高畑山北尾根から九鬼山・御前山へ〜前道志を東から西へ縦走します！後編

2017年05月20日(土) [日帰り]

• GPS: 09:54
• 距離: 18.7km
• 登り: 1,874m
• 下り: 1,851m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:28
• 休憩: 1:23
• 合計: 9:51

距離 18.7km 登り 1,874m 下り 1,861m

7:26 鳥沢駅
8:01 8:03 イトヒバ
8:22 8:27 ＴＶ中継局
8:34 P511三角点
9:44 P871
10:03 10:13 高畑山(楢山)
10:22 10:29 大桑岩稜
10:44 大桑山
11:03 突坂峠
11:23 11:24 鈴ヶ尾山
11:41 11:48 鈴ヶ音峠
12:08 桐木差山
12:54 871m峰(遅沢山)
13:43 13:44 富士見平
13:47 13:54 九鬼山
14:34 礼金峠
15:09 15:24 馬立山
15:36 沢井沢ノ頭
15:51 16:01 八五郎岩
16:08 16:16 御前山(厄王山)
16:28 16:31 神楽山
17:00 17:07 御前山登山口
17:17 猿橋駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

鳥沢駅にはトイレがありませんが臨時トイレの案内がありました。鳥沢小学校の臨時トイレを利用しましたがとてもきれいでした。

コース状況／危険箇所等

高畑山北尾根の取り付きが少々判りにくいです。尾根上には道標の類はありません。地図とコンパスは必携です。
突坂峠から鈴ヶ尾山へ向かう途中から鈴ヶ音峠に下る道は最後の下り口が擁壁の上部を利用して下りるためちょっと怖いです。素直に突坂峠から林道を利用した方がいいかも知れません。
九鬼山から札金峠に向かう途中で山腹をトラバースしますが、足元注意で通過ください。傾斜が急ですのでちょっと怖いです。

