至仏山・笠ケ岳

- GPS
- 16:18
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 1,518m
- 下り
- 2,321m
コースタイム
池袋23:00(夜行バス)7月9日土曜日05:30鳩待峠06:15-7:00至仏山荘(尾瀬植物研究見本園)7:50-10:30至仏山10:50-11:35小至仏山-12:05オヤマ沢田代-13:30鳩待山荘(素泊り)
7月9日(日曜日)
鳩待山荘4:10-5:40オヤマ沢田代-5:55悪沢岳-6:45小笠-7:50笠ケ岳-8:10笠ヶ岳山頂下で休憩8:25-9:50咲倉沢頭避難小屋-10:45ワラビ平分岐-12:15分岐-13:00湯の小屋にて温泉入浴(関越交通バス47分)水上(上越線)上野
| 天候 | 7月9日 行動中快晴、宿到着後夕方から雨 7月10日、行動中快晴、帰りの電車の中で夕立 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
サンシャインツアー http://www.sunshinetour.co.jp/ 鳩待山荘 http://www.welcome-to-oze.com/hatomachi.html 湯の小屋温泉 照葉荘 http://www.teruhasou.com/ 湯の小屋温泉から水上 関越交通バス http://www.kan-etsu.net/ 水上から上野 JR東日本 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
マイカーや大型バスは戸倉までしか入れない。戸倉〜鳩待峠間はマイクロバスか乗り合いタクシー(片道900円)となる。 山ノ鼻から至仏山へは植生保護のため登り専用です。 今回利用した公衆トイレはチップ制で100円程度のチップが必要。トイレットペーパーは別のゴミ箱でなくてよかった。 尾瀬地区にゴミ箱はない。ゴミがある場合、往路のサービスエリアなどで捨てていった方が良い。 熊がいるので熊鈴などの熊対策は必要。 ブヨや蚊は多い。虫除けと虫刺されの薬はあった方が良い。 今回のオヤマ沢田代〜湯の小屋温泉のように人の少ない道は湿地帯でも木道はないので、ズボンは汚れます。レインスパッツを付ける、着替えズボン・ソックスを持つ。どろどろ地帯だけは絶対に転ばぬよう慎重に歩く、などの対策が必要。 6本爪軽アイゼンは持っていったが未使用。雪渓は10メートルくらいのが三箇所だけだった。残雪は融けたばかりな感じだった。 気温は2000m前後でも20℃と高く、終日半袖Tシャツ、帽子も必要。 |
写真
感想
7月8日(金)
登山としては私自身初の尾瀬。今回はぱたぱた夫婦と友人ジャネットの三人だ。
サンシャインツアーの夜行バスで池袋サンシャインシティ文化会館1階駐車場に22:40集合23:00出発。片道3400円。バスはトイレなしの普通の車両。駐車場にトイレあり。サンシャイン60近くにファミリーマートあり。
途中上里サービスエリアでトイレ休憩。尾瀬地区にゴミ箱はないので空き缶などはここで捨てるといい。
尾瀬戸倉に04:00到着。車内でしばらく待ち、その後外で並んで、マイクロバスに乗り換え04:40発。トランクはないのでザックは膝の上。05:35鳩待峠に到着。
7月9日(土)
今日は鳩待山荘宿泊のため、行動中いらない荷物を山荘に預け(宿泊者は無料、宿泊者以外は200円)
山荘前の広いスペースは人でいっぱい。ゆっくり朝食を食べ自販機のコーヒーを飲み(ここで買った缶は売店で引き取ってくれる)
トイレはチップ100円ほど必要。
かなり人が減ってから06:15スタート。
山ノ鼻までは軽い下りで、すべて木道。45分で到着。トイレ100円。
尾瀬植物研究見本園を一時間ほどかけ写真撮りつつゆっくり一周。ワタスゲ、ニッコウキスゲなど盛りだくさんの花と至仏山、燧ヶ岳が本当にきれいだった。
一周して山ノ鼻に戻り至仏山に向かう。
見本園の終わりでポストに登山届けを出すと至仏山への登りは始まる。
ちなみにここからの登山道は植生保護のため登り限定で下りは禁止だ。
