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Yamareco

記録ID: 134603
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

飯豊山:日帰りするも反省/ザンゲ坂の後は完全にヘロヘロ状態【日本100】+1=85

2011年09月18日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:34
距離
20.9km
登り
1,958m
下り
1,956m

コースタイム

■全体
 大日杉小屋発5:40-地蔵岳7:54-切合小屋10:29-飯豊山頂上着12:30-
 同発12:40-切合小屋14:02-地蔵岳15:53-大日杉小屋着17:14

■ラップ
 1.大日杉小屋→地蔵岳 (標準=3時間40分 所要=2時間14分 61%)
 2.地蔵岳→切合小屋 (標準=3時間20分 所要=2時間35分 78%)
 3.切合小屋→飯豊山頂上 (標準=2時間40分 所要=2時間01分 76%)
 4.飯豊山頂上→切合小屋(標準=1時間50分 所要=1時間32分 84%)
 5.切合小屋→地蔵岳  (標準=2時間40分 所要=1時間51分 69%)
 6.地蔵岳→大日杉小屋 (標準=2時間30分 所要=1時間21分 54%)
 7.合計        (標準=16時間40分 所要=11時間34分 69%)
 (2〜6の各行程のスプリットタイムは、前行程の到着時点から起算しています)

天候 晴orガス
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■行程(片道約370)

【行き】
 自宅発23:30-箱崎IC-首都高/東北道/磐越道-会津若松IC-R121号-
 県道4号線(米沢飯豊線)-県道8号線-県道378号線-大日杉小屋駐車場着5:15頃
 (高速道路:約295辧一般道(会津若松〜大日杉小屋駐車場:約75)

【帰り】
 行きの逆ルートで大日杉駐車場発17:45頃-
 自宅着翌日1:20頃(途中阿武隈PAで仮眠)

■交通費
 ・首都高 560円×往復=1120円(ETC割引)
 ・高速(浦和-会津若松) 3000円×往復=6000円(ETC休日特別割引)
 ・合計 7120円

■駐車場
 ・大日杉登山口にあります。
  大日杉小屋のすぐ手前と、さらに手前にも広いスペースあり。
 ・私の到着時(三連休の中日朝5時過ぎ)、小屋手前の駐車場は
  かなり埋まっていましたが、広いスペースの方は5台。
  下山時は、小屋手前の方は3台、広いスペースの方は2台のみ
  (ほとんどが土曜日に出発し、避難小屋で一泊し
  日曜日の昼のうちに下山してしまったものと思われます。)

■その他

【会津若松から登山口までの間のアクセス】
 ・私の持っている道路地図だと、
  会津若松ICを降りてから喜多方市を真っすぐ北上し、
  別の登山口である川入に向かう道の一本東側の細い山道を行けば
  大規模林道飯豊桧枝岐線に合流し近道になるように見えましたが、
  実際には、カーナビに従って無難路線をとり、R121を米沢市方面に北進、
  県道4号線(山形県川西町〜飯豊町)を通ってぐるっと北側を回り込み、
  最後は県道378号線を南下しました。
  大日杉方面は最終的に県道378号線を進行方向右手(方角は西)に
  それる道(最後まで舗装道)を進めば到着できますが、
  一旦そのまま真っすぐ進んでしまった(大規模林道飯豊桧枝岐線)ところ、
  いきなりゲートが出てきて、通行止めになりました。
  結果として喜多方市から北上するルートは大日杉に抜けられないことが
  分かったのですが、チャレンジしていなくて助かりました。
 ・会津若松IC降りですぐにR121号線に合流。米沢方面に向かって、
  広い一車線の道をかなり長い距離を走ります。
  幹線道路にも関わらず、市街地以外の区間は街灯がついておらず
  ほとんど真っ暗です。
 ・また県道4、8、378号線も山道の区間が多いので、十分ご注意を。

