北穂高岳 〜360度の絶景〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 33.0km
- 登り
- 1,724m
- 下り
- 1,711m
コースタイム
- 山行
- 8:23
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 8:47
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 7:05
天候 | 29日 曇りのち雷雪。 その時見た大振りの雪は、霰(あられ)かなと思って調べてみると、 5mm以上のものは雹(ひょう)と区別するみたいですね。 一番激しい時は霰と雹が混じって、斜面を流れ落ちていました。 30日 夜半まで曇り細雪、夜明け前には白み掛かってはいるものの晴天、 日中は快晴。 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
翌朝、松本電鉄0445発。 新島々でアルピコ交通バスに乗換えて、0625上高地着。 帰路は、同ルートを辿ります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
そんなに多くない経験の中でも、飛び抜けてビックリするくらい雪が残ってました。 上高地から明神館への道程でも、登山道にも所々雪(氷)が残っています。 その為、行きはそうでもありませんでしたが、 帰りは、徳沢園から小梨平にかけて所々で水たまりの道を歩くようになります。 本谷橋から涸沢。 雪たっぷり、去年同じ日に夏道を歩いたのとは大違い。 それでも、行き帰りでの状況だと、涸沢まではアイゼン付けずにも歩けました。 涸沢から北穂高岳。 週始め、26日から27日未明に降った新雪が、 涸沢でも薄っすらと認められましたが、 29日の登り始め、下の方は最中というんでしょうか、 不甲斐ないながらも、歩いて行ける雪でしたが、 名前がはっきりしませんが、目印の岩の手前くらいから、 ふわふわした感じで、三歩進んで二歩下がる事がないように 確実に一歩一歩行かないと危ない感じ。 山頂までも、安定しない新雪の雪が続いていました。 下山時も、雪の状態はそんなに変わらず、 新雪ゆえ下り易くはありましたが、 目印の岩付近だけは少し雪が締まっていて、 斜度も大きいので 少し気を遣いました。 雪が締まっている分、足場を誤ると滑り落ちます。 ルートは手書きです。 |
その他周辺情報 | 予定より早く下山できたので、珍しく温泉に入れました。 小梨の湯¥600円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
サングラス
タオル
ストック
カメラ
ポール
ヘルメット
|
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感想
一年越しの日。
体と休みと天気が合って、ムーンライト信州と松本電鉄の対応列車が運行される限り、4月29日は北穂に登りたい。
結果的には何とか行けましたが、
ひとつ間違っていたら、と考えると、
状況判断の難しさを考えさせられた山行となりました。
27日にようやく準備を整えて、
28日は早々に帰宅。
ネットで現地の状況はと見てみると、26日から27日にかけて結構な降雪があったようです。
北穂高小屋にも状況を聞いてみると、
新雪がまだ安定していないので、
少しでも不安があるようなら見合わせた方が良いという旨。
雷雪の予報も出ているので、という事でした。
29日の山頂は無理かもしれないと感じ、
それならテン泊⁉
準備する時間がありません。
名古屋からバスで松本まで運んでもらい、
当日の状況を見ながらの行程とすることにしました。
現地でも提出した登山計画書は、泊地、北穂高小屋。
何か、きっかけを見つけて登ろうという思いがあったことは否めません。
上高地からは、曇り空のスタート。
いきなりの残雪にびっくりします。
今年はどこも雪が多かったんですね。
ザックの背負い方のお陰で、快調に涸沢まで。
少し手前から、奥穂に掛かるガスがずっと目に入ります。
北穂側はそれほどガスは見えませんでしたが、
午前中に抜けると期待していた気圧の谷は、遅れ気味なのか、
午後に掛けて悪くなる予報でした。
涸沢小屋に掛かる頃、北穂に向かう3名の登山者。
涸沢小屋では、これから北穂に登られるという方が準備をされていました。
情報を見ようとしたタブレットは圏外で、上空の雲と相談。
少し、曇り空に切れ間が見られて、青空が見えたりします。
アイゼンを準備したところで、北穂に登る事を決めていました。
やっぱり、午前中で峠を過ぎて、思ったより悪くならなかったんだと、
都合よく解釈して。
例え悪くなるようでも、先行者に近いところで登った方がいいだろうと。
涸沢小屋を後にしました。
登り始めて1時間と少しでしょうか。
それまでも、雪が舞ったり、飛雪が飛んできたりで、
前方の視界が悪くなることは度々ありましたが、
一時待つと先行者が確認できる距離感で進んでいました。
突然に、空が光ると、雷鳴が轟きました。
雪も、強くはないながら、今まで見た事がないような塊の雪でした。
光ったのは3度ほど、雷鳴が聞こえたのは6度ほどで、
もう少し北側の山域のようでしたが、かなり近い印象でした。
幸いにも、それ以降、悪化することはありませんでしたが、
身を危険に晒すことになったのは、反省すべき点です。
幸いに辿り着けた山頂。
視界もなく、すぐに北穂高小屋へ。
前年に続き、この日も宿泊者は8名。
後でわかったことですが、私含めて5名は前年同日の小屋開けの日に宿泊されたのだとか。
恐らくは、来年もお会いすることになるのかもしれませんね。
夕方から宵時にかけて、好転することを期待していましたが、
細雪が降り続きました。
夜中に起きてみても、上空にはガスが漂っているようで、
翌朝に期待して再度の就寝。
日の出前のゴールデンタイム。
あいにく、低いところにガスが掛かっていました。
少し白いオレンジの東の空、ガスの間からオレンジの日の出。
上手くしたらモルゲンも見れてたかもしれませんが、
山頂への階段も降雪で危うくなっていて、
気がつけば、明るい太陽になっていました。
折角持って上がったレンズなので、
交換交換しながら、同じような風景を撮り続けます。
北穂から見る奥穂に前穂、明神や、東の山もいいんですが。
やっぱり、写真の中心には槍ヶ岳を入れてしまいます。
キレットなんかを見ても、雪の多さがわかります。
前年はカチカチの雪が嫌で、遅めのスタートにしましたが、
早めに下りようと思った今回もそれほど早くはスタートできませんでした。
下山は、少し気を遣うところもありましたが、
概ね歩きやすい状況でした。
無事に下山できて何より。
来年も、北穂高小屋で4人の方にお会いしたいと思います。
fujimonさん、こんばんは。
本当に素晴らしい景色ですね!
