浅間山(前掛山)
- GPS
- 07:39
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,178m
- 下り
- 1,176m
コースタイム
07:11二の鳥居
08:00火山館(小休止)
08:20火山館発
08:28湯の平分岐
08:42前掛山登山口分岐
09:30立入禁止告示板前
09:54前掛山頂上(小休止)
10:19下山開始
10:40シェルターで昼食
11:17シェルター発
12:00前掛山登山口分岐
12:15湯の平分岐
12:25火山館
12:32火山館発
13:09二の鳥居
13:14不動の滝
13:31一の鳥居
13:52浅間山荘駐車場着
総移動時間…約6時間10分
(標準コースタイム…約6時間30分)
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
首都圏からやや遠くてもさすが百名山、登山道は大変良く踏まれており、踏み跡と標識を頼りにしていけば、無雪期ならば迷うはずがない。 ただ、前掛山に取り付くとザレた道に変わることから、足をくじいたりしないように注意が必要。 前掛山の稜線はちょっと痩せ気味で、特に火口側に踏み外すとまず助からない。突風とガス・濃霧に注意したい。 登山計画書のポストは、浅間山荘脇の鳥居横の小屋にあるが、私が出した時はそれなりに溜まっていた。1、2週間に1回くらいの回収だろうか。 トイレは、浅間山荘の鳥居前と火山館のみ。公営の火山館トイレ使用時には、トイレ募金してあげよう。 沢の水は飲まない方が良い。火山の関係か、濁っている。 火山館の水を拝借するといい。冷たくて美味しい。火山館の御主人は山男っぽい感じ。 浅間山荘までの道は一応未舗装路だが、途中見たクロネコヤマトの小型トラックが普通に走っていけるほど、しっかりした道。安心して走れる。 山荘の駐車場は使用料500円。今回は早い出発だったので、下山後に支払った。山荘の人達の感じも良い。 駐車場利用者は山荘の温泉を100円引きで利用できるらしいが、今回はパスした。 火山情報と天候に注意すれば、非常に気持ちの良い景観を楽しめる。 気持ち良い山。 |
写真
感想
日本百名山15座目。
今年に入って、急に気になりだした山。
どうしても行きたくなって、夏場はアルプス系に挑戦したかったので、時期的に都合の良い、このタイミングで登ることにした。
何だかんだ言っても2500m峰である。
景観や高山独特の空気を味わえることは当然期待してしまうが、そのぶん天候変化や気温が気になった。
案の定、今朝8時時点で火山館の気温計は12度を指していたし、山頂とシェルター付近では微風であったがフリースと手袋を着用することになった。
あと、気になっていたのが活火山ということ。
調べると現在火山活動レベル1らしいが、浅間山は前兆なしで大爆発するタイプらしいし、出てる標識には「巨大な火山弾が2km以上離れた所まで飛んできた」「自己責任で」等があまりに多いので、見れば見るほど恐ろしくなってしまった。また、いざ爆発した際に何処へ行ってもエスケープルートらしいルートが確保できそうもない気もした。
でも、登ってしまった。
朝5時半頃に到着した山荘駐車場には、山荘の人と思しき車が1台停まっているだけで、百名山といえど首都圏から遠い山の平日は静かだなぁと安心。
曇っていたが、遠くに蓼科山が見え勇気付けられて出発。
火山館まではダラダラとちょっと飽きるくらいの長さのなだらかな登り。
階段があるので、不動の滝へは帰りに寄った方が良いかな。
二の鳥居近くに薪があるので、火山館まで持って行ってあげよう。
二の鳥居と火山館の間に「カモシカ平」があるが、本当にカモシカがいる。
2頭見ることができ、火山館の主人に寄れば母子らしい。
火山館は綺麗で、ここで小休止をお薦めする。
火山館以降、前掛山登山口分岐までは湯の平高原で、ここは非常に気持ちが良い。
壁としてそそり立っている、外輪の黒斑山系が実に見応えある。非常に雄大。
前掛山登山口分岐を越えると、富士山のような荒涼とした道が続く。
実に単調な登りっぱなし(帰りは下りっぱなし)で、外輪やその向こうの嬬恋方面が見えなかったら飽きるし、そこら中に転がってるような火山弾が落ちてきたら逃げ場がなく、ちょっと怖い。
遥か下界に鬼押し出しの観光地が見えてしばらくしたら立入禁止看板がある。
上を見ると濛々と噴煙を上げる浅間火口が。今日はいなかったが、敢えて火口に近付こうとする人がいるというのが信じられない。ガスに巻かれるなりして勝手に死ぬのは構わないが、死体を回収する人の身にもなって欲しいものだ。
避難シェルターが2基置かれている脇を気持ち良い稜線に上がって、前掛山へ。
僅かに硫黄臭がする中、イワツバメ?が大量に飛んでいた。
外輪山に人影は見たが、ここまで誰とも擦れ違いも追い抜き追い抜かれもない。
完全に1人。最近頂上を独占できることが多くて嬉しい。
下り始めると徐々に登山者が現れ、駐車場に着くまでに10人くらいと会ったと思う。
下山中、不動の滝と一の鳥居の中間地点付近で、私の5mほど前にカモシカが出現して双方固まってしまった。
このカモシカは朝会った背中に冬毛が付いたままの1頭で、ビックリしたけど縁があるなぁと思った。
荒涼とした感じ・広大な空間・新緑・活火山と、ここでしか味わえないものがある。
ちょっと歩く距離が長めだが、お薦め。
外輪山も一緒に回れる時間と体力があれば、なお良い。
今回最大のネックは高速料金とガソリン代。
休日1000円を使えないと結構馬鹿にならないが、1000円も今月でお終いという噂だし、まぁ致し方ない。
マイカー登山は病み付きになる。
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