山ノ鼻からはなだらかに見えた至仏も、登ってみると登りごたえはある。
中盤までは木の階段が多く、そこからはゴーロ地帯を登る。
しかしこの岩が曲者。蛇紋岩という岩で登りでもかなり滑る。
なでると頭の良くなるお地蔵さんのように、滑る部分はてかてかしている。
今まで何千人もの人の足を滑らせてきた百戦錬磨の岩だ。
高天ヶ原から傾斜はゆるやかになり、お花畑が広がる。イワカガミ、ウスユキソウなどが花盛りだ。
山頂は燧ヶ岳、谷川岳、上州武尊山など360度の大展望。ただしかなり混んでいたので少し食ってから下る。
下りの序盤の小至仏過ぎまで例の滑る岩地帯、森林限界まで下ると、明日向かう笠ケ岳方面のオヤマ沢田代の分岐。そのあたり湿原があり池塘が美しい。
5分でオヤマ沢の水場。暑い日には水が最高にうまい。
一時間ほどゆるく長い木道まじりの道を下ると鳩待山荘に戻る。
<鳩待山荘>一泊素泊まり6100円、翌日昼食おにぎり二個500円。男女別相部屋と聞いていたが10畳くらいの個室を三人で使わせてもらった。生ビール700円、缶ビール500ミリ500円、350ミリ400円。隣の鳩待峠休憩所前に缶ビールの自販機もあり。
風呂あり15〜19時利用可、石鹸不可。宿泊者以外の風呂は500円、風呂と休憩のセットで1000円。
トイレは一階二階ともにあるが宿泊者専用の二階のトイレはウォシュレット付きもある。
コンロは山荘前のテラスで使用可能。途中雨のため玄関前の庇の下に移動して飯を作成した。(鶏鍋うどん&雑炊他)
7月10日(日)
03:00起床。フルーツグラノーラにスキムミルクかけお湯で混ぜた朝食を食って、日の出前明るくなってから04:10出発。
昨日下った道を登る。一時間ほど登ると右手が開け、燧ヶ岳の下に幻想的な雲海が広がる。池塘のあるあたりだ。
散策では見れない、山登ら〜しか見ることの出来ない、万歳\(^O^)/の景色だ。
オヤマ沢、池塘を過ぎオヤマ沢田代の分岐を左折し西に向かう。
10分で悪沢岳。山名表示はあるがピーク感なく展望もない。
オヤマ沢田代からは人の少ない道となる。つまりどろどろの水溜まりばかりの道でも木道や木の階段はない。
至仏に至る道がばりばりのメジャーリーグなら、こちらは3Aといったところか?
しかし草刈りはちゃんとしてあるしどろどろ以外はまったく問題なし。
このあたり東北の山々と似ているかも知れない。
小笠のあたりから高山植物は増えはじめ、笠ケ岳過ぎたあたりまで花盛りだ。
ただし道のど真ん中に咲いていたりするので踏まないように注意。
山頂下を巻くように過ぎてから戻る感じにピストンして笠ケ岳山頂。下部はザレ上部は岩場。登れば見渡すかぎりの大絶景。
笠ケ岳はアクセスが悪く、ロングコースなので人が少ないがその分、花も景色も私達三人で独占できる。結局この日は登山者には一人も会わなかった。
下りは片藤沼・蛍池の前後がどろどろの水溜まりで苦労する。
収容人数約三人でドアもはずれている咲倉沢頭避難小屋からは上州武尊山が目前。
そこからワラビ平で林道に出るまでは結構な急下り。スリッピーでもある。
未舗装の林道を1劼曚漂献ーブを直進気味右手の登山道に入る。道標はあるが目立たない、というか倒れている。
ここから一時間は到着間際のアップダウンで精神的にも疲れる道だ。
3方向にゲートが閉まっている林道を直進5分ほどで左に分岐し、また登山道に入る。ここも道標あるが草に隠れて見つけにくい。
しかも最初の10mだけだがトゲトゲの草のやぶこぎ。
30分で舗装に出る。左が湯の小屋トンネル。舗装を横断しまたまた登山道、今度は3分で湯の小屋温泉に到着。
葉留日野山荘は休憩中で閉まっていたので、照葉荘に入る。日帰り入浴600円。小さいがこぎれいな旅館で露天風呂(男女入替制)もある。缶ビール350ミリリットル300円。
徒歩7分で湯の小屋バス停。水上駅まで約一時間1400円。水上から高崎乗り換え各駅で帰る。
hanepata
janet














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