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Yamareco

記録ID: 1190650
全員に公開
ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

餓鬼岳(雪が消え、暑さが襲い、コマクサが開く)

2017年07月08日(土) [日帰り]
 - 拍手
sprout その他2人
GPS
09:59
距離
13.4km
登り
1,716m
下り
1,694m

コースタイム

日帰り
山行
8:06
休憩
1:48
合計
9:54
7:18
81
8:39
8:42
99
10:21
10:27
104
12:11
12:23
4
12:27
13:38
66
14:44
60
15:44
16:00
72
17:12
0
17:12
ゴール地点
★ログ記録以外にも、息を整え、クールダウンするための小休止を複数とりました。
★餓鬼岳山頂のさらに先にある砂礫展望台も往復していますが、この間のログが正しく反映されているかは疑問です。
天候 曇り ときどき 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
白沢登山口の駐車スペースを利用。
朝7:00の時点で、三台が停まっていました。
コース状況/
危険箇所等
残雪はほぼ完全に消えました。泥もほとんど解消。

小〜中レベルの危険箇所は、全行程で数えきれないほどあるとも言えます。
細くて斜めった道での滑落。流れの速い川へのボチャ。落石。浮き石。ザレた急登。脆そうな橋や梯子。崖に設置された足場。湿った石や枝での転倒。などなど。

長いCTを、以上のような歩きにくいトレイルで進むことになります。一定以上の集中力を保ち続ける必要があると思います。
私は、疲労と蒸し暑さのせいで、そのへんの集中力が怪しくなりかけました。しっかりとした休憩と沢でのクールダウンで、なんとか復活。
その他周辺情報 近さとアメニティを重視して「まつかわ温泉 すずむし荘」で日帰り温泉をしました。大人500円。
登山届ポスト。
いざ、日帰りピストンに挑戦。標高差は1600m以上。
今回は3人パーティです。
2017年07月08日 07:27撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/8 7:27
登山届ポスト。
いざ、日帰りピストンに挑戦。標高差は1600m以上。
今回は3人パーティです。
こんな構造の橋や階段がいっぱいのコースです。
脆そうだったり、斜めってたり。この写真のはかなり良いコンディションの橋。
2017年07月08日 07:38撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/8 7:38
こんな構造の橋や階段がいっぱいのコースです。
脆そうだったり、斜めってたり。この写真のはかなり良いコンディションの橋。
白沢の川岸を歩いたり、かと思ったらそれなりのアップダウンを経て遠ざかったり。
ときに、鎖やロープなどのアスレチックが連続します。もうこの時点で、登山初心者は誘えないなと思いました。
2017年07月08日 08:07撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/8 8:07
白沢の川岸を歩いたり、かと思ったらそれなりのアップダウンを経て遠ざかったり。
ときに、鎖やロープなどのアスレチックが連続します。もうこの時点で、登山初心者は誘えないなと思いました。
なめいわ〜
水はとても冷たいです。
2017年07月08日 08:19撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/8 8:19
なめいわ〜
水はとても冷たいです。
魚止ノ滝。
このあたりの高度までは青空でした。ただし、蒸し暑い!
2017年07月08日 08:25撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/8 8:25
魚止ノ滝。
このあたりの高度までは青空でした。ただし、蒸し暑い!
水に触れたり、水面の冷気を浴びたりする時間だけが涼しげ。
2017年07月08日 08:27撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/8 8:27
水に触れたり、水面の冷気を浴びたりする時間だけが涼しげ。
狭い樹木のトンネル。
2017年07月08日 08:47撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/8 8:47
狭い樹木のトンネル。
白沢の最上流です。ここはもう氷水みたいな冷たさでした。
2017年07月08日 08:51撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/8 8:51
白沢の最上流です。ここはもう氷水みたいな冷たさでした。
山頂エリアを除いて、ほぼ全体が樹林帯です。シダ類の多い急登は、北アというよりは南アにいるような錯覚をおぼえさせられます。
2017年07月08日 09:20撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/8 9:20
山頂エリアを除いて、ほぼ全体が樹林帯です。シダ類の多い急登は、北アというよりは南アにいるような錯覚をおぼえさせられます。
雲が増えてきました。
2017年07月08日 09:27撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/8 9:27
雲が増えてきました。
大凪山。展望ナッシング。
神経をつかう足場や、蒸し暑い急坂で、この地点ですでにお疲れモード。
なのに、この先に百曲りなる急登が・・・w
2017年07月08日 10:15撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/8 10:15
大凪山。展望ナッシング。
神経をつかう足場や、蒸し暑い急坂で、この地点ですでにお疲れモード。
なのに、この先に百曲りなる急登が・・・w
やっとのやっとで稜線へ。
ここまでひたすら先頭に立って歩きつづけました。
2017年07月08日 12:12撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/8 12:12
やっとのやっとで稜線へ。
ここまでひたすら先頭に立って歩きつづけました。
餓鬼岳小屋。
つぶつぶオレンジジュースを買って、がぶ飲みしました。
2017年07月08日 12:31撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/8 12:31
餓鬼岳小屋。
つぶつぶオレンジジュースを買って、がぶ飲みしました。
これこれ。この絵が見たかったんです。
第3期放送の決まったアニメ『ヤマノススメ』のあおいちゃんも、嬉しそうです。
2017年07月08日 12:17撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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7/8 12:17
これこれ。この絵が見たかったんです。
第3期放送の決まったアニメ『ヤマノススメ』のあおいちゃんも、嬉しそうです。
そして、ほんのひと登り。

