尾瀬 〜燧ヶ岳・尾瀬沼〜

2017年09月15日(金) ~ 2017年09月16日(土)

• GPS: 29:45
• 距離: 30.2km
• 登り: 1,503m
• 下り: 1,509m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:31
• 休憩: 3:47
• 合計: 7:18

9:11 一ノ瀬休憩所
9:25 冬路沢橋
9:36 9:40 岩清水
10:09 10:18 三平峠(尾瀬峠)
10:32 10:51 三平下(尾瀬沼山荘)
11:19 11:23 尾瀬沼ヒュッテ
11:25 12:46 長蔵小屋
12:47 12:50 尾瀬沼ヒュッテ
12:51 12:56 長蔵小屋
12:58 14:29 尾瀬沼ヒュッテ
14:32 長蔵小屋
14:56 小淵沢田代 分岐
15:36 15:47 小淵沢田代
16:29 尾瀬沼ヒュッテ

2日目

• 山行: 6:40
• 休憩: 2:14
• 合計: 8:54

6:03 尾瀬沼ヒュッテ
6:05 長蔵小屋
6:11 三本唐松
6:17 長英新道分岐
6:43 6:47 沼尻平
9:02 9:25 俎��
9:33 9:47 燧ヶ岳
10:03 俎��
10:23 ミノブチ岳
11:50 長英新道分岐
11:55 11:56 三本唐松
12:02 長蔵小屋
12:06 13:14 尾瀬沼ヒュッテ
13:15 13:27 長蔵小屋
13:28 尾瀬沼ヒュッテ
13:46 13:47 三平下(尾瀬沼山荘)
14:05 14:13 三平峠(尾瀬峠)
14:36 14:37 岩清水
14:44 冬路沢橋
14:53 14:55 一ノ瀬休憩所
14:57 ゴール地点

天候

晴れ、曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

5:30自宅発、圏央道「幸手インター」から関越道「沼田インター」下車。「大清水駐車場」8:40着。9:00の低公害バスで「一ノ瀬」へ、9:10「一ノ瀬」から「尾瀬沼」に向けて登山開始。

コース状況／危険箇所等

前回は雨の登山で木道が滑りましたが、今回はぬかるみがあるものの良いコンティションでした。台風18号の影響で「奥穂高」の山行を尾瀬に変更しましたが正解でした。1日目は「三平峠」を超え「尾瀬沼」へ。「尾瀬沼」から綺麗に「燧ケ岳」が見えました。「尾瀬沼ヒュッテ」のキャンプ場の受付は1時からだったので、「長蔵小屋」の「やまね食堂」で食事をして時間をつぶしました。キャンプ設営後は時間があり「大江湿原」から「小淵沢田代」を回りました。下山路はキャンプ場の中を通っておりビックリしました。
「小淵沢田代」は奥鬼怒に向かう道の途中で「大清水」へも降りられるルート上にあります。「アヤメ平」をコンパクトにした感じで遠くに「至仏山」も見え穴場だと思います。登山道自体は木道も細く一本橋を渡っているようで、途中から木道もなくなります。雨の時はぬかるんで歩けないのではないかと思います。すれ違いが出来ません。
キャンプ場は森林帯の中を個別に区切って木製のデッキが設置されています。木道からつながっています。環境の良いキャンプ場です。我々は一番トイレ、水場に近い1番のデッキに設営したのですが、この晩朝方3時ごろテント脇でガサガサとブッシュをかき分けてテントを左に抜けてまたテント前に戻る音が。その後「キー」とものすごいなき声が・・・。鹿でした。うつらうつらしていたので飛び起きました。我々のデッキ脇にブッシュの切れた獣道のようなものがありました。ビックリしましたがなかなかできない経験です。キャンプの醍醐味ですね。
2日目は「燧ケ岳」山行。尾瀬沼周辺は携帯電波が無いので天気予報の情報が取れません。ラジオを持ってくればよかったです。とりあえず曇り空の中6:00にスタート。
登りは「ナディ窪」ルート、下山は「長英新道」ルートにしました。「ナディ窪」ルートは余り情報が無かったのですが、水の無い沢状の大きな石も混ざった急登です。8合目までひたすら岩場を登るルートです。最短だそうですが直登なのでその分傾斜が急になります。足場、手掛かりは有るので中級レベルであれば問題ないと思います。但し体力は消耗します。下山では使用しない方が無難だと思います。登るにしたがって天候も回復し頂上付近では晴れ間も見えました。但し、雲は厚く尾瀬沼は雲海の下でした。雲海から「至仏山」が頭を出しこれはこれで良いロケーションでした。
「燧ケ岳」頂上では電波が入り天気予報を確認すると、明日の下山時刻が雨風が強い予報。急遽予定を変更し急いで下山し、大清水まで戻ることにしました。燧ケ岳を12:00に降りテントを撤収し1:20に「一ノ瀬」に向けて下山。15:00「一ノ瀬」に到着。登山には予定変更はつきものです。天候や周囲の状況に応じ臨機応変に対応する。今回はそんな登山でした。

