甲斐駒ケ岳 黄蓮谷右俣ソロ日帰り
- GPS
- 24:05
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 2,893m
- 下り
- 2,888m
コースタイム
- 山行
- 23:07
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 23:31
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
2017.12.2
黄蓮谷右俣ソロ 24時間日帰り
バリエーションは時間切れで敗退 でもこれがザ・ハードアルパインでしたw
この週しか無いという日に限られた日しか登れない黄蓮谷にチャレンジしてきました。しかもソロ。
トポ見たり、地形図みたり準備をしているだけで、出来るのか、帰ってこれるのかスゴくドキドキなるのは久しぶりです。
だって、俺アイスなんて初めてだもの。
しかも、日帰りのトポなんてネットで1件しかヒットしませんでした。
先週のトポの状態であれば、行けるんじゃないかと判断。
帰ってアイゼン研いで22時に家を出、23時に駐車場を出発。
5:30右俣取付きへ到着し、30分ほど休憩して日が明るくなるのを待ちます。なぜか既に右足が攣ったりしているw
最初でこの状態で行けるかますます不安になる。
しかも前日そこそこ積もったようで、氷というか雪のルンゼを詰めているようなかんじ。
雪も深くなりもも辺りになってきた所で、ソロの若者が追いついてきました。ここで先頭を替わってもらいますが、新雪のためセカンドでもラッセルは変わらずw
奥の二又手前の滝を登る際、右足蹴り込んでも効かないなと思うとまさかのアイゼンが無い!!ラッセル途中で外れたようです。でももう滝に取り付いてるし探してもわからないので、行くしか無いと覚悟を決めると、攣っていた両足も回復し氷の際を微妙な体勢で登り、トラバースし突破しました。アドレナリン全開。
アイゼンなしだと尾根通しに行くしか無いと思い、バリエーションのバリエーションに入ります。すると後ろから追いついてきた人がまさかのアイゼンを拾って届けてくれました!ありがとうございました!
そんなラッキーもありつつ、やっぱりアルパイン野郎としては人が行かないルートを行きたく、甲斐駒へ直接乗り上げるであろう尾根に乗り上げ首ラッセルを再開。新雪なのでどのような状況かは分かる人はわかるでしょう。
そんなこんなで右俣先頭へ数パーティが追いつき始めた頃、俺はハイマツと戦い、木をつかみ、草付きにバイルを打ち込んで登りあげていきます。
日の落ち方から大体3時頃、頂上はちかくなってはいるが後ピークを4つ程越えなければなりません。このまま行けば暗くなる。と思うとこのルートは敗退するしかなく、日帰りを成功させるには、正規ルートに戻る事にしました。
16時前に山頂手前のコルへ着き、18時頃七丈小屋へ。最後の食料を入れ込んであるきはじめます。
途中、素敵な出合があった頃はまだエネルギーが残っていて元気な頃。
無雪期は4時間掛からないで山頂から降りてくるのですが、20キロ近いザックの重さと睡魔と戦いながら、すべての力を出し切って、23時に無事駐車場に到着しました。
まだまだ、自分の力不足を感じながらも、正月に向けての自分の状態の確認も出来た面では収穫も大きくメンタルも鍛えられた一日でした。
写真の枚数は心の余裕というように、今回は必死過ぎて後半写真がほぼとれませんでしたw
liew2fowさん、おひさしぶりです。
この時期の黄蓮谷右俣を日帰りですか... 普通の感覚では考えられません。
花谷さんのFBで右俣の情報について記載がありましたが、liew2fowさん提供の情報だったのかな?
稀に見るぶっ飛び山行記録ありがとうございます
kaikaireiさんお久です★
いやぁ、ただ長く歩いたってだけですよ=。最後とか搾りかすまで絞ってやっと駐車場にたどり着いたって感じです。kaikaireiさんの記録をいつも見てますが、到底及びませんよww
花谷さんの情報は僕もFBで繋がってるソロの方が提供したようです。
僕以外にも20歳くらいの元気な若者が日帰りでチャレンジしてましたが、帰り足が無いということでビバークしてました。
他にも次の日日帰りが2名居ましたので、皆出してないだけですよ〜。
俺も精進しまーす!
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