紅葉の皆子山*最後にドボン(^_^;)…の巻☆
- GPS
- 06:49
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 708m
- 下り
- 697m
コースタイム
天候 | 曇り時々雨と晴れ… |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
当初予定してた足尾橋出合〜ツボクリ谷出合のコースは、ガケ崩れのため通行止め。平へ戻り、仲平から向かう東尾根コースから登りました。 下山は寺谷出合へ向かうコースを選びましたが…3年前にはあった林道へ渡る丸太橋がなくなってた!!…時間もなく巻き道を断念し、川にドボンで渡渉しました(^_^;) 後日、最新の「分県登山ガイド・京都府の山」(山と渓谷社)を確認すると、丸太橋は流失しているので川を渡渉か、寺谷橋手前のう回路を利用されたしとのことでした。 ちなみに、2017年度の「山と高原地図・京都北山」の冊子には、ツボクリ谷ルートの危険性や寺谷の丸太橋の流失などの詳しい情報は一切記載されておらず…現時点では参考になりませんのでお気を付けください。 |
写真
感想
私(k1)は実に2か月ぶりの参加、しかし今回も4名は揃わずkksの3名です。行き先はsと私が未踏の京都府最高峰・皆子山と決め、k2と欠席のrが3年前に登った時は東尾根から入り寺谷へ出るコースだったので、今回は二人が通らなかったツボクリ谷から登り、東尾根へ下ることにしました。参考資料は『山と高原地図・京都北山』および『分県登山ガイド・京都府の山』ですが、最新版ではなかったこともあり色々と難儀しました。
まず、下山口となる平バス停の数十メートル南にある国道東側のスペースに車を停めました。5〜6台駐車可能です。登山口までは6月に権現山に登った時と同じ車道を逆に歩きます。国道は交通量が多いうえに十分な歩道がなく長いトンネルもあるため、今回も通行止めの旧道を行きました。土砂や流木が道をふさいでいる場所もあり、6月よりも荒れています。
登山口に着くと、まさかの通行止めです。この時は「まさか」でしたが、完全に調査不足です。少し先へ進んでみるも倒れかけた電柱などの惨状に恐れをなして早々と撤退、平へ引き返してk2が以前登った時と同じ東尾根コースで行くことに決めました。帰宅後に見たヤマレコにはツボクリ谷へ進まれた方の記録がいくつかありますが、もし事前に拝読していたら私たちには無理だと最初からあきらめていたでしょう。
がっかりしつつ引き返す途中、朝から回復気味と見えた天候が悪化して霧雨が降り出し、さらに気分が下がります。
東尾根の登山口に着いた時には既に5劼鯤發、約1時間のロスです。車利用で登山口と下山口が違う場合、下山後の舗装路歩きは疲れるうえ最初に歩く方が準備運動にもなるため、たいてい下山口に車を停めるようにしていますが、こういう場合は時間のロスが大きいというデメリットに気づかされました。
先日の台風の影響か、登山道には初っ端から大きな木がいくつも倒れています。k2とsが先週の蓬莱山で倒木地獄に苦しんだ直後とあって嫌な予感がしますが、ちょうど皆子山へのピストン登山から戻ってこられた方に出会い、道は多少ぬかるみがある程度で問題ないという心強い情報を頂きました。そのとおり目立った倒木は最初だけで、山頂までおおむね歩きやすい道でした。
登山口からしばらくは急坂ですが、ここを乗り越えて尾根に出た後は比較的楽に歩けます。紅葉の盛りは過ぎているものの、まだ所々に残っている色づいた木々を楽しめました。その間、雨が降ったり止んだり、たまに晴れ間が見えたりと天気は落ち着きません。
登り始めてから2時間ほどで皆子山の頂上に着きました。これでsと私は京都府最高峰の頂を踏むと共に、大原の里10名山(皆子山・峰床山・焼杉山・翠黛山・金毘羅山・瓢箪崩山・天ヶ岳・ナッチョ<天ヶ森>・大尾山・水井山)も全て登り終えました。k2は既に制覇済みで、rは峰床山を残すのみです。
山頂は眺望がないとのことですが、周囲の木の葉が落ちているため意外と見通しがよくなっています。その分風が吹き抜けて寒いのですぐに退散し、少し引き返して寺谷への分岐脇のスペースで昼食をとりました。
下山は寺谷へ下りるコースを選びました。『山と高原地図』では再び東尾根を下るよりコースタイムが短いのですが、実はなかなか厄介な道でした。最初に少し林の中の急坂を下った後は寺谷出合まで延々と沢沿いの道が続きます。濡れた岩で滑らないように、積もった落ち葉を踏み抜かないように注意しつつ、右岸と左岸を何度も行ったり来たりせねばなりません。しかしk2が前に通った時はヒルに悩まされたものの道自体に苦しんだ記憶はないそうです。後述のように、下山口に近い地点の橋が流失したため当時より道が荒れてしまったのでしょう。
結局、東尾根をピストンするよりも時間をかけて寺谷に小さな沢が合流する寺谷出合に到着しました。ところが、今度は寺谷に昔かかっていた木の橋が見当たりません(これもまた調査不足です)。谷は今朝までの雨の影響か水流が激しく、渡渉は躊躇してしまいます。
谷を離れ巻き道の表示に従って進むと、寺谷に合流する沢にぶつかりました。ここが橋流失後の迂回路らしく、こちら側と対岸の木にピンクテープの目印があります。沢は細いので寺谷より渡渉は簡単ですが、沢までは非常に急な斜面を下りて渡渉後に再び登り返さねばならないようで、これまた二の足を踏んでしまいます。
私たちがいる所は寺谷と沢が合流する地点のデルタなので、どちらかを渡らねば下山の方向(下流)に行けません。寺谷に出てから沢へ回り込もうとしても大きな岩に阻まれ難しそうです。谷を渡ると覚悟を決めたk2とsに対し、泳げない私はすっかり怖気づいてしまいましたが、最終的には二人に引っ張られて何とか川を渡り、林道から平へ戻ることができました。
今回の山行では事前の情報収集の重要さを痛感する一方、登山道は変化するので以前の情報があてにならないこともあると思い知らされました。
それにしても、ツボクリ谷コースも寺谷コースもこのまま荒れる一方なのかと思うと寂しい限りです。
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