折立(IN)-薬師岳-雲ノ平-水晶岳-鷲羽岳-双六岳-新穂高(OUT)
- GPS
- 25:50
- 距離
- 51.7km
- 登り
- 3,952m
- 下り
- 4,198m
コースタイム
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 7:45
- 山行
- 11:02
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 11:45
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 6:46
天候 | 8/12 AM雨〜PM曇りのち晴れ 8/13 晴れ時々曇り 8/14 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
その他周辺情報 | 折立行バス・休憩場所のアルペン村にセブイレあり 中崎山荘 奥飛騨の湯(800円) |
写真
感想
【山行編】
1日目(8/12)
当初は8/10の夜行バスで行く予定でしたが、8/11の天気予報が悪かったので一日ずらして昼行バスで富山入り、前泊で始発(5時発)の折立行のバスへ乗車、満席でした。この日の予報はAM雨〜PM晴れでしたが5時前から小雨が降り始め途中のアルペン村あたりから本降りに。スマホでレーダー見ると真っ赤なエコーが近づいてます、そして折立に着くと土砂降りに・・、僅かな軒先は先客でいっぱいなので大きな木の下でささっと準備、直ぐに出発しました。太郎平小屋に着く頃には雨も少しましになり、今日の幕営予定地、薬師峠に着く頃にはすっかりあがりました。まさに予報通りというところ。受付は12時半との張り紙があったので、適所に設営。まだ早い時間だったので良い場所ゲット、すこし休憩してから薬師岳に向かいます。沢沿いを登り森林限界を超えるころには晴れ間も出てきてテンションアップ!でしたが薬師岳山頂部はガスが取れず・・・。立山方面の眺望が無かったのは残念でしたが憧れの山に来れただけ大満足。そそくさと降りて夕飯食べて18時前には寝床にはいりました。20時前ごろかな?うとうとしてたら遅着のひとたちの会話がヒソヒソじゃなく普通の音量で!あげくにペグ打ちまでし始めてすっかり目が覚めた。少しは周辺配慮いただきたいものですが、こちらも早立ちで迷惑かけると思うのでお互い様か・・?そんなこともありながら翌日へ続きます。
折立登山口…休憩所、トイレ、自販機あり。
太郎平小屋…通過のみで詳細不明、外のトイレ(バイオ?)は綺麗です。
薬師峠…登山道沿いにある管理棟でテント受付とビール買えます(12時頃〜17時?)ビール(500ml/800円S社のモルツ)トイレ、水場(じゃぶじゃぶ出てます)もすぐ近く。
2日目(8/13)
1時半ごろ起床して3時過ぎに出発。月明かりから雲が多少見えましたが天気も良さげです。薬師沢小屋に降りる道は木道も多くて分かり易く、2時間ほどで小屋に到着。小休止して再出発、雲ノ平に向かいます。この道、標高差はそんなにないのですが、苔むした岩が多い急登でとにかく歩きずらい!今回いちばんキツかったポイントになりました。時計の標高が2,400m近くになると段々と緩やかになり木道がでてきて視界が開けてくるとアラスカ庭園の看板が。おぉうここから雲ノ平か〜、後ろに薬師岳、西方向は黒部五郎かな?良い天気のなか雄大な風景のなかを進みます。右手に丘のような祖母岳を見ながらあがっていくと雲ノ平山荘が見えてきました。山荘前に行くと人も少なくて何やらゆったりした時間が流れています。玄関前に張り紙があり、水が少なくお茶出しができないことと、今日は混雑するので布団1枚で2名になる旨の表記がありました。ここでビール飲みながらのんびり休憩したい誘惑にもかられましたが、今日は時間に余裕がないので先を急ぎます。10分ほど行くとテン場が見えてきました。次回は秋にでも来てここでゆっくり過ごそうと心に思い進みます。すると左手に黒々とした山が谷の向こうに、水晶岳です、遠いです。今からあそこまで行くのかぁ〜と思うと心が折れそうになりますが、こういう時は何も考えずに進むのが一番なので、目の前の祖父岳を目指します。祖父岳の山頂にでると後半の行程が一望できます。水晶岳からワリモ岳、鷲羽岳、そして目的地の三俣蓮華方面と。想像より厳しそうな稜線のアップダウンにウッとなりましたが素晴らしい山容を見ると段々とテンションが上がってきました。いったん岩苔乗越までくだり、近くの水場で補給して小休止。そして10分ほど登り返しワリモ北分岐到着。たくさんのザックがデポしてあるなか自分のも置いてウエストバッグに水とカメラをいれて水晶岳を目指します。気持ち良い稜線を進み、水晶小屋を過ぎて時折岩に張り付く水晶を見ながら1時間ちょっとで山頂へ。写真をとるのも結構大変な狭い山頂で、おまけに到着寸前からガスが出てきて眺望はゼロでしたが達成感に満足してそそくさと降ります。