白山
- GPS
- 34:18
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,973m
- 下り
- 1,972m
コースタイム
- 山行
- 6:06
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:36
- 山行
- 8:36
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 10:00
天候 | 両日とも快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
県道33号線で市ノ瀬ビジターセンターへ。 |
写真
感想
今年のGWは恒例の北ア(白馬岳あたり)と
考えておりましたが、色々と検討した結果
白山へ行こうと決めました。
以前夏場に白山へ行った時から次は
積雪期に登って一泊してゆっくり楽しみたい
と思っていたのでした。
時期的に一ノ瀬ビジターセンターから別当出会まで
バスは無いので歩行距離はその分長くなるのですが
それでもそう長丁場になる山行ではないので
妻と二人で張切って行って来ました。
前日の21時過ぎに自宅を出発し順調に一ノ瀬に
到着、夜明けまで仮眠をとります。
日の出とともに準備開始、妻の作ったお弁当を
食べて出発します。
別当出会までの道で知り合った大ベテランの
単独男性の方とお話ししながら歩いて行きます。
この方は長年白山で自主ボランティアされたりする
凄い方で色々楽しいお話をお聞きする事が出来ました。
この方とは翌日の下山まで要所要所でご一緒出来て
ほんとうに親近感のあるナイスな「山男」でした。
途中妻が追いついてくるのを待ちつつ別当出会に到着。
そこから中飯場の少し手前でアイゼンを装着し本格的に
雪の登りが始まります。
しかし、この日は最高の晴天であると同時に気温も
高く汗だくになります。しかも久々の重装備で
いつもより体力の消耗が早い・・・。
妻もさすがにペースが上がらないようです。
そうこうしていると甚之助小屋に到着しました。
実はここから南竜分岐まで上がって南竜ヶ馬場の
テン場まで行く予定だったのですが
分岐からのトラバスが予想より危険である事と
妻のコンディション(絶対滑落させない)を
心配してここで一晩過ごす事にしました。
その時小屋には途中からご一緒していた方が
一泊するとの事でした。
私は考えた挙げく小屋の手前に生えている木の
傍にテントを張りました。妻は即テントで爆睡です・・。
(当翌日の登山者と関係者の皆様、白山の神様申訳ありませんでした)
私が装備品を片付けていると、この日は砂防新道最後の
登山者となる方が登って来られました。
どうやらその方は宮下由美子さんという白山の
色々な活動をされているお偉い方のようです。
私は挨拶をしましたがその方は小屋にいる方と
白山時事について何やら色々とお話しされていました。
そのあと宮下さんと思われる方は室堂へ行くと出発されました。
私たちは夕暮れまでに食事を済ませて日没とともに
ぐっすりと就寝しました。この夜は少し風はあったものの
十分熟睡する事が出来ました。
翌朝は引き続き快晴です。しかも前日より気温が上がるようです。
朝6時くらいでも雪面はクラストしておらず出発時の
7時ごろはアイゼンが効きやすい良い感じの雪でした。
ここからのルートは安全策として室堂の方が立てている
目印に沿って黒ぼこ岩へ行くコースなのですが長いトラバスと
黒ぼこ岩直下の急坂が結構ハードで妻もビビっておりました。
(私も飛騨沢の二の舞は嫌だと緊張しっぱなしでした)
ちなみに距離が少し短いエコーラインは更にリスキーなルートです。
夫婦でゆっくり確実に歩みを進め無事黒ぼこ岩に到着。
室堂とピークは目の前です。
少し休憩した後は弥陀ヶ原を気持ちよく歩き、ハイマツに囲まれながら
室堂まで上がってゆきます。室堂で空身になってピークを目指します。
登りはほぼ夏道で安全にピークまで行く事が出来ました。
山頂に着いて真っ先にお詣り。周りの景色はこの時期こその絶景!
妻はこの景観に大興奮!!
私「きてよかったな」
妻「やっぱり白山の頂上は凄いナ〜」
写真を沢山撮って一息ついたら下山します。
この頃には雪も適度に緩みだし安全に下る事が出来ます。
室堂まで雪面を一気に下ってゆきます。
室堂でまた一息入れた後は一ノ瀬ビジターセンターまで
一気に下ってゆきます。途中、甚之助小屋でデポっていた
荷物を回収して急ぎ足で下ってゆきます。
帰りは昨日以上の陽気で正直脱水症状になるんじゃないかと
思うほどフラフラになりながら(私だけ)別当出会に到着。
一ノ瀬まではゆっくり歩行。
気が付けば駐車場に帰って来ていました。
この二日間GWでもあり、もっと多くの登山者がいるのかと
思いきやイメージしていたよりもずっと人は少なく静かな山行でした。
下山後は前にも行った「白峰温泉白峰総湯」で二日間の汗を流し、
金沢市内で後泊し美味しい海鮮丼を食べて「白山比弯声辧廚悗詣り。
今山行の無事のお礼とテン泊のお詫びをしてきました。
妻はちゃっかり御朱印も頂いたようです。
今回は少々予定通り行かなかった事もありましたが
何せ無事妻を山頂までリードし下山出来たとホッとしております。
妻曰く「やっぱり白山凄いナ〜!」との事です。
最後に、今後白山へは絶対テントは持って行きません。
・・・・今度はお花の季節に行きたいな。
暑かったけれど、なかなか良い日でしたね。
5月3日に御前峰山頂直下ですれ違ったスキーヤーです(^^)
割と離れていましたが、お二人の姿が印象に残っていたので、山行記録をみてわかりました。
「では戻ります」の写真で後ろに写っているのは私ですね!!
そして、飛騨沢の件が気になって記録を覗いてみると、2013年5月4日になんと槍平でお会いしているではありませんか!?
この時も仲の良いお二人の姿が印象に残ってますよ(^^)
テントは、個人的には積雪期でゴミさえ持ち帰れば問題ないと考えますが、たくさんの登山者が通る場所ですから結構目立ってましたね。
また、何時か何処かで会えるかも知れませんね(^^)
take6506さん、
ご丁寧なコメントありがとうございます
3日の山頂直下で私達とすれ違ってたんですね!?
感激です。この日もBCの方が何人もおられましたし
登下山中も滑走される姿を見て
私「やっぱり山スキーカッコいいし気持ち良さそう」
妻「重い板私は絶対ムリっ」
という会話を繰り返しておりました・・。
しかも、take6506さん私たち夫婦思い出の
「飛騨沢夫婦滑落事件」'13の時も槍平でお会いしていたとは
凄い偶然ですね(驚)('14の飛騨沢はガチ事件でしたが・・)
仰るようにまた何処かGWの時期にお会いしそうですねっ
今度BCの方々とすれ違う時は気を付けるようにします!
テントの件はお恥ずかしいというか
3日は妻の滑落防止とテントの事ばかり考えていましたから
ほんとうに申し訳ない失態でした。
take6506さん、今年は雪も多く信州の方でもう少し
滑れそうですね。くれぐれもお気をつけて。
またお逢い出来る事を楽しみにしております。
ありがとうございました
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