その他周辺情報

登山後は「望郷の湯」で汗を流しました。昼食は行動食だけだったのでレストランで奥利根ポークのとんかつを頂きましたが美味しかったです。

写真

9/15 10:14

「一ノ瀬」の登山口です。登山届のポストがあります。
私はいつもコンパスで電子申請です。

9/15 9:14

「一ノ瀬」から登山スタート。

9/15 10:17

こんな登山道からスタート。

9/15 10:17

アザミですか?

9/15 10:17

白い花が。

9/15 10:22

登りが始まりました。

9/15 10:26

続いて木製階段と木道となります。

9/15 10:40

途中湧き水がありとても美味しかったです。

9/15 10:53

空には青空が出ています。

9/15 10:54

黄色い花が。

9/15 11:06

森林の中の木道を進みます。

9/15 11:08

登りの頂点「三平峠」に到着です。ここから「尾瀬沼」までは下りとなります。

9/15 11:18

綺麗な苔が木道沿いに・・・

9/15 11:23

今回のLOWA紐の色は青メッシュ

9/15 11:31

「尾瀬沼山荘」に到着。「尾瀬沼」が見えます。

9/15 11:53

山荘から沼沿いを右に進み「尾瀬沼ヒュッテ」に進みます。

9/15 11:54

オゼヌマアザミ。

9/15 11:55

オゼミズギク。

9/15 11:55

「尾瀬沼」と「燧ケ岳」。今日は晴天で綺麗に見えます。台風18号の影響はまだ無いようです。

9/15 11:57

白い花が、ウメバチソウ。

9/15 11:57

ハンゴウソウ。

9/15 12:00

蝶でしょうか?　蛾???

