本名御神楽岳から御神楽岳へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,045m
- 下り
- 1,039m
コースタイム
天候 | 快晴(朝のうち下界は深い霧) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道はしっかりしています。新潟の室谷からのコースは田圃状態だそうですが福島側は乾いています。 |
その他周辺情報 | ○本名ダム近くに湯倉温泉共同浴場がありますが配管故障で休業中。 ○8劼曚病見寄りの大塩温泉共同浴場に行きました。快適です。300円で石鹸、シャンプーはなどはありません。 |
写真
感想
御神楽岳は、先月、新潟県側の室谷から登ろうと登山口まで行ったものの、朝から想定外の雨に降られたため登頂を断念したことがある。山の上の紅葉はすでに終わっているだろうが、雪が積もる前に何とか登っておきたかったので、もう一度、吾妻連峰の一切経山と組み合わせて福島県側からの登頂を計画した。
時間的に中間点になる那須塩原の道の駅で車中泊し、午前3時に起きて登山口の本名へ向かった。去年、博士山や会津朝日岳に登ったときに走った覚えがある田舎道を3時間ほど走って本名ダムに着いた。ここから林道である。
道はしっかりしているが水たまりが多い。出かける前に洗車してきた車が一瞬なして泥だらけになってしまった。
登山口に着いたとき、晴れの予報だったのにあたりは乳白色の霧に包まれている。しかし、天候に不安はなかった。朝霧は好天の兆しである。
霧来沢沿いの平坦な登山道歩き始めるとほどなく本コース最初の見所である八乙女の滝に着くる。大して大きくない滝であるが水量は多い。そして滝を巻くように鎖場を越えると流れは滑沢になる。紅葉が最盛期であったら絶好のビューポイントである。
沢から離れて尾根に取り付くころ陽が差し始め、色付いたトチやブナの葉が輝きだした。併せて梢越しに霧に包まれた下界が見えだした。どうやら朝の霧は只見川から立ち上った川霧のようだ。朝からなかなかの絶景が次々と見られて感動しまくりである。
杉山ヶ崎に出ると雲ひとつない文句ない青空が広がっていた。行く手に本名御神楽岳が見えている。5、6本の鎖が続く岩場を越えるとほどなく避難小屋に着いた。本には、「水場も近いし一泊するには最適」と書いてあったが、冬が近くなってすでに入口が釘付けされており使用できない状態だった。ここに泊まるつもりで来たら大変なことになっていた。
避難小屋から山頂まではほんのひと登りだった。山頂にはコンクリートの標柱が立っていただけで誰もいなかった。向かい側に御神楽岳本峰が大きく立ちはだかっている。周囲を見渡すとまさに360度の大展望だ。山が多すぎでどこがどこだかよくわからない。
今日は、慌てることはない。この天気が崩れる心配は全くないので山が隠れることはない。双眼鏡を取り出して山座同定に励んだ。
まず最初に特定したのは御神楽岳の右側に真っ白になった飯豊連峰だった。これはすぐにわかった。そしてぐるっと見渡して特定できたのは、磐梯山、安達太良山、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳、平ヶ岳、巻機山、越後三山、浅草岳、守門岳、そして先月登った粟ヶ岳などなど。
那須の山や日光白根山、皇海山、男体山などはたぶんそうだろうと見当をつけたにとどまった。とにかく山、山、山で見飽きることがない。あっという間に時間が過ぎていく。とりあえず御神楽岳本峰に行ってこよう。
滑り落ちたら登り返すのにちょっと苦労しそうな危なっかしい尾根を登って御神楽岳に登った。先客がひとりいた。天気がいいし、この付近では人気の山なのでやっぱり登山する人がいるのだ。
先客の男性も色々登っているようで、山座同定には私とほぼ同じくらいの知識があった。二人でわからない山をあーだ、こーだと行っているうちにさらに4人ほど登ってきた。ザワザワする山頂は苦手なので本名御神楽岳に戻ることにした。あそこなら誰もいないし、山頂の真ん中に座っていれば360度の展望を独り占め出来る。
再び本名の山頂で展望を楽しんでから1091mの独峰を回って下りようと思っていたがこのコースは通行止めになっていたので来た道を戻ることにした。
楽しみにしていた登山口近くの入浴料200円の湯倉温泉共同浴場は配管が詰まって温泉が出なくなったので閉鎖されていた。しかたなく只見寄りに8劼曚氷圓辰燭箸海蹐砲△訛膠温泉共同浴場に行ったが、ここは改築されたばかりのピカピカの施設で快適だった。
家の近くにこんな温泉があったらいいな、と思いながらしっかりかいた汗を流してさっぱりした。夕食は会津若松市内のそば処「桐屋権現堂」で手打ち蕎麦を食べることにしよう。
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