白馬岳大雪渓から栂海新道【195〜197】／遠いわっ！

2017年09月02日(土) ~ 2017年09月05日(火)

• GPS: 67:50
• 距離: 57.2km
• 登り: 4,598m
• 下り: 5,826m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:59
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:59

距離 2.9km 登り 346m 下り 38m

13:55 猿倉荘
14:50 白馬尻荘
14:54 白馬尻小屋

2日目

• 山行: 10:36
• 休憩: 1:05
• 合計: 11:41

距離 18.4km 登り 2,232m 下り 1,633m

4:19 白馬尻小屋
5:40 5:41 岩室跡
6:55 7:04 避難小屋
7:51 8:18 白馬岳頂上宿舎
8:39 8:40 白馬山荘
9:01 9:07 白馬岳
9:35 9:37 三国境
10:16 鉱山道分岐
10:58 11:11 雪倉岳避難小屋
11:56 11:59 雪倉岳
13:42 小桜ヶ原
15:21 15:23 朝日岳
15:51 15:52 水谷のコル
16:00 朝日小屋

3日目

• 山行: 10:59
• 休憩: 2:19
• 合計: 13:18

距離 20.6km 登り 1,263m 下り 2,128m

4:19 朝日小屋
4:24 4:29 水谷のコル
5:12 5:32 朝日岳
5:56 5:57 吹上のコル
6:19 6:20 照葉ノ池
7:10 アヤメ平
9:03 9:08 黒岩平
9:32 黒岩山
10:53 サワガニ山
11:28 11:32 北又の水場
12:15 12:18 犬ヶ岳
12:24 13:31 栂海山荘
14:17 黄蓮山
14:43 15:06 黄蓮の水場
15:20 菊石山
15:53 15:59 下駒ヶ岳
17:32 17:36 白鳥山避難小屋
17:37 白鳥山

4日目

• 山行: 5:25
• 休憩: 0:27
• 合計: 5:52

距離 15.3km 登り 751m 下り 2,027m

3:44 白鳥山
4:51 4:54 シキワリの水場
5:46 坂田峠
6:23 6:24 尻高山
7:00 二本松峠
8:20 8:22 親不知 栂海新道登山口
8:23 8:43 親不知観光ホテル
8:43 8:44 親不知 栂海新道登山口
8:46 親不知観光ホテル
9:36 親不知駅

天候

一日目：曇り
二日目：晴れからのガッスガス、最後は雨
三日目：晴れ
四日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー

コース状況／危険箇所等

栂海新道水場情報
黒岩平：沢
北俣ノ水場：未確認だが出ていると聞いた
黄蓮ノ水場：沢、「涸れることあり」とあるがそんな様子は無かった
白鳥小屋：湧水、出ていた。 やや細いが充分使える
シキ割：細いが出ていた

写真

9/2 13:07

白馬駅。

9/2 13:07

白馬の駅から見た風景。 ここでトラブル、予定していた13:15のバスが無かった。 白馬のハイシーズンは既に終わっていたようだ。。

9/2 13:33

猿倉。 同じように困っていた外国人カップルと3人でタクシーに乗れたので何とか助かりました。

9/2 13:36

9/2 13:37

9/2 14:04

道の様子。 しばらく林道歩きです。

9/2 14:10

上の方はガスってますね。 明日は晴れるかしら。

9/2 14:34

林道も終わってもうすぐ白馬尻小屋。

9/2 14:52

おつかれさん！

9/2 14:53

白馬尻小屋。 人の気配がしない。。

9/2 14:54

小屋の前に豪快な沢。 音がうるさい。

9/2 14:54

9/2 15:37

裏手にトイレと水場。

9/2 15:50

明日は晴れて欲しい！ かんぱーい！

9/3 4:38

翌朝。
暗いうちのスタートとから程なく東の空が明るくなってきました。

9/3 4:54

雪渓登り始めました。 真ん中へんの沢の上にぼっこりと大穴。

9/3 5:02

だいぶ明るくなってきましたがまだヘッデンは外せません。

9/3 5:02

雪が固くしまっているのでチェーンアイゼンで充分でした。

9/3 5:09

振り返る。

9/3 5:15

落石いっぱい。 まだ使ったことのないヘルメット持ってくれば良かった。

9/3 5:27

もうすぐ日の出や！ 空は快晴！

9/3 5:36

キター!!