【コンビニ】
 ・下記で「会津若松IC」で検索してみてください。
  私はICを降りてすぐにセブンイレブンで食料等調達しましたが、
  登山口から最も近かった(実際に帰りに寄った)のは、
  確か、セブンイレブン喜多方鳥見山店でした。
 【参考】コンビニマップ:http://cvs-map.jp/map
  (会津若松からR121を北上、新道と旧道に分かれ(両方ともR121)、
   実際には道なりに新道を進むことになりますが、
   上記マップでは、旧道の方にしかR121(米沢街道)と表示されていません。
   上記マップで「大峠道路」と記載された道が新道なのでご注意を。
コース状況/
危険箇所等
1.大日杉小屋←→地蔵岳

 ○登山計画を記入する為の小屋(中には用紙、筆記具あり)が
  登山口にあります。
 ○この区間はかなりの急登です。
 ○登り始めて20分程度のところにあるザンゲ坂には、
  数十mの鎖がありますが、それほど急傾斜ではありません。
  ただし途中に粘土質の部分があり滑るので、気は抜けません。

2.地蔵岳←→切合小屋

 ○この区間は大きく、地蔵岳←→御坪、御坪←→切合小屋、の2つに分かれます。
 ○地蔵岳←→御坪の間は標高差にして百数十mのアップダウンが
  何度かあるので、日帰りピストンだと特に帰りにバテる可能性あり。
 ○途中に目洗清水という水場(登山道を少し下る模様)の標識が
  ありましたが、すみません、チェックできませんでした。
 ○行きに、御坪を過ぎてから御沢分かれという地点で、
  雪渓コースを選択しましたが、雪渓は一切なく、
  沢を詰めていくことになりました。
 ○以下のとおり、雪渓コースには迂闊に入り込まない方がよいです(特に下り)。
  ・岩場、上部には急傾斜のガレ場あり。
   岩は一見するとざらざらしているが、水がかかると非常に滑る。
   したがって降雨時はかなり危ないのではないかと想像。
  ・ペンキマークなどは一つもなし。
  ・涸れた枝沢をルートではないかと思ったことが何度かあり。
  ・小さな滝が2箇所あり、特に2箇所目をよじ登るのに苦労。
   (最初迂回して高巻こうとしたが草の上のトラバースの傾斜が
   きつく断念)
  ・沢筋なのでアブ(ウシアブではないか)がいた。
   1匹撃退したが、2箇所刺された。
  ・このルートを下るとすると、御沢分かれに向かって登り始める分岐
   (沢の下流に向かって右側)の場所が見つけにくいと思われる。
 ○一方の正規ルートは、下りの時に通りましたが、
  途中に水量が豊富で綺麗な沢の水場あり。
  登りも下りもこちらを通ることをお薦めします。
 ○切合小屋に水場がありました。
  (ただし「山と高原地図」にはシーズンのみとあり。)
  連休だからでしょうか、小屋番さんがいました。

