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Yamareco

記録ID: 1311571
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

聖岳 〜 芝沢ゲートからピストン 〜

2017年11月12日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
12:51
距離
26.9km
登り
2,576m
下り
2,560m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:17
休憩
1:34
合計
12:51
距離 26.9km 登り 2,581m 下り 2,574m
4:06
53
4:59
25
5:24
5:42
37
6:19
6:24
80
7:44
24
8:08
60
9:08
9:21
44
10:05
10:18
56
11:14
11:26
34
12:00
12:16
24
12:40
12:44
37
13:21
23
13:44
58
14:42
14:46
45
15:31
15:40
25
16:05
51
16:56
1
16:57
ゴール地点
天候 快晴後晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◇自家用車を芝沢ゲート前の駐車場に駐車。
・スタート時は自分の車を含め8台の車が駐車、下山時は自分の車のみ。
◇芝沢ゲートまでの林道は未舗装区間あり。舗装路にも落石があるため要注意です。
コース状況/
危険箇所等
【芝沢ゲート⇔便ヶ島】
◆0.5kmごとに北又渡大橋からの距離を示す表示があります。
◆林道歩きです。芝沢ゲートと易老渡間は5割ほど舗装路。易老渡と便ヶ島間は、易老渡の駐車場、トンネル前後、橋前後、便ヶ島直前のみが舗装路。
【便ヶ島⇔西沢渡】
◆ほぼ水平に移動します。崩れた土砂に元々あった道が覆われている所が多数あります。
【西沢渡】
◆ロープを手繰り寄せて動かすゴンドラに乗り川を渡れます。中間点まではゴンドラが下っていく形となるので楽に移動できますが、中間点からは登り返す形となるのでかなりの労力が必要です。腕の力だけでなく、綱引きの要領で、腰を入れて、ロープを手繰り寄せるとゴンドラを動かしやすいと思います。
【西沢渡⇔薊畑】
◆標高1400m、1600m、1800m、2000m、2200m地点(の木)に標高を示す標識が設置されています。
◆標高1750m辺りまではそれなりの急登です。傾斜が急な区間を下りで歩行する際はスリップに注意が必要です。
◆標高1600m〜1650mあたりに一ヶ所、倒木が散乱している所があり、通過に少し苦労しました。外にも倒木を跨いだり、潜ったりする所が何ヶ所かあります。
【薊畑⇔小聖岳】
◆よく整備された道で、ちょっとした岩場にもお助けロープが架けられていたりします。
【小聖岳⇔聖岳山頂】
▼聖岳山頂に続く斜面には着雪あり。積雪の深さはないものの凍結気味だったため、チェーンスパイクを装着して歩行。一定以上の傾斜の斜面を歩くので、下りではそれなりに神経を使いました。今回以上雪が積もるか雪が凍結した場合は、アイゼンとピッケルが必要になりそうです。
その他周辺情報 ☆遠山温泉かぐらの湯で入浴。
・大人620円。
久しぶりにヘッドランプを使用してのスタート。
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久しぶりにヘッドランプを使用してのスタート。
易老渡までやってきました。
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易老渡までやってきました。
さらに歩いて便ヶ島に到着。
ここで朝食を取りながら少しゆっくりしました。
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さらに歩いて便ヶ島に到着。
ここで朝食を取りながら少しゆっくりしました。
夜明け頃。
かつら沢橋を超えたあたりでヘッドランプを外しました。
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夜明け頃。
かつら沢橋を超えたあたりでヘッドランプを外しました。
西沢渡に到着しましたが、橋は真っ二つ…。
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西沢渡に到着しましたが、橋は真っ二つ…。
ドボンしてはかなわないので、ゴンドラで川を渡ります。
中間点までは楽々。
大変なのはその後でした。
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ドボンしてはかなわないので、ゴンドラで川を渡ります。
中間点までは楽々。
大変なのはその後でした。
西沢度から少し登ると廃屋がありました。
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西沢度から少し登ると廃屋がありました。
廃屋を反時計回り3/4周ほど回ってから、右手に登っていきます。
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廃屋を反時計回り3/4周ほど回ってから、右手に登っていきます。
それなりの急斜面を登っていく。
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それなりの急斜面を登っていく。
お助けロープが架けられた所も。
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お助けロープが架けられた所も。
倒木が散乱して通過に手間取った所(標高1600m〜1650mの間)。
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倒木が散乱して通過に手間取った所(標高1600m〜1650mの間)。
ちょっとした広場で休憩しました。
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ちょっとした広場で休憩しました。
標高を示す標識。
標高1800mは登り累積標高にして中間地点かな。
この標識を見て、「まだ1200mも登れる♪」とウキウキしたら、南アルプスに愛される資格がきっとある!?
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標高を示す標識。
標高1800mは登り累積標高にして中間地点かな。
この標識を見て、「まだ1200mも登れる♪」とウキウキしたら、南アルプスに愛される資格がきっとある!?
苔平を通過。
上を見上げると、針葉樹の緑が青々としていました。
南アルプスの針葉樹は11月でもまだまだ元気があります。
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上を見上げると、針葉樹の緑が青々としていました。
南アルプスの針葉樹は11月でもまだまだ元気があります。
苔を楽しみながら歩きます。
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苔を楽しみながら歩きます。
シラビソと苔の森
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シラビソと苔の森
標高2200m地点を過ぎると再び傾斜がややきつくなってきます。
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標高2200m地点を過ぎると再び傾斜がややきつくなってきます。
「西沢三角点まだかな〜」と思いつつ、登っていたら、展望が開けてきました…。開けてしまいました。
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「西沢三角点まだかな〜」と思いつつ、登っていたら、展望が開けてきました…。開けてしまいました。
というわけで?薊畑に到着…。
ここで休憩しました。
風が少し強く寒かったので、一枚着込み、ニット帽を着用。
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というわけで?薊畑に到着…。
ここで休憩しました。
風が少し強く寒かったので、一枚着込み、ニット帽を着用。
光岳方面を見やる。
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光岳方面を見やる。
聖岳方面。
うっすらと雪化粧した聖岳が輝いて見えます。
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聖岳方面。
うっすらと雪化粧した聖岳が輝いて見えます。
少し登った地点から見た恵那山。
手前にはハイランドしらびそが見えています。
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少し登った地点から見た恵那山。
手前にはハイランドしらびそが見えています。
小聖岳手前から見た聖岳
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小聖岳手前から見た聖岳
青空に向かって登る♪
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青空に向かって登る♪
小聖岳到着。
ここで休憩し、オーバーグローブとネックウォーマーを着用。
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小聖岳到着。
ここで休憩し、オーバーグローブとネックウォーマーを着用。
笊ヶ岳&布引山と富士山
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笊ヶ岳&布引山と富士山
雪の上に足跡はありません…。
芝沢ゲート前の駐車場に車を停めた方は皆光岳方面に向かったようです…。こんな快晴の日に聖岳に向かう人がいないとは、予想外でした。結局、この日は誰とも出会うことはありませんでした。
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雪の上に足跡はありません…。
芝沢ゲート前の駐車場に車を停めた方は皆光岳方面に向かったようです…。こんな快晴の日に聖岳に向かう人がいないとは、予想外でした。結局、この日は誰とも出会うことはありませんでした。
この辺りからは雪が続きました。
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この辺りからは雪が続きました。
少し滑るようになってきたので、チェーンスパイクを装着し、登ります。
雪の深さはなく、積雪は数cmほど。
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少し滑るようになってきたので、チェーンスパイクを装着し、登ります。
雪の深さはなく、積雪は数cmほど。
氷柱。
気温が上がり、融け出しています。
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氷柱。
気温が上がり、融け出しています。
所々赤ペイントも見え、登山道が何となくわかる状態でした。
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所々赤ペイントも見え、登山道が何となくわかる状態でした。
聖岳に到着!
山頂は、風速10m程度の風が吹き、かなり寒かった。
ニット帽に覆われた耳が痛くなるほどの寒さでした。
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聖岳に到着!
山頂は、風速10m程度の風が吹き、かなり寒かった。
ニット帽に覆われた耳が痛くなるほどの寒さでした。
立派な柱の山頂標識
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立派な柱の山頂標識
串団子タイプの山頂標識
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串団子タイプの山頂標識
中盛丸山や大沢山の向こうには、御嶽山、中央アルプス、北アルプスなどなど大展望が拡がっています。
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中盛丸山や大沢山の向こうには、御嶽山、中央アルプス、北アルプスなどなど大展望が拡がっています。
遠くに見えた白山を拡大。
この日は、空気が澄んで、遠望が利きました。
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遠くに見えた白山を拡大。
この日は、空気が澄んで、遠望が利きました。
御嶽山を拡大。
中央アルプス付近。
乗鞍岳も頭が見えています。
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中央アルプス付近。
乗鞍岳も頭が見えています。
笠ヶ岳から槍穂にかけてを拡大。
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笠ヶ岳から槍穂にかけてを拡大。
後立山連峰もクッキリ。
鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬鑓ヶ岳、白馬岳も肉眼でしっかり確認できました。
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後立山連峰もクッキリ。
鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬鑓ヶ岳、白馬岳も肉眼でしっかり確認できました。
百瞭曲面
間ノ岳を拡大
富士山方面
富士山をやや拡大。
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富士山をやや拡大。
絶景を楽しみながらもっとゆっくりしたいところですが、寒いので食事などはとらずに下山します。
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絶景を楽しみながらもっとゆっくりしたいところですが、寒いので食事などはとらずに下山します。
小聖岳目指して下っていく。
傾斜が急な所もあったので、慎重に下りました。
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小聖岳目指して下っていく。
傾斜が急な所もあったので、慎重に下りました。
小聖岳まで戻り、休憩しました。
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小聖岳まで戻り、休憩しました。
小聖岳から見た上河内岳
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小聖岳から見た上河内岳
薊畑まで下ってきました。
ニット帽、ネックウォーマー、オーバーグローブを外し、一枚上着を脱ぎ、下りに備えます。
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薊畑まで下ってきました。
ニット帽、ネックウォーマー、オーバーグローブを外し、一枚上着を脱ぎ、下りに備えます。
登りで見逃した西沢三角点の標識。
登山道から2〜3m外れた所にありました。
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登りで見逃した西沢三角点の標識。
登山道から2〜3m外れた所にありました。
西沢三角点
赤色チャートの石や岩が多い尾根でした。
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赤色チャートの石や岩が多い尾根でした。
苔エリアまで戻ってきました。
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苔エリアまで戻ってきました。
紅葉を楽しめる標高まで下ってきました。
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紅葉を楽しめる標高まで下ってきました。
カラマツの黄葉
黄葉。
何の木の葉だろう?
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黄葉。
何の木の葉だろう?
メグスリノキ
西沢渡まで戻ってきました。
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西沢渡まで戻ってきました。
ここからが大変。
でも何となくコツは掴んだので、休み休み、ゴンドラを動かします。
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ここからが大変。
でも何となくコツは掴んだので、休み休み、ゴンドラを動かします。
川を渡り切りました。
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川を渡り切りました。
便ヶ島と西沢渡の区間は崩れた土の上を乗り越えていく所が何ヶ所もあります。
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便ヶ島と西沢渡の区間は崩れた土の上を乗り越えていく所が何ヶ所もあります。
輝く紅葉
イロハモミジの紅葉が見頃でした。
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イロハモミジの紅葉が見頃でした。
晩秋の紅葉を楽しみながら歩く♪
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晩秋の紅葉を楽しみながら歩く♪
輝く紅葉
滝ノ沢橋は何だか趣ありますね。
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滝ノ沢橋は何だか趣ありますね。
滝と紅葉
便ヶ島まで戻ってきました。
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便ヶ島まで戻ってきました。
便ヶ島から易老渡までは水の流れを横切る所が四カ所ほどありました。
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便ヶ島から易老渡までは水の流れを横切る所が四カ所ほどありました。
易老渡の登山口を通過。
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易老渡の登山口を通過。
雰囲気が良いため、林道歩きも飽きません。
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雰囲気が良いため、林道歩きも飽きません。
長い林道歩きですが、紅葉を楽しめるので、それほど嫌気は差しません。
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長い林道歩きですが、紅葉を楽しめるので、それほど嫌気は差しません。
だいぶ日がかげっていますが、紅葉はこの美しさ。
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だいぶ日がかげっていますが、紅葉はこの美しさ。
芝沢ゲートまで戻ってきました。
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芝沢ゲートまで戻ってきました。

感想

ゆったりハイキングが続いていたので、久しぶりにガッツリ歩きたくなったこの週末。
この時期にガッツリ歩くとなら、南アルプスかな、と考え、前日ハイランドしらびそや駒ヶ岳ロープウェイのライブカメラで南アルプスの積雪状況を確認。どうやら本格的な雪山装備は必要なさそうだ。
もし、想定外の積雪があったら、引き返せばいいやと考え、柴沢ゲートから聖岳を目指すことにした。

貸し切りの聖岳山頂からは、予想通りの、いや、予想以上の大展望が楽しめた。
空気がよく澄み、遠く白山や後立山連峰までくっきり見渡せるほど。
北アルプスの山々は既に本格的な白装束。
かたや、南アルプスの山々はまだまだ控えめの薄化粧。
そして、見上げる空は、雲一つなく、高く、青く、美しかった。
晩秋らしい山岳風景が拡がる静かな世界で寒さに耐えて絶景に浸ることができた。

予想外に楽しめたと言えば、標高が1300mより低い所での紅葉。
イロハモミジをはじめ晩秋の紅葉が見頃を迎えていた。
散りゆく間際の、そこはかとなく儚さを感じさせる晩秋の紅葉は、切なさをも抱かせ、見た目以上に美しく感じられた。

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コメント

お疲れ様です!
初めまして!
こんばんは!

この時期に聖岳は凄いですね!
僕たちは去年11月20頃に登っていますが雪は全くありませんでした。今年の方がレベルが全然違いますね!

フォローさせていただきます!
2017/11/14 16:44
Re: お疲れ様です!
seira_君、こんばんは!
こちらこそ、初めまして!

雪はあったといっても、アイゼンとピッケルは必要ない程度のもの。
登山道も全体的にはよく整備された一般登山道でしたから、一年ほど前のseira_君たちが聖岳東尾根を登った山行のほうがレベルが全然上ですよ!
個人的には、大井川沿いの路面状況が悪く退屈な林道約14kmを往復したことのほうが、凄いな〜、って思います

僕もseira_君をフォローしときますねhappy01
同じ静岡県民なので、どこかでお会いできそうですね!
2017/11/14 18:38
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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