9/3 5:38

綺麗だねぇ。

9/3 6:03

名残惜しいですが、雪渓終わっちゃいました。

9/3 6:03

9/3 6:09

道の様子。 急坂のゴロゴロ。

9/3 6:17

振り返る。 晴れたねぇ。

9/3 6:38

小雪渓？ 夏道とは離れた所にあります。

9/3 6:48

道の様子。

9/3 6:58

緊急避難小屋。

9/3 6:58

中は狭い。

9/3 7:11

おぉ、頂上宿舎が見えてきました。

9/3 7:11

9/3 7:27

振り返っても絶景。

9/3 7:35

あら？？ 少し雲が出てきた。

9/3 7:36

横を向けば杓子岳とか鑓(やり)とか。

9/3 7:36

横を向いている間にガスがっ！！

9/3 7:41

もうすぐ宿舎。 真っ白になっちゃいました。

9/3 7:49

白馬岳頂上宿舎に到着。

9/3 8:14

9/3 8:16

小屋裏にテン場。 奥がどこまであるのか分からん。

9/3 8:17

張りやすそう。

9/3 8:19

9/3 8:27

山頂へ向かいます。

9/3 8:38

白馬山荘。

9/3 8:39

ずいぶんとデカい山荘。 頂上宿舎もすぐそばにあるのに。 人気なんですねぇ。

9/3 9:00

まっしろの白馬岳山頂へ。

9/3 9:16

先へ急ぎます。

9/3 9:21

岩場も。

9/3 9:23

ガレも。

9/3 9:44

晴れていれば楽しい稜線歩き何でしょうねぇ。

9/3 10:25

9/3 10:25

9/3 10:32

道の様子。

9/3 10:58

雪倉岳避難小屋。 中は団体さんでいっぱいでした。

9/3 11:21

登ります。 キツいっす。

9/3 11:41

雪倉手前のガレ場。

9/3 11:49

雪倉岳〜

9/3 11:52

9/3 11:53

9/3 11:54

一瞬だけ晴れた！

9/3 12:07

さらに先へ。

9/3 12:34

道の様子。

9/3 13:14

これがツバメ平の水場ですかねぇ。

9/3 13:14

ポッカリとテント適地がありますが幕営禁止です。

9/3 13:23

急にガレる。

9/3 13:25

このデカい岩ツバメ岩。 ここからのおびただしい落石がガレを作っているようです。

9/3 13:29

道の様子。

9/3 13:35

山と高原地図に「常水」と書かれている水場。

9/3 13:41

急に木道。

9/3 14:01

左が水平道を経て朝日小屋。 右の朝日岳へ進みます。

9/3 14:03

道の様子。 最初は急坂。

9/3 14:33

やがてお花畑。 坂はきつくないが疲労でぜんぜん進まず。。

9/3 15:04

道の様子。 もうすぐかもうすぐか。。

9/3 15:21

朝日岳山頂〜

9/3 15:24

すぐ帰ります。 何故か朝日岳と朝日小屋の間はとても良く整備されています。 登ってきた道はぜんぜんだったのに。

9/3 15:59

朝日小屋！ めっちゃ疲れた！ カップラーメン2個食べちゃった。

9/4 5:22

翌朝。
朝日岳から見る朝日！ 晴れたねぇ〜

9/4 5:22

昨日とはぜんぜん違う山頂！

9/4 5:23

白馬岳方面もぜんぜん見える。

9/4 5:23

真ん中が白馬岳、右のポコッとしたのが旭岳。

9/4 5:37

いやぁ〜 先が見えるって素晴らしいですね。

9/4 5:44

ほら全部見える。

9/4 5:48

海まで見える。

9/4 5:55

吹上のコル。 ここから栂海新道スタート！

9/4 5:57

9/4 6:11

道の様子。

9/4 6:12

良いとこですねぇ。

9/4 6:20

照葉ノ池。 キャンプきんし。

9/4 6:38

9/4 7:00

道の様子。

9/4 7:12

アヤメ平。

9/4 7:28

グチャドロの所はホント多いです。

