ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1224082
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬岳 天候不良で栂海新道断念

2017年08月11日(金) ~ 2017年08月12日(土)
 - 拍手
YAMA555 その他3人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
28:21
距離
15.3km
登り
1,769m
下り
1,752m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:16
休憩
0:22
合計
5:38
距離 6.7km 登り 1,529m 下り 46m
7:30
2
8:26
3
8:29
8:38
86
10:04
92
11:36
11:49
79
2日目
山行
4:18
休憩
1:02
合計
5:20
距離 8.6km 登り 243m 下り 1,719m
6:41
13
6:54
6:58
15
7:13
15
7:28
7:29
40
8:09
8:28
59
9:27
9:28
52
10:20
10:57
2
10:59
47
11:46
ルートはEtrex20xのGPSデータです。
2日目は雷が鳴ったため、避難小屋で20分ほど停滞しました。
天候 1日目:曇り(ほぼガスの中でしたが、テント幕営後一瞬晴れ間がでた)
2日目:4:30起床時はガス。出発前に雨、6〜9時ごろ雷雨の予報があり稜線歩きは危険と判断して栂海新道を断念し猿倉へ戻ることを決定。
下山中に落雷の音3回あり。避難小屋で30分位停滞。その後も下山まで終始雨っぽい感じでした。
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
地元谷塚から草加IC〜外環〜関越道〜上信越道〜長野ICへ。そこから下道。合計4時間で2時猿倉駐車場到着。仮眠しました。

駐車場は早朝まだ空きあり(でも混んでいた)。
お手洗いは駐車場から離れていて猿倉山荘の前まで少し歩かないといけません(協力金100円)。
コース状況/
危険箇所等
●猿倉〜白馬尻
猿倉登山口からは林道歩きが長い時間を占めます。その後白馬尻へ向けて緩やかな登りでおおよそ1時間。重装備の体を慣らすのにちょうど良いです。途中、白馬鑓への分岐があります。

●白馬尻〜白馬大雪渓上部
白馬尻から15分程歩くと白馬大雪渓の取り付きに到着。ここから上部まで大雪渓が続きます。斜面はそれほど角度が無いので滑落は無いかと思われます。ただし、転倒防止のため軽アイゼンは必要(私はチェーンスパイク)。白馬尻でも貸出しあるようです。
落石各所にあり、行動時には十分な注意をします。今回はガスで視界が無かったのでちょっと怖かった
です。ヘルメット装着の人も多数いました。
中盤位で雪渓に大きな亀裂が入っており、雪渓の脇を登る個所あります。ここの道が悪いので帰りは登りと下りで渋滞が発生していました。

●白馬大雪渓上部〜白馬山荘
雪渓を登り切ったところからは残雪はありません。一カ所、緊急避難小屋があります(今回雷のため20分程避難)。収容は詰めて7〜8人程か。
雨が降ると登山道は川のようになります。スリップに注意。
この道中は、お花畑です。

◎白馬山荘
山荘には休憩できる屋内あり。生ビールが飲めます(800円)。お食事も夕方までなら可能。
相談所があり、スタッフさんがスマホを片手に天気に関してアドバイスをしてくれます。今回の雷雨も親身に相談に乗ってくれました(下山を決意)。
テント場は小屋の裏100m位先にあります。テント受付があり1人1000円。ここでビールなども販売しています。テント場は若干風が強かったです。