3.切合小屋←→飯豊山頂上

 ○「山と高原地図」にもありますが、切合小屋と草履塚の間など、
  白い砂が広がっている場所が何か所かあり、
  ガスで周囲を完全に巻かれると道を迷う可能性があると感じました。
 ○草履塚からは一旦下り、姥権現(少々気味悪し)があるあたりが
  最低鞍部で、その後御秘所という若干の岩稜帯あり。
  一部両端が切れ落ちているので要注意。
 ○実質的な最後の登りである御前坂の手前には、
  「御前坂」という標識あり。この周辺もだだっ広いので、
  濃霧時など注意した方がよいと思われます。
 ○本山小屋は御前坂を登りつめたところにあります。
  当日、中は覗き込みませんでしたが、ひと気は感じられず。
 ○頂上はそれほど広くありませんでしたが、
  晴れていれば360度大展望が得られそうです。
大日杉登山口の駐車場。手前の広いスペースと、更に奥(大日杉小屋の手前)にも駐車スペースあり。
大日杉登山口の駐車場。手前の広いスペースと、更に奥(大日杉小屋の手前)にも駐車スペースあり。
大日杉小屋。立派です。手前に沢あり、登山道入り口は橋を渡って右側にあります。また橋を渡ってすぐ右側に、登山計画書、下山届を記入する為の小屋があります。
大日杉小屋。立派です。手前に沢あり、登山道入り口は橋を渡って右側にあります。また橋を渡ってすぐ右側に、登山計画書、下山届を記入する為の小屋があります。
登山道入り口。
勇んで登り始めましたが、いきなりアクエリアスのペットボトル(1ℓ)を車の中に置き忘れたのに気付き、10分ロス。
勇んで登り始めましたが、いきなりアクエリアスのペットボトル(1ℓ)を車の中に置き忘れたのに気付き、10分ロス。
登山道に入ってすぐ左側に、大日杉跡という看板あり。
登山道に入ってすぐ左側に、大日杉跡という看板あり。
少し歩くと朝日が顔を出してきた。今日は暑くなりそうな予感。
3
少し歩くと朝日が顔を出してきた。今日は暑くなりそうな予感。
最初の登りはこんな感じ。
最初の登りはこんな感じ。
20分弱でザンゲ坂に到着。上りのときは元気もいいので、最初は怖く感じませんでした・・・。
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20分弱でザンゲ坂に到着。上りのときは元気もいいので、最初は怖く感じませんでした・・・。
登り始めましたが、鎖は結構長く、途中で足をかける岩場が粘土質でちょっと滑る。
登り始めましたが、鎖は結構長く、途中で足をかける岩場が粘土質でちょっと滑る。
あと少し。本物は、写真で見る目よりも若干傾斜がきついです。
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あと少し。本物は、写真で見る目よりも若干傾斜がきついです。
かなり上の方から。ここを帰りに降りて行くのはちょといやな感じがしますね・・・。
かなり上の方から。ここを帰りに降りて行くのはちょといやな感じがしますね・・・。
明るい樹林帯を登っていきます。
明るい樹林帯を登っていきます。
左を見ると、ガスの帯が稜線を撫でていきます。
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左を見ると、ガスの帯が稜線を撫でていきます。
日が当っているところには、小さなトカゲが何匹も日なたぼっこにでてきており、突然の来訪者に驚いていました。
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日が当っているところには、小さなトカゲが何匹も日なたぼっこにでてきており、突然の来訪者に驚いていました。
この標識が出てくると、もうすぐ御田。
この標識が出てくると、もうすぐ御田。
御田に到着。噂に違わぬでかい杉です。
御田に到着。噂に違わぬでかい杉です。
全体像が写真に収まりません。
全体像が写真に収まりません。
こちらも立派な木です。
こちらも立派な木です。
だいぶガスが晴れてきました。
だいぶガスが晴れてきました。
背中から照りつける日差しがきつく暑いです。上にはナナカマドの赤い実がきれいます。
背中から照りつける日差しがきつく暑いです。上にはナナカマドの赤い実がきれいます。
景色が開けたところで後ろを振り返ると、雲海が見事。