9/15 12:02

釣り人もいない為、岩魚も人慣れしています。

9/15 12:12

ヤマトリカブトの群生。

9/15 12:13

ヤマトリカブト。

9/15 12:17

分岐を「沼山峠」方面に進み「尾瀬沼ヒュッテ」に向かいます。

9/15 12:19

ゴマナ。

9/15 12:21

「長蔵小屋」超しに「燧ケ岳」が見えます。明日はあの山頂に立ちます。一番右側が山頂ですかね、一番高いです。

9/15 12:22

キャンプ場の下見、地図です。我々は1番デッキをゲット。

9/15 12:27

キャンプ場で使用するトイレと水場です。

9/15 12:36

「尾瀬沼ヒュッテ」のキャンプ受付13:00まで時間があったので、「長蔵小屋」の「やまね食堂」で昼食を頂きました。

9/15 13:03

hinhiro2000さんのザック、オスプレー「イーサーAG60」。

9/15 13:03

グレゴリー「バルトロ65」

9/15 13:04

時間があったので周辺を散策。「尾瀬沼」と「燧ケ岳」がいい感じです。

9/15 15:31

設営後こんな感じです。

9/15 15:31

13:00に受付を済ませテントを設営。一番手前の1番の場所をゲット。

9/15 15:36

時間があったので「大江湿原」から「小淵沢田代」まで遠征。

9/15 14:37

大江湿原から尾瀬沼を望む。

9/15 14:43

大江湿原にて

9/15 15:38

「大江湿原」から見た「尾瀬沼」と「燧ケ岳」のパノラマ。

9/15 15:41

紅葉が始まっています。

9/15 15:41

「大江湿原」のこの木はお気に入りです。

9/15 15:45

オゼヌマアザミの群生。

9/15 15:55

「大江湿原」の木道です。草紅葉が始まりかけです。この色合いがとても素敵です。

9/15 15:56

「大江湿原」から右に曲がり「小淵沢田代」に向かいます。

9/15 15:56

この先の林道に向かいます。

9/15 14:56

大江湿原を抜け、小淵沢田代へ

9/15 15:14

小淵沢田代へはこんな道も・・・

9/15 15:59

こんな道です。湿原に鹿が入らないように鹿避け柵が張ってあります。

9/15 16:03

いきなりこんな道が。

9/15 16:11

更にこんな道・・・

9/15 16:26

林道周囲のクマ笹がカットされ林道が整備されています。至る所手が入っていますが、このクマ笹が足に絡み付き歩きにくいのです。

9/15 16:31

結構長い登りを登り切ると分岐が現れます。右に行くと「尾瀬沼」方面、真っ直ぐ行くと「奥鬼怒」「大清水」へと向かいます。真っ直ぐ進み「小淵沢田代」に向かいます。

9/15 16:32

「小淵沢田代」です。木道が細く人のすれ違いが困難です。多分訪れる人が少ないのでしょう。

9/15 16:33

「小淵沢田代」のパノラマです。

9/15 16:36

木道がなくなり土の中の木の上を、そのうち土の細い道になりました。一本橋を歩いているようです。

9/15 16:37

「小淵沢田代」超しに「至仏山」が見えます。アヤメ平に似てとても良い場所です。穴場だと思います。それにしても台風の影響もなく良い天気で良かったです。

9/15 16:39

またウメバチソウが咲いています。

9/15 16:41

一部紅葉が見られました。綺麗です。

9/15 16:49

先ほどの分岐まで戻り今度は左の「尾瀬沼」方面に戻ります。

9/15 16:51

木道を進みます。

9/15 17:27

キャンプ場の奥に出ました。

9/15 17:29

一番手前の1番が我々のテントです。お疲れ様。もう陽が傾いています。

9/15 18:57

夕食です。レバーパテとリッツ、それに赤ワイン。

9/15 18:57

今夜の夕食アマノフーズのカレーそれにオニオンコンソメスープ、パン。おつまみにソーセージです。ちょっと食べすぎました。

9/15 18:23

夕食はカレー

9/15 20:29

テントの中はこんな感じ。ちょっと飲みすぎでPM7:00に就寝。
夜明けのAM3:00頃テント横の林の中でガサガサ藪をかき分け何かがテントの前を横切り、また戻ってきてテント前で「キー」と物凄い鳴き声。鹿の鳴き声でした。熊でなくてよかった。
キャンプの醍醐味です。

9/16 7:06

2日目AM6:00「燧ケ岳」に向かいます。

9/16 7:07

今日は鈍より曇っています。携帯の電波が入らないので天気予報が見れません。晴れることを祈って進みます。

9/16 7:08

前日の「大江湿原」手前を左に、「尾瀬沼」周回道を進みます。

9/16 6:09

燧ケ岳に向け大江湿原を歩く。

9/16 6:18

9/16 7:17

「沼尻」方面と「長英新道」方面の分岐です。今回は「ナレッ窪」から登っていくので、登山道のある「沼尻」左方向に進みます。

9/16 7:36

「尾瀬沼」周回道は林道を歩く道でたまに尾瀬沼が開けます。

9/16 7:40

この時点で「燧ケ岳」は雲の中で見えません。

9/16 7:42

「沼尻」が見えます。今小屋を建てている最中でした。
この分岐右に進み「ナレッ窪」登山道に入ります。

9/16 7:50

この花は何かでしょうか?

9/16 7:53

「ナレッ窪」登山道に入りました。水の無い沢を登っていくような登山道です。

9/16 7:44

「ナレッ窪」を登る。

9/16 8:02

余り情報が無いので同じような写真ですが紹介します。
段々大きな岩も混ざるようになりました。

9/16 8:03

これでもかと言うような岩場。但し、足場や手掛かりはあります。

9/16 8:06

まだ続きます。

9/16 8:11

こんな土の道が現れたと思うと・・・

9/16 8:27

またこんな岩場の道が!!!　見た目以上に傾斜があります。

9/16 8:42

ゴルジュみたいなこんな光景も。

9/16 8:46

まだまだこんな登山道が続きます。

9/16 8:54

青い実が・・・

9/16 8:56

この登山道には「光苔」が生息しています。

9/16 9:04

更に厳しく・・・振り返ると「尾瀬沼」がきれいに見える登山道のようですが、今日は視界ゼロです。

9/16 9:15

こんな一枚岩も。

9/16 9:19

赤い実もなっています。

9/16 9:36

岩だらけの「ナデッ窪」を登り切ると視界が開け岩場が見えました。「赤ナグレ岳」の岩場です。

9/16 9:36

「ナデッ窪」を登り切ると8合目になります。直登で厳しい登山道ですが時間的には最短で登れるようです。

9/16 9:43

この花は何でしょう?

9/16 9:44

「燧ケ岳」山頂が見えます。

9/16 9:45

マルバダケブキの様です。図鑑では夏の花となっていますが。

9/16 9:50

8合目からの始めはザラ場です。

9/16 9:50

雲海から「至仏山」が頭を出しています。

9/16 9:53

ザラ場の後、山頂まで岩場が続きます。「ナレッ窪」を登り切った足には結構辛い険しい岩場です。

9/16 9:54

登山道左側のロケーションです。

9/16 9:54

左側に「柴安�堯廖�2,356m）が見えます。

9/16 9:55

雲海の先に山々が・・・

9/16 9:55

雲海のパノラマ。

9/16 10:05

「俎板�堯廖�2,346m）山頂に到着。

9/16 10:12

クロユリでしょうか?

