赤岳・・・八ヶ岳への初挑戦はいきなり最高峰から
- GPS
- 07:42
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,461m
- 下り
- 1,453m
コースタイム
08:20 赤岳山荘
08:30 美濃戸山荘
10:15 行者小屋
12:00 赤岳山頂
13:10 行者小屋
14:40 赤岳山荘
15:15 八ヶ岳山荘
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
舗装された駐車場は山荘の管理なのですが、未舗装の箇所は別管理だそうです。 駐車料金バイクは300円。車は500円との事。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは未確認。 トイレは以下の場所にあり。(それぞれ利用料として100円) ・八ヶ岳山荘 ・赤岳山荘 ・美濃戸山荘 ・行者小屋 ・八ヶ岳山頂の小屋 |
写真
感想
3週間ぶりに好天に恵まれました。
今回チョイスしたのは八ヶ岳。
3000メートル級の山への挑戦です。
前日バイクを走らせて八王子から道の駅「信州蔦木宿」へ。
ここでテントを張ることにします。
こちらの道の駅は夜も照明が明るく、近くに河川敷があり
キャンプをされている方々が多数いました。
気兼ねなくテント泊できる、ありがたい施設です。
しかし近くにお店が無いため、最寄のコンビにまで
(およそ6km)戻り、今夜の酒とつまみを買いあさります。
今の時期、夜はとてもすごしやすく、明日の山行への期待感もあり
ついついお酒が進んでしまいます。
・・・気がつくと朝の5時。
山登りの前日に記憶を無くすまで飲むのはやめましょう。
身支度を整え道の駅を出発し登山口である八ヶ岳山荘に
に到着したのが7時半でした。
こちらでトイレを借用し、いざ出発です。
開始からしばらくの間は車道(一部舗装あり)を進みます。
途中、何度か車とすれ違います。
小一時間ほどして赤岳山荘に到着しましたが
こちらでもドリンクや食事の出来るお店があり便利です。
赤岳山荘、美濃戸山荘を抜けるとようやく本格的な山道です。
沢の近くを歩くため、石ころが大小多数見られます。
しかし傾斜は緩やかでとても歩きやすく楽しい道中です。
しばらく進むと本格的に岩がごろごろした場所を歩きます。
木のない開けた川の跡の様な場所を歩いたりします。
途中で追い抜いた方々の話によると
行者小屋まで約2時間ほどだとの事。
この時すでに1時間半歩いていたのですが
あと1時間くらい掛かるそうです。
結構な長旅になりそうな予感がしました。
話の通り、約1時間後に行者小屋に到着しました。
こちらでは開けた場所にテントを張っている方々が沢山いました。
大きな小屋の中には広い座敷があり、2回にも広間があるようです。
(後でわかったのですが、屋根には太陽電池パネルが設置されています。)
こんな山奥にこれだけ立派な施設があるなんて、
毎度ながら人間の技術力はすごいと思います。
行者小屋から先はかなり急な道が続きます。
途中から階段が設置されているのですが
鉄網のようなものを折り曲げて作ったような階段で
最初は結構怖かったです。
しかし体重80kg+荷物を背負った自分があるいても
大丈夫だったので、お相撲さんでなければ大丈夫でしょう。
尾根道までもう少しというところでかなり段差の大きい
階段(板で山崩れを防いでいるようなもの)があり
そこでかなり体力を削られました。
そういえば行者小屋を過ぎるともう高山エリアなんですね。
(標高2400m以上の場所ってコト)
息が切れやすいのは急勾配のせいだけではないのですね。
ペース配分に気をつけないと。
尾根道に合流し、程なくして赤岳山頂へのアタック開始!!
赤岳は完全に岩山で足をかけられる場所を選んで登っていく
とても険しい道のりです。
しかし鎖などの補助もしっかりしているし、多くの人が登っているため
ルートは分かりやすく、手足をかける場所も分かりやすいため
気を抜かなければ危険なことはありません。
すごく怖いですが、あわてずじっくり攻めましょう。
余計なお世話かもしれませんが、赤岳アタック開始時点で
膝が笑っていたら、登頂はあきらめたほうが良いかも知れません。
足場の悪い中、狭い通路を上りと下りの人々がすれ違うのに
少し待たされる箇所もあったりして、その間も気を抜かずに
踏ん張っている必要があるからです。
あくまで個人的な意見ですのであしからず・・・
渋滞もあったりしましたが、アタック開始から30分ほどで無事登頂できました。
山頂からの景色はまさに絶景です。
360度の大パノラマはいままで見てきたどの景色よりも高く荒々しく壮観でした。
こんな高い山からでも富士山が存在感をアピールしています。
雲の上に浮かぶ富士山の頂にいつか登れたらいいなと思いつつ。
近くの山荘では宿泊も出来るような座敷があります。
(ホントに宿泊出来るのでしょうか?)
トイレは小屋から少し下った場所にあり、汲み取り式です。
紙は無いので水に流せるティッシュなどが必要です。
しばし景色に見とれていましたが、そろそろお別れです。
また来ますと心に誓い、山頂を後にします。
「行きはよいよい、帰りは怖い〜」なんて歌があったのを思い出しました。
上りの時って、目の前は岩なんですが、下りで目の前に見えるのは
あの絶景。落ちたらと考えてしまうと足が震えてしまいます。
恐ろしい岩山、急な階段や傾斜を何とか通り過ぎ
行者小屋へ戻ってきました。
ちょうどお昼時ということで、皆さん食事をしていました。
こういうところでコンロを使って調理とかも
山登りの楽しみの一つですよねぇ。
思っていた以上に疲労していたらしく
登山口までの道のりで何度も足を踏み誤り転倒したり
足を止めて屈伸→立ち上がって立ちくらみ
を繰り返しました。
水分も1.5Lもって行ったのですが少し足りなかったようです。
途中の山荘で買おうかと思ったのですが、ペットボトルで
300円とか見ると、つい躊躇してしまいます。
(値段を気にしている場合か!! と自分に突っ込みつつ・・・)
ふらふらになりながらも、登山口に戻ってきました。
随分長い山行になりましたが、とても良い思いでが一つ増えました。
来週は3連休、次は北にしようか南にしようか・・・
大阪じゃないですよ。アルプスです。
はじめまして、w-makotoさま。
明日、赤岳に行こうと思っているのですが、
南沢は、台風12号の影響で通行不可というような
情報がありますが、問題無く歩くことができましたか?
教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いします。
haya634さん、初めまして。
赤岳山頂までの道のりは
先週の台風の影響は全くありませんでした。
問題なく歩けます。
どうか良い山旅となるよう、お祈り申し上げます。
ありがとうございます。
これで、美濃戸から南沢を使用しての阿弥陀岳〜中岳〜赤岳の3兄弟を最短距離で山行できます。
帰ったら山行記録をアップするので、もしよろしかったらのぞいてください。
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