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景色が開けたところで後ろを振り返ると、雲海が見事。
雲海に浮かぶ山が島のようです。
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雲海に浮かぶ山が島のようです。
地蔵岳が見えてきました。
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地蔵岳が見えてきました。
来た道を振り返ります。
来た道を振り返ります。
地蔵岳に進む道の左側に、これから進む道が見えてきました。
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地蔵岳に進む道の左側に、これから進む道が見えてきました。
地蔵岳に到着。これから進む道は左側に直角に折れます。真っすぐ進むと三角点。
地蔵岳に到着。これから進む道は左側に直角に折れます。真っすぐ進むと三角点。
三角点からはガスが切れて飯豊本山を眺めることができました。
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三角点からはガスが切れて飯豊本山を眺めることができました。
地蔵岳まで折角高度を稼いだのに、下りにかかり一気に吐き出してしまいます。
地蔵岳まで折角高度を稼いだのに、下りにかかり一気に吐き出してしまいます。
サクランボのようです。
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サクランボのようです。
来た道を振り返る。向こうは地蔵岳。一旦下りましたが、まだ地蔵岳の標高まで達していません。
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来た道を振り返る。向こうは地蔵岳。一旦下りましたが、まだ地蔵岳の標高まで達していません。
前方。稜線の平らなところはこんな感じ。
前方。稜線の平らなところはこんな感じ。
左側の谷。
前方、真ん中より若干左に切合小屋が見えます。
前方、真ん中より若干左に切合小屋が見えます。
アップ。左の方に小屋があるのが分かりますか?あそこまでどうやっていくのか?
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アップ。左の方に小屋があるのが分かりますか?あそこまでどうやっていくのか?
稜線の道。
左の谷。沢が見えます。
左の谷。沢が見えます。
とてもキラキラ光っていたので、アップしました。
とてもキラキラ光っていたので、アップしました。
目洗清水。左の少し下がったところに水場があるようですが、すみません現況確認せずに通過してしましました。
目洗清水。左の少し下がったところに水場があるようですが、すみません現況確認せずに通過してしましました。
飯豊本山が右手に。ガスがでてきました。
飯豊本山が右手に。ガスがでてきました。
ダケカンバの道、その1。
ダケカンバの道、その1。
ダケカンバの道、その2。
ダケカンバの道、その2。
御坪というところ。語源が分かりません。
御坪というところ。語源が分かりません。
御坪から少し進んだところに、一瞬御沢分かれと思った分岐があり、右に進みましたが行き止まり。改めて左側に進みます。
御坪から少し進んだところに、一瞬御沢分かれと思った分岐があり、右に進みましたが行き止まり。改めて左側に進みます。
程なく、本物の御沢分かれに到着。右に行けば雪渓ルート、左に行くと正規のルート。
程なく、本物の御沢分かれに到着。右に行けば雪渓ルート、左に行くと正規のルート。
沢に向かって笹原の中を下っていきます。
沢に向かって笹原の中を下っていきます。
沢に降り立ちました。
沢に降り立ちました。
右に見えるのが、御沢分かれから降りてきた道。このルートを下るのであれば、ここが登り口になるので、分かりにくいのですが決して見落とすことができません。
右に見えるのが、御沢分かれから降りてきた道。このルートを下るのであれば、ここが登り口になるので、分かりにくいのですが決して見落とすことができません。
こんなにでかいのを見るのは初めてです。
3
こんなにでかいのを見るのは初めてです。
沢筋にはトリカブトの群落あり。
2
沢筋にはトリカブトの群落あり。
