富士山の展望台 愛鷹山(越前岳)に登りました
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 909m
- 下り
- 905m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危ない場所は一切ありません。道標もしっかりあります。 |
その他周辺情報 | 近くに手打ち蕎麦「蕎仙坊」があります。 https://tabelog.com/rvwr/001807530/rvwdtl/B316036009/ |
写真
感想
越前岳に最初に登ったのはもう34年前になる。山頂に立ったものの雨が降り出し何も見えなかった覚えがある。
ここのところ、どこの山に登っても雲がかかってすっきり見えなかった富士山。富士山の展望台の愛鷹山に登るのだから、降水確率0パーセント。絶対に雨が降らない日を選んで出かけた。
前回は、電車とバスを乗り継いでとても不便を感じていたが、今回は越前岳登山口の山神社まで車で入ったので車の便利さをつくづく実感した。
予定通り、天気は上々だがその分気温は低い。山神社駐車場に着いたときには今シーズン最低の気温で−3℃まで下がった。出発準備をしている間に体がどんどん冷えていく。手袋をして歩き出したころには指先が痺れるくらい冷たくなっていた。
富士見峠直下にある愛鷹山山荘は昔の場所からちょっと離れた場所に移動して立て直されていた。前回来たときは5月だったので、新緑と小鳥のさえずりに囲まれた清々しい山小屋だったので、いつかは泊まってみたいと思ったことが思い出された。
しかし、いまは水場は涸れているし、寒々しい冬景色なので小屋の前を素通りして黒岳に向かった。
黒岳山頂は展望がないと思っていたが三角点のある山頂は広々とした広場のような山頂で、真正面にど〜んと富士山が見えた。どうも前回来たときは、ちょっと手前の樹林に囲まれたピークを山頂だと思って引き返したのかも知れない。
黒岳付近には杉の大木がある。裾野市指定の天然記念物に指定されていた。屋久杉などには到底及び着かない大きさだがかなり大きくて立派だ。数百年後まですくすくと育ってもらいたい。
越前岳への登山路はさしたる急登もなく、葉の落ちた木々の間からチラチラと見える富士山や真っ白になった南アルプスを楽しみながら歩けた。途中に、鋸岳展望台とか、岡田紅陽が好んで写真を撮ったという富士山展望台などがあり、休憩するにちょうどよかった。
富士見峠から1時間半ほどで越前岳山頂に着いた。富士山や南アルプスがバーンと見えるかと思ったら手前の木々が邪魔をしてそれぞれの一部を隠してしまっていた。そのでも雲一つない青空の下、駿河の山々や駿河湾沿いに広がる街並みが箱庭のように望めた。
今日は寒い。写真を撮るのに手袋を外しているとあっという間に冷たくなってしまう。温度計を見ると0度だった。寒いはずだ。風がないのでダウンを着ていると体だけは温かい。
駐車場で見かけた川崎ナンバーの車で来ていた男性が登ってきた。私たちと反対のコースで登ってきたようだ。十里木からももう一人登ってきた。今日出会った登山者はこの二人だけだった。二人とも天気の良さを語り合い、展望を満喫していた。
越前岳と位牌岳の間にある鋸岳は、通行止めの表示はないものの相変わらす崩壊が修復されていないようで登山道は消えかかっていた。従って、今日は手前の割石峠から山神社に下る予定である。
割石峠のすぐ上に呼子岳という小さなピークがある。いま登ってきた越前岳がとても立派に見える。左横に見える富士山が脇役のようだ。
日陰のガレ沢を1時間も下ると荒廃した林道に出る。登山道の真ん中に大きな杉の木がそびえている。ここのもとても大きい。付近を伐採したときに切らずにとっておいたらしい。植林された杉とは違い、横に枝を張ってこんもりと葉を茂らせていた。見応えのある立派な杉である。
この日は終日天気が良かったが気温は上がらなかった。駐車場に戻ったときでも気温は2度だった。山頂で一緒になった川崎の男性も下りてきた。どうやらどちら回りで登っても同じような時間で一周できるらしい。
裾野インターへへの途中に日帰り温泉があるが残念ながら今日木曜日は定休日だ。近くに「蕎仙坊」という手打ち蕎麦屋さんもあるはずなのでそっちに寄ってから帰ることにしよう。
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