●白馬山荘〜白馬岳
登山道は整備されていて歩きやすいです。白馬山荘から見えますが、15分位登ったところに白馬頂上小屋があり、さらに15分程歩くと白馬岳頂上に到着。今回は全く展望なし。この稜線でライチョウ(雷鳥)2羽に出会いました。
山頂は道標、三角点、方位盤あります。
その他周辺情報 ●温泉
猿倉から八方への下りに数ヶ所ありますが、八方に降りてから左の路に入り少し進むと倉下の湯にて汗を流しました。600円也。
設備:
温泉で珍しく内湯はなく外湯のみ。室内は、掛け湯と洗い場のみ。源泉かけ流し。
シャンプー、ボディーシャンプーあり。ドライヤーあり。
100円未返却の貴重品ロッカー。
休憩所・自販機あり。
八方のスキー場が良く見えます。
朝出発する時は若干空きあり。でもかなり混んでました。
天気が悪くても山の日からお盆休みで来る人多いんですね。
朝出発する時は若干空きあり。でもかなり混んでました。
天気が悪くても山の日からお盆休みで来る人多いんですね。
猿倉荘前で荷物を置きトイレを済ませて出発です。
猿倉荘前で荷物を置きトイレを済ませて出発です。
登山口に案内板。
白馬は2回目ですが、大雪渓を歩くのは初めてです。
登山口に案内板。
白馬は2回目ですが、大雪渓を歩くのは初めてです。
林道から緩やかな登山道へ入って1時間ほど歩くと白馬尻に到着。
林道から緩やかな登山道へ入って1時間ほど歩くと白馬尻に到着。
白馬尻から大雪渓が少し見えてきました。
天気は予報通りいまいち。
1
白馬尻から大雪渓が少し見えてきました。
天気は予報通りいまいち。
白馬尻で雪渓の注意点が記載されています。
白馬尻で雪渓の注意点が記載されています。
白馬尻あたりから登山道周辺に花が見られるようになります。
1
白馬尻あたりから登山道周辺に花が見られるようになります。
白馬尻から15分ほど歩くといよいよ白馬大雪渓。
1
白馬尻から15分ほど歩くといよいよ白馬大雪渓。
雪渓の際で皆さんアイゼン等の装備をつけます。
私はチェーンスパイクを装着。
1
雪渓の際で皆さんアイゼン等の装備をつけます。
私はチェーンスパイクを装着。
ガスが広がっていて全貌が把握できません。
2
ガスが広がっていて全貌が把握できません。
中盤チョイ手前で雪渓に大きな亀裂があり、一部脇の土が露出している場所を歩く。
1
中盤チョイ手前で雪渓に大きな亀裂があり、一部脇の土が露出している場所を歩く。
想像していたよりもなだらかな雪渓。
ガスでほぼ視界がないのであまり楽しくない。
1
想像していたよりもなだらかな雪渓。
ガスでほぼ視界がないのであまり楽しくない。
大雪渓を登り終えガスの中登り始めます。
大雪渓を登り終えガスの中登り始めます。
お花畑はじまり〜。
1
お花畑はじまり〜。
少しガスが切れて先が見えてきました。
少しガスが切れて先が見えてきました。
クルマユリ結構咲いていますね。
4
クルマユリ結構咲いていますね。
白馬鑓の方も見えてきました。
白馬鑓の方も見えてきました。
フウロも結構咲いています。
2
フウロも結構咲いています。
白馬山荘が見えてきたところで青空が顔を出してきました。
1
白馬山荘が見えてきたところで青空が顔を出してきました。
山荘前の雪渓の水場。まだまだ豊富です。
1
山荘前の雪渓の水場。まだまだ豊富です。
冷たくて旨い。
ガスが出たり切れたりを繰り返す。
1
ガスが出たり切れたりを繰り返す。
山は青空が似合うよね。
2
山は青空が似合うよね。
小屋の裏手がテント場です。
小屋の裏手がテント場です。
テント受付に向かいます。
テント受付に向かいます。
受付を済ませてみると既にこんなにテントが!
天気悪くても人気の山ですね〜。
3
受付を済ませてみると既にこんなにテントが!
天気悪くても人気の山ですね〜。
マイテント設営完了。
1
マイテント設営完了。
天気いまいちなので山頂は明日にして山荘で生ビールで乾杯。
2
天気いまいちなので山頂は明日にして山荘で生ビールで乾杯。
と、だんだんと晴れてきて白馬鑓が見えてきた!
3
と、だんだんと晴れてきて白馬鑓が見えてきた!
迫力の景色ですね〜。
4
迫力の景色ですね〜。
天気が良くなってきた。
こんなことなら乾杯先延ばしして山頂へ向かえば良かったです。
1
天気が良くなってきた。
こんなことなら乾杯先延ばしして山頂へ向かえば良かったです。
17時ごろ、楽しく飲んだらテントへ。
既にガスの中で雨も降ってきた。
17時ごろ、楽しく飲んだらテントへ。
既にガスの中で雨も降ってきた。
2日目
テン場、ガスの中。雨が降っていないので撤収はまだよかったです。山荘の相談所で天候聞いたら雷雨とのこと。稜線歩きは危険と判断し撤退することにしました。
2日目
テン場、ガスの中。雨が降っていないので撤収はまだよかったです。山荘の相談所で天候聞いたら雷雨とのこと。稜線歩きは危険と判断し撤退することにしました。
軽身でとりあえず白馬のピークは踏まねば。ガスの中向かいます。
1
軽身でとりあえず白馬のピークは踏まねば。ガスの中向かいます。
ウルップ草、まだ咲いているのもありました。
3
ウルップ草、まだ咲いているのもありました。
山頂に到着〜でもガスの中。
1
山頂に到着〜でもガスの中。
山頂から下山時にライチョウさんが出てきてくれた♪
6
山頂から下山時にライチョウさんが出てきてくれた♪
2羽!両方雄だったみたいです。
鳴き声も愛くるしい。
ガスの中の特典ですね。
1
2羽!両方雄だったみたいです。
鳴き声も愛くるしい。
ガスの中の特典ですね。
小屋に戻ってきて下山スタート。
雨はいよいよ激しくなる。
小屋に戻ってきて下山スタート。
雨はいよいよ激しくなる。
下り始めたら登山道は川のような状態でした。
1
下り始めたら登山道は川のような状態でした。
せめて花を楽しみましょう。
イチゲかな。
1
せめて花を楽しみましょう。
イチゲかな。
キンポウゲかな。
キンポウゲかな。
下っているといきなり雷鳴が鳴り響きます。
もう恐ろしいことこの上ない。
3
下っているといきなり雷鳴が鳴り響きます。
もう恐ろしいことこの上ない。
急ぎ避難小屋まで下りて20分ほど停滞。
雨も少し弱まってきたので様子を見てスタート。
1
急ぎ避難小屋まで下りて20分ほど停滞。
雨も少し弱まってきたので様子を見てスタート。
花咲く登山道を下る。
花咲く登山道を下る。
私の好きなオダマキ。
3
私の好きなオダマキ。
ずんずん下っていくと大雪渓が見えてきました。
2
ずんずん下っていくと大雪渓が見えてきました。
天気が悪い中登ってくる人多いな!
2
天気が悪い中登ってくる人多いな!
ガスの中下り始める。
ガスの中下り始める。
結構緩やかなのでサクサク下れます。
結構緩やかなのでサクサク下れます。
雪渓が切れた場所。登りと下りで大渋滞です。
2
雪渓が切れた場所。登りと下りで大渋滞です。
白馬尻に到着。雨は止んできました。
1
白馬尻に到着。雨は止んできました。
無事に猿倉に戻る。
無事に猿倉に戻る。
倉下の湯にて汗を流す。
1
倉下の湯にて汗を流す。
600円だから安いよね〜。
源泉かけ流しで結構いい湯でした。
1
600円だから安いよね〜。
源泉かけ流しで結構いい湯でした。
帰りは道の駅により蕎麦御膳をオーダー。
信州サーモンってマスかな?
美味しくいただきました。
3
帰りは道の駅により蕎麦御膳をオーダー。
信州サーモンってマスかな?
美味しくいただきました。