1つ目の滝が現れました。ここは写真向かって右側を登って行きました。この後2つ目の滝がでてきますが、2つ目の方が通過に難儀しました。
1つ目の滝が現れました。ここは写真向かって右側を登って行きました。この後2つ目の滝がでてきますが、2つ目の方が通過に難儀しました。
前方。ガレガレです。
前方。ガレガレです。
もう少しで稜線に辿り着く。
もう少しで稜線に辿り着く。
最後の登りはガレガレです。
最後の登りはガレガレです。
やっと稜線上にある正規ルートに合流。上から下を眺めますが、ここを降りて行こうとする人は滅多にいないでしょう。
やっと稜線上にある正規ルートに合流。上から下を眺めますが、ここを降りて行こうとする人は滅多にいないでしょう。
さあ登ります。もう少しで切合小屋だ。
さあ登ります。もう少しで切合小屋だ。
小屋が見えてきました。
小屋が見えてきました。
切合小屋の横を通過しようとしたら、
切合小屋の横を通過しようとしたら、
可愛い花が咲いていました。
1
可愛い花が咲いていました。
水場があったので、ポカリスエットの粉末を取り出し、薄めて1ℓ分のポカリを生成しました。ただし当避難小屋の水場は「山と高原地図」ではシーズン中のみと記載されています。
水場があったので、ポカリスエットの粉末を取り出し、薄めて1ℓ分のポカリを生成しました。ただし当避難小屋の水場は「山と高原地図」ではシーズン中のみと記載されています。
草履塚。残念ながらこのあたりでは完全にガスに周囲を覆われてしまいました。この後姥権現まで下ります。折角高度をかせいだのに・・・。
草履塚。残念ながらこのあたりでは完全にガスに周囲を覆われてしまいました。この後姥権現まで下ります。折角高度をかせいだのに・・・。
君はイワカガミさん?今咲いていていいんでしたっけ?
君はイワカガミさん?今咲いていていいんでしたっけ?
思いのほか可愛い。
思いのほか可愛い。
立派なマツムシソウ。
2
立派なマツムシソウ。
姥権現。少々気味が悪いので、写真はこれだけ。
姥権現。少々気味が悪いので、写真はこれだけ。
ガスがほんの一瞬切れました。
ガスがほんの一瞬切れました。
御秘所の表示。
ここは短い岩稜帯で両端が切れているので注意。
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ここは短い岩稜帯で両端が切れているので注意。
おお、これは白いマツムシソウではないか?
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おお、これは白いマツムシソウではないか?
また登りか・・・。
また登りか・・・。
御前坂の標識。
アゲハチョウがこんなところにひらひらと舞い下りました。
アゲハチョウがこんなところにひらひらと舞い下りました。
おおっ!雲が切れ出した!
1
おおっ!雲が切れ出した!
やっと本山小屋が見えた!
やっと本山小屋が見えた!
本山小屋が本格的に見えました。
本山小屋が本格的に見えました。
中は覗き込みませんでしたが、ひと気が感じられません。ヤマバッチのPRが目立ちました。
中は覗き込みませんでしたが、ひと気が感じられません。ヤマバッチのPRが目立ちました。
やっと頂上が見えました!
やっと頂上が見えました!
右には大グラ尾根。
1
右には大グラ尾根。
快適な稜線漫歩。晴れていればなお最高でした。
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快適な稜線漫歩。晴れていればなお最高でした。
赤い実がたくさん。
赤い実がたくさん。
いよいよ頂上。
今回も独り占めできました。
今回も独り占めできました。
前方の道。
周囲はガスで・・・。
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周囲はガスで・・・。
大グラ尾根。
さあ10分で昼食を済ませたので、戻りましょう。
さあ10分で昼食を済ませたので、戻りましょう。
御前坂まで戻りました。
御前坂まで戻りました。
大日岳方面は厚い雲。
大日岳方面は厚い雲。
向こうはこれから戻る草履塚方面。
向こうはこれから戻る草履塚方面。
草履塚を登り返せば、当面は下りのルートになります。
草履塚を登り返せば、当面は下りのルートになります。
大日岳方面。ガスが完全に切れてくれないかなー(結局ダメでした)。