写真

5/20 7:26

鳥沢駅からスタートします。

5/20 7:26

鳥沢駅にあるトイレのお知らせ。助かります。

5/20 7:37

道標に従い線路を潜りますが、天井が低いので頭をぶつけないように！

5/20 7:40

右端にちょこっと見えるTV塔が高畑山北尾根の目印になります。

5/20 7:49

虹吹橋で桂川を渡ります。

5/20 7:57

最初の目標地点。イトヒバ（右）が見えてきた。

5/20 8:01

これが小篠のイトヒバですか！

5/20 8:01

幹は結構太い！

5/20 8:02

天然記念物に指定されてます。

5/20 8:03

北尾根の取り付きを探してイトヒバから農道を進みます。

5/20 8:05

突き当りに扉がありましたので開けて中に入りました。上に道があって左へ進みます。

5/20 8:13

ちょっと怪しい踏み跡を辿ると北尾根の鞍部に到着できました。

5/20 8:17

電柱沿いに尾根を登っていくと・・・

5/20 8:23

TV塔に到着できます。

5/20 8:33

511.1mの三角点になります。このタイプの三角点は初めて見ました。

5/20 8:52

古い道型が現れてきますが、尾根通しに登って行きます。

5/20 9:08

途中に石仏がありました。こんなところにあるなんてちょっと以外です。

5/20 9:22

ここで一旦一般登山道を横切ります。

5/20 9:43

さらに尾根を登って行くとP871に到着します。展望はありません。

5/20 9:47

尾根上に突如現れる道標にちょっと戸惑います。

5/20 9:50

ここで再び一般登山道と合流して北尾根バリルート終了です。

5/20 10:04

高畑山山頂に到着しました。前回と違い、今日は富士山がバッチリ見えます。

5/20 10:04

雪の残り方が私の好みです。

5/20 10:20

岩稜が現れました。右手にまき道があります。

5/20 10:21

岩稜からも富士山がバッチリ見えます。

5/20 10:44

大桑山に到着しました。展望はありません。

5/20 11:02

ここで一旦林道に出ます。

5/20 11:02

反対側に鈴ヶ尾山を示す小さな道標があります。ちょこっと寄り道してみるか！

5/20 11:05

先ほどの林道が突坂峠かと思っていましたが、突坂峠はここにありました。

5/20 11:22

鈴ヶ尾山に到着しました。展望はありません。三角点にタッチして来た道を戻ります。

5/20 11:28

ここが鈴ヶ音峠への下降地点になります。

5/20 11:34

道は少々荒れてますが難儀するほどではありません。

5/20 11:39

鈴ヶ音峠付近はツツジが満開でした。

5/20 11:41

車道に降りるために擁壁の縁を使いますがちょっと怖いです。要注意です。

5/20 11:41

鈴ヶ音峠です。

5/20 12:08

桐木差山。読めない・・・帰って調べたら「くぬぎざすやま」と読むようだ。

5/20 12:09

この辺りもツツジが多いです。

5/20 12:16

ようやく目指す九鬼山が見えてきた！

5/20 12:38

久々に富士のビューポイントがありました。

5/20 13:33

この尾根は地味な登り下りが続きますので精神的にきついです。

5/20 13:39

禾生から登ってくる杉山新道と合流します。

5/20 13:43

富士見平（九鬼山）からの富士山になります。残念ながらガスってはっきりと見えない。

5/20 13:47

九鬼山山頂に到着しました。結構疲れました・・・

5/20 13:52

山頂からは南大菩薩の山なみが素晴らしいです！

5/20 13:53

百蔵山方面もよく見えます！

5/20 14:08

九鬼山からの下りでこのトラバース道はちょっと注意した方がいいですね。

5/20 14:29

田野倉への道を分けて札金峠に向かいます。

5/20 14:35

札金峠。ちょっと陰気な感じの峠です。

5/20 14:40

馬立山への登返しは結構きついです。

5/20 14:58

この辺りもツツジが多いですね。

5/20 15:09

ようやく馬立山に到着しました。展望はありません。

5/20 15:35

沢井沢ノ頭を通過します。

5/20 15:39

菊花山への道を分けます。うっかりしていると道を間違えそうな感じでした。

5/20 15:50

突如現れる岩壁に驚きます。これが「八五郎クドレ」ですね。

5/20 15:54

登り道がついていたので登ってみたら絶景です！今日歩いた山なみが一望できました。でもちょっと自分には怖いなぁ。

5/20 15:56

先ほど登った九鬼山が見えます。

5/20 16:01

朽木がいい感じ出してます。

5/20 16:04

大月駅に下る道を分けると御前山はもうすぐです。

5/20 16:10

御前山（岩）に到着しました。ここも岩峰ですね。

5/20 16:12

先ほどの八五郎クドレに負けず劣らずの絶景です。

5/20 16:15

富士山は肉眼ではかすかに見えますが、写真には写りませんでした。

5/20 16:26

ここから神楽山を往復します。

5/20 16:29

神楽山に到着しました。展望はありません。TVアンテナが建っています。

5/20 16:44

名前は判りませんが、神楽山からの下りで見つけた白い花。癒されます。

5/20 16:49

思わず振り返った神楽山からの激下り。最後にこんなハードな道があるとは思っていませんでした。

5/20 16:59

ようやく車道まで下りてきました。あとは猿橋駅まで車道を歩くだけです。

5/20 17:17

猿橋駅に無事到着してゴールです。これで前道志の縦走がコンプリート。お疲れさまでした。

撮影機器：

COOLPIX P7100 NIKON

PENTAX Optio WG-2 GPS PENTAX

感想

tralog

前回の続きで高畑山から西側部分の前道志の縦走をしてきました。
高畑山までは前回下りで使った道をそのまま登っては面白みがないのでバリルートの北尾根を使って山頂に登ることにしました。

鳥沢駅にはトイレがありませんが、駅に臨時トイレの案内がありました。
少し歩きますが鳥沢小学校に臨時トイレが設置されています。今回こちらを利用しましたがとてもきれいでした。やっぱり駅にトイレが無いと困りますよね。

鳥沢駅からまずは天然記念物のイトヒバを目指します。イトヒバから北尾根の取り付きまでは少々判りにくいです。私の場合はイトヒバから畑を抜けてフェンスに辿り付いた後、フェンスの扉を開けて中に入りました。土手を登ると道があってこれを左に辿りました。ちょっと怪しいですが、踏み跡が続いていて北尾根の鞍部に到達できました。鞍部から尾根を辿るとTV中継局に到達できます。あとは尾根を忠実に辿るだけです。
尾根の途中から古い道型が現れてきますが、使われていないため、落ち葉が深く積もっていたり、倒木があったりして歩きにくそうだったので私はこれを使わず尾根を忠実に辿りました。途中に石仏がありましたので古くからある道なのでしょうね。

それと時期的なせいだと思われますが、ハエが非常に多くて閉口しました。立ち止まるとたちまち数十匹のハエにたかられました。歩いていてもまとわり付いてきますので結局山頂まで休みなしで登りました。樹林帯で風が無かったせいもあるかと思いますがこれには参りました。

高畑山山頂からは前回と違い富士山がきれいに見えていました。

高畑山から大桑山に向かう途中に岩稜を通過しますが巻き道も付いていますので通過に問題はありません。眺めは結構いいです。

大桑山から突坂峠で一旦車道にでますが、鈴ヶ尾山の道標があったので寄り道してみることにしました。ガードレールを越えて尾根を少し進むと石仏があって突坂峠の表示がありました。本来の峠はこちらのようです。

鈴ヶ尾山は平坦な山頂で山名表示と三角点がなければ気が付かずに通り過ぎてしまいそうです。展望はありませんでした。

尾根から直接鈴ヶ音峠へ下りましたが、道は少々荒れ気味でした。通過困難なところはありませんでしたが、最後の車道に下りるところは擁壁の上部を使って下りますのでちょっと緊張しました。手摺り、お助けロープ等ありませんので通過の際はご注意ください。

鈴ヶ音峠から九鬼山まではこれといった特徴もなく淡々と尾根を歩く感じなので精神的にかなりきつかったです。当日は気温も高く、ここでかなり消耗してしまいました。最後の九鬼山への登りはかなりきつかったです。正直九鬼山に到着した時はほっとしました。

九鬼山からの富士山はガスっていてイマイチでしたが、大菩薩方面の展望は素晴らしいです。名前からイメージした雰囲気と山頂の雰囲気は随分と違いますね。
ここまで来れば末端の神楽山まであと少しです。

八五郎クドレ（岩）からの展望は絶景でした。ちょっと怖かったけど歩いてきた山なみが見渡せて素晴らしかったです。御前山の眺めも素晴らしかったですね。最後の最後でご褒美をもらった感じです。富士山がきれいに見えなかったのはちょっと残念でしたが・・・

最後の神楽山は展望もなくちょっと残念な雰囲気でしたが、無事到達できて満足です。後は猿橋駅に下りるだけと思ったのですが・・・

神楽山からの下りが結構な激下りで最後にこれか！って思いました。最後まで油断しちゃだめですね。車道に下りついたときには正直ほっとしました。

これで前道志の縦走がコンプリートしました。無事達成できてよかったです。

ついでに秀麗富嶽十二景もあと残り3っとなりました。
六番（扇山）・七番（百蔵山）・八番（岩殿山）が未登ですが、やはり涼しくなってからですかね。がんばります！