ケ岳を中心に。
さあ、帰りましょう。
2017年04月16日 11:50撮影 by  N01F, DoCoMo
4/16 11:50
さあ、帰りましょう。
見返りの初雪山。
2017年04月16日 11:56撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/16 11:56
見返りの初雪山。
1300m付近。足跡のように見えるところ、幕営適地かと思いますが、テント担いでここまで来れる人は余裕で日帰りできそうですね。
2017年04月16日 12:14撮影 by  N01F, DoCoMo
4/16 12:14
1300m付近。足跡のように見えるところ、幕営適地かと思いますが、テント担いでここまで来れる人は余裕で日帰りできそうですね。
1220m付近の真っ平なところも幕営適地かと思います。今度来る時は狙ってみようかな。
2017年04月16日 12:32撮影 by  N01F, DoCoMo
4/16 12:32
1220m付近の真っ平なところも幕営適地かと思います。今度来る時は狙ってみようかな。
藪漕ぎポイントがちょっと遠くに見えているのですがわかりますでしょうか(手前の藪ではありません)。
2017年04月16日 12:50撮影 by  N01F, DoCoMo
4/16 12:50
藪漕ぎポイントがちょっと遠くに見えているのですがわかりますでしょうか(手前の藪ではありません)。
登り切れば大地山、疲れた足に登り返しはきついです。
2017年04月16日 13:44撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/16 13:44
登り切れば大地山、疲れた足に登り返しはきついです。
大地山から帰路を見ています。まだ遠い。
2017年04月16日 13:59撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/16 13:59
大地山から帰路を見ています。まだ遠い。
鍋倉山まで戻ってきました。午後の光を浴びた初雪山を見ています。
2017年04月16日 14:58撮影 by  N01F, DoCoMo
4/16 14:58
鍋倉山まで戻ってきました。午後の光を浴びた初雪山を見ています。
撮影機器:

装備

備考 全行程ツボ足。最初はピッケルを持ちましたがストックにチェンジしました。ワカンは持参せず。アイゼンは持参するも未使用。
暑くなりそうだったので水は3.5リットル用意。しかし、風が強くて涼しかったせいか消費は2.5リットル(うち500mlはアミノバイタル水)でした。
今回はアミノバイタルでドーピングしましたが多分効果があったと思います。
日焼け止めを忘れて顔真っ赤になってしまいました。

感想

足の遅い自分にとって初雪山は残雪期テント泊で行きたい山です。昨年晩秋に鍋倉山まで偵察していますが結構大変そうだなあ、という感触でした。今回は週末2日続けての好天が欲しいところでしたが適期に入ってからは1日だけ好天とか両方ダメとかが続き、賞味期限切れぎりぎりと思われる本日、日帰りで決行することにしました。

登山口〜638ピーク〜鍋倉山
638ピークへ出るまではとにかくゆっくり移動することを心がけました。標高500m付近に変な形のアカマツがあるのでそこで休憩しました。主尾根へ出てからは楽に行けましたがちょっと迷うような個所もありました。標高700〜750m付近は粘土質の登山道で帰路は難儀しました。

鍋倉山〜大地山
細かいアップダウンがあって「あ、これ巻くことできたんだ」という局面がありました(帰路には巻くトレースもできています)。
印象に残っているのはちょっとした丘の右に歩きやすそうな谷があり、帰路にチェックしたらクリアできそうだったのでそこも有力なコースだと思いました(テントも張れそうです)。
あと広尾根は状況によっては迷いやすいと思いました。

大地山〜初雪山
とにかく長くてしんどいのですが眺望が良いのでいい気分で歩けました。
藪の回避や藪漕ぎが面倒でしたがこれも良い経験だと思います。藪のことからして初雪山の賞味期限はぎりぎり来週あたりでしょうか(来週では厳しいかな)。
初雪山の頂上は風が強かったです。あと、帰路も全般的に風が強かったですが大地から先は無風状態に近くなりました。

今回大地山経由で初雪山へ登った登山者は自分を含めて11名だったようです(土曜日にテント泊した2名を含む)。
日帰り登山者9名のうち、自分は2番目に登り始め、7番目に降りてきたようです。鈍足はまあ仕方ないとして、今回は「日帰りは無理だと思っていたがなんとかなった」ことを評価したいです。12〜13時間を覚悟しており、場合によってはヘッデン下山もありと考えていたので。次回があるとしたらのんびりとテントを担いでいきたいです。


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