寺地山(富山百山 77座目、北ノ俣岳へは計画するも行かず)
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 684m
- 下り
- 680m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
登山口に登山届ボックスあります。 序盤は樹林帯です。登り口からは多少急な道がつづら折りに斜面を登りますが右へ90度右折するポイントから緩くなります(全般的にここから頂上まで傾斜は緩やか)。しばらくすると高圧電線下を横切ります(左右に鉄塔あり。右の鉄塔が近い)。アップダウンを繰り返しながら高度を上げていきますがこの辺からこのコース名物の泥濘が出てきます。全般的に泥濘地帯はピンクテープによってコースを指定してなるべく泥に足を突っ込まないようにされていたり、泥濘に短く切った小さい丸太が並べられていたりして登山者の便宜が図られています(それでも大変なところはあります)。 1842m地点に神岡新道との合流点があり、ここからは多少見通しが良い針葉樹と湿原になります。泥濘と格闘しながら道なりに行けば寺地山です。 |
その他周辺情報 | 立ち寄り湯は割石温泉でしょうか(利用せず)。 |
写真
装備
備考 | ・前回の山行でサブ登山靴はソールが剥がれて終了し、メイン登山靴もソール交換に出している今、残った靴はスノーキャラバンの最初期モデルしかないのでそれを履きました。泥濘にはめっぽう強かったのですが下山直前に靴擦れが発生。この靴は長時間履くとこうなりやすいです。 ・このコース、スパッツは必携と思います。 ・愛用の日帰り用ザックもショルダーハーネスの付け根あたりに破れがあったので新調していきました。旧モデルでセールに出ていたミレーのザックですが快適でした。 |
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感想
紅葉を見に、大日岳か大猫山あたりを考えましたが未踏の富山百山で候補を探ることにしたら寺地山が良さげだと思いました。具体的には寺地山の先、標高2400m付近です。となれば北ノ俣岳まで足を延ばしてしまおうという気持ちになります。
さて、寺地山は噂の泥濘が気になって先延ばしにしていましたが今回思い切って行ってしまうことにしました。実際行ってみたらここ数日のコンディション(雨があまり降っていない)が良かったのか、自分が思っていたほどひどくはありませんでした。コース状況の項目でも書きましたが登山道整備関係者が泥濘対策を図っていろいろ仕掛けておられたのでありがたく利用させていただきました。
寺地山で山行がストップした理由は端的に言うと「寺地山最高点を探していて時間がとられ、その先へ行く意欲がなくなった」です(「実は最高点を探す必要はなかった」ことが帰宅後、いろいろ調べて判明しました)。
帰り道では「もう一度きちんと最高点を踏むために再訪するとしたら残雪期を狙いたい。そのために地形をチェックしながら帰ろうか」と思って周りを見ながらゆっくり降りました。結果的に最高点には到達していたので必要なかったとも言えますが残雪期は本当に良さげなのでいづれまた訪れたいと思います。
おまけ(最高点についての謎解き)
富山百山のガイドブックには寺地山の標高が2000mとして記載されています。これに比して一般的に寺地山の標高は1996mとして扱われています。以下は事実と自分の推定がごっちゃになったものですが箇条書きにて真相を探っています。
・国土地理院の地図によると寺地山の最高点は確かに2000mである(小さな丸になった2000mの計曲線がはっきり記載されている)。三角点は最高点の約100m西側地点に記載されている。ちなみに登山道の表記は最高点を通過している。
・富山百山のガイドブック記述「1996メートル表示の看板(三角点)の手前100メートルほど左に入り、樹木に縛り付けてある黄色の表示板が2000メートルの頂上である」は間違いである。
・実際は1996メートル表示の看板(山頂標)は2000m地点(すなわち最高点)にある。
・上記看板の真ん前にある、頭の丸い石柱は三角点にはちがいないが国土地理院のものではなく、農商務省山林局が設置した主三角點である。
・国土地理院が設置した三角点(1996m)は地図通りの場所にある(最高点から100mほど登山口側へバックして少し北に外れた藪の中)。
・富山百山のガイドブックにある地図(初版では69ページ)では最高点(2000m)の東側に1996m三角点があるように書かれているがこれも間違い。実際は地理院地図の通りである。
・2000m地点にある山林局設置主三角點を国土地理院設置の1996m三等三角点として混同しているためこのようなことが起きた。
最後に、寺地山でお会いした方、「この三角点は、本当の三角点ではない」と指摘されたおかげで真相(と思われるもの)にたどり着きました。ここを見ておられるかどうかわかりませんがありがとうございました。
コメント
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初めまして。
そうなんですか、2年前に寺地山の三角点と思っていつもの「三角点タッチ」してきたのですが、違う三角点(標識?)でったのですね。
今度行く時は、fiddlerzenの言われる国土地理院の「三角点」を探し、タッチしてきます。
一つ目標ができました。ありがとうございました。
こんにちは。コメントありがとうございます。
実は国土地理院の三角点は自分も確認していません。
謎解きの根拠は下記の複数記録です。
http://blog.goo.ne.jp/minohaikurabu/e/f6ac27928008ef9983ce2df3c3b4c32b
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-938997.html
http://gifujac.com/?p=3210
まとめますと、「山頂西側降ったところ、人が入っていると思われる笹原を探索。木にかかっている黄色い山頂札を探し出してそのあたりの地面を見る」で見つかりそうです。ぜひ見つけ出してください。
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