9/4 7:59

これから歩く稜線が見えます。 手前やや右が黒岩山、左奥が犬ヶ岳。 その先は見えていません。

9/4 8:03

9/4 8:06

9/4 8:13

9/4 8:18

黒岩平。 終わりかけてますが花がたくさんあって楽園に来たよう。

9/4 8:23

9/4 9:01

水場ですかねぇ。。 他にもここより太い沢が二本。 お好きなところで。

9/4 9:11

名残惜しいですが進みます。

9/4 9:27

少し歩いて黒岩平を振り返る。

9/4 9:33

黒岩山。

9/4 9:34

9/4 9:42

道の様子。

9/4 10:00

9/4 10:36

遠くに見えるサワガニ山、まだ遠いすなぁ。

9/4 10:39

相変わらずのグチャドロ。

9/4 10:53

サワガニ到着。 暑い。。

9/4 10:53

9/4 10:54

歩いてきた道を振り返る。

9/4 11:06

これから歩く道。 奥に三つのピークが見えていますが、見えないピークもたくさんあるのです。。

9/4 11:11

痩せた尾根。 落ちるとヤバい。

9/4 11:12

コレもんですから。

9/4 11:29

9/4 11:30

北又の水。 時間がなかったのでスルー。 朝日小屋の人によると出ているそうです。

9/4 11:30

9/4 11:48

犬ヶ岳近づいて来ました。 駒ヶ岳が馬の背なら犬ヶ岳は犬の背？

9/4 11:57

9/4 12:09

犬への登り。 角度的にはそうでもないですが疲労でなかなかすすまない。。

9/4 12:13

以外と険しい。

9/4 12:15

犬ヶ岳山頂〜 この辺何故か羽蟻がたくさんいる。

9/4 12:15

9/4 12:19

歩いてきた道を振り返る。 黒岩平もまだ見えるねぇ。

9/4 13:00

色あいがちょっとアレな 栂海山荘に到着。 誰もいません。

9/4 13:01

テン場。 10張り程でしょうか。

9/4 12:46

9/4 12:46

事前の調査と値段が違いますね、値上げですかね。

9/4 12:47

9/4 12:48

9/4 12:48

増築された北館。

9/4 12:58

ショッキングなフレーズが目に飛び込んで来ましたが、この奥に農鳥超えのショッキングな光景があります・・・・

9/4 13:31

栂海山荘で天気が良く、良い風も吹いていたのでテント他色んなものを乾かすために大休憩して先へ進みます。 一番奥に見えているのが今日泊まる白鳥山＆白鳥小屋。

9/4 14:01

道の様子。

9/4 14:28

ちょっとガスが出てきたかな。

9/4 14:41

道の様子。

9/4 14:43

黄蓮ノ水場。

9/4 14:44

9/4 14:47

結構な流れ。 こんな所が枯れることがあるんですね。 道は悪いですが10分もかかりませんでした。

9/4 15:07

良い天気。

9/4 15:55

いつの間にか犬ヶ岳があんな遠くに。

9/4 16:00

下駒ヶ岳。

9/4 16:00

三角点なんか丸い！

9/4 16:25

白鳥山めっちゃ遠い、お家に帰りたい。。

9/4 16:44

カエンタケ？ まさかね。

9/4 17:09

犬ヶ岳方面にガスが出てきました。

9/4 17:11

白鳥小屋の水場。 結構下る。 朝日小屋の人が確認出来ていないと言っていたので確認しに行きます。

9/4 17:15

出とる出とる。　沢ではなくて湧水ですからね、貴重です。

9/4 17:15

500mlで1分くらい。 細いが充分ですね。

9/4 17:38

やっとやっと白鳥小屋到着。　屋根の上の展望台、海に沈む夕日と歩いてきた道がキレイだった。

9/5 4:54

シキ割。　まだ暗いのでフラッシュ撮影。

9/5 4:54

水量チェック！　細いが十分！

9/5 5:11

やっと明るくなってきました。

9/5 5:42

