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Yamareco

記録ID: 1245252
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

雨乞岳(白州ヴィレッジ)〜水晶ナギへピストン決行

2017年09月03日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
11.8km
登り
1,265m
下り
1,246m

コースタイム

日帰り
山行
6:40
休憩
1:20
合計
8:00
6:30
80
ヴィレッジ白州登山口
7:50
8:00
70
運が良ければの水場
9:10
9:30
30
雨乞岳
10:00
10
水晶ナギ分岐
10:10
10:40
10
水晶ナギ
10:50
60
水晶ナギ分岐
11:50
12:00
70
雨乞岳
13:10
13:20
70
水場
14:30
ヴィレッジ白州登山口
天候 快晴(朝冷え込む)
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
白州ヴィレッジ近くの登山口に、10台程度駐車可能です。
コース状況/
危険箇所等
林道は、ところどころ小さな落石が転がっているので、夜間走行時は注意。
その他周辺情報 白州の隠れ湯「塩沢温泉フォッサマグナの湯」が利用料が高いけどお薦めです。
予定を1H前倒しして、6:30登山開始。勿論駐車場一番乗り。
2017年09月03日 06:22撮影
9/3 6:22
予定を1H前倒しして、6:30登山開始。勿論駐車場一番乗り。
登り始めから、細かな階段が続く。
2017年09月03日 06:34撮影
9/3 6:34
登り始めから、細かな階段が続く。
道中は整備され、要所に道案内が設置されている。
2017年09月03日 06:52撮影
9/3 6:52
道中は整備され、要所に道案内が設置されている。
階段がすぎれば、気持ちのよい尾根道が続く。
2017年09月03日 07:06撮影
9/3 7:06
階段がすぎれば、気持ちのよい尾根道が続く。
1時間歩いたので、水分補給。朝日が眩しい。
2017年09月03日 07:22撮影
9/3 7:22
1時間歩いたので、水分補給。朝日が眩しい。
尾根がだんだん痩せてきた。右手長野側から北風が冷たい。
2017年09月03日 07:35撮影
1
9/3 7:35
尾根がだんだん痩せてきた。右手長野側から北風が冷たい。
青空を雲が飛んでく。台風の影響?
2017年09月03日 07:47撮影
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9/3 7:47
青空を雲が飛んでく。台風の影響?
1時間半弱で、運が良ければ水場到着。
2017年09月03日 07:51撮影
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9/3 7:51
1時間半弱で、運が良ければ水場到着。
運が良かったようで、湧き水がこんこんと・・早速顔洗う。
2017年09月03日 07:53撮影
9/3 7:53
運が良かったようで、湧き水がこんこんと・・早速顔洗う。
尾根の木々の切れ間からちょっと八ヶ岳。
2017年09月03日 07:56撮影
9/3 7:56
尾根の木々の切れ間からちょっと八ヶ岳。
1時間半強で、第4指標到着。ここからが実質登山道。
2017年09月03日 08:07撮影
9/3 8:07
1時間半強で、第4指標到着。ここからが実質登山道。
ぐんぐん高度を稼ぐと、左手に鋸岳と青空。
2017年09月03日 08:13撮影
9/3 8:13
ぐんぐん高度を稼ぐと、左手に鋸岳と青空。
甲斐駒もちょっと顔出し。恥ずかしがり屋?
2017年09月03日 08:14撮影
2
9/3 8:14
甲斐駒もちょっと顔出し。恥ずかしがり屋?
熊笹の急登を息を切らして進む。
2017年09月03日 08:17撮影
9/3 8:17
熊笹の急登を息を切らして進む。
朝露で膝から下はビッショリ。スパッツ持ってないし・・
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朝露で膝から下はビッショリ。スパッツ持ってないし・・
キター!絶景だあ!!甲斐駒と鋸岳の共演。
2017年09月03日 08:21撮影
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9/3 8:21
キター!絶景だあ!!甲斐駒と鋸岳の共演。
甲斐駒と雲渦巻く鳳凰三山。
2017年09月03日 08:24撮影
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9/3 8:24
甲斐駒と雲渦巻く鳳凰三山。
いつの間にか、日向山が眼下に・・・
2017年09月03日 08:24撮影
9/3 8:24
いつの間にか、日向山が眼下に・・・
台風の影響か?雲の動きがダイナミック。
2017年09月03日 08:37撮影 by  iPhone SE, Apple
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9/3 8:37
台風の影響か?雲の動きがダイナミック。
約2時間半で、雨乞岳山頂に登頂。
2017年09月03日 09:07撮影
9/3 9:07
約2時間半で、雨乞岳山頂に登頂。
甲斐駒は、まだ全容を見せてくれない。
2017年09月03日 09:09撮影
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9/3 9:09
甲斐駒は、まだ全容を見せてくれない。
後で知ったが、ちょうどこの時間帯に、黒戸尾根7合で登山者がハチに刺されたらしい。
2017年09月03日 09:09撮影 by  iPhone SE, Apple
2
9/3 9:09
後で知ったが、ちょうどこの時間帯に、黒戸尾根7合で登山者がハチに刺されたらしい。
下界の白州方向。日向山が小さい。
2017年09月03日 09:09撮影 by  iPhone SE, Apple
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9/3 9:09
下界の白州方向。日向山が小さい。
雨乞岳東面のパノラマ全容。
2017年09月03日 09:10撮影 by  iPhone SE, Apple
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雨乞岳東面のパノラマ全容。
山頂の空も真っ青。雨乞ブルー?
2017年09月03日 09:20撮影
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9/3 9:20
山頂の空も真っ青。雨乞ブルー?