なかなか・・・残雪の北穂、誰でも行けるものではありませんが、
こんな景色が見られるとは・・・いつか目指したいものです!!
earielさん、こんばんは
コメントありがとうございます
残雪期の北穂高岳も3年目。
思えば、ヤマレコの最初の記録がその時の北穂高岳でした。
最初は、涸沢でテン泊でしたが、
山頂からの景色を見てしまうと、、、
毎年訪れたいところになりました
高山では、冬と春がせめぎ合いする時期がGWの頃と重なるんでしょうね。
ずっと絶好の天気というのはなかなか難しいのかもしれませんが、
一瞬でも、出会ってしまうと、虜になるので、
北穂高小屋の泊まりがオススメですよ〜
フジモンさん、こんにちは
この日、たまたま知人が涸沢にテン泊していて、北穂がデブリになったと話していたので、フジモンさんどうしたか心配してました
とにかく何事もなくて良かったです
今年は雪多いですね
二日目はバッチリ晴れてくれて、やはり北穂からは最高のロケーション
ここの稜線上は魅力的ですね
お疲れさまでした
ぽんさん、こんにちは〜
コメントありがとうございます
下山時に小さなデブリ跡を見ましたが、
日中にもあったみたいで。
ご心配をお掛けしました
前日の天気もそうですが。結果、良かったです。
今年は雪多いですよ〜
まだまだ楽しめそうです
2日目の青空もありがたい限りで、
時間にして3時間ほど外に居たと思いますが、
北穂から見る景色にはまったく飽きませんね
ポカポカ陽気に風もなくて、最高の朝でした♪♪
フジモンさん、こんにちは〜
北穂小屋の雪の回廊にビックリ
雪崩のニュースも聞く中、ご無事で何よりでした
やはりこの時期の北穂からの眺めは絶品ですね
何と言ってもまずは白い槍ケ岳ですね。
奥穂からジャンダルム、前穂への吊尾根も今だけの景色。
一度見ちゃうとまた来年もって気持ちよく判りますよ
北穂小屋には泊まったことが無いので、今度私もモルゲンに染まる槍穂を眺めに
行ってみたいと思います。
お疲れさまでした〜
nbさん、こんにちは〜
コメントありがとうございます
今年は、室堂の雪の大谷を見に行けずに。残念な思いでいましたが、
ありましたよ 北穂にも雪の大谷が
幸運にも、無事に下山する事ができました。
下山中に雪の塊が集まりながら流れて行ったりしていて、
雪崩の赤ちゃんみたい。だと、のんびり考えてたりしてましたが、
季節外れの積雪は、多くの危険の塊だと認識できました。
この時期、他の場所に入った事がないので、比較対象がないですが、
それでも北穂からの眺めが1番ですね〜
去年も今年もいいものが見られて
来年はもっと凄いのを見せてくれないかと。
今から期待しています
nbさんも、ぜひ♪北穂高小屋に
fujimonさん、こんにちわ。
4/29は寒気が入ってくる予報だったので心配していました。
山の雷はほんと怖いですよね。雪崩も起きていたようで、本当に無事で良かったです。
それを越えての北穂からの景色!
これだけ真っ白な景色はなかなか春には見られないですよね。
自分も北穂の小屋に泊まってみたくなりました。
maruiさん、こんにちは♪
コメントありがとうございます
ご心配お掛けしました〜。
29日。涸沢小屋から見た切れ間の青空を理由にして先に進んでしまいましたが、
結果的に、寒気の南下具合なのか、北穂に守られたいたのか、
それ程激しい気象にならなかったのが幸いでした。
山での雷は、初めてやったんで。光る度に斜面に伏せてましたよ
通り過ぎるまでじっとしとこうかとも思い、
斜面を流れる雪でトレースが消えて行くので、先を急がないとと思ったり。
流れる雪の粒がどんどん大きくなって、塊の雪を見たのは初めてで、
写真撮っとけば良かったと、後で後悔しました
この時期。これだけの白い景色が見れるのはいいですよね
次の4月30日の朝も、北穂高小屋で迎えられるように、
今年も一年楽しんでいきたいです
ぜひ〜♪maruiさんも北穂高小屋へ〜
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