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大日岳方面。ガスが完全に切れてくれないかなー(結局ダメでした)。
草履塚に戻りました。もっとスピードを上げないと!
草履塚に戻りました。もっとスピードを上げないと!
さっきと違って展望がききます。
さっきと違って展望がききます。
切合小屋に戻りました。立派なトイレです。やばい30分近く遅れている。
切合小屋に戻りました。立派なトイレです。やばい30分近く遅れている。
大日岳方面。堂々としていそうですが、如何せん最後までガスがかかっていて残念。
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大日岳方面。堂々としていそうですが、如何せん最後までガスがかかっていて残念。
切合小屋から雪渓ルートとの分岐地点に戻りました。
切合小屋から雪渓ルートとの分岐地点に戻りました。
行きに登ってきた雪渓ルート(沢筋の道)。
行きに登ってきた雪渓ルート(沢筋の道)。
たくさん咲いていました。
1
たくさん咲いていました。
もう一度、雪渓ルートを見る。こんなところは降りていきたくありません。
もう一度、雪渓ルートを見る。こんなところは降りていきたくありません。
左の沢筋が、行きに登ってきたところ。左の道がこれから行く道。
左の沢筋が、行きに登ってきたところ。左の道がこれから行く道。
水場が見えた!!!
こんなに美しい水場だったとは!
早速を水をすくって頭から浴びました。
こんなに美しい水場だったとは!
早速を水をすくって頭から浴びました。
立派なダケカンバの木。
立派なダケカンバの木。
今降りてきた(アップダウンしてきた)稜線を振り返る。
今降りてきた(アップダウンしてきた)稜線を振り返る。
ダケカンバの枝越しの景色。
2
ダケカンバの枝越しの景色。
御沢分かれに戻って来ました。T字路のようですが、左が雪渓ルートに向かう道。左が登山口方面への道です。
御沢分かれに戻って来ました。T字路のようですが、左が雪渓ルートに向かう道。左が登山口方面への道です。
雪渓ルートに進む道(写真向かって直進)には、朝張ってあったロープが取り外されていました。
雪渓ルートに進む道(写真向かって直進)には、朝張ってあったロープが取り外されていました。
御坪を通過。一体ここは何なんでしょうか。
御坪を通過。一体ここは何なんでしょうか。
目洗清水を通過。
目洗清水を通過。
地蔵岳。中年のおじさま3人が標識のところで座ってくつろいでいたので、そのまま通過。写真向かって奥の左側から来て、手前に進みます。因みに三角点は、写真向かって標識の向こうに少しだけ進んだところにあります。
地蔵岳。中年のおじさま3人が標識のところで座ってくつろいでいたので、そのまま通過。写真向かって奥の左側から来て、手前に進みます。因みに三角点は、写真向かって標識の向こうに少しだけ進んだところにあります。
立派な杉の地点に戻りました。今度は上の方をとりましたが、全体像は写りません。
立派な杉の地点に戻りました。今度は上の方をとりましたが、全体像は写りません。
ザンゲ坂を無事終了。本格的に暗くなる前に通過できてよかった。
ザンゲ坂を無事終了。本格的に暗くなる前に通過できてよかった。
ザンゲ坂を降りた後は足がヘロヘロで何度も転びかけました。危ない危ない・・・。でも足がいうことをききません。そうこうするうちにようやく登山道に戻ってきた!
ザンゲ坂を降りた後は足がヘロヘロで何度も転びかけました。危ない危ない・・・。でも足がいうことをききません。そうこうするうちにようやく登山道に戻ってきた!
駐車場に戻って来ました・・・。ふぇー!!!
駐車場に戻って来ました・・・。ふぇー!!!
右奥が登山道入り口。左に見えるのは登山届などを記入する小さな小屋。手前の橋の下を流れる沢で水浴びをしようと、車で着替えて戻って来ました。
右奥が登山道入り口。左に見えるのは登山届などを記入する小さな小屋。手前の橋の下を流れる沢で水浴びをしようと、車で着替えて戻って来ました。
沢の水を頭からかぶりました。
最高に気持ちいい〜! 漸く行き返った気がしました。
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沢の水を頭からかぶりました。
最高に気持ちいい〜! 漸く行き返った気がしました。
さらば大日杉小屋。
さらば大日杉小屋。

