記録ID: 1125781
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
爺ヶ岳、鹿島槍
2017年05月03日(水) ~
2017年05月04日(木)
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 32:18
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 2,332m
- 下り
- 2,346m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 8:16
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ー 登山口 ー 登山口に県警のテントが特設され、県警職員と対面で登山届を出すシステムでした。 自分は、3月の唐松岳登山の時に登山届の用紙を数枚もらって帰っていたので、今回は予め記入しておいたものを提出しスムーズに届を出すことが出来ました。 ー 登山口〜樹林帯 ー 登り初めからすぐに雪があらわれたが、朝の低温時は程よく締まっておりツボ足で歩けた。標高が上がるにつれ雪も増えてきてアイゼンが欲しくなったが、夏道も時折あらわれアイゼンを着けるタイミングが難しかった。自分は少し早めにアイゼンを着け雪の無い夏道をけっこう歩かされた。 ー 稜線 ー 樹林帯を抜けると、急こう配の雪道に変る。そのタイミングでアイゼンとピッケルに換装するのがベストと思われた。 踏み抜きの跡があちこちに有り注意を促された。 爺ヶ岳直下の稜線の登りは、雪のほとんどない西側の道と、数メートル東にずれた雪道の二通りの道があり、皆さん好きな方を選んで登っていたようだ。 雪道の方が歩きやすいが結構踏み抜きのリスクがあったので、自分はアイゼンを外して雪の無い西側を進んだ。 二つの道の間にはハイマツ帯があり、簡単に相互移動ができなかった。 爺ヶ岳南峰以降はアイゼンを着けて進むが、雪の無い夏道を歩くことも少なくなかった。全体的に急こう配の地形なので樹林帯を抜けてからはピッケルの方が安心できた。 ー 樹林帯帰り ー 4日は気温が高く、昼の時間ともなると多く残った雪がかなり腐っていた。 しかし、多くの登山者に踏み固められたトレースは、表面はシャーベット状だが、安定したステップを切れない程の硬さになっておりツボ足での歩行がかなりめんどくさかった。トレースの横の未踏斜面を下るとかなり快適に降れたが道を見失いかねないのでトレースに戻ると雪質が急に変わり何度もスリップ転倒した。悪雪悪路にやたら神経を使いひどくキツイ下りとなった。 多く残った雪が崩壊していく過程ということなのだろう。踏み抜きも多かった。 ここが全行程で一番の危険個所と言えなくもない。 泥だらけになるのを覚悟でアイゼンを装備していれば少しは楽だったかもしれない。 |
その他周辺情報 | GWはどこも混み合ってる温泉ですが、「上原(わっぱら)の湯」は空いていました。 HP↓ http://www.s-seiun.co.jp/shisetsu/wappara/index.html 同じ登山者も何人か見かけました。かけ流しですが露天風呂はありません。 ただ、16時ごろから急に込み始めました。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
スコップ
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
補修キット
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
ゴーグル
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
シュラフカバー
ストック
使い捨てカイロ
|
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感想
初めて鹿島槍ヶ岳の名前を知ったのは、大学の山岳部の部室で見た、会った事のない山岳部OB生の山行記録だった。槍ヶ岳と同じ名前の山なんてなんか変。それが第一印象。二つのピークがあるのも槍っぽくないじゃんって思ってた。その二つのピークを、そのOB生は猫の耳に例えていたりした。それが印象に残った理由かもしれない。
愛知県から安曇野市に引っ越して4年。念願の家を手に入れた。その家のリビングのソファーに座ると爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳が見える。初めてその窓からの景色を見た瞬間からこの三山が特別になった。まだ行けてないあの三山を登るのが目標になった。中でも真ん中にある猫の耳は一際強い憧れの気持ちを抱かせた。大袈裟だが「幸せのシンボル」のような存在。そう思うようになって2年!ついに爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳の稜線を歩くことができた!なんてすばらしいのだろう!!目に涙をうかべるのであった。
今回は反省点も多かった。転倒が沢山あったし、サングラスも破損した。
一番きつかったのは荷物の重さだ。
テント泊は2年半前の2014年11月の蝶ヶ岳以来だった。ここ五年間で3回目のテント山行となる。
テント泊装備の重さに身体が悲鳴をあげていた。こんな調子では岩稜の穂高岳縦走など夢のまた夢だ。怖い。
テントをデポして行動できる山も少なくはないが背負い続ける体力を作らなくてはいけないと思った。だってテント泊はやっぱり楽しいのだ(*´∇`*)
酒が飲めるし。夕焼けと朝焼けと夜の満天の星にも会える。
頑張ろう(ง •̀ω•́)ง✧
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