仙丈ヶ岳(北沢峠〜山頂部周回、往復)【南アルプス、長野県山梨県】
- GPS
- 06:35
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 1,099m
- 下り
- 1,109m
コースタイム
北沢長衛荘 500 ― 2合目 520 ― 5合目(大滝の頭) 607 ― 途中朝食 15分間 ― 小仙丈ヶ岳 715/720 ― 仙丈ヶ岳 817/830 ― 避難小屋 855 ― 馬ノ背(2700Mポイント) 926/936 ― 馬ノ背ヒュッテ 945/952 ― 藪沢小屋 1010 ― 5合目 1030 ― 北沢峠 1135
● 行動時間 6:35
天候 | 曇り、ガス |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
7/13 (家 = 伊那市駅 = 戸台口 = 北沢峠) 7/14 北沢峠 ― 双児山 ― 駒津峰 ― 甲斐駒ヶ岳 ― 摩利支天 ― 駒津峰 ― 仙水峠 ― 北沢峠 7/15 北沢峠 ― 小仙丈ヶ岳 ― 仙丈ヶ岳 ― 馬ノ背 ― (北沢峠 = 戸台口 = 伊那市駅= 家) ●登山口へのアクセス ○北沢峠 ・そもそもマイカーで北沢峠に行くことは不可能。 ・当時は、JR伊那市駅からJRバスにて戸台口、そこから南アルプス林道バスにて北沢峠へと入った ・現在も同様のルート(ただし、高遠乗り換え、戸台口ではなく仙流荘乗り換え)で向かうことが出来る。当時も今も、神戸からの場合には、朝出発しても最終便到着となる ・帰りには、高遠の乗り換え時間で高遠蕎麦を食べようとしたが時間が短すぎて無理だったので、後日わざわざ蕎麦だけ食べに行った記憶がある。なお、伊那市で蕎麦を食べたが、これまた10年以上経った後日、再訪した。かろうじて神戸にたどり着くことができるのは今も同じ ・山梨県側から、広河原経由のバス乗り継ぎで到達するルートもある |
コース状況/ 危険箇所等 |
○全般 ・天候のこともあって明確な記憶はないが、甲斐駒との比較では、やや手薄い印象であった。特に山頂部から馬ノ背へと下降する際に、途中でコースを見失いそうになったが、緩斜面の石素地はどこでも歩けそうで、視界の利かない中では、立ち止まってコース確認をするほどであった ・ただし、山頂部を除けば、分岐点の限られたかぎられたコースでもあり、紛れは少ない ※すべて、H8登山時の記憶に基づく |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・北沢峠はバスで訪れる地ではあるが、当然ながらすでに山中であり、買い物等は戸台口(今で言えば仙流荘)より以前に済ませておくべき ●日帰り温泉 ・バス乗り換え地点にある「仙流荘」では日帰り入浴が可能。大人500円。最終受付20:30 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
客一人の快適な山小屋泊。十分すぎるほどに寝たが、ちゃんと5時前には起床できた。5時には出発。
雪も残る樹間の道。小さな沢筋を詰めるように進む。何度も沢筋を横切る。登山道周りに雪も残る。
どの辺りからかは忘れたが、ガスに包まれる。見通しの利かない中で小仙丈ヶ岳。
更に稜線上を進み続けて、仙丈ヶ岳。山頂標識がなければ最高点かどうかもよくわからない濃霧。
誰ともすれ違わない。寂しい山行き。
山頂を越えて、避難小屋(当時はあった)方面へ。緩い傾斜の中を進むが、足下の小岩に付されたペンキ印を見落とし、ルートではない方面に行きそうになる。土の硬さには頼れない小石伝いの部分では、道を見失っても気づきにくい。
避難小屋の手前辺りだったと思うが、一瞬、対岸の甲斐駒ヶ岳が姿を現す。あちらも、残念ながら山頂部はガスに覆われている。
馬ノ背ヒュッテで小休止の後、藪沢小屋を経て黙々と北沢峠へ。
北沢長衛荘で着替え、昼食を摂り、バス時間を待つ。ちょうど藪沢小屋の主夫妻が荷揚げに向かうところ。長衛荘の小屋番の方との会話を拝聴していると、二人で営む小屋の様子が窺えた。なんか、下界の自分たちの暮らしとは全く異なる世界を感じた。
2017年の現在になって調べると、その小屋も今では無人になったようだが。
山ブームとなり、優雅な山の暮らしにも変化が訪れた。要所の山小屋はきれいに改装され、下界さながらである。その一方で、こうした小さな小屋が影を潜めていくのは残念なことだ。時代の流れのように思う。
帰りは、昼過ぎのバスに乗って、戸台口と高遠でバスを乗り換え伊那市へ。伊那市から延々鉄道乗り継ぎで神戸へと帰った。
日本中の山々へ足を向けたい、そう強く思うきっかけとなった山行きであった。
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