雨乞岳(白州ヴィレッジ)〜水晶ナギへピストン決行
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,265m
- 下り
- 1,246m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 8:00
天候 | 快晴(朝冷え込む) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道は、ところどころ小さな落石が転がっているので、夜間走行時は注意。 |
その他周辺情報 | 白州の隠れ湯「塩沢温泉フォッサマグナの湯」が利用料が高いけどお薦めです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
水(1L)
ガスカートリッジ
コンロ
ケトル
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
携帯
サングラス
タオル
ナイフ
|
---|---|
備考 | 9月で朝冷え込んだ。風も強くソフトシェルは必須。 |
感想
予定よりも1時間早く目が覚めたので、予定前倒しで6:30にヴィレッジ口から入山。
遊歩道のような道を進むが、北斜面を巻くので北風が冷たい。太平洋を北上する台風の影響もあるのだろう。やはり、ソフトシェルは必要だな・・と数年前から同じ事の繰り返しをしている進歩のない自分に、一人ニヤける。
そのまま少し進むと、運が良ければ水場につく。岩の下から湧き水が出ている水場だが、常時出ているわけではなさそうなので、あまりアテには出来ない。この日は、コンコンと湧き出ていたので、運が良かったのだろう。
登山道は、いよいよ尾根道の様相となり、一面の熊笹の中を進む。朝露に膝下はグッショリ、こりゃスパッツも必要だったかと・・あっ持ってないか(〜〜; 左手に見え隠れする甲斐駒と鋸岳の勇姿に後押しされ、間もなく雨乞岳山頂に到着(2.5H)
南ア鳳凰三山方面は雲が沸き立っているが、甲斐駒は頭を出してくれた。何よりお気に入りの日向山が、小さく眼下に見えるのが可笑しい。ここまでは貸し切りの山。
目的地の水晶ナギへの高低差と距離がかなりあることに一瞬躊躇したが、9時過ぎの時間と秋の青空のせいか、ピストンを決行することに・・この判断が後で・・
水晶ナギ分岐までの下りの酷さといったら・・急降下の連続はまだ許せても、一面の熊笹にまったく足元が見えないから、転ぶ転ぶ。膝を変に捻ってしまった。一面の黄花も、この時ばかりは仇花にみえたが、なんとか分岐に到着。しかし、本気でここを引き返すのかと、心から後悔したが、それも後の祭りであった。分岐から5分でナンチャッテ水晶ナギ、そこから5分でマジ水晶ナギにつく。間違えないように・・
水晶ナギは、以前は水晶の採取が行われていたそうで、山の東南面が見事な花崗岩のザレに覆われている絶景の場所。奇岩と真っ白な砂のコントラストの素晴らしさ、そして圧倒的な高度感に誰もが息を呑む。天に目をやれば、切り立った鋸の刃から白竜が空を駆けている。ナイフリッジを行けるところまで慎重に進んだが、高所恐怖症の僕には、20mくらいが限界だった。左右どちらに落ちても上がっては来れないから。気分が良いので、ここで絶景ランチと洒落込んだ。至福のカップうどん(笑)
食事後、これからの苦行を想定して靴紐を締め直し、軽く屈伸をして水晶ナギを出発。程なく魔の熊笹急登に取り付く。この頃から左膝に激痛が走り始める。やはり先程捻ったか。なんとか騙し騙し2度めの雨乞岳登頂(12:00) 嫌な予感がしたので、さっさと水分補給だけして下る。まだ2時間余の行程がある。
下るほどに膝の痛みは増すばかり、庇うせいか右膝まで痛んでくる始末。水場近くで痙攣を起こし大休止。あと1時間保つのか??両足を引きずり、牛の歩みで、冷や汗と涙にまみれて・・14:30下山。久しぶりにキツイ山行だった。
治療と休息を兼ねて、塩沢温泉フォッサマグナの湯に立ち寄る。ここは古より知られた湯治の名湯。820円とちょっと高いが、38度の低温の寝湯に身を任せて、しっかりと疲れを癒せる。色々あったが、楽しい山行をのんびり振り替えれる一時。
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