道志山系の最高峰 赤鞍ヶ岳から菜畑山へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,207m
- 下り
- 1,173m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
○菜畑山直下の林道終点へは曙橋から車で登れます。 ここに自転車をデポしたら下りはあっという間に帰れそう。 |
写真
感想
先々週の愛鷹山を最後に「今年の登山は終わりかな」と思っていたが、正月まであと2週間もあるし、連日の好天続きではじっとしていられない。正月の準備はそこそこ出来ているので天気のよい平日に軽く何処かへ登ってくることにした。
選んだ山は道志山系の赤鞍ヶ岳である。道志村付近のめぼしい山はほとんど登っているが、最高峰の赤鞍ヶ岳だけが未踏になっていた。例によって下山口に自転車を置いてちょっと楽をする計画を立てた。
昨日まで暖かい日が続いていたのに今日からは真冬に逆戻りだ。家を出るときには10度もあった気温が道志みちに入ったら急にぐんぐん下がって歩き始めたときには−2度まで下がっていた。耳や鼻は冷え冷えだし、指先は手袋をしていても痺れるくらい冷たくなった。道志村は、北側に山を背負っているので北風が吹かないだけ救われる。
休日にこの付近の山に登る人は道志村役場の駐車場を利用するようだが、今日は平日なので村役場は使えない。でも、より登山口に近い水源の森の駐車場か利用できることがわかったのでこちらに車を止め大栗から登り始めた。
コンクリート舗装の道を5分も登ると山道になる。最初の三角点ピークまで登り一辺倒だ。最初の休憩は送電鉄塔だ。林が途切れて今まで頭だけしか見えなかった富士山がだいぶ下まで見えるようになってきた。一昨日の雨が富士山では雪になったようで、愛鷹山で見たまだら模様の富士山がすっかり白くなっていた。やっぱり富士山は白くないと綺麗じゃない。
すっかり葉を落とした明るい雑木林の中をひと登りすると白ペンキでゴトウ石と書かれた大岩に着く。2度目の休憩だ。前方に三角点峰から赤鞍ヶ岳への稜線が見える。富士山もすっきり、赤鞍の稜線も青空をバックにすっきり見える。それに比べると後ろに見える大室山から加入道山の稜線には雲がかかっている。大室山に登っている人は可愛そうだ。
桧の植林地を抜けると厳道峠からの稜線に出た。もう急な登りはなく冬枯れの稜線漫歩である。
目の前のピークを北側から巻くようにして登るとロボット雨量計のある1257mの三角点峰に着いた。三角点はあるものの展望はない。本当の赤鞍ヶ岳はこの先にあるのにここにも私製の赤鞍ヶ岳の看板がある。本によっては、ここを赤鞍ケ岳と呼んでこの先のピークを朝日山と呼んだりしている。村が設置した道標はこの先の1259mの道志山系最高峰を赤鞍ヶ岳として案内しているので、村の案内を採用して記録を書いている。
三角点峰では展望が得られないが赤鞍ヶ岳方向へ2,3分歩くとパッと富士山の展望が開ける。この縦走路では一番の富士山かも知れない。
残念ながら大室山にかかっていた雲が富士山まで流れてきて、富士山の背景を白くしてしまった。青空をバックにしたすっきり富士山はお預けになってしまった。
雑木に囲まれた赤鞍ヶ岳の山頂も展望はなかった。誰もおらず、落ち着いた静かな山頂だが腰を下ろす場所がない。おまけにそよそよと冷たい北風が吹いてきた。ダウンジャケットを着て大きな松の根元に腰を下ろしたが長居は無用である。
今回の目標である赤鞍ヶ岳に登頂したものの今日の工程の半分もいっていない。この先、岩戸の峰、ブドウ岩の頭、菜畑山と三つのピークを超えなければならない。それぞれ上り下りの高低差が100mはあるのでちょっときつそうだ。ゆっくり先へ進むことにしよう。
おにぎりを縦に見たような岩戸の峰へ登りは一直線だった。笠取山の登りのようだ。それでもペースを落としてゆっくり登ったら意外と簡単に登れた。この先のブドウ岩の頭や菜畑山の200mほどの登りもこの調子で休まずゆっくりと登った。
富士山の眺めがよいという菜畑山山頂。途中では大室山から流れてきた雲も綺麗にとれたのに、肝心な菜畑山に着いたときにはすっかり雲がかかってしまっていた。
その代わり、遙か彼方に東京都心のビル群が見えた。双眼鏡を取り出してのぞいてみると、なんとスカイツリーまで見えているではないか。早速、カメラの望遠機能を使って撮影した。
下山予定は自転車をデポした和出村だが、和出へ行く道がわからず1キロほど先の曙橋へ下りてしまった。でも、道志川の流れを眺めながらブラブラと和出まで歩けばあとは早い。水源の森までひとっ走りである。今日は早めに家に帰ってゆっくり風呂に入り、今年一年の山行を振り返りながら一杯やることにしよう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する