春間近な上州三峰山(カタクリ・水芭蕉情報)
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 824m
- 下り
- 811m
コースタイム
天候 | 曇ったり晴れたり 朝のうちは小雨もパラリ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2万5千の地図上の1088m地点には雪がびっしり残っていて道が見えません。テープマーキングも乏しく迷いやすいので要注意箇所です。 他は、標識もしっかりあるので迷うことはないでしょう。 |
写真
感想
関越道を走っているととても気になる山がある。関越道だけでなく、武尊山に登っても、平標山に登っても気になる山である。高さはさほどないがその大きな図体が気になるのである。
気にはなっていても周囲に登りたい山がいくつもあったのでつい最近まで食指が動かなかったが、先日、吾妻耶山から大峰山を歩いてからは「次はあのでかい図体の三峰山を歩いてみよう」と思ったのである。登るのではなく、あの長くて大きな頂上稜線を歩くのである。
稜線直下の河内神社付近まで車道が通じているので車で上れば三峰山まで往復3時間ちょっとで行けるようだが、これでは折角高速道路を使って遠征するのだからもったいない気がするので麓の竜谷寺から歩くことにした。
関東地方は快晴の予報だったのに竜谷寺に着いたときには空は真っ黒。今日は絶対に雨具は要らないと思っていたのにパラパラと小雨も降っている。取り出した雨具を再びザックに詰め込んで出発した。
車は、お寺の駐車場もあったが無断でとめては失礼なのですぐ近くの跨線橋のたもとの駐車スペースにとめた。満開の桜の下でなかなかいい雰囲気の場所だ。
畑の中の一本道が三峰山に向かって伸びている。その畑を二分するかのようにトカゲの尻尾のような尾根が三峰山から下りてきている。この先端が登山口である。河内神社の参道にもなっているらしく石仏や鳥居がある。しっかり手入れのされた歩きやすい道である。
小一時間も登ると麓から登ってきた車道に出る。車道の終点からは大岩がゴロゴロした参道をしばらく登ると河内神社に着いた。この神社からの展望が素晴らしい。
朝の雨はあがって春霞の中に子持山から赤城山が浮かんでいる。ベンチもあるので山に登らなくても天気の良い日にお弁当を持ってここに登るだけでもいい感じである。ちょっと早いが展望を楽しみながら大休止とした。
重い腰を上げて歩き出したらすぐに頂上稜線に出た。河内神社は稜線直下にあるのだ。
ほぼ平らな稜線を快適に歩く。
帰りに寄る三峰沼への分岐を見送って松林が雑木林に変わったころから雪が出始めた。最初のうちは登山道の脇にちらほら残っている程度だったが一段上った小広い稜線にはびっしり残っていた。もぐるような雪ではないので歩くには何ら支障はないのだがトレースがないので道がわからない。
わずかなマーキングテープを頼りにこの広場を抜けると小さなアップダウンが始まった。三峰の由来となったピークなんだろう。雪が溶けた落ち葉の間からカタクリの葉が出始めていた。開花まではあと一、二週間は必要だろう。
このカタクリの群生地の前のピークが三峰山の山頂であった。北側が開けていて谷川岳方面が見えている。方面であって谷川岳本峰は雲の中である。前衛の小出俣山から安能川岳だけが真っ白な山容を見せている。天気が良ければ谷川岳がバッチリ見えそうである。
雪山から吹いてくる風が冷たいが気温は20度近くある。座ったベンチが暖かくて気持ちが良かった。誰もいない静かな落ち着いた山頂で気持ちがいい。ちょっとのんびりしていこう。
下山路は、稜線から三峰沼を経由して竜谷寺まで戻るのだが、行きに迷いかけた雪がびっしり残った平坦な稜線で再び道に迷いかけた。二重山稜のような稜線なので違う稜線に迷い込んだら大変だったが、何とか登山道に戻って事なきに済んだ。雪が深かったら迷うこと必至だ。
三峰沼は結構標高が高い場所にあった。灌漑用水用のため池である。よくこんな高い場所に造ったものだと感心する。湿地帯に水芭蕉が新芽を出していた。かたくり同様、開花まで一、二週間は必要そうだ。
今日は、膝の調子があまりよくない。大岩がゴロゴロした急坂がきつかった。農道に出るとあとは子持山や赤城山を見ながらふらぶらと竜谷寺までは戻るだけだった。振り返ると三峰山がどっかりと腰を据えている。いかにも地元の人たちに馴れ親しんだ里山の風格が感じられた。
コメント
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こんにちは。
私は2月に三峰山に登りましたが、その時とはすっかり景色が変わり、春を感じられるようになってきたんですね。
季節を強く感じられるから、山登りは止められません。
youjiさんのレコを拝見し、いつかこの山に春にも登ってみたいと思いました。
おはようございます。
コメント、ありがとうございます。
今回の山行を思い立ち、貴兄の2月のレコを山行にさせていただきました。
あの雪では私ではいけないと思ったので、雪の消えた4月にしました。
下界の桜。河内神社の展望。快適な稜線歩きと里山歩きを満喫しました。
カタクリ、水芭蕉はゴールデンウィークが最盛期になりそうです。
混雑は嫌ですが花を見たい気もします。
お手頃の山なので、いつか、スノーシューを持って歩きたいとも思っています。
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