新しいストックを試しに天狗岳へ【甲信越100】+1=43

2011年07月24日(日) [日帰り]

• GPS: 795:48
• 距離: 7.6km
• 登り: 837m
• 下り: 828m

コースタイム

唐沢鉱泉6:21発-第二展望台8:22-天狗岳8:56-東天狗岳9:20-
黒百合ヒュッテ10:26-唐沢鉱泉11:48

天候

曇→晴→曇

アクセス

自宅発2:30頃-箱崎IC-首都高/中央自動車道-諏訪IC-唐沢鉱泉着6:00頃

コース状況／危険箇所等

○唐沢鉱泉の駐車場までの数キロは砂利道を車で走らなければなりません。
　駐車場は無料。簡易なトイレあり。

○唐沢鉱泉から天狗岳への登りは苔・木の根が多く若干滑ります。

○東天狗岳から黒百合ヒュッテまでは天狗の庭を通るコースと
　中山峠を経るコースがありますが、前者を選択。
　大きな岩がごろごろしていて歩きにくい。

○黒百合ヒュッテから唐沢鉱泉への下りは最初の方は石が乾いていて
　歩き易かったのですが、
　下の方に行くとやはり苔がでてきて結構滑りました。
　このコースどちらを下りにとっても転倒に注意した方がよいと思われます。

写真

土曜日にICI本店でつい買ってしまった
BDの DISTANCE FL。

折れ曲がるので収納が楽だとか。それでいて高さ調節も可(買ったのは105〜125��)。

さて、使い勝手はどうなのでしょうか。明日が楽しみです。

当日。唐沢鉱泉手前の駐車場です。ここまで数キロジャリ道を車で走って来ました。

唐沢鉱泉。

少し進むと分岐。右から行くことにします。因みに、帰りは左の道の向こうから戻って来ました。

橋をわたると、

こけのたくさんある登山道です。

へー、北八ツってこんな感じなんだ。ただ、木の根っこが多く結構すべるので、ここは下りのルートでは使いたくありませんね。

苔をアップ。

暫く登ると稜線に出ます。でも今日はガスっていて展望は期待できそうもありませんな・・・。

倒木。ガスで周囲は真っ白。ストックの調子はまずまずですが、お腹の調子が悪くスピードが上がりませぬ。

ちょっと開けてきました。若干明るくなった・・・、

と思ったら第二展望台ではまたガスガス。

今日は駄目かとお花に目をやります。

木も枯れていて、何だか楽しくありません・・・。

さて、頂上まで最後の登りです。岩石をよじ登ります。まだ新調したストックに慣れていないので、2本とも折りたたまずに左手に持ったままで登ってしまいました。

下を見ると・・・。自分の影が写っています。ひょっとして、

ガスが切れてきたか!これは、登頂とともに急に展望が開けるという、非常に感動するパターン。今年は矢倉岳、荒船岳に続いて3度目。

頂上に到着。高年者の団体、若者の集団でごったがえしていて、標識での記念写真撮影がなかなか終わりませんでしたが、ようやく写真に収めることができました。

東天狗岳も全貌を現しました。

向こうの方角は北。根石岳?