感想

1.計画

 ○折角の三連休なので、百名山の残りをやりたいと思い検討を開始。
  とはいえ仕事も忙しく、1日目の土曜日は昼過まで爆睡。
  南アルプスも行きたいが、台風の影響で登山道までのアクセスも不詳。
  結果として、平ヶ岳か飯豊山の二者択一に。

 ○飯豊山については、日帰りなら大日杉小屋からと漠然と考えていたものの、
  8月は天候不順で本格検討にまで至らず。
  そうこうしているうちに日も短くなり、気が付くと
  日の出〜日の入りの間が(東京で)12時間そこそこになってきてしまった。
  前回の黒部五郎岳のときのように深夜スタートできるかというと
  なんせ場所が山形で遠い上に、土地勘もない(折立は2回目だった)。
  それに標準コースタイムは16時間40分なので(自分の)常識でもムリ。

 ○ここで一旦諦めかけるが、
  もう少し粘り以下4点のポジティブ要因を思いつく。
 
  ,海海里箸海蹇
   8/28(日)富士山(ゼロ合から標高3000m付近)、9/8(木)黒部五郎岳と、
   各々12時間弱、15時間弱と、日帰りで長距離(いずれも約30)を歩き、
   だいぶ体も慣れてきたはずではないか!

  ∪菷漫▲筌泪譽海瞭記でsnafkinさんが、
   大日杉まで下見に行かれ、道が舗装されている、との情報を
   リリースしておられたので、登山道までのアクセスに関しては
   想定外の事象が発生するリスクは比較的少なそうである。

   ★snafkinさん、改めてありがとうございました!

  J織岳は標準コースタイムで11時間20分であり、
   10月まで持ちこしてもまだ大丈夫間と思われる。

  せ碍粗酩堯訴‥臻棉瑤療卦い論欧譟9月にしては気温も高い。

 ○そこで、詳細なシミュレーションを実施。   
  山形県の日の出が5:22、日没が17:42なので、
  5:30スタート、17:30戻りの12時間を最長行動時間とすると、
  遅くとも標準コースタイムの72%で最後まで通す必要がある。
  (個人的には通常80%を想定するが、これだと帰還が18:50となり
   日没後1時間以上経過。75%でも18:00で日没後になる。)
  そこで目標を70%に設定し、ポイントの通過タイムを計ることに。
  かなり厳しいハードルだが、
  もし無理であれば途中に2つある切合、大日本山の避難小屋に
  泊ればいいと腹を括り、チャレンジすることを決定。

2.実行

 ○何とか計画どおり達成。

 ○シミュレーションとの対比は以下のとおり。

          計画  実績 対比  備考
  .好拭璽函Α 5:30  5:40 +0:10  飲料を忘れ車に戻り10分遅れ
  地蔵岳・・・ 8:04  7:54 ▲0:10 20分取り戻したがペース上げ過ぎか?
  切合小屋・・10:24 10:29 +0:05  雪渓コース選択が失敗で5分遅れに
  と嗚山頂上・12:16 12:30 +0:14  い任なりバテたのが響き更に9分遅れ
  ダ攅臂屋・・13:33 14:02 +0:29  昼食10分もあり約30分遅れに拡大
  γ和岳・・・15:25 15:53 +0:28  70%のペースは何とか堅持
  Д粥璽襦ΑΑ17:10 17:14 +0:04  最後の下りで一挙に巻き返し

3.総括

 ○最近は、地図の標準コースタイム比を事後的に計算してみて、
  体力やその時の環境などを見るバロメータにしていたのですが、
  百名山を始めた頃以来(7〜8年ぶり)、久しぶりに
  まともにコースタイムと競ってみました。

 ○その結果、数字としては目標達成したものの、
  前回、前々回の富士山、黒部五郎のときよりもきつかったです。
  特に、途中から計画対比の遅れが生じたので、
  挽回する為にかなり気合いを入れ直しました。
  また、前の2山もより標高が低いので気温が高く、
  汗だくになり予想以上に体力を消費したこともありました。
  (自宅帰還時に体重がマイナス1圈登山後に採った水分が約5ℓ以上なので、
  汗その他で6ℓ以上の水分が対外に出てしまった計算になります。)

 ○地蔵岳の下りではほとんど休まず、
  最後に出てくるザンゲ坂で鎖をつかんで降りた後は、
  汗だく、足がフラフラで、かつ
  「もう終わりだ」と気が緩んだ為か、何度もコケそうになりました。
  (本記録の表題に記したとおり、まさにヘロヘロの状態で、
  まさにこういう時に事故が起きかねないということを体感。)

 ○一方、飯豊山の印象はというと、うーん、
  北アルプスを歩いてきた直後であることと、
  ガスで必ずしも景色を100%堪能できた訳ではないこともあり、、
  評価が難しいのですが、
  「季節を選べば大変素晴らしい山」ではないでしょうか。