山梨100名山碑でキャップを乾かす不届き者。
2017年09月03日 09:21撮影
9/3 9:21
山梨100名山碑でキャップを乾かす不届き者。
時間が早く、天気も良いので・・水晶ナギへ下る。
2017年09月03日 09:23撮影
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9/3 9:23
時間が早く、天気も良いので・・水晶ナギへ下る。
ヴィレッジからの登山道以上に熊笹の密集地で、しかもかなりの急降下(><)
2017年09月03日 09:25撮影
9/3 9:25
ヴィレッジからの登山道以上に熊笹の密集地で、しかもかなりの急降下(><)
降下10分後にはマジ後悔。足元見えずに尻もち付く僕を笑う「マルダケバブキ」の群生。
2017年09月03日 09:29撮影
1
9/3 9:29
降下10分後にはマジ後悔。足元見えずに尻もち付く僕を笑う「マルダケバブキ」の群生。
約30分で、水晶ナギの分岐点。足がガクガク。
2017年09月03日 09:52撮影
9/3 9:52
約30分で、水晶ナギの分岐点。足がガクガク。
分岐からすぐに、白砂の原。でもコレは水晶ナギではないから注意。
2017年09月03日 09:58撮影
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9/3 9:58
分岐からすぐに、白砂の原。でもコレは水晶ナギではないから注意。
でも、ここから振り返る雨乞岳の勇姿は見事です。もう一度あそこに登り返す悲劇が頭をよぎるが・・・
2017年09月03日 09:59撮影
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9/3 9:59
でも、ここから振り返る雨乞岳の勇姿は見事です。もう一度あそこに登り返す悲劇が頭をよぎるが・・・
ニセ水晶ナギから進むこと5分。キター絶景の本物。
2017年09月03日 10:05撮影
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9/3 10:05
ニセ水晶ナギから進むこと5分。キター絶景の本物。
日向山を眼前にナイフリッジを慎重に進むが、高度感が凄い。
2017年09月03日 10:06撮影
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9/3 10:06
日向山を眼前にナイフリッジを慎重に進むが、高度感が凄い。
釜無川最深部と奇岩白砂の異世界。
2017年09月03日 10:08撮影
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9/3 10:08
釜無川最深部と奇岩白砂の異世界。
暫し時のたつのも忘れて・・茫然自失の僕。
2017年09月03日 10:17撮影
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9/3 10:17
暫し時のたつのも忘れて・・茫然自失の僕。
折角なので、ここで念願の絶景ランチ。
2017年09月03日 10:17撮影
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9/3 10:17
折角なので、ここで念願の絶景ランチ。
上に目をやると・・鋸から昇天する白竜の勇姿(@@)
2017年09月03日 10:25撮影
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9/3 10:25
上に目をやると・・鋸から昇天する白竜の勇姿(@@)
厳しい自然に生きる根っこ松に、場所拝借のご挨拶して、出発。
2017年09月03日 10:41撮影
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9/3 10:41
厳しい自然に生きる根っこ松に、場所拝借のご挨拶して、出発。
しかし、ここ落ちたら登ってこれないなあ。
2017年09月03日 10:41撮影
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9/3 10:41
しかし、ここ落ちたら登ってこれないなあ。
道なき道を、懸命に這いつくばって登る。本日一番のキツさ。
2017年09月03日 11:24撮影
9/3 11:24
道なき道を、懸命に這いつくばって登る。本日一番のキツさ。
本日2度めの雨乞岳山頂はすぐそこなれど、激急登に両足が死んでいる。
2017年09月03日 11:47撮影
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9/3 11:47
本日2度めの雨乞岳山頂はすぐそこなれど、激急登に両足が死んでいる。
祝!1日2回雨乞岳。膝が心配なので、水分補給だけで下山開始。
2017年09月03日 11:48撮影
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9/3 11:48
祝!1日2回雨乞岳。膝が心配なので、水分補給だけで下山開始。
水場近辺。左膝激痛(><)痙攣も発症。やばい。 マルダケバブキに励まされる。あと半分だ。
2017年09月03日 12:57撮影
9/3 12:57
水場近辺。左膝激痛(><)痙攣も発症。やばい。 マルダケバブキに励まされる。あと半分だ。
足を引きズリ、顔をしかめ、涙目で下山。久しぶりに古傷が再発。もはや通常歩行も困難な状態。それにしても、車増えた。
2017年09月03日 14:19撮影
9/3 14:19
足を引きズリ、顔をしかめ、涙目で下山。久しぶりに古傷が再発。もはや通常歩行も困難な状態。それにしても、車増えた。
来た道とは反対に、富士見に下ると、こんな獣避けのゲートがあるので、自分で開閉するんだよ。
2017年09月03日 14:42撮影
9/3 14:42
来た道とは反対に、富士見に下ると、こんな獣避けのゲートがあるので、自分で開閉するんだよ。
膝の養生に向かった塩沢温泉フォッサマグナの湯。820円とちょっと高いが、38〜39度の微熱浴の寝湯と日差しのきらめく露天が最高!ゆっくり休憩して、運転に気をつけて帰宅。
2017年09月03日 14:46撮影
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9/3 14:46
膝の養生に向かった塩沢温泉フォッサマグナの湯。820円とちょっと高いが、38〜39度の微熱浴の寝湯と日差しのきらめく露天が最高!ゆっくり休憩して、運転に気をつけて帰宅。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 水(1L) ガスカートリッジ コンロ ケトル ライター 地図(地形図) ヘッドランプ ファーストエイドキット 携帯 サングラス タオル ナイフ
備考 9月で朝冷え込んだ。風も強くソフトシェルは必須。