おお、ガスが引けて小屋も見えてきました。その向こうに硫黄岳があるはずだが・・・。

東天狗岳との間のコルまで一旦下ります。東天狗岳も明るくなってきました。

振り返って天狗岳。さきほどの集団がどんどん下りてきます。

ユリがたった一輪だけポツンと。

東天狗岳はこの角度が一番かっこよかったかな。

再び根石岳方面を見ると、硫黄岳の片鱗?が見えました。

また振り返って天狗岳。ここからが一番絵になりました。

東天狗の頂上に到着。ここもたくさんの人で賑わっていました。

控えめに咲いていました。

さてこれからあっちの方に下っていきます。

最初はちょと急。

下のほうは「天狗の庭」。

大きな岩がゴロゴロしていて、岩伝いに下りてきました。

振り返ると東天狗(左)と天狗(右)が壮観。間に腰かけられそう。

岩だらけ。歩きにくいです。何年も前ですが蓼科山に登った時を思い出しました。やはり似たような素性なんでしょうね。

やっと平坦なところまで来ましたが、なおも歩きにくい。

岩の間にしゃくなげ。まだ咲いているんですね。

こちらは少しピンクがかっています。ちょっとメルヘンチック。

あっ蝶が!　羽根をバタバタさせるので、何枚も撮ってしまいましたが、これ以外は全部ボツ。

ガスが・・・。

すりばち池。向こうは天狗岳の方向ですが、完全にガスで覆われてしまいました。

とうとう今にも雨が降り出しそうになりました。晴れたのはほんの少しの時間帯だけで、本当に運がよかった。

黒百合ヒュッテが見えてきました。

のどかですね。この時点では次に北横岳にも登ろうと思っていたので、そのまま通過。

カリフラワーみたいですね。

ここからの下りは石ばかり。ときどき水の流れの上には金網の橋がかかっていました。これは振り返ったところ。

前方。このあたりはまだ石が乾いていましたが、更に下ると濡れていて結構滑りました。いつもなら下りはストックを使って小走りに降りますが、今日はあまりストックの威力を発揮できません。残念!

渋の湯との分岐。最初は真っすぐ進み、展望が得られる尾根を行くつもりでしたが、もう曇ってしまっているので左に曲がって最短距離で唐沢鉱泉を目指します。

何とも言えない色合い。

戻って来ました。

温泉も次の北横岳を目指してパス。この後ピラタスロープウェイを使ってさくっと登頂しようと企んでいたのですが、上の方が厚い雲でお終わられていたので中止。次に目指した甘利山、櫛形山方面でも雲に覆われてしまったので、残念ながら今日はこれで終わり。

感想

yamahiro

1.計画

　○先週、美ヶ原、霧ヶ峰に行った折に近くに見えた蓼科山や北八ヶ岳の
　　姿が忘れられず、再び中央自動車道を西に行ってみることにしました。

　○候補は以下の4山。脂肪燃焼の為には、天候と体力が許す限りで
　　いくつかを組み合わせて歩こうと考えました。
　　ただ無理せず「展望重視」とし、天気がよければ麦草峠から
　　天狗、北横のダブルピストンでもいいし、
　　天候次第で臨機応変で対応することにしました。

　　�‥袈薐戞�(A)唐沢鉱泉から、or　(B)麦草峠から
　　�∨眠３戞�(A)ピラタスロープウェイで坪庭経由、or　麦草峠から
　　�４斗�山　(A)広河原から
　　�ざ�形山　(A)池の茶屋から、or　見晴らし平から

2.実行

　○残念ながら、最初からガスがかかっており、��(A)だけで
　　撤退することになってしまいました。

　○晴れたのは天狗岳の頂上〜天狗の庭の間だけ。
　　唐沢鉱泉に戻ると曇ってしまい、もしかしてと
　　ピラタスロープウェイ乗り場まで車を飛ばしましたが、
　　上の方は厚い雲に覆われており断念。

　○さらに中央自動車道で甘利山・櫛形山めざして南下しますが、
　　近くに来るとやはり厚い雲が山々を覆ってしまい、こちらも断念。
　　既に小仏トンネルから渋滞が始まっているとの情報もあったので、
　　すごすご帰ることにしました。

3.総括

　○今日は天候が読めなかったので、無理しない方がよかったなと若干後悔。
　　高速代や朝早く出かけた割に歩けた時間が短くコストパフォーマンスは低。
　　それでも天狗岳頂上付近では晴れて、
　　少しでも展望を得ることができてよかったです。
(頂上到着と同時にガスが晴れて大感動できたのは、
　　矢倉岳※1、荒船山※2に続いて今年3度目)
　　※1　http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-110016.html
　　※2　http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-116185.html


