編笠山＊南八ヶ岳デビューはガスガスからプチ奇跡♪

2017年10月12日(木) [日帰り]

• GPS: 07:56
• 距離: 11.9km
• 登り: 1,268m
• 下り: 1,264m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:45
• 休憩: 2:12
• 合計: 7:57

6:38 富士見高原登山口
6:57 0:00 五叉路分岐
7:08 7:12 盃流し
7:47 0:00 臼久保岩小屋
9:35 9:50 編笠山
10:22 10:57 青年小屋
11:04 11:08 乙女の水
11:45 12:30 西岳
13:09 0:00 林道出合
13:47 14:16 不動清水
14:22 0:00 五叉路分岐
14:35 富士見高原登山口

天候

くもったりガスったり晴れたり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■富士見高原
ゴルフ場に入る手前二か所が登山者用Pです。ゴルフ場のPに停めないよう。

コース状況／危険箇所等

■1900mほどから急登です。ひたすら登ります。
■2400mから標高差約100mはゴロゴロの岩上歩きです。

その他周辺情報

■ほったらかし温泉
http://www.hottarakashi-onsen.com/
八ヶ岳からは60kmほどとだいぶ遠いのですが、山梨に来たらここにも来ておきたい。
富士は見えなかったのですが、美しい夜景を見ながら入る露天風呂はたまりません。
「あっちの湯」と「こっちの湯」があります。日の出1時間前からオープンするので日の出を見ながらの温泉というのもいつかやってみたいところです。