9/16 10:12

山頂から東側・北側は視界が開けていました。

9/16 10:34

「柴安�堯廚妨�かいます。こちらが「燧ケ岳」になります。

9/16 10:34

「俎板�堯廚魏爾蝓崋動濁堯廚妨�かう途中西側のロケーション。

9/16 10:34

「柴安�堯廚鯏个蠅泙后�

9/16 10:45

「柴安�堯彁劃困漏�けています。

9/16 10:54

「俎板�堯廚北瓩蟆嫉海靴泙后�

9/16 11:00

「俎板�堯�

9/16 11:17

8合目まで降りてきました。ここが先ほどの「ナデッ窪」との分岐です。下山は「長英新道」を進みます。

9/16 11:17

「長英新道」はこんな道から始まります。

9/16 11:22

ハイ松の尾根道を進みます。

9/16 11:23

階段が現れました。この後何度か現れます。

9/16 11:31

紅葉も見られました。

9/16 11:37

「至仏山」同様雪解け水で掘られた登山道が続きます。この後、笹薮を切った笹が足に絡まって歩きづらくしています。

9/16 11:48

少し視界が開け。「尾瀬沼」が見えました。

9/16 12:24

一生懸命降りていると一合目まで降りていました。

9/16 11:31

大分降りてきました。

9/16 11:47

湿原間際

9/16 12:49

朝の「長英新道」分岐まで降りてきました。

9/16 12:56

「大江湿原」に戻ってきました。

9/16 13:00

振り返ると「燧ケ岳」、雲の中に隠れています。

9/16 13:03

キャンプ場に戻どりました。中央に見えるのが獣道です。PM12:00テントを撤収し「一ノ瀬」に下山します。

9/16 14:40

「尾瀬沼山荘」に向かいます。

9/16 14:40

途中「尾瀬沼」と「燧ケ岳」。今年は見納めになります。

9/16 14:49

「尾瀬沼山荘」から「三平峠」に登ります。さすがにキャンプ道具を持っての強行軍は堪えます。

9/16 15:07

「三平峠」に到着。この後は下り、元気が出ます。

9/16 15:57

「一ノ瀬」まで無事降りてきました。シャトルで「大清水」まで降ります。

9/16 16:15

「大清水」に到着です。無事下山完了。
この後「望郷の湯」で汗を流し、奥利根ポークのとんかつを頂きました。美味しかったです。

撮影機器：

SO-02F Sony

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

ザック-バルトロ65 インナーダウン ダウンパンツ 着替え(シャツ パンツ ベースレイヤ 靴下) テント グランドシート ペグ･細引き シルバーシート シュラフ シュラフカバー マットレス ピロー ピローカバー ポンプバック 傘 携帯サンダル 歯ブラシ&ペーパー歯磨き 体拭きペーパータオル 吸水タオル ワイヤーロック 虫除けファン タオル テント内張ゴムワイヤ ピクノリノックス大 ソーラーランタン トイレットペーパー ジェットボイル バーナーキット( ライター･火打石･カートリッジホルダ･風防･バーナーシート ) アルミ食器セット 携帯箸･カラトリー コーヒーカップ プラティパス2L 食事 行動食 ゴミ袋＆ホルダー 調味料 ゴミ袋 山と道サコッシュ レインウエア レインキャップ グローブ 防水アウターグローブ ホイッスル ヘッドライト 手帳・ペン 熊鈴 iPhoneケース ウェットティッシュ メガネ曇り止め パーフェクトポーション タオルマフラー eTrex30x & ホルダ BDストック レバーシブルグリッパ UVメガネ 地図 財布 カメラ カメラクリップ 予備バッテリ・メモリ 簡易シート 常備薬 救急キッドA エアーサロンパス ツェルト モンベルクリアボトル700mL

感想

ashshelljp

登山に予定変更はつきものです。天候や周囲の状況に応じ臨機応変に対応する。今回はそんな登山でした。当初は「涸沢」をベースに「奥穂高」に登る予定でしたが、台風18号の影響で山頂は雪予報。前回の「木曽駒ケ岳」の教訓で複数山行を計画。その中で一番北の「燧ケ岳」に決めました。「一ノ瀬」から「尾瀬沼」に登りキャンプ泊。翌日無事「燧ケ岳」に登ることが出来ました。3日目下山予定でしたが、下山予定時刻が一番雨が強い予報。2泊目のキャンプ泊を取りやめ急いで「燧ケ岳」を降り「大清水」まで下山しました。
2日間の予定を1日で歩き切りました。それ程厳しい計画ではありませんが段々体力が付いてきました。