【剱岳(富山・2999m)】何を血迷ったか、まさかの二週連続の早月尾根日帰り
- GPS
- 11:50
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 2,297m
- 下り
- 2,292m
コースタイム
天候 | 16日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
公共交通機関がありません、駐車スペースは豊富にありますヨ。 最寄りの北陸自動車道・立山インターチェンジから1時間くらいで行けます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
迷う箇所はありません、一本道です。 標高差2200mと日本一とありますが、 ほぼ一本調子で登り返しもなく、 登山道・標識も整備されているので、 それほど苦ではないと思います。 地元の人は、結構気軽に日帰りで登られているようですヨ! ただ、途中水場も、早月小屋以外は避難小屋もありません。 特に水の確保に注意してください。 7月中旬までは、上部に雪渓の横断がありますが、 早月小屋のホームページで、登山道の状況が分かります。 http://www.net3-tv.net/~hayatsuki/ |
写真
感想
2008年から毎年1回は、剱岳・早月尾根の日帰り登山をしています。
「日本一」という名に惹かれて…
この日帰り登山を成し遂げると、「まだ、大丈夫だ、行ける!」とホッとするのであります(笑)
今回は、何を血迷ったのか、二週連続で登ってきました。
16日 馬場島⇔剱岳
バカと雲は、高いところが好き…。
とはよく言ったもので、
先週、往復14時間かけて登った、剱岳早月尾根。
懲りもせず、また登ってきました。
週末の天気はピーカンだったこともあるし、
仕事でのイライラが募ってて、
しかも、潤いがない生活(笑)
山に登りたくもなりますよ^^
金曜日、7時ちょっと前に仕事を終えて、
しばし仮眠を取り、11時過ぎにやわら起きて支度して出発しました。
けれども、結構疲れていたのか、
途中2度ほど、高速のパーキングエリアで2回仮眠を取ってしまい、
立山インターを下りたのは、6時ちょっと前、すっかり夜が明けていたのでした。
マックスバリュ上市店で飲食料を買い込み、馬場島へ。
着いたのは6時40分、急いで靴を履き替えて、6時50分に登山口をスタート。
今まで何度か登ったことある中で、最も遅いスタートでした。
今回は、ピーカンだし、前回持って行って結局使わなかったバーナー類と、
雨具の上だけ(防寒用)と、荷物をできるだけ少なくしました。
もちろん、水分だけは前回並みに確保しました。
こんなに明るい時に登り始めたのは初めて。
でも、先は長い、焦りは禁物です。
なんせ、最低でも12時間以上は歩き続けなければ…。
最初はいきなりの急登、いっきに200m近く登るけど、
ここでペースを崩すと最後まで持たない、
抑えながらゆっくりリズミカルに登っていくよう心がけていきます。
松尾平というところに差し掛かると緩やかになって、
呼吸を整えながら進めていくと、
恐らく小屋泊まりかと思われる、
これから登るほかの登山者に行き会う。
しかし、それにしても暑い。
下りてから知ったけど、猛暑だったらしい。
前回よりは体力的に余裕がある、足元も確かなんだけど、
まだ風の心地よさが感じられるものの、暑さで汗がダラダラ、
マックスバリュで買った、
Qooのアイスバックをズボンのポケットに入れておいて、
時折、融けかかったQooを飲んだりして冷やしながら、
ペースを乱さずにひとまず小屋を目指しました。
小屋に着いて、首に巻いておいたタオルを絞ったら、
汗が滴り落ちるくらいになっていました。
差し詰め、アイスバックを含めて4.4リットル持っていったけど、
すでに2.9リットル近くを消費。
小屋で、バナナに抹茶塩をかけて食べて、
アミノ酸の粉末を飲んで、剱岳の核心部に臨もう。
小屋から先の雪渓は、先週よりも随分と融けてなくなっていました。
しかし、ホントに暑い。
雪渓があると、シャツの中や、頭に巻いたタオルの中に、雪をつめたりしました。
水分がヤバかったので、雪渓もペットボトルに詰めて飲みました。
何が入っているかは分かりませんが、結構うまかったー。
その後、夫婦連れの人と行き会いました。
「すっごい良い景色ですよー」って言ってくれました。
何でも、早月小屋を2泊しているらしい。
羨ましいですねー。
先週も来たと言うと驚かれました。
「何で、2週連続登ろうと思ったの?」
さあ、自分にも分かりません(笑)
下山するときは、満身創痍で…
二度とこんなところへは来ない。
しばらく山は登りたくないとか、思うんですけどねー。
さて、もうすぐ頂上。
最後は、鋭い岩稜を鎖などを使ってよじ登るようにして行きます。
13時15分、頂上に着いたー。
景色が、めっちゃイイ!!
北アルプスの山々が見える。
今年は、いろいろ山に登ったけど天気に恵まれなくて、
山頂での眺望はお預けだっただけに、感慨もひとしおです。
さて、現実に戻って下山です。
2200mを下るのかー。
早月小屋で休憩。
小屋泊まりの人とおしゃべりで盛り上がりましたが、
時間は16時、モタモタしていると日が暮れてしまいます。
1400m地点で、一人の男の人がいました。
同じく、早月日帰りをしていたのですが、
水がなくなりかけていて、ヘタっている様子。
財布を車に置いてきたので、小屋で水を買えなかったみたい。
かくいう自分も、財布に小銭しか入っていないまま登ってきて、
ペットのジュースすら買えなかったんやけど。
800円やし…。
まだ、いろはすが残っていたので、少し分けてあげました。
しかし、スニーカーで登るとは…
18時40分、何とか無事に下りてこれました。
しかし、後日大変なことに。
日焼けし過ぎて、火傷状態に。
爬虫類みたいな皮膚になって、大きな水ぶくれがー。
数日間、頭がボーっとして熱っぽくて。
仕事になりませんでしたw
一昨年、曇りで降りは大雨の日に登りましたが、それでも大汗かいた!(>_<)
4lの水ですか?!
高山の紫外線はすごいですね〜熱射病になります!(´・_・`)
前の週は天気良くなかったのでしょうか?二週続けて早月尾根はホントに凄い!
これからもいい天気に登れるといいですね、それでは又!
熱射病というか、熱傷(やけど)になりました。
前の週は、ライチョウがお出ましになり、
その後、字のごとく雷鳴が…
脱兎のごとく駈け下りました。
早月尾根からしか登ったことがないので、
今度は、立山の方から行ってみたいですね
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