七面山（希望峰の絶景まで雪を踏みしめて）

2018年03月03日(土) [日帰り]

• GPS: 08:15
• 距離: 9.4km
• 登り: 1,569m
• 下り: 1,587m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:26
• 休憩: 0:50
• 合計: 8:16

6:39 七面山表参道登山口
10:32 11:06 七面山（山頂標柱場所）
11:09 七面山
11:49 11:54 希望峰
12:39 12:40 七面山（山頂標柱場所）
13:09 13:19 敬慎院
14:54 七面山表参道登山口
14:55 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

六郷ICを出て「羽衣登山口」まで。
路面凍結なし。

コース状況／危険箇所等

山頂まで、石塔がメルクマールとなって案内してくれます。50丁目まで、標高差1500m近いですが、よく整備されていて急坂がないのが救いです。

19丁目から上が、凍結や積雪しています。ここからチェーンアイゼンを履きました。お経を読みながら登る信者さんが冬でもいますので、敬慎院まではトレースばっちりです。今後は融雪と凍結を繰り返しながら、どんどん雪山ではなくなっていくのではないでしょうか。

そこから山頂までは、トレースがあるかどうかはタイミング。降雪後、登頂をめざすハイカーがいたかどうかによります。

山頂から先、希望峰まではアニマルトラックしかありませんでした。
2/28〜3/1の春の嵐のとき、30cm強の新雪が追加されたらしいです。
侮ってワカンを持ってこなかったので難儀しましたが、苦労して到着した希望峰の景色は素晴らしかったです。

その他周辺情報

下山後に車で移動して、下部温泉街で日帰り入浴をしました。

写真

3/3 6:36

白糸の滝。標高500m。
この滝の手前にある駐車場が、表参道の最寄りの駐車スペースです。

3/3 15:05

気温は高め。
装備を決めて、いざ登山開始です。

3/3 14:50

山頂までは全50丁目までメルクマールがあります。参拝信者への配慮ですね。励ましの言葉が掲げられた、白い看板もときどきあります。

3/3 14:29

しばらくはドライな夏道でしたが・・・

3/3 14:01

19丁目あたりから凍結箇所が増えてきました。
ここでチェーンアイゼンを履きました。

3/3 9:01

雪が増えてきました。
ただ、よく作られた登山道なので、急坂はありません。

3/3 9:06

とはいえ、標高差は1500m近く。
途中の肝心坊・中適坊・晴曇坊や、たくさん備えられているベンチで、足を休ませながら登るとよいでしょう。

3/3 9:16

敬慎院の山門に到着。
寺院の見学は復路にのこして、まずは山頂へ向かいます。

3/3 9:39

敬慎院の展望スポットから。富士山がよく見えました。
ここをゴールにする人も多いかもしれません。山頂は展望がないので。

3/3 9:39

きょうは、残雪期富士山をすこしばかり意識して、七面山に修行に来ました。標高差。凍結ぎみの坂。しかし斜度が足りなかったので12本爪の出番もなく。

3/3 9:42

こうして、目前にしたことが一番の収穫だったかも。
飛行機雲が、まるで落ちてゆくように一筋。

3/3 9:39

またしても好天に恵まれました。
さて、山頂に向かいます。

3/3 10:09

さすがに山頂直下は登らされますが、前日に2名が登頂したという情報を聞いています。トレースは残っていましたので、いくらか利用させてもらいました。

3/3 10:36

2月末〜3月初頭で、30cmほど降り積もったらしいです。
新雪を楽しんで歩いてゆくと・・・

3/3 11:09

着きました。日本二百名山・山梨百名山の七面山です。
まだまだ雪山らしい季節に来られてよかったです。この山は冬が良い、と教えてもらっていたので。

3/3 11:09

展望がないかわりに風もないので、ポカポカ頂上で大休止。
この晴れ空は、この小さなてるてる坊主のおかげ？

3/3 10:51

きょうは3月3日。ひな祭り。
ということで、それっぽい和菓子とあられで山頂ひとり占めしてました。

3/3 11:39

実は、ここからが本番。
希望峰まで、トレースの無いところを南下します。最初の一歩目から足が深く沈み込み、ワカンを置いてきたことを大後悔。

3/3 11:44

足が刺さっては、抜き取り、の繰り返し。しかも腐りぎみで靴底に重〜い団子がしつこく付いてきます。体力消耗、時間消費。地形もやや複雑です。赤い印を用心しながら探していくのが無難でしょう。

3/3 12:00

樹林の隙間から富士山。

3/3 11:59

突然、視界のひらけた場所が！

3/3 12:01

ゴール。
希望峰からの大展望です！
甲斐駒・仙丈〜聖・光岳、そのさらに深南部まで一直線パノラマでした。

3/3 11:52

空と雲が美しい。
その下に、南アルプスが勢ぞろい。3000m峰が白銀に染まって解りやすいです。その手前には白峰南稜の山々。笊ヶ岳と布引山がでかいです。

3/3 12:02

荒川〜赤石あたりでしょうか。

3/3 12:04

黒戸尾根からの甲斐駒ヶ岳。そして仙丈ケ岳。

3/3 12:03

北岳も見えました。
ここまで苦労して来た甲斐がありました。

3/3 12:42

復路もズボズボ・・・
へとへとになります。ワカンを忘れたのがアカン！

3/3 12:52

復路であらためて「大崩れ（ナナイタガレ）」を覗き込みました。

3/3 13:04

荒々しい景観。そこにダイナマイトみたいな音が響いて、巨大な落石が崩れ落ちていくのを見ました。

3/3 13:20

山頂をスルーして、敬慎院へ。

3/3 13:20

凍結した石段。

3/3 13:22

日蓮宗と法華経の霊山ですが、まさか2000mちかい山頂直下にここまで大規模な建立があるとは。驚きです。

すこし休憩して、長い下山開始しました。

3/3 14:43

下山はただひたすら。特に写真はありません。
肝心坊のジュースに目を奪われながら、最後のふんばり。

3/3 15:02

人里に下山しました。
タフな山でした。気軽に登れるようなところではなかったようです。

3/3 17:05

下部温泉で入浴したあと、さらに身延駅に移動してプチ観光。
身延まんじゅうを購入したりしました。

3/3 18:58

双葉SAで会食。ほうとう。

お相手は、日蓮宗のお坊さんです。四月より約四週間、ヒマラヤの未踏峰に挑むとのこと。
日蓮宗ゆかりの山のあと、日蓮宗ゆかりのヤマノボラーさんと会えた、楽しい一日でした。

撮影機器：

DSC-WX500 SONY

iPhone 7 Plus Apple

感想

sprout

南アルプス前衛峰が気になって、今回は七面山に挑みました。
霊山としての建築物、そして希望峰からの絶景。
見どころの多い、魅力的な登山ができたと思います。