つらい。。

9/5 6:16

きつい。。

9/5 7:44

お家に帰りたい。。

9/5 7:49

おっ！ 猿だ猿だ！

9/5 8:11

海だー！

9/5 8:20

ヤマレコで何度も見た親不知ホテルだー！

9/5 8:20

登山口。

9/5 8:24

めっちゃ下る。。。

9/5 8:28

あとちょっとだー！

9/5 8:32

おしまいっ！！

撮影機器：

Canon IXY 630 Canon

感想

緑茶派

九月に入り徐々に秋の気配が近づいて来ましたがまだまだ夏をお終わらせねぇぜと青春18きっぷ片手に初白馬＆栂海新道でイザ海へということです。 毎日てんきとくらすを何回も見ていたら台風が来ているのに連日のA判定！ 去年計画していたにも関わらず悪天候で中止しているので楽しみにしていました。

一日目：早起きして18きっぷで白馬駅へ。 そしてバス停に移動すると・・・・！ 予定していた13:15の便が無い！ どうやら8/27までしか無く白馬のハイシーズンは終了しているらしい。。 仕方なく同じく困っていた外国人カップルに声をかけて3人でタクシーに乗合って何とか高額出費は免れました。 一日目はバジリ(朝日小屋の人が白馬尻のことをそう呼んでいた)までなので猿倉からのそのそと歩く。 バジリに着くとテン場を探すが見当たらない。 ウラにでもあるのかなと思って受付したらなんと小屋の目の前の広場がテン場で本日は一名様のみ。 バスの件もあるし、夏山は終わってしまったのかなぁとしみじみ。

二日目：金持ちは一日目に白馬岳頂上宿舎に行くんでしょうが、貧乏18きっぱーはバジリスタート。 しかも朝日小屋まで行くので明るくなるのを待ってはいられない。。 だもんで大雪渓も最初はヘッデンで登り始める。 そしてルートの指示を見落として行き止まる。 先行者もいないのでなかなか難しい。 なんとかウロウロしながら登っている間に日の出。 幻想的な中、大雪渓を登りきる頃には日も登り本日好天の予感・・・・・は外れる。。 頂上宿舎の手前で山の反対側からガスがみるみる上がってきてあっという間に真っ白。 そこから白馬岳も雪倉岳も朝日岳も、楽しみにしていた稜線歩きはずーっと真っ白。 最後は雨も降ってきてさんざんな白馬デビューでした。

三日目：いよいよ栂海新道へ。 まずは朝日小屋から朝日岳へ。 昨日の疲れを引きずっているため登りはなかなかペースが上がりません。 日の出の時刻からは少し遅れましたが雲のおかげで何とか間に合う。 日の出ショーの写真を撮りまくったあとはイザ栂海新道へ。 昨日のガッスガスとは打って変わって先の先まで見通せるのでやっと楽しい稜線歩きを楽しめました。 吹上のコルから正式に栂海新道スタート。 やがて見えてくる黒岩平。 まるで楽園ですわ。 この辺でちょっと曇ってたんですが、晴れててもう少し時期が早くてもっと花が咲いていたら楽園過ぎて先に進める自信がない。 ただ正直黒岩平がピークですかね。 黒岩山からはアップダウンが激しくなり、高度を下げるに従って気温が上がり、植生もいつもの低山感が。。 昨日の疲れもあってただただ長く辛い道のりだと感じました。 実際長いんですけど。

四日目：また金持ちなら昨日は栂海山荘に優雅に泊まって昼過ぎに親不知ホテルの風呂に優雅に入り、ホテルの送迎で駅まで優雅に移動して新幹線で帰るんでしょう。 しかし貧乏18きっぱーは前日白鳥小屋まで頑張って歩き、この日も午前の電車でコトコトと18きっぷで帰るのです。 だもんで朝は暗いうちにスタート。 地図上ではお気楽に見えるんですが実際歩くとアップダウンが激しく二日分の疲れものしかかり全くペース上がらす。 登りに至っては一歩毎に休んでるような状態で早く終わらせたいのになかなか進まないもどかしさ。 それでも終わりは来るようで少しづつ海が近づいてきて最後は鬼下り階段。 そして海へ。 正直海より早く帰りたい気持ちが強かったと思ってましたが、涙がててきちゃいました。

栂海新道、二度と来ません！！ たいへんおつかれさまでした。