写真

10/12 6:35

おはようございます。初めての南八ヶ岳は富士見高原からスタートです。

10/12 6:35

登山者は専用Pに停めて下さいとあります。奥はゴルフ場の御客様用です。

10/12 6:42

テクテク舗装路と未舗装路を歩いてゆき、ゲートを過ぎると登山口があります。登山届はこちらへ。

10/12 6:43

なんかおかしい気がしていたけれどこの時は気づかなかった。ほんとだよ。ネタなんかじゃないよ。

10/12 6:53

ここで誤りに気づきます。笠を編むんだから網のわけないよね。。真っすぐ行っても左から行っても編笠山。崖と言う文字に恐れをなし、林道をなぞる方向で。

10/12 7:05

五叉路です。左へ行くと造林小屋、左奥へ行くと不動清水を経て西岳、右奥へ行くと目的地の編笠山、右へ進むと創造の森。右奥です。

10/12 7:13

これ、案内過剰じゃ…と思うけれど、のちのちこれにありがたみを感じたりする。

10/12 7:15

トボトボ歩いて盃流し。ここはどうやら観光地っぽいです。

10/12 7:22

標高1590m地点で富士見町の案内看板が。え？ここから3時間50分？ちょっと多く見繕いすぎでは？

10/12 7:30

なだらかな素敵トレイルを歩いて行きます。林道と何度か交差します。

10/12 7:42

見晴台？偽りあります。

10/12 7:43

季節の変わり目を感じさせる要素が好きだ。

10/12 7:44

下部はわりと紅葉見頃です。

10/12 7:49

臼久保岩小屋。自然の造形はほんまスゴイ。迫力出るように撮れないものかと色々やってみたけれど…難しいのでヤメ。

10/12 7:56

ダケカンバが黄色いじゅうたんをこさえています。

10/12 8:11

広葉樹林から針葉樹林帯へ入る辺りで傾斜が顕著に厳しくなる。1900m付近からの等高線がえげつないなぁ、ウソだったらいいなぁと思っていたけれど、本当でした。

10/12 8:27

かわいこちゃん発見。

10/12 8:27

登山道が分かり辛いのです。どこからでも上がれそうですが、踏み跡をよーく見定めます。こういう時にしょっちゅう出て来る案内板（というか棒切れ）や赤布が助かります。

10/12 8:33

ガンバルよ！

10/12 8:48

ヌシがそろい踏み〜

10/12 9:15

2200m付近からは大岩を乗り越えてゆくゾーンに。聞いてないよ〜岩コワイ！

10/12 9:16

そして展望が開けたところ（開けてないけど）からは、いよいよ核心部？の岩ゴロゴロゾーン。ここを上りつめれば山頂だと聞いています。

10/12 9:21

上が見えない。そして暴風。久々にここまでの風を受けとめながら歩いた気がする。

10/12 9:23

うん、頑張るよ。頑張るけど…

10/12 9:24

そういえばここで初めて下山されてきた第一、第二山人さんに出会いました。編笠山って人気のお山とばかり思っていましたが…？コースの問題かな。

10/12 9:29

ほんとか〜？（疑心暗鬼になってる）

10/12 9:34

いやいや、それしたらあかんやつ！

10/12 9:38

で、ぽいっと着きました！ちょうど山頂で休憩されていたお兄さんに撮ってもらった！ありがとうございます！

10/12 9:39

ちょーーーーっとサンシャイン…。

10/12 9:44

直後に別のコースから上がって来られたご夫妻と談笑させていただきました。

10/12 9:45

今回は西岳をぐるっと回って振り出しに戻るので、まず青年小屋へと向かいます。

10/12 9:51

ちょいちょいかわいらしいことになってます。

10/12 10:14

青年小屋が見えてきました！遠い飲み屋で早く飲み会したい！

10/12 10:14

そしてそして待っていたかのようにガースーが一部切れてきました。

10/12 10:15

いやぁ、フォトジェニックです。これがホントのインスタ映えでしょ。

10/12 10:21

ラブランコという二人掛けブランコがあったけど。

10/12 10:22

ここを下りてきましたが、登るのも大変そう…。私は岩場が苦手なので、余計そう思うのかもですが。

10/12 10:31

酒くださーい！

10/12 10:31

と思ったらなんとお金を1円も持ってきていなくて我ながら驚愕！傷心なのでラブランコにひとりで座りました。

10/12 10:34

しょうがないのでカレーヌードル。おいしい…涙

10/12 10:38

また来るね…。

10/12 11:01

視界が良ければ権現岳にも行こうと思っていたけれど、ここまで真っ白だとねえ。というわけで大人しく西岳へ向かいます。

10/12 11:02

テン場があります。水場まで4分。微妙に遠い。笑

10/12 11:03

まじでカッコいい！こういう小屋は存続してほしい。

10/12 11:04

広大なテン場には一張りもありませんでした。

10/12 11:07

さて西岳へ〜。さすが八ヶ岳。南も苔ワールドです。

10/12 11:09

乙女の水。潤沢です。喉をうるおして出発。

10/12 11:22

黒いぴのこはちょっとアレだなぁ。。。

10/12 11:26

ガスが素敵な雰囲気を醸し出しちゃってます。

10/12 11:29

はぁ、めちゃくちゃ美しいじゃないかー。

10/12 11:33

もはや素敵が過ぎる！

10/12 11:49

途中日差しが出てるなぁと思ったら視界がどーん開けて来て…

10/12 11:49

なにやら下界が見えてます！

10/12 11:50

どこの町だろうか。

10/12 11:51

バーン見えてます！

10/12 11:52

つまり、西岳到着です。とても広くて居心地の良い山頂。かなり気に入りました。ここで大休止しよう。

10/12 12:10

右側がさっき通過してきた編笠山。左のガースーはほぼ位置を変えずに漂っていますが、どうやらこの中を歩いてきたようです。

10/12 12:11

そして待つこと1分、編笠山がとうとうそのお姿を現しました！と同時に右奥に…

10/12 12:11

私は見逃しません。

10/12 12:11

デター！

10/12 12:12

お富士さまー。まさかこんなお空であなたにお会い出来るとは。

10/12 12:22

某イン●タでおススメいただいたブラックサンダーVOLT。左は最近ブームの同きなこ。

10/12 12:31

ガースーが黄葉の素敵なスパイスに。

10/12 12:37

そして驚いたことにタカネマツムシソウが2輪並んで咲いていました。これはさすがに涙が出そうでした。

10/12 12:39

山頂直下にホタルブクロも。ここだけでしか見かけなかったです。

10/12 12:40

わりと急なガレ地帯を下ります。展望良ければここも素敵な道なんだろうな。

10/12 13:38

下部へ行くにつれてトリカブトもたくさん。これは何トリカブトだろう？去年の今頃歩いた富士山1〜5合目の下の方にも咲いていたっけ。

10/12 13:45

お天気回復。森に美しい光が回ります。

10/12 13:53

突然開けた場所が。ここが不動清水です。清水と言うことで水場があります。

10/12 14:03

こちらでまたまた大休止。休んでばっかですね。。お山大先輩から頂いた北海道土産を食します。おいしい。

10/12 14:22

使われてなさそうな便所がありまして、そこが一番の紅葉フィーバー地点でした。笑

10/12 14:31

このタイプの紅葉もたくさん。赤もあった。

10/12 14:38

紫のお花まつりも終了。

10/12 14:47

無事振り出しに戻りました。この日お会いした人は6名様。他に青年小屋の関係者のみなさま多数。

撮影機器：

NIKON D7000 NIKON CORPORATION

GR II RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

kozakura2702

連休ですが、またまた雨模様。
しかも全国的なもので、どうしたものかと思っていたところ、晴れマークをわずかながら確認。それは静岡〜関東の南。
最もアクセス容易でなおかつ楽しめそうなお山は…と考えたところ、南八ヶ岳の編笠山がヒットしました。というわけで、先日の北八ヶ岳の森散策に続き、南八ヶ岳デビューとあいなりました。

富士見高原からしばらくは林道歩き+たいへん緩やかな森の道で完全にハイキングコースです。紅葉もピークに達した頃で大変美しい道です。
ところが1900mあたりからはいきなり暗い森となり、傾斜が急になります。ゆっくりペースは保ちながら、一歩一歩、地道に上がってゆきます。途中、踏み跡が薄くなったり、道を見失いそうになる場面もありますが、辺りを見渡すと赤テープや棒状の案内看板を確認することが出来ますので間違いなく進むことが出来ます。下りはちょっと難易度高くなるかも？

2200m付近から大岩が登場。両手を使って乗り越えてゆきます。
2400m付近からは完全に岩だけの世界。浮き岩や隙間も多数あり踏み外さないよう注意。岩のペイントを見ながら慎重に一歩一歩進んでゆくといつの間にか山頂です。
山頂からしばらく急な滑る道を下ってゆくと青年小屋が眼下に見えてきます。そこからは青年小屋を目指し、再び岩を渡り歩いて下りてゆきます。

青年小屋から西岳が個人的に今回最も気に入った道でした。
特にシラビソと苔の森がとても美しく、その香りに包まれながら歩くと言う幸せな時間でした。西岳は休憩最適地。編笠山頂も広いので、展望が良かったら最高なのだろうけれど、今回まっしろ世界で残念でした。
西岳からは淡々と下って行くのみです。序盤こそ傾斜は急ですが、中間からはゆるやかな下りとなります。コース全般のふかふか道は足にも優しいです。

実は、当初御中道で大沢崩れ見学＆奥庭でカラマツ黄葉撮影会の予定でしたが、直前に御中道が途中で通行止めになっていると聞き、急遽編笠山に変更となりました。
まさか最初の南八ヶ岳が編笠山と西岳になるとは思いませんでしたが、八ヶ岳はなんとなく自分にしっくりくる感覚があったので、今後もちょいちょい通うことになりそうです。お山の楽しみがまた増えました。