高城山『新たなる冒険とお楽しみ』
- GPS
- 10:12
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,336m
- 下り
- 1,370m
コースタイム
- 山行
- 9:11
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 10:12
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
豪雪時の高城山、樫戸丸へのアプローチを検討するべく決行した。
6時半にスタートしようと思ったのに6時に着いてしまった。
しかも雪降ってるじゃん。
あっザックカバー持ってきてないしー
カッパ着るのめんどーだしー
確か明け方まで雨か雪だとか言ってたぞ。
一向にやむ気配がないので、マジで帰ろうかと思った。
まだ小雪舞う中、1時間15分後決行。
これ以上遅くなったら日没までに戻れなくなる。
地理院地図に載ってある、砂防ダム工事用の道路の行き止まり手前から尾根伝いにスーパー林道に出る計画。
えっ?道路が崩壊して進めない?
まだ200m以上向こうなのに。
ちょうど山に向かって作業道があったので行ってみた。
途中で行き止まりになったけど、なんとか尾根に乗った。
でカモヤン親子発見。
後で確認すると、全11回の中でズバ抜けてコロコロだった。
どうも親子でいるときは逃げるようだ。
で予想通りの急登。
であるあるな巨岩が立ちはだかる。
きりやんなら正面突破するんだろうけど、ボクにはそんな技術も勇気も持ち合わせていない。
初見なのでどっちに巻くのかもわからないし、どっちも巻けそうで巻けないように見える。
右だと勝負して大きく回って迂回した。
であるあるなシャクナゲジャングルが立ちはだかる。
でアセビも寄り添っている。
で雪乗っかってるしー。
通るたびに雪が全部頭に降り注ぐ。
2回ほどキレそうになった。
一気にテンション下がって帰ろうかとマジで考えた。
シャクナゲの胸ぐら掴んで
お前どこのもんじゃい!
と息巻いてみた。
ワシはこの山のもんじゃい。
もう何十年も一歩も動いてないんじゃ!
でレイバンwithダイソーのメガネをケースごてシャクナゲに奪われたことに気づいたときは後の祭り。
レイバンよりも山にゴミを残したことを後悔。
レイバンは土には還らないしボクの元にも返らない。
また5月に来よう。
レイバンしてるシャクナゲがいてるハズだ。
ジャングルを抜けると頭はシャクナゲとアセビのカスと大量の雪が乗っかっていた。
ダウンもザックも手袋も雪だらけ。
シャクナゲたちを責めるワケにはいかない。
このルートを選んだのはボクなのだから。
最大3時間見積もっていたスーパー林道までの行程は3時間半もかかってしまった。
この時点で相当体力を消費してしまった。
でスーパー林道は3日前の3割増の雪が乗っかっていた。
湿雪の上に新雪。
車道が凍ってたらと思ってチェーンスパイクをしてたんだけど、10歩進むたびに雪ダンゴが凄い。
これについて5回ほどキレそうになった。
じゃ脱げばいいじゃん。
否、それがめんどくさいんだ。
結局、雪ダンゴで体力さらに消耗。
ツボ足でさらに体力消耗。
あっ!またスノーシュー持ってくるの忘れた。
師匠にライトニングアッセントがいいと勧められて買ったのに、いまだ使用することなく2年がたつ......
これがどのくらいバカなのかと言うと、
広瀬すずと結婚したのにまだキスさえしていないのとおんなじだ。
まあ今日のルートの場合、スノーシューなんか持ってきてたら、シャクナゲに奪われて大変なことになったろう。
早くお昼ごはんにしたかったけど、風のあるところはヤダ。
西尾根スルーしてホーホーノテイで南側に回り込む。
やはり南側は別世界。
小春日和の中、カチカチのおにぎりを頬張る。
わかっちゃいるけど買ってしまうおにぎり。
カップ麺の上に乗せてみるけど無駄な抵抗であることに気づいたのは最近のことだ。
今から高城山に行ったら帰りが日没になりそう。
でもこのまま帰るのはヤダ。
最悪、川成峠から10km歩くことも視野に入れて高城山へ。
ただでさえ誰もいないルートなのに、ヘッデンつけて歩くのは無謀だ。
しかも初見ルートだし雪道だし。
樫戸丸はずっと青かったけど、高城山は怪しくなったり青になったり忙しい。
鉄塔巡視路から取り付いた。
霧氷は既に何割かは落ちていた。
山頂をスルーして東尾根へ。
レーダードームと青と霧氷のいいのが撮れた。
先月カメラマンが群がっていたブナはなぜだかハゲ散らかしていた。
立派に霧氷が付いているのもあるのに、そのときによって違うとゆうことなのか。
東尾根から徳島のへそに降りて、最短登山口から高城山→西尾根なんて計画は既に飛んでしまっている。
シコタマ霧氷を撮って急いで戻る。
帰りは西尾根を降りた。
この時点で帰りのルートは三択。
来た道を戻る。
阿南幹線113番鉄塔まで尾根伝いに降りて、そこから鉄塔巡視路で林道木屋平木沢線に降りて4kmの車道歩きで帰る。
川成峠まで行って林道木屋平木沢線を10km歩いて帰る。
スーパー林道に出た地点に戻ると15時だった。
シャクナゲとアセビに遊ばれて
雪ダンゴに遊ばれて
ツボ足で遊ばれて
スライムにもやられるぐらいの体力しか残ってない。
3匹ならどうにかこうにかなりそうだけど、5匹出てきたらゲームオーバーだ。
この時点でデジカメの予備バッテリーが迷子になったことに気づく。
またゴミを残してしまった。
来た道を戻ってレイバン回収がスジだけど、あの道を降りるのはヤダ。
木がなかったら歩けないとこ多数。
ここで注意事項を!
バットぐらいの太さの木でも掴んだら根元から折れる確率は10%。
これはマイナールートを歩いていて学習したこと。
どんなに丈夫に見えても木だけは信用してはならないのである。
来た道を戻ると間違いなく日没を山中で迎えることになると結論が出たので却下。
10km歩く前に川成峠でゲームオーバーになりそうなのでそれも却下。
なので阿南幹線113番鉄塔コースに決定した。
前回1時間で車道に出たので16時半には降りられる。
あとは日没になっても林道を4km歩けばいい。
予定通り16時半に林道に出た。
あっ、チェーンスパイクは西尾根降りて外したのだ。
途中でまたカモヤンに会った。
なのに逃げられてしまった。
暗くなって下の方でガサガサ音がした。
カモヤンではないしシカなら警戒音出して逃げていく。
消去法によりイノシシに決定。
イノシシだけは何をするかわからない。
車道とは言え暗くなったらやっぱり怖い。
今日歩いた往路はもう使いたくない。
帰りに歩いたルートもシャクナゲジャングルがあるけど、豪雪のときはここからかな。
しかしこんなに青空と霧氷を満喫できるなんてラッキーだった。
しかもプライベートビーチのごとく独り占めってのも嬉しいような寂しいような。
ともあれ今日も一日とっても素晴らしいお山を堪能させていただいた。
お山に感謝です。
で久々に雪焼けしちまった。
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