餓鬼岳のピークに辿り着きました!
2017年07月08日 12:31撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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7/8 12:31
そして、ほんのひと登り。

餓鬼岳のピークに辿り着きました!
いっときの晴れ間がありましたが、山頂ランチをしているうちに雲が増えていきました。
2017年07月08日 12:48撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/8 12:48
いっときの晴れ間がありましたが、山頂ランチをしているうちに雲が増えていきました。
遠景はありませんが、周囲は北アルプスらしさ。
2017年07月08日 13:22撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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7/8 13:22
遠景はありませんが、周囲は北アルプスらしさ。
雲が流れてゆくのもカッコイイ。
2017年07月08日 12:37撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/8 12:37
雲が流れてゆくのもカッコイイ。
燕岳方面へとつづく稜線トレイル。
2017年07月08日 12:50撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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7/8 12:50
燕岳方面へとつづく稜線トレイル。
さて、写真の中央にポツンと見える、肌色の砂礫地まで足を延ばします。展望台と呼ばれてるらしい。ちょっと距離があるかも。
2017年07月08日 12:50撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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7/8 12:50
さて、写真の中央にポツンと見える、肌色の砂礫地まで足を延ばします。展望台と呼ばれてるらしい。ちょっと距離があるかも。
しょーとかっと氏が先陣をきって、走り始めました。
一週間前、埼玉県飯能市から富士山山頂まで走ったばかりなのに、元気ですね〜。
残り二人は、速足ぐらいで追いかけます。
2017年07月08日 12:35撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/8 12:35
しょーとかっと氏が先陣をきって、走り始めました。
一週間前、埼玉県飯能市から富士山山頂まで走ったばかりなのに、元気ですね〜。
残り二人は、速足ぐらいで追いかけます。
黄色いTシャツのしょーとかっと氏。
雲巻く高山を、トレイルランナーがGoPro撮影しながら疾走する図。
2017年07月08日 13:04撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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7/8 13:04
黄色いTシャツのしょーとかっと氏。
雲巻く高山を、トレイルランナーがGoPro撮影しながら疾走する図。
岩場を巻いて、目的地まではあと僅か。ハイマツ帯を抜けていくと・・・
2017年07月08日 13:31撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/8 13:31
岩場を巻いて、目的地まではあと僅か。ハイマツ帯を抜けていくと・・・
砂礫の展望台にゴール。
コマクサの葉が大量に育っていました。なかには咲く寸前の株も!
2017年07月08日 13:16撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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7/8 13:16
砂礫の展望台にゴール。
コマクサの葉が大量に育っていました。なかには咲く寸前の株も!
満開のコマクサ天国になるのも、時間の問題ですね(^^)
2017年07月08日 13:30撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/8 13:30
満開のコマクサ天国になるのも、時間の問題ですね(^^)
餓鬼岳に戻ります。岩場を乗り越えてゆくジロウ氏。
2017年07月08日 13:38撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/8 13:38
餓鬼岳に戻ります。岩場を乗り越えてゆくジロウ氏。
ガスりつつありますが、餓鬼岳の山容をとらえました。
2017年07月08日 13:31撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/8 13:31
ガスりつつありますが、餓鬼岳の山容をとらえました。
ただいま。
そして、今になって気がついたのですが↓
2017年07月08日 12:37撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/8 12:37
ただいま。
そして、今になって気がついたのですが↓
山頂にも少しコマクサが群生していたのですね。可憐な株に出会うことができました。