 ○高原植物が咲き乱れ、緑や雪渓も豊富なまさに夏か、
  あるいは色づき始めていたナナカマドも本格的に色づき、
  立派なダケカンバが美しく金色になる紅葉の秋に、
  時間に縛られずに訪れ、ゆっくり歩くことができれば
  最高なのではないかと思います。

 ○ともあれ、今回で時計との睨めっこ登山にはコリたので、
  山行に際してシミュレーションをやったり、
  事後的な評価は必要に応じて続けるにしても、
  次回はマイペース登山に戻したいと思いました。   

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コメント

yamahiroさん こんばんは
飯豊本山、おつかれさまでした。
小生も大日杉から往復しましたが、拝読させてもらって、あの辛さが蘇り、膝が痛くなってきましたよ  

ところで、御沢の雪渓コース分岐、ロープの向こうは、このようなコースだったのですか。来年は、アイゼンでも持って登ってみたいですね。

yamahiroさんも天気のいいときに、ぜひまた飯豊に来てください。
2011/9/27 21:23
solo-soloさん、こんばんは!
そうですね。
膝の辛さ 、大変よくわかります。
私も一つ前の黒部五郎の下りで膝を痛めたので
今回はヒヤヒヤ もんでした。

雪渓コースについては、
仰るとおり雪渓がある時期に行くのが正解なんでしょうね・・・。
(地図では点線である上に、
尾根道のコースよりも距離的に短いにも関わらず
コースタイムが同じなので、甘くはないと思っていましたが…。)

ところで、事前にsolo-soloさんの記録を拝見、
参考にさせて頂き、ありがとうございました
日帰り11時間台なんてすごい と感嘆、
一方で、遅くとも12時間以内に戻らないと
日帰りはムリなんだ と、気を引き締めさせていただきました。

それにしても、娘さんに誉めてもらえるなんて、
なんてすばらしいご家族なんでしょう
2011/9/28 1:12
あの誉め方は、、、
yamahiroさんの記録、何度読んでも、笑ったり頷いたりです。
あ、また、膝が・・・(笑)

朝日連峰にもぜひいらしてください。飯豊よりは楽ですから。

うちの娘、完全に上から目線でかつ、「この人、アホちゃう?」的な誉め方でしたよ 。でも娘から誉められるというのは元気が出ますな、歳甲斐もなく
2011/9/28 13:54
東北の山、いいですよね!
実は、朝日には3年前に蔵王とセットで伺いました。
朝から雨で古寺から終始最悪のコンディションでしたが 、美しい林の中を歩いたことが記憶に残っています。

東北の山は、7年前にも夏休みをとり、
1日目:月山
2日目:台風で移動のみ
3日目:八甲田山→岩木山→八幡平
4日目:岩手山→早池峰
5日目:鳥海山
と周遊。このときは3〜5日目は天気よく最高でした。
山はやっぱり天気 ですね!

膝は去年も壊したのを思い出しました。
荒島岳で思い付く限りの手段を使ってみましたが、
そこまでして何故山に行くのか 、と言われると、
自分でもよく分かりません・・・(笑)

あ、また、膝を思い出せてしまい、
すみません・・・(笑)
2011/9/29 0:12
驚きました!
こんばんは!

すごいっすね、7年前のツアー
3〜5日がビックリです。100名山制覇を目指すには、連日持つ脚力が必要なんだなぁ〜

どうも、東北の高速料金が無料化されるとのこと。また来年にでも、東北を攻めてくださいね。他の記録も楽しみにしています
2011/9/29 23:15
それは朗報ですね!
みなさんのレコを拝見していて面白そうな栗駒、秋田駒
や、安達太良、吾妻、奥入瀬/十和田湖の紅葉、飯豊山周辺の甲信越百名山(朳差岳、二王子岳、蒜場山:いずれも県は新潟ですが)、快晴!の大朝日や大日岳・・・それに平泉などなど、行きたいところがたくさんあるので、機会を見つけて出かけようと思います

ありがとうございました
2011/10/1 13:02
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無雪期ピークハント/縦走 飯豊山 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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