位牌岳から鋸岳縦走(愛鷹山)
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 846m
- 下り
- 844m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・前岳登山道入口は大沢林道を割石峠方面に30分くらい行ったところに道標がある。 ・途中、東沢に出たところで私は道を失い、沢を少し登ったが間違いと気が付き戻る。涸れ沢を渡るように道があるが対岸入口は判り難かった。約10分間ロス。 ・北尾根取り付き点に前岳への道標がある。最初の20分間くらいはものすごい急登で掴めるものはなんでも掴み登る狭い道である。愛鷹山系で恐らく1番、急であろう。 ・尾根に取り付いてから前岳―位牌岳までは踏み跡は薄く、道も狭いが注意して歩けば迷うことはないと思う。 ・位牌岳―鋸岳―蓬莱山は両サイドに危険なため立ち入り禁止の警告板が立っている。普通の山の鎖場よりも足場のホールドが心細いけれど、鎖場に慣れた人ならば大丈夫かなと思う。しかし初心者、高所恐怖症の人は絶対に避けるべきである。途中で3パーティ8人と擦れ違った。結構、このルートも歩かれているようである。 ・位牌岳の下りで崩壊部分もあり、私はルートを失ったが、尾根の大沢林道への分岐部分に出ることができた。 ・45年前は鋸岳の第1から第5まで刃渡りで尾根に忠実に歩いたが、今は巻道でトラバースしながら蓬莱山まで進む。途中、割石沢に下る第1、2、3ルンゼ上部のガレ場も上から見た感じでは慣れた人ならば下れないことはなさそうである。(鎖・ロープは無い) 割石峠から割石沢も下れないことはないがいずれも上級者のみであろう。(45年前に第1・2・3・割石峠から割石沢への登下行で何回も遊んだが、今の私には無理である。) |
写真
感想
愛鷹山系で足を踏み入れていないルートとして、前岳―位牌岳及び大岳へのルートがある。今回は前岳―位牌岳間を歩くことと、以前は無かったが鋸岳に鎖やロープが取り付けられたようなのでその状況確認のため鋸岳を縦走する2ツの目的を持って出かけた。
山神社駐車場は7時過ぎであるが16台の車がすでに駐車していた。10人の団体さんが出発前のミーティングをしていたが各自、地形図持参でリーダーの話を熱心に聴いている様子を見てしっかりした山岳会の印象を受けた。
前岳への道は他の愛鷹山のルートと雰囲気は違い、面白いルートと感じたが急なのには少しあきれてしまった。位牌岳へは狭い道であるが越前岳、富士山を見ながらの気持ちの良いルートである。
位牌岳から鋸までこんなに離れていたかなと感じたがこれも歳のせいか。鎖場を過ぎて少し進んだ所でルートを失う。荒れた部分を対岸の尾根に向かって進み、尾根の大沢林道分岐に出ることができた。尾根には道がしっかりついており、途中のルート間違いの箇所の予測をつけることができた。
第3ルンゼへの下り部分で少し、下に下り第4,5刃をトラバースする。一端、尾根に戻り第2.第1ルンゼ上部をやはり第1,2,3の刃をトラバースする。いずれの部分も、鎖、ロープが取り付けられている。45年ほど前は怖いもの知らずでルンゼを上がり、刃渡りしてまたルンゼを下ったが、バランス感覚が鈍った今の私には恐怖心で、ルンゼルートはとても無理である。
蓬莱山を越えて、天狗の畑で少し、ゆっくりとする。鋸岳へのコースは鎖やロープが付き、昔に比べれば安全に歩けるようになったが恐らく、私にとっては今回が最後になるだろうと感じている。
帰りは大沢を下る。ほとんどは涸れ沢であるが水の出ているところで顔、手を洗い、旨い水を飲み、生き返る。さっそうと再び、歩き始めたが10分くらい下りた時に、顔を洗った場所に腕時計を置き忘れたことに気が付き、慌てて戻る。なんとか時計を発見することができたが30分間のロスとなってしまった。
今回もまたちょっとマイナーなルートでしたね。
ヤマレコでも殆ど記録が無いのではないでしょうか。
愛鷹も越前岳から南は未知の領域です。
稜線が通行止めになってからはきっと登山道の整備も殆どされていないのでしょうね。
MATSUさん、こんにちは。
私はあまり1ツの山に拘らず、広く山を登りたいタイプですが地元の山くらいは全てのコースを歩いておきたいなと考えて、マイナーなルートでも登ることにしました。
稜線の刃渡りコースは昨日も探しましたが踏み跡もありませんでした。しかし、それ以外は登山者も多く、愛鷹山系全般に整備されています。
立ち入り禁止となっているお山ですね。
いぜん石割峠を下ったら、
ビューンと凄い音とともに児玉スイカ位の岩の落石に会い、そのあとバシャンと砕けました。
ドキドキしながら下った事があります。
SUIKOU3さん、コメントありがとう御座います。
愛鷹山系は富士山より古い地層で岩が非常にもろい山です。昔、鋸岳でつかんだ岩が抜けて、あわや転落というヒヤリハットを経験したことがあります。
そのため、以前は遭難が多く、結局、立ち入り禁止になってしまいました。
立ち入り禁止区域のある山も日本に多くありますが、その理由によって、私は入るかどうかを決めています。
例えば富士山は9月から6合目以上は立ち入り禁止になりますが多くの人が自己責任ということで登っています。
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