分岐から往復2時間と以外に近かった水晶岳でした。そして再びデポ地点で重たいザックを背負い鷲羽岳に向かいます。まずは岩々したワリモ岳に登り少し下ってから山頂に向かって再び登り返します。この時点で10時間を超える行動時間、さすがに疲れてきましたが最後の登りと叱咤しながら山頂に到着、さすがに人気の山で人もいっぱいです。記念撮影をすまして本日のゴール、三俣山荘を目指します。下るにつれて山荘とテン場が見え出すとテントも結構いっぱいの様子がうかがえます。少しペースアップして山荘到着。さすがにお盆休み、たくさんの人が山荘前の広場で思い思いの時間を過ごしています。先に受付を済まそうと山荘内へ。すると小学校3-4年生ぐらいかな?可愛い僕が受付してくれました。お金の計算もしっかりで水場やトイレの説明もよどみなく、一人前のスタッフさんです。和みます。テン場に向かうと山荘近くはいっぱいで上のほうに行くと空いた場所がチラホラ。良さげな場所をキープしてから、先にさっき購入したビールをプシュ、最高に美味しい味です。目の前を改めて見ると鷲羽岳がドーンと。鷲が羽を広げたように見えるのはこの方向なんだと思いながらマッタリ過ごして翌日に続きます。
薬師沢小屋…入口横にじゃぶじゃぶ出ている水場あり(無料)
雲ノ平山荘…通過のみで詳細不明、中に入ればよかったと後悔。
岩苔乗越…三俣方面に5分ほど下ると水場有。
三俣山荘…水場は山荘前とテント場にあり。ビール(500ml/950円K社ラガーだったかな?)トイレは山荘内のを使用、テン場からは遠くなりますがとてもキレイです。洗面所や更衣室もありました。
3日目(8/14)
この日も1時半起床で3時過ぎに出発、まずは三俣蓮華岳を目指します。月明かりに雲がうっすらで出ている様子がうかがえ、ビミョーな天気状況です。小一時間登って山頂到着、当然何にも見えません。証拠写真だけ撮って双六方面に降ります。丸山を超えて予定通りの5時に双六岳山頂に到着。ここでご来光まちです。雲の切れ間から少しお日様が顔をのぞかす風なビミョーなご来光でしたが、360度の大パノラマに感動です。山頂を少し下ると緩やかな台地を槍ヶ岳に向かって一本道が伸びていく有名な場所に出てきました。前から来たかった場所なので、写真を撮りまくります。双六岳までは一人とすれ違うだけでしたが、このあたりからは段々と賑やかになってきました。やがて谷間に双六小屋が見えてきました、大きな小屋で登山者でいっぱいです。テント場も広く、たくさんのテントがありました。時計を見ると6時で、予定より一本早い高速バスに乗れるかもと考えて先を急ぎます。弓折乗越まではアップダウンもあり結構しんどい行程ですが、穂高から槍ヶ岳を見ながらの贅沢なルートで飽きることがありません。乗越を超えると後はずっと下りになります。やがて鏡平山荘まできました。山荘前は人でいっぱいなので、先の鏡池に向かいます。ここも有名な撮影ポイントですね、逆さ槍を撮ろうとしましたが、モロ逆光になり難しかったです。ここからは延々下り道が続きます、下るにつれて気温もあがり、汗だくになります。すれ違いの登っていく人達はもっと大変なんですけどね。小池新道から林道にでてからも淡々と歩きます、どうにか10時に新穂高温泉に到着で温泉に入ってもバスに間に合いそうです。まだ早い時間でしたが奥飛騨の湯は登山者でいっぱいでした。
双六小屋、鏡池山荘、わさび平小屋…通過のみで詳細不明
今の自分的にギリギリの行程かなと考えた計画でしたが、ほんとにギリでした。特に二日目は予想通りきつかったでしたが、3日間ともにそんなに天気も崩れず助かりました。トータルしてほぼ計画通り進めたのでとても満足の山行になりました。
【装備編】
軽量化のためにテントをM社ドームシェルターにして, ポールも同ULフォールディングに, ザックも軽めのTNFのカイルス50に。自分的に結構な投資だったのですが水込みのフル装備で計ると14キロ?前より重くなってない??謎です。今回デビューのドームシェルターですが, 懸案の結露は想定内レベル。初日は雨上がりで湿度も高かった為か深夜12時ぐらいにポタポタしてきましたが拭き取ればOKな感じで、二日目は入口のメッシュ全開にしてたら大丈夫でした。なにより軽いし設営, 撤収もラクラクなのはメリット大です。ULフォールディングポールは120cmタイプが売れ切れ続出で探すのに苦労しましたが, 行く前日たまたま寄ったショップでその日に入荷したものを運よくゲットできました。軽さゆえの耐久性に不安がありましたが大丈夫でした、3日間のなかでつまずいたりして何度か体重をかける(7-8割?)場面がありましたが、ポールが曲がって力を吸収するようで思ったよりは丈夫なようです。でも曲りが限界を超えると折れると思うのでその点は注意が必要ですね。
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