仙丈ケ岳&甲斐駒ケ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 2,349m
- 下り
- 2,301m
コースタイム
北沢駒仙小屋8:00-9:50小仙丈ケ岳10:10-10:50仙丈ケ岳11:00-11:10仙丈小屋11:35-12:00馬ノ背ヒュッテ-13:30北沢駒仙小屋
2日目
北沢駒仙小屋4:10-5:30双児山-6:00駒津峰-7:15甲斐駒ケ岳8:00-8:20摩利支天8:30-9:10駒津峰-9:40仙水峠9:50-11:00北沢駒仙小屋
天候 | 10/8:晴れのち晴れ時々曇り 10/9:快晴! |
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過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
芦安←→広河原は乗合タクシー利用 広河原←→北沢峠は南アルプス市営バス利用(行きも帰りも臨時バスが出ました) |
コース状況/ 危険箇所等 |
北沢峠に幕営。 晴れ予報の3連休でテン場は混んでましたが、サイトがかなり広いので、場所がなくて張れないという事はなさそうでした。 仙丈ケ岳は馬ノ背ヒュッテ〜北沢峠の沢を渡る個所が若干凍結し始めてました。 通った時間が昼過ぎだったためか、アイゼンが必要なほどではありませんでしたが、早い時間に通過する場合は注意が必要です。 岩の上を横切るロープが張ってある場所も凍結してたので、ここは特にお気を付けあれ。 日曜日の朝はテント内の気温は5度、フライに霜が降りてました。 甲斐駒ケ岳は特に危険個所は無し。 北沢峠〜甲斐駒はトイレありませんのでご注意。 (仙水小屋のトイレ使わせてほしい。。。) 下山後は金山沢温泉へ(大人550円) |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
今回は仙丈&甲斐駒。
甲斐駒は前回の印象が良すぎだったけど今回も天気良さそうで期待大。
芦安〜広河原間はバス乗った事あったけど、広河原〜北沢峠間は帰りしか乗った事なかった事もあり、インフォメーションセンタ2階で油断してたらいつの間にかチケット販売開始してました。
や、takezoが覗きに行かなかったら普通に気づかんかった。
何はともあれ北沢峠着。
テント張って、、、んむ、噂通り地面固いのね。ペグがほぼ約に立たないので手近な岩を、、、と手に取ると滑ります。・・・表面が凍ってますな。やー、寒い。
ユニクロダウン大活躍。
もろもろテントにほっぽって仙丈へ向かいます。
橋を渡ってくと、北岳見晴し台徒歩3分、とあります。。。が、見晴らし台とは。。。木がちょっと途切れてるだけですなぁ。
痛々しいモノを見たような気になりつつ、先へ進むと、、、ウハ、最初からけっこ急だなぁ。
しばらくするとバス停からの登山道との合流。こっちからのが人多いんですかね?合流時にけっこ人と会いました。
合流後はしばらく平らな道が続き、登りが始まるとちょろっと岩が出始め、という感じ。
振り返り甲斐駒を見やったり、左手に北岳を眺めたりしつつ登って行くとハイマツゾーンへ入ります。
まるっこい小仙丈へ向けてハイマツが生い茂り、いい感じ。
小仙丈着。
ここでようやく仙丈が間近に。カールっつーんですかね。そげ落ちてますなぁ。
ハラヘリなのでちょろっと行動食を入れときます。
ここで休憩してる方多数。やっぱ天気いいし、今日は人多いなぁ。
さて一息つけたので仙丈へ。
えっちらおっちら登って行くと、、、や?
左手にカールを見つつ登って来たんですが、裏っかわもカールになってるんですねぇ。右っかわのカール底に仙丈小屋が鎮座してました。
山頂にもけっこ人多いなぁ、、、と山頂を観察しながらほいほーいっと頂着。
奥の方は大仙丈なんですねぇ。なぜちっさいのに「大」?