感想

予定よりも1時間早く目が覚めたので、予定前倒しで6:30にヴィレッジ口から入山。
遊歩道のような道を進むが、北斜面を巻くので北風が冷たい。太平洋を北上する台風の影響もあるのだろう。やはり、ソフトシェルは必要だな・・と数年前から同じ事の繰り返しをしている進歩のない自分に、一人ニヤける。

そのまま少し進むと、運が良ければ水場につく。岩の下から湧き水が出ている水場だが、常時出ているわけではなさそうなので、あまりアテには出来ない。この日は、コンコンと湧き出ていたので、運が良かったのだろう。

登山道は、いよいよ尾根道の様相となり、一面の熊笹の中を進む。朝露に膝下はグッショリ、こりゃスパッツも必要だったかと・・あっ持ってないか(〜〜; 左手に見え隠れする甲斐駒と鋸岳の勇姿に後押しされ、間もなく雨乞岳山頂に到着(2.5H)
南ア鳳凰三山方面は雲が沸き立っているが、甲斐駒は頭を出してくれた。何よりお気に入りの日向山が、小さく眼下に見えるのが可笑しい。ここまでは貸し切りの山。
目的地の水晶ナギへの高低差と距離がかなりあることに一瞬躊躇したが、9時過ぎの時間と秋の青空のせいか、ピストンを決行することに・・この判断が後で・・

水晶ナギ分岐までの下りの酷さといったら・・急降下の連続はまだ許せても、一面の熊笹にまったく足元が見えないから、転ぶ転ぶ。膝を変に捻ってしまった。一面の黄花も、この時ばかりは仇花にみえたが、なんとか分岐に到着。しかし、本気でここを引き返すのかと、心から後悔したが、それも後の祭りであった。分岐から5分でナンチャッテ水晶ナギ、そこから5分でマジ水晶ナギにつく。間違えないように・・

水晶ナギは、以前は水晶の採取が行われていたそうで、山の東南面が見事な花崗岩のザレに覆われている絶景の場所。奇岩と真っ白な砂のコントラストの素晴らしさ、そして圧倒的な高度感に誰もが息を呑む。天に目をやれば、切り立った鋸の刃から白竜が空を駆けている。ナイフリッジを行けるところまで慎重に進んだが、高所恐怖症の僕には、20mくらいが限界だった。左右どちらに落ちても上がっては来れないから。気分が良いので、ここで絶景ランチと洒落込んだ。至福のカップうどん(笑)

食事後、これからの苦行を想定して靴紐を締め直し、軽く屈伸をして水晶ナギを出発。程なく魔の熊笹急登に取り付く。この頃から左膝に激痛が走り始める。やはり先程捻ったか。なんとか騙し騙し2度めの雨乞岳登頂(12:00) 嫌な予感がしたので、さっさと水分補給だけして下る。まだ2時間余の行程がある。

下るほどに膝の痛みは増すばかり、庇うせいか右膝まで痛んでくる始末。水場近くで痙攣を起こし大休止。あと1時間保つのか??両足を引きずり、牛の歩みで、冷や汗と涙にまみれて・・14:30下山。久しぶりにキツイ山行だった。

治療と休息を兼ねて、塩沢温泉フォッサマグナの湯に立ち寄る。ここは古より知られた湯治の名湯。820円とちょっと高いが、38度の低温の寝湯に身を任せて、しっかりと疲れを癒せる。色々あったが、楽しい山行をのんびり振り替えれる一時。


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