さて、長い下山を始めます。
2017年07月08日 13:53撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/8 13:53
山頂にも少しコマクサが群生していたのですね。可憐な株に出会うことができました。

さて、長い下山を始めます。
・・・ゴール・・・。
ここまで写真が無いのは、撮る余裕がなかったぐらいに疲れ、またバテていたからです。
夏の餓鬼岳は、CTから想像する以上にエグかったです(吐血)
2017年07月08日 17:23撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/8 17:23
・・・ゴール・・・。
ここまで写真が無いのは、撮る余裕がなかったぐらいに疲れ、またバテていたからです。
夏の餓鬼岳は、CTから想像する以上にエグかったです(吐血)
オサバグサ。以下、コマクサ以外のお花ちゃん写真コーナーです。
2017年07月08日 10:26撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/8 10:26
オサバグサ。以下、コマクサ以外のお花ちゃん写真コーナーです。
2017年07月08日 15:33撮影 by  DSC-WX500, SONY
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2017年07月08日 09:27撮影 by  DSC-WX500, SONY
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2017年07月08日 10:30撮影 by  DSC-WX500, SONY
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2017年07月08日 11:58撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/8 11:58
2017年07月08日 10:34撮影 by  DSC-WX500, SONY
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2017年07月08日 10:34撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/8 10:34
2017年07月08日 11:32撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/8 11:32
2017年07月08日 15:13撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/8 15:13
温泉で生き返った後は、塩尻北ICのすぐ近くにある「きまはち家 たすろう商店」でラーメン。補給しまくり。
いや〜、タフな一日となりましたw
2017年07月08日 19:20撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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7/8 19:20
温泉で生き返った後は、塩尻北ICのすぐ近くにある「きまはち家 たすろう商店」でラーメン。補給しまくり。
いや〜、タフな一日となりましたw
撮影機器:

装備

備考 チェーンアイゼンを忍ばせておきました。(未使用)
靴はトレランシューズをやめて、ハイカットブーツで。

いずれも最新の残雪状況を調べきれなかったがゆえの保険です。
ほんとうはもっと軽量化して挑みたかったところ。

感想

2年ほど前から登るチャンスをうかがっていた、餓鬼岳。
梅雨前線が関東甲信越をよけているタイミングで、ついに飛び込んでみました。

今回ご一緒したのは、面白い一筆書きトレランをしている、しょーとかっと氏。一昨年の黒戸尾根、昨年の鹿島槍ヶ岳と、毎夏恒例となった日帰りピストンとしてお誘いしました。
さらに、ものすごい頻度で山に入っている、お花大好きなジロウ氏にもご参加していただきました。
お二人とも体力や体格、スピードがあるので、私はいろいろと追いつけないまま何度も休んでブレーキになってしまいました。苦戦。

とはいえ、今日あたりで夏山モードの身体を準備したい私。最後まで粘り、歩き通すことができました。なんとか今夏も頑張ることができそうな予感です。

登山者数も少なく、静かにチャレンジをすることのできる山です。
整備されていても尚、歩きにくい足元が多いので、誰にでもオススメするわけにはいきませんが・・・一度は山小屋の餓鬼絵に「よくきた」と褒めてもらうのも、良いものだと思うのです。

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体力レベル
4/5
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