　○そんなことで、折角新たに調達したBDのストックの活躍の場も
　　あまりありませんでした。

4.今回調達したストック(BD DISTANCE FL)について

　○ICI本店で買って7年位使っているPAINEのストックが
　　軽くて気にいっていたのですが、
ヤマレコの日記などを拝見していると、
　　3つに折りたためるいいやつがあると・・・、
　　ICI本店で見てみると値段も1万円強と今のストックよりも安かったので
　　ついつい衝動買いしてしまいました。

　○似たようなものが全部で3種類売られていました。
　　長さ調節ができないが、もっと安い、DISTANCEと、
　　カーボンシャフトで非常に軽いが、もっと高いURTRA DISTANCE、
　　とで比較した結果、
　　長さ調節ができて軽さと値段で無難な、DISTANCE FLを選択。
　　(URTRA DISTANCEは持った感じで私の体重を支えるのはムリと判断)

　○今回の山行ではまだ本格的には使っていませんが、
　　使用感は以下のとおり。

　【◎な点】

　　�〃擇�(2本で445g)
　　　(といってもPAINEのストックとあまり変わりませんが・・・)

　　�▲好肇奪�自体の収納が楽(折りたたむだけ)

　
　　��折りたたむと非常に短くなる(37��)

　　�す發議汗瓩良�分をいじらずに折りたたむことができる。

　　�ゥ好肇奪�の先端の「つば」が小さいので、泥が比較的つきにくい。

　【?な点】

　　�ー�納後のストックが短くなりすぎて、
　　　ザックの横にセットしようとすると、
　　　ザックの上の方で押さえつけるストラップまで長さがとどかず。
　　　(ザックにどう括りつけるのがいいのか解決できていません。)　　　　

　　�∪泙蠅燭燭鵑納蠅濃�つと、3本束ねる形になるので
　　　相応の「持ちごたえ」になります。
　　　(どうやれば手で持たずにうまく腰に刺したりできるのか、
　　　マスターしたいですね・・・。)

　　��ストックの先端の「つば」が小さいので、小さな穴にも結構刺さって
　　　しまい、引っ張るとつばがひっかかって抜けないことがあります
　　　(黒百合ヒュッテからの下りの金網の橋で何度も突っかかって
　　　 しまいました。)

　　�ぞ綉�のように刺さった状態で勢いよく全体重をかけて
　　　しまったようなときに、どの程度耐えられるかが未知数。

　　　
　　まあ、いずれにせよ買ってしまったので、
　　気長に使ってみることにしましょう。

コメント

ゲスト

yamahiroさん、こんにちは！
わたしも同じストック使ってるんです。

兎に角軽いんで、最後まで持てるって感じです。
今まで、最後の方になると引きずってましたからね・・・

>ストックの先端の「つば」が小さいので
・今ではガバット広がってロックの役目をしなくなってしまいました。

・折る時、手元部(一段目?)を縮ませる動きが硬くなってきてます。
CRC556を掛けたんで様子見ですが、少し負荷掛けて、
変形したのかも知れません。。。

良いものだと思いますので、大事に使っていきたいですよね！

今回は天狗岳甲信越100名山でしたかお疲れさまでした。

yamahiro

Ulmatsuさん、こんにちは！
そうでしたか！ストック本体はいい感じですね。
まだ使いこなせていませんが、
収納の仕方などについてはいろいろ工夫のしがいが
ありそうなので楽しみです

そろそろ残った日本100にも行こうと
思っているのですが、
遠方の難関ばかりなので、予行演習の場として
甲信越100(ﾔﾏｹｲ刊)に目を付けました
(関東100はこの時期暑いのでちょっとお休み)

北海道にも行きたいと思っているのですが、
今週夏休みを取る予定が仕事で延期。
今年は(ほぼ)断念です･･･
もし行けるようにになったときのことを
楽しみにしながら 、
先日のUlmatsuさんの遠征記録を
参考にさせていただきます！