感想

数年前、蓮華温泉から五輪尾根を登り朝日岳〜白馬を周回した時に知った日本海の親不知まで続く「栂海新道」の存在。いつか機会があれば繋げたいと思っていましたが、お誘いがあって行くことにしました。
前日天気予報では1日目午後雨、2日目雨、3・4日目曇りと芳しくありません。猿倉から白馬を越えて雪倉・朝日と続く稜線歩きの2日間の天気が悪いので自分がリーダーなら中止するところ。ですが、今回のリーダーは行くと判断したので予定通り決行しました。
結果としては予報通りで心配していた強い雨に加えて雷も発生してしまったため、稜線歩きは危険と判断し撤退。下山時には雷が三度なり肝を冷やしましたが、無事に下山。栂海新道はお預けとなりました。

天気が悪くて行きはガス、帰りは雨の中でしたが、白馬大雪渓を初めて登ったことに意義があります。大雪渓の雰囲気がわかったので来年以降計画したいと思っている「白馬三山〜不帰〜唐松周回」「白馬〜欅平〜水平道〜下ノ廊下〜扇沢」の計画立案も膨らみました。

それにしても今年の夏は天気が芳しくないです。来週の南ア沢登りも天候不良で心配だなー。晴天の中、大きな山を登りたいですわ。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:517人

コメント

白馬岳!
お疲れ様です!
わたしが先日泊まった山小屋で一緒になったソロ女子の方が、前穂から始まり親不知に抜ける大縦走の真っ最中でした。
恐らくそろそろ栂海新道に入る所なんでしょうか。

わたしにはまだそのルートは通れませんが、白馬岳を通るコースは色々あって迷いますね!
やはり大雪渓を登りたいなと思うし、白馬三山から唐松岳とか、白馬鑓温泉も魅力的ですね!

今回は天候があまり良くなかった感じですが次回はまた違ったコースで白馬岳堪能できるといいですね!
わたしも来年チャレンジしてみようと思います(^^)/
2017/8/16 16:11
Re: 白馬岳!
matako0530さん、コメントどうも。
前穂高から親不知…すごい行程を歩く人がいますね〜。ざっと考えても2週間くらいかかるのかな。時間とお金がないと一気通貫できないですが、本当に羨ましい縦走をされている人がいるんですね。
最初はやっぱり大雪渓から栂池に抜けるルートがお勧めです。matako0530さん、きっと楽しめると思います。
2017/8/18 8:57
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
猿倉〜大雪渓(秋道)〜白馬山頂〜白馬鑓温泉〜猿倉
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら