川古温泉から大源太山、平標山、仙ノ倉山を1泊2日で周回登山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 1,870m
- 下り
- 1,869m
コースタイム
横須賀出発(3:50)相模原友人宅(4:55〜5:10)川古温泉(7:50〜8:10)赤谷川橋(9:20〜9:30)大源太山登山口(10:05〜10:15)水場(11:45〜12:00)黒金山(13:18〜13:35)大源太山(14:10〜14:20)平標山ノ家(15:15)
10月27日(金) 雲り後晴れ 気温7度(7:00 山ノ家)
起床(5:40)平標山ノ家出発(6:55)平標山(7:50〜8:07)仙ノ倉山(9:05〜9:20)エビス大黒の頭(10:27〜10:57)毛渡乗越(11:45〜12:15)赤谷川渡渉地点(14:00〜14:15)林道終点(15:15〜15:25)川古温泉(17:10)
天候 | 1日目 晴れ 2日目 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
川古温泉から大源太山、毛渡乗越から川古温泉への道は迷うことはありませんがあまり歩かれていないのでやや荒れ気味です。 |
その他周辺情報 | ○川古温泉の立ち寄り湯は午後3時までなので、猿ヶ京温泉の「まんてん星の湯」がお勧め。 |
写真
感想
10月26日
最近の山行は天候に恵まれなかったが、今回は、この秋一番の好天ではないかと思われるほどの天候に恵まれ山行になった。
平標山ノ家に行くには、火打峠コース、土樽コース、国境尾根縦走コースなどがあるが群馬県側の川古温泉コースはまだ登ったことがない。ちょっと長めの林道歩きがあるのであまり人気がないようだ。でも平標山、仙ノ倉山を回って元に戻ってこれるのでなかなか良いコースだと思う。お気に入りの山ノ家にも泊まれるので、旧友の菅ちゃんを誘って出かけた。
出発の日は、台風一過の快晴になった。関越自動車道を走っているときに日の出になったが久しぶりに気持ちの良い朝を迎えた。
いつも休憩を取る赤城SAからは武尊山、谷川連峰の山々が一望できた。ずっと奥の方に見えた仙ノ倉山や苗場山では昨日の雨が雪になったようで山頂付近が白くなっていた。
紅葉と新雪が一度に楽しめそうだ。
予定通りに川古温泉に着いたが登山者は私たち二人だけのようだ。ゲートの前に車を止め紅葉が始まった林道を歩き始める。台風の余波で落ち葉がすごい。林道も出水でぐしゃぐしゃだった。
思った通り、大源太山へのコースはあまり人が入っていないようで、落ち葉が登山道を埋め尽くしていた。期待した紅葉は、台風が葉を吹き飛ばしてしまったようでパッとしなかった。それでも天気が良いので歩いていて気持ちがいい。
黒金山まで登れば展望も開けるだろうが単調な登りが続きなかなか黒金山に着かなかった。管ちゃんも登り疲れて遅れ気味だ。
大汗かいて着いた黒金山の展望は素晴らしかった。目の前にで〜んと仙ノ倉山が腰を据えている。振り返れば真っ白になった浅間山から榛名山、赤城山、武尊山など上州の山々がずらりと並んでいた。
今日登る大源太山はすぐ目の前だ。ここまで来れば平標山ノ家までは気楽な稜線漫歩で到着する。急ぐことはない。ゆっくり展望を楽しむことにした。
めずらしく山ノ家の宿泊者が10名いた。人のことは言えないが、久しぶりに天気が良くなったので時間のある人がこぞって出かけてきたようだ。山好きばかりなので、夕食後も話は尽きず、ランプの下で一杯飲みながら、ご主人の山口さんを交えて山の話に花が咲いた。
10月27日
スカッと晴れた青空に出る日の出を期待していたが雲の多い夜明けになってしまった。今日の工程は、平標山、仙ノ倉山を経て毛渡乗越から川古温泉に下りる約8時間のコースだ。日の出が遅いので朝食も6時過ぎだ。暗くなるまでに川古に着けばいいので急ぐことはない。来年の4月。小屋開けの時期に訪れることを約して山ノ家を後にした。
平標山の山頂に近づく頃、苗場山の後ろに北アルプスの白い峰が見えるのを管ちゃんがいち早くみつけた。白馬三山あたりだ。こちらは曇り空だが北アルプス付近は綺麗に晴れているようだ。
風はさほどなかったが平標の山頂は寒かった。ここは数え切れないほど登った山頂だがいつも雨が降っていたり風が強かったりで、のんびり展望を楽しむことはない。山ノ家から登ってきた登山者も長居をすることなく下りていった。私たちも仙ノ倉へ向かうことにした。
夏だったら一面お花畑になる仙ノ倉への尾根道には雪が残っていた。思わぬところで雪の感触を楽しむことが出来て嬉しいかぎりだ。
めずらしく仙ノ倉の山頂は風がなかった。天気も回復して青空が広がってきた。谷川岳方面の山はもとより、巻機山や八海山など越後の山々も見えている。その後ろに薄ら見えているのは浅草岳だろうか。何度見ても山座同定が出来ない山域だ。反対側の上州の山々もすべて見えている。まさに360度の大展望だ。
この先、エビス大黒の頭を登り返したらあとは下り一方だがまだまだこの先は長い。 いつまでも展望を楽しんでいたいところが先へ進むことにした。
エビス大黒の頭は、前後する仙ノ倉山や万太郎山に比べるとかなり標高を下げたピークだが谷川連峰の中でも好きなピークだ。こぢんまりした山頂は一カ所にいるだけで360度の展望が楽しめる。昨日泊まった山ノ家も見えている。
ここから見る仙ノ倉山はどっしりととても大きく立派に見えるし、万太郎山もとても優雅な形で見とれてしまう。すっかり晴れ渡った青空の下、最後の大展望を楽しみながら昼食にした。
毛渡乗越から川古温泉へ下る道は歩きずらかった。道はしっかりついているものの、常に道が右か左に傾いている。したがって足がいつも横に傾きながら歩いていることになる。うっかりすると下ろした足が谷側にずるっと滑ってしまうから始末が悪い。
せめてもの慰みは、赤谷川沿いの谷は台風の影響をあまり受けなかったと見えて紅葉した葉がしっかり残っていた。特に最盛期を迎えた山毛欅の黄葉が午後の日差しを受けて眩しいくらいに輝いていた。
橋のない赤谷川渡渉地点ではおっかなびっくり岩を辿って対岸に渡った。女子供や高齢者ではちょっと無理ではないかと思える危ない渡渉地点である。昔、管ちゃんを含めた山中間と辿った大井川遡行を思い出した。
赤谷林道を川古に向かって歩いているときに日没を迎えた。林道だから多少暗くても歩けるが、車に戻って荷物をほどいているころ、あたりは懐中電灯がなければ何も見えないくらいの暗闇に変わっていた。間一髪の到着だった。
川古温泉に入りたかったが宿の立ち寄り湯は午後3時で終わっているので今日は猿ヶ京温泉のまんてん星の湯に行くことにした。ここはお風呂も大きいし食事も美味しいので二日間の汗を流してからゆっくり帰ることにした。
こんにちは。3年前の2014年10月10日、谷川岳を白毛門から平標山まで4日歩かれたときに平標山の家でご一緒させていただいたものです。あれ以来、いつも、ブログを拝見させていただいております。健脚振りにはあっぱれです(笑)翌週には平標新道を歩かれましたね。
じつはここのルートはずっと気になっていて、今年こそはと10月に主脈を歩いたときに毛渡乗越から少し下りて苅り払いの状況を偵察をしてきましたが、それからなかなか都合付けず実行はできていません。それと、私は逆コースで越路避難小屋かエビス避難小屋のいずれかを利用して予定を立てていました。ヤマレコでも記録がほとんどなく、あっても沢屋の記録があるだけ。それと、川古温泉から渡渉点までは何度か歩いていることに加え、毛渡乗越からの下りで深ヤブで道迷いの結果、遭難騒ぎがあったことを聞き、逆コースはまったく考えもしませんでした。逆コースなら平標山の小屋にもお泊まりもできますね(笑)
10月の偵察のとき、youjiさんのブログで今秋ここを歩かれることを予告されていたので、平標山の家の管理人ご子息の明さんには、youjiさんのこともいろいろお話しさせていただきながら、この周回を相談しました(明さんご自身は歩かれたことがないといっていました、笑)。
ひとつご質問ですが、渡渉点に下りられる直前のエビス大黒沢を横切る場所にはいまもトラロープは残っていますか、また、そのほかに注意するポイントがあれば教えていただけますか。すみません。
長文にて、すみません、、、。
周回歩かれたことを知り、興奮してコメントさせていただきました。
下は私のブログです、なかなか歩けていません、、、
https://blogs.yahoo.co.jp/devilleconco
おはようございます。
こちらこそご無沙汰しています。
今朝、福島から帰ってきたところです。
昨日、一昨日と天気がいいので6日に御神楽岳、7日に吾妻連峰の一切経山から東吾妻山を歩いてきました。この二つの山は、先月も出かけたのですが雨のため温泉巡りで終わってしまった山です。
今回は、両日ともに快晴で360度の展望を楽しんできました。
追って、ヤマレコにアップする予定です。
ところで、毛渡乗越から川古温泉のコースですが、一番の問題は赤谷川の渡渉地点ではないでしょうか。
最初は、靴を脱いで浅場を探して渡渉しようと思ったのですが、浅いところでも膝上あたりでありそうだし流れもけっこう急でした。
みなさんはどうやってわかったのかはわかりませんが、写真にあるように
流れの中の岩の上をまたぐようにして渡りました。
下の流れはこれまた急なので落ちたらあっというまに下流に流されてしまいます。すぐに浅くなるので止まると思いますが・・・
そしておたずねのエビス大黒沢のトラロープはまだしっかり付いていました。
沢自体は大したことはないのですが、これがないとちょっと怖いトラバース箇所ですね。
毛渡乗越からの下りはかなり刈り払いがしっかりなされていたのでルートを間違えるようなことはありませんでした。
ただ、登山道が常に傾いているので歩きずらかったですね。
なかなか静かで良いコースなのでぜひお出かけ下さい。
山ノ家には来年4月の小屋開けのころに行こうかと思っています。
平標山から山スキーが楽しめるそうです。
また、お会いできると楽しいですね。
さっそくご教授ありがとうございます!
今年は無理かもしれないので来年こそは実行、長年の想いが果たせそうです(笑)
御神楽岳、一切経山から東吾妻山、天気にも恵まれたようでよかったですね!
いつか、平標山の小屋で再会、なんてできたらいいですねぇ〜(笑)
そうそう、平標山の小屋で寄贈された本もいろいろ見させていただきました(笑)
ありがとうございます! 返信はいいですよ〜
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する