大峰奥駈道
- GPS
- 51:49
- 距離
- 103km
- 登り
- 8,062m
- 下り
- 8,328m
コースタイム
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 8:40
- 山行
- 9:38
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 12:18
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 3:21
- 合計
- 10:29
- 山行
- 9:43
- 休憩
- 2:59
- 合計
- 12:42
天候 | 晴れ、曇り、晴れ、雨、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
昭文社の5万分の1地形図で指定されている危険個所は、通常の登山経験があれば特に危険ではない。(鎖を使ったことがないというような人には危険だと思われる)笠捨山の次のピークの地蔵岳(1250m)前後の鎖場は手がかり、足掛かりとなる木の根や岩のでっぱりなどがあり、岩や木の根のコケが濡れて滑りやすい状態でも特に危険を感じることはなかった。平治の宿を出てすぐの転法輪岳の次のピークの俱利伽羅岳の南尾根へ向かう途中、西の尾根へ向かうルートの踏み後がはっきりしすぎていてつられて少し谷を下ってしまった。行仙小屋で山彦グループのメンバーに会い報告すると、ここは道間違えをする人が後を絶たないらしく、看板を設置するかどうするか対策を検討中とのことだった。前日にナイトハイクをした人たちもここを間違えたらしい。弥山への登りは階段が延々と続いてコース中一番辛くかんじた。また、連休中の登山ラッシュで、まるでシーズン中の北アルプスのような込み具合だった。 一番最後に大斎原へ向かう橋を渡らずに尾根の付け根を東に向かう古道跡を通って河原に降りたが、道がガレガレに荒れていて、数年以内には歩けなくなりそうだった。熊野川をはだしで渡渉するとき、手前側の川床はコケでぬめった大小の岩だらけで、腿高さある水勢の強い川の中でバランスを保つのが難しかった。はだしで川を渡ったことのない人、背丈のあまりない人はやめておいた方が良いと思った。 |
その他周辺情報 | 熊野大社の境内にある和菓子屋の「もうで饅頭」は絶品だった。3〜4日しか日持ちしないが、お土産には間違いのない逸品。また、隣にある喫茶店の抹茶カステラも逸品。大社からタクシーで温泉へ移動しようと思ったが、タクシーが全く来ず、バスを利用して移動した。歩いて移動した場合、最低でも30〜40分はかかる距離。湯の峰のつぼ湯にも入りたかったが、順番待ちになって帰りのバスを逃すといけないので、渡瀬温泉の大露天風呂で疲れを取った。露天風呂が大小5つくらいあるまさに「大」露天風呂で春の昼の日差しを浴びながら5日間の疲れをいやすのは何とも言えなかった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ジャケット
ズボン
靴下
防水グローブ
雨具
ライトシェル
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
食料4日分
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
スイスカード
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ポール
グランドシート
テント
フライシート
水3.35L
GPSロガー
携帯バッテリ
シュラフ
テントマット
シュラフマット
|
---|---|
備考 | 行動食を多めに入れすぎたのと朝食は味噌汁だけで十分だった。夕食は米1合は少し多かったので、次回は0.8~0.9合に調節。今回初めてプラティパスを使ったが、水を使うごとに減容できるのは優れている半面、水を移す作業が難しく、慣れが必要。コーヒーを必要最小限にしたが、朝晩飲むくらいの量を持っていけばよかったと思った。 |
感想
10年前にスペインの巡礼路を歩き終わった時、次に行くなら四国か熊野と思っていた思いがふいにかなった。ゴールデンウィークの5連休を利用してぎりぎり4泊5日でのプラン。3泊4日で歩く人が結構いたが、4泊しても少し足早に通り過ぎた感じがあり、日程に余裕があるなら5泊はしてゆっくりと悠久の歴史に思いを馳せながら寄り道したりして歩くべきとも思う。
トレイルランというのが最近ははやっているらしく、随所でそういういで立ちをした人たちが足早に通り過ぎていくのを目撃した。ある山小屋で聞いた話では深夜にそういう人たちがやってきて寝るわけでもなく、ガサゴソと小屋の中を少し利用しただけでまた立ち去っていくらしく、普通に山小屋を利用する一般の登山客がゆっくり休めなかったりと軋轢を起こしかけているようだった。自分の限界に挑戦するというのも悪いことではないと思うけれど、ストックで山を突き刺しながら、景色も遺跡も神仏にもゆっくりと敬意を払う暇もなく山を疾走していく人たちと、一般に山に入る人との大きな違いは、山を愛する度合いの違いかもしれないと、ふと思ったりもした。もっとも、昔と違い、いまは誰もかれもストックで山を突き刺して歩いているのがずいぶんと気になった。ただでさえ足で踏んで山を痛めているのに、さらにストックで山を突き刺し削るのはどうなのかな、と思う。中年になって突然山登りを始めるような場合はストックなしではろくに歩けないだろうし、ケガもするかもしれないけれど、雪上歩行以外はストックは使うべきではないと考えるのはもう古いのかもしれない。
気になったのは森の中の狭い山道のど真ん中でたき火をした後(新しい)があったこと。昼間にするとも思えず、夜間にやったのだとすると、作法をわきまえている行者がするはずもなく、やはりトレイルランとか、ナイトハイクをする人の中に山のことや他の人のことを顧みず、自分の都合だけでマナーのない行為に及ぶ人がいるようで、残念でならない。
それにしても弥山の人の多さにはびっくりしたが、日没やご来光を八経ヶ岳で拝もうと思えば、弥山は最高の宿泊スポットだと思う。もし一日だけ大峰に来るチャンスがあるなら、自分もここを選ぶと思う。
無事、奥駈完走、おめでとうございます。
ヤマレコの縦走特集を見ていたら、同じ日程の方がいて、もしやと思い、拝見すると、やはりそうでした。
吉野駅で写真を撮った者です。
玉置山へは行きたいような、行きたくないような気になりました。
私の方は太古の辻から前鬼に下山しましたが、延々と続く下りと林道歩きは足に堪えました。前鬼の宿坊は静かで、里山風景に癒されました。
バスには十分間に合いました。
今度は小辺路を歩いてみようかと妄想中です。
H県CWRのWさんですね!コメントありがとうございます。玉置山、山頂そのものは鉄塔が立っていて特にこれといった感じはないのですが、天気が良ければ海が見渡せるらしく、そのために別名が沖見岳というそうです。境内の雰囲気は行って味わうだけの価値があります。
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