★奇跡の一本松は「悲劇の」一本松歩くエコツアー 陸前高田復興ツーリズム 岩手県

arukuecotour
その他9人 - GPS
- --:--
- 距離
- 1.8km
- 登り
- 0m
- 下り
- 11m
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
タクシー
|
写真
感想
公益社団法人日本山岳ガイド協会認定登山ガイド ステージ気如∧發エコツアーデザイナーの有吉寿樹です。
岩手県陸前高田 復興の街ハイキング
奇跡の一本松は悲劇の一本松 復興ツーリズム
の引率が無事に終わりました。
皆様のご協力に感謝です。
岩手県陸前高田 奇跡の一本松は、復興のシンボルとして、多くの人々が訪れていました。
陸前高田 奇跡の一本松について
http://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/kategorie/fukkou/ipponmatu/ipponmatu.html
高田松原の伝統的な本当の役割を、
なかだえり『奇跡の一本松 大津波をのりこえて』汐文社、2011.10
より知りました。
高田松原の本当の役割は上記公式サイトには残念ながら述べられていません。
ご要望に応えて今年も訪問することができました。
現状を参加の皆さまと歩きました。
震災6年後の今も、海岸付近は、重機が走り回り、ほとんどさら地で、皆さま衝撃を受けたことでしょう。
現在できあがっている城壁のような防潮堤と、これから高田松原をどうしていくのかという計画とには、高田松原の伝統的な役割の活用が見当たらない「復興まちづくり情報館」の展示。
さらに奇跡の一本松を双眼鏡で詳細に観察すると、避雷針が付いていました。
高田松原の頃もこの一本松は、他の松よりも背が高い方でしたが、当時、避雷針は付いていなかったようです。
なぜ今避雷針を付けるのでしょうか?
今後もこの避雷針は付き続けるのでしょうか?
奇跡の一本松は役割が変わったのです。
これらの現実に、奇跡の象徴ではなく、悲劇の象徴に変わっていると感じざる負えません。
現在の城壁のような防潮堤の脇で「奇跡の一本松」は生物からサイボーグとなり、モニュメントの役割でしかなくなる。
歩いてみると減災と地域の生活環境向上に、城壁のような防潮堤のほうがいいとは感じられませんでした。
報道からは見えてこない復興事業を現場で見定める機会を
参加の皆さまに提供できました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する



いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する