んむー、人が多い&風がけっこ冷たいので小屋まで下りてメシにする事に。
小屋ベンチをお借りしてメシ。
小屋の人によるとなんでも水が枯れたとかで水売りはしてないと言われてたのでアテにしてる方は注意。
ハラを満たし、馬の背側へ下ります。
下りは、、、甲斐駒側に雲がかかっちゃったりで視界イマイチだったので黙々と。
こっち側は鹿よけの網柵が道の両側を覆っていたり、川をいくつか渡ったり。
多少凍りつきがあってテンションあがったけど基本スタスタっと下りテン場着。
ビールを呑んで昼寝タイムー。1日目了。
おつかれさまでしたー。
2日目。
4時出を目論み3時起き、、、んー、星がハンパねー。
ざっくり片付けて出発。
今回は双児山から登って仙水峠へ下りるルート、ということでとりあえずバス停へ向かいます。
が、寒いなぁ。今日もしばらくユニクロダウン着用。や、優秀。
ヘッデン山行久しぶりだなぁ。
途中何回か立ち止まったりしたけど、まあ迷う事無く稜線へ。
双児山着。朝日はここでは登らず。甲斐駒の影になっちゃってかなり待たないと日が当たりそうにないので先へ。
駒津峰にてちょっと登った朝日とご対面。
バス停以来ココまで人に遭遇してなかったんですが、写真とか撮ってる間に後から人に追いつかれました。
曰く、「ライチョウ見ました?」
・・・グハ。今回は縁なかったなぁ。
まあ気を取り直し、甲斐駒への最後の登り。今回も直登ルートで。
やー、この辺は全身使う事もあってキッツいなぁ。と、息を切らしつつ岩場クリアー。
その後の砂利登りをおっちらおっちら登って、頂着。
んやー、今回も景色良すぎ。
人はけっこいたけどなぜか空いてたのでとりあえず山頂の岩によじ登って周りを臨みます。
あいかわらず八ヶ岳がかっくいーなぁ。ここからの八ヶ岳、わりにオキニ。
んむー、寒いねやっぱ。
メシを喰ってる間にだいぶ人が登って来られたのでぼちぼち下ります。
摩利支天へ寄って、、、相変わらず朽ちてますなぁ。
甲斐駒を振り返り。こっち側も切り立っててかっくいーな、甲斐駒。
んじゃ帰るかー。
と、直登ルートのスタート点から駒津峰間はすれちがいが大変だった。。。
ぞくぞくと登って来られる方々が、、、、や、やっぱ天気良いしね。連休だしね。
駒津峰から仙水峠へはガツっと下り。
前回、よく登ったなぁ。。。
ここでもけっこう人とすれ違いましたが、道幅もあるしさして苦労もなくすいすいーっと仙水峠着。
ゴーロっつーんですかね。仙水峠から暫くは岩地帯。
昨今の地震で崩れが進んだりしてるのかしら。
岩が終わるともう帰った気になっちゃいますね。
仙水小屋を超えて川辺に出るともうハイキングコースといった風。
お子さん連れとかに遭遇したり。
堰が見える度にあの向こうにゴールが、と思いつつけっこ歩いてテン場着。
んやー、おつかれ。
13時にバスが出るというのでゆっくりして12時10分ぐらい?にバス停へ行くと目前で広河原行のバスが
出る所。
声をかけたけど、満席の様子。
んむー、タイミング悪い。。。と思いつつバス停に並んでると、20人ぐらい集まったらバスが出るとのこと。
ちょこっと待ってると続々とバス停に人があつまり、12時半ぐらいにはバス発車。
広河原では下りたメンツで乗り合いタクシーがすぐさま発車。
けっこいいタイミングだったかも。
無事芦安着。
やー、満喫しました。おつかれさまでしたー。
今週末は移動性高気圧に覆われて典型的な秋晴れが続くということで
夏に行けなかった甲斐駒をリベンジすることに。
北沢峠に幕営して、行ったことがない仙丈ケ岳も登る計画を立てました。
いや〜、予報バッチリで特に日曜日の甲斐駒は最高の景色でした。
早めの行動で登山も車も渋滞に填まることもなく、
臨時バスの恩恵も受けてかなりスムーズに帰ってこられました。
そろそろ気温的にテント泊も無理かな〜って感じなので、
今年最後のテント泊として会心の山行になりました!
=以降の長駄文はお暇な人だけドゾー=
★1日目
広河原からの始発のバス乗り遅れないように東京発は1:45。
結局1時間半ぐらいしか寝れなかったので眠い。。。
途中で朝ご飯と買い出しを済ませて、芦安到着は4時半ごろ。
さすがに今週はバス停近くの第二駐車場は満車だったので
少し登ったところにある第一駐車場に駐車。
準備してる間に車が次々に到着し、ここもいっぱいになりました。
準備を整えて芦安のバス停に向かいます。
バスも止まってましたが、早いし確実に座れる乗合タクシーに。
夜叉神のゲートで15分ほど待って広河原には6時前に到着。
北沢峠行きの始発バスの6:50にはまだまだ時間があります。
寒くなってきたので広河原のインフォメーションセンターで待つことに。
初めて入ったので、中を見て回って時間を潰します。
中には南アルプスの案内や登山情報のほか、売店もあって
アルファ米やガス缶、レインウェアに登山靴も置いてあります。
そんな感じで時間を潰し6時半になった頃でしょうか、何気なくふと外を見ると、
バスターミナルに市営のバスが来て人が乗り込み始めてるいる!!
やっべ、臨時バスだ。zi-kenに伝えて急いで外に出ます。
なんとかチケットを買って乗り込み、7時前には北沢峠に到着♪
テントの受付を済ませてテント設営し、仙丈ケ岳を目指し出発。
林道に出てすぐの北岳見晴台5分と書いてある登山口から登り始めます。
登り始めからそこそこの斜面を登り北岳見晴台に到着。
じゃあ北岳でも見晴らすかと顔をあげてみると、北岳の頭がちょこっと見えます。
見晴台っていうか、見上げ台。しかも先っぽだけ。かなりガッカリです。。。
ちょうど居合わせたご夫婦ともガッカリ感を分かち合います。
さて、気を取り直して先を急ぎます。
しばらく登ると北沢峠のバス停からの登山道と合流しちょっと斜度が緩みました。
しばらく緩い登りが続いて2合目に到着。
この辺から斜度もきつくなり、登山者も段々と増え始めました。
4合目の辺りでしょうか、木の間から甲斐駒ケ岳が見えます。
う〜ん、湿度が高いのか、ちょっと白っぽいなぁ。
5合目に到着。ここで小仙丈方面と馬の背方面に分かれますが、
行きは眺めの良さそうな小仙丈ルートを選択。
しばらく登ると丸っこい緑色の小仙丈ケ岳が見えてきました。
この辺まで来るとたいぶ展望も開けて白峰三山も大きく見えてきます。
小仙丈に到着。
お〜、甲斐駒、鳳凰三山、白根三山など南アルプス北部の主峰が見えます。
雲の向こうに富士山も見えますが、遠くの方は霞んでいてやっぱり今日は雲が多いようです。
朝ご飯を食べてから5時間近く経過しお腹が空いてきたため小仙丈で展望を楽しみながら小休憩。
さて、一心地ついて景色も堪能したので再び山頂へ向けて出発。
仙丈ケ岳山頂へとなだらかに続く気持ちの良い稜線を歩いて行きます。
稜線の風が熱くなった体に心地よく、危険個所も特にないのでのんびり歩けます。
遠くは霞んでいますが、槍ヶ岳も薄っすらと見えるような気がします。
山頂が近づいてくると、ん〜、たくさんの人影が見えますね〜。
仙丈ケ岳山頂へは小仙丈から1時間も掛からずさくっと到着。
人も多いは多いですが、苦痛なほど多いわけでもなく、山頂からの展望を満喫します。
さて、人の多い山頂でご飯を食べるのも憚られるので、仙丈小屋へ降ります。
10分ほどで到着し、仙丈小屋のベンチに座って昼食を食べます。
仙丈小屋は風もなく、日差しがポカポカと心地よく
寝不足なこともあってお腹が満たされると眠くなってきます。。。
早くテントに戻って寝ようという事で下山を急ぎます。
途中、馬ノ背ヒュッテを越えてしばらく行くと沢の飛沫が凍ってますね〜。
その先もいくつか沢を渡る個所がありますがほぼ全て凍り始めてます。
まだアイゼンがなくても危険なほどではありませんが注意して渡ります。
5合目に戻って急斜面を降りていきます。
さくっと降り切ってテン場着。
まだ夕飯には早いのでビール飲んで昼寝、
起きて晩御飯食べて明日に備えてまた寝ました。。。
★2日目
さて、今日は甲斐駒。
出発予定は4時なので3時起きです。
起きて温度計を見ると5度。
外に出ようと前室のジッパーを開けると霜が降ってきました。。。
顔を出して空を見上げると、満点の星空。そして寒い。
とりあえずお湯を沸かしてコーヒーを飲み行動食を齧ります。
体が温まったところで朝食を食べたら、準備をして出発です。
前回は仙水峠から登ったので今回は双児山からのルートを選択。
ヘッドライトをつけて暗闇の森の中を進みます。
1時間ほど登ると、空が明るくなってきました。
ほどなく双児山に到着。
甲斐駒の向こうではすでに日が昇ってるようですが
甲斐駒の陰になって見