老杉 井ノ口山
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.0km
- 登り
- 481m
- 下り
- 478m
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
山行100回目の常念岳から、1週間。高い山を連続して歩き、すっかり満足している私。今回は以前から某登山店の店長□○辻さんのお薦めである、老杉が素晴らしいという井ノ口山(七七九m)に行くことになった。たくさん樹齢の古い老杉があるというので展望の山ではないが、魅力を感じる。久しぶりにおしどり夫婦の近郊低山歩きである。
梅の木から広河原に入り、原地町の材木置き場に車を止め、ここから歩く。北山は昼なお暗く熊対策はしっかりと言うので、父さんのアメリカで貰ったスクールベルとラジオ持参で賑やかにチンドン山行だ。スクールベルの美しい音色が北山に響き、熊の奥さんが「すいませーん!豆腐、一丁くださーい」と出て来そうだ。
本当に北山は、杉の山で薄暗い。大杉があちこちで見られる。枝ぶりも様々で、自然のオブジェという感じだ。井ノ口山頂手前まで建設中の林道が見えた。井ノ口山山頂はわかりづらい。京都北山はこういった感じが多いと思う。山頂らしき所で昼食をとった。そこより更に奥へ歩くと、イワウチワの群落があり、春先は一面咲き誇り美しいに違いない。その先に、井ノ口山独標と書かれた小さなプレートが架かっていた。どうやらここが山頂らしい。杉に囲まれて、まったく展望はない。下山は、店長がわかりづらいと言った道を下る。おかげで、たくさんのシバグリを拾いながら下りた。しばらく歩くと、店長が言っていた大杉の森に出会った。「大杉の周りを歩かないで、木が弱ります…」と言ったようなことが看板に書いてあった。一人でいると気味が悪い様な空気が漂っている。大杉をバックに写真を撮り、井ノ口橋の民家にたどり着いた。民家の横に大きな栗の木があり、バケツの中にいっぱいの栗の実が入っていた。私たちも夢中になってたくさんの栗を拾った。シバグリ(山栗)は、生で食べても、口の中で甘さが広がり、粒の大きい栽培栗とは違う、美味しい栗である。ヘラ栗が両方にあって真ん中の栗しか太っていないが、それがまた自然の栗らしい。また、小さいため皮をむくのが面倒くさい。美味しいものを食べることは、山菜採りと同じで、なかなか大変なことだ。井ノ口山は、老杉の山というよりは、食い気に走った栗拾いの山だった。
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