テントしょって八経ヶ岳〜弥山の巻☆
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,590m
- 下り
- 1,592m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 2:57
- 合計
- 9:31
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 4:51
天候 | 《1日目》晴れ時々曇り 《2日目》霧〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
8台くらい駐車可能です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登りのカナビキコースは、植林の展望のない長〜〜い急登が続きます。 カナビキ尾根分岐からようやく急登も落ち着き、頂仙岳を巻いて狼平へ。 狼平からは長い木道が続き、尾根に出たら八経ヶ岳が見えます。 弥山〜八経ヶ岳までの道程はオオヤマレンゲの群生地。 下山のカナビキコースはコース取りが分かりにくい所があり、時々GPSで確認するのがベターです。 |
その他周辺情報 | 弥山小屋のテント場情報☆ テントは20張り。弥山小屋の入口前スペースと、国見八方睨スペースの二箇所。設営料金・一人\500。 水場なし。トイレあり(外の棟にて、チップ\100)。 小屋にて、水(1L\100)、お茶やジュース等の飲料(500ml\300・冷えてません:笑)、缶ビール(350ml\500・冷えてます:笑)他、購入できます。 |
写真
感想
以前から登りたかった近畿最高峰・八経ヶ岳。日帰りでも行けるそうですが、せっかくならとテント泊にしました。kkrsの4名が揃ってのテント泊山行はこれが初となります。
<1日目>
午前5時過ぎに起点の熊渡に到着、国道脇の駐車スペースには既に5台ほど車が停まっています。車の脇で朝食をとっているとさらに2台増えました。
道路脇の橋からスタートし、未舗装の林道を行くと途中に上級者向けの双門の滝コースへの分岐があります。私たちが行くカナビキコースは地味な杉林から始まり、驚くほど鬱蒼として暗い箇所もありますが、最初はゆったりジグザグに登るので身体を慣らすにはよい道です。
照葉樹林が目立ち始めると登山道も急登に切り替わり、一気に苦しくなります。暑さと長い急坂に水の消費が激しく、いつも元気なk2もバテ気味ですが、途中ですれ違った男性から上ではオオヤマレンゲが満開との情報を得て元気を出し、なんとかカナビキ尾根分岐に到着しました。ここで天川川合からの道と合流します。
分岐からしばらくは下山してこられる大勢の人々とすれ違うことになり、ちょうど登山道の幅が狭い所でやや難儀しました。
途中に眺めのよい頂仙岳の山頂へ立ち寄れるそうですが、分岐となる「ナベの耳」を崩落のためか見落としてしまい、そのまま巻き道を進むことになりました。立派な案内板のある高崎横手出合からは下り坂となり、2、30分できれいな避難小屋のある狼平に到着しました。
狼平はのんびりできる所で少し長めの休憩を取りました。ただしトイレはありません。ここは双門の滝コースとの合流地点ですが、下流の河原避難小屋が流出したこともあり下山禁止の看板が立てられています。休憩中、熊渡での出発直後に私たちを追い越して行かれた男性数名のパーティーが到着されました。おそらく双門の滝から来られたのだと思いますが、こちらが先に着いたということはかなり大変なコースだと想像できます。
狼平からしばらくは延々と木の階段を登ります。視界が開けるとまず弥山が、そして憧れの八経ヶ岳が見え、疲れた身体に活力を与えてくれます。
出発から約6時間でようやく弥山小屋に到着、小屋前は大勢の人々で賑わっていました。テント場は小屋前と少し離れた国見八方睨との2箇所にあり、広い後者を選びました。
昼食後、テントに荷物を置いて八経ヶ岳へ向かいました。山頂の少し手前に柵やゲートで保護されたオオヤマレンゲの群生地があります。盛りの過ぎた茶色い花、満開の花、開きかけ、まだ固いつぼみと様々な段階の花を堪能でき、ゆっくり観賞と写真撮影をしつつ歩きました。
いよいよたどり着いた八経ヶ岳山頂からの眺めは遠くの方が霞んでいましたが、360度山・山・山……その中でここが最も高いと思うと感慨もひとしおです。
引き返して弥山小屋からすぐの弥山山頂を踏み、テント場に戻りました。テントの数も増えており、最終的には国見八方睨に11張、小屋前に5〜6張でした。
<2日目>
天気が良ければ再び八経ヶ岳山頂に登ってご来光を拝み、明星ヶ岳へ周って下山するつもりでしたが、残念ながらガスがひどいため往路をそのまま引き返すことにしました。昨日は弥山の山頂直下から間近に見えた八経ヶ岳の雄姿も完全に隠れて真っ白です。
下山道は完全なピストンのためあまり書くこともありませんが、狼平手前の木の階段は濡れているため滑ることもあり注意が必要でした。また、カナビキコースの最後の急坂から杉林のジグザグ道へさしかかる辺りが分かりにくく道を外してしまいました。
帰路の熊渡発は10時半頃でしたが、対向車が多く狭い国道309号線では注意が必要でした。片側1車線となってからも天川へ向かう車は跡を絶たず、途中で立ち寄ろうとした黒滝村の道の駅は駐車場待ちの列ができる大混雑でした。
帰宅後はその日から早くも筋肉痛が発生しました。太ももは大抵いつものことですが、ふくらはぎがこれほど痛んだ経験はありません。やはり近畿最高峰は甘くなかったと思いつつも、今度は明星ヶ岳へ周回したい、行者還トンネルからの日帰りコースにも挑戦したい、などと考えています。
テン泊は重いのが難ですが、朝夕ゆっくり自然や仲間とくつろげるのがいいですよね〜。今時のおしゃれな料理に、焼いたスルメにビールも旨そう!
真っ白なオオヤマレンゲ、上品な貴婦人のよう。その群生は見事でしょうね。
白い線香花火のような花はカラマツソウ、蝶は台湾など長距離を飛ぶアサギマダラかと思います。たぶん。
2日目ガスでしたが、淡いグラデーションの木々が美しく、ザックカバーの黄青赤も映えてます。笑
pewa-lakeさん、こんばんは♫
いつもご丁寧なコメントをくださり、誠に有難うございます!!
以前より、八経へ行く時はテント泊で行こう!!と皆で計画しており、ついに念願叶いまして、お陰様で大満足な山行になりました。
思ってたよりも水分の消費が激しく、弥山小屋の飲料やお水に助けられました。
テント場や小屋周辺も気持ちよく、ゆっくりくつろぐことができました。
オオヤマレンゲの群生地は、本当にそこだけに集中してる感じで、狼平から弥山までの登山道でも見られるとありましたが、そこでは見ることができませんでした。年々、見られる範囲も少なくなってるのかも知れませんネ。
カラマツソウとアサギマダラのお名前、教えてくださりどうも有難うございます♫ アサギマダラの行動範囲を調べましたが、凄いですネ〜〜!!感動しました。pewa-lakeさんにお頼りしてる節がありますが(笑) 今後ともどうぞ宜しくお願い致しますm(__)m
下山は見事に信号色ですネ!!(笑) お天気の山行に越したことはないですが、レインウェアやザックカバーも時々は使わないと、劣化しますし勿体ない!!
そんなことをツラツラ思いながら、いつも登山してるメンバーです(笑)
ふくらはぎの筋肉痛が私も激しかったですが、次回の山行へ向けてまた胸も弾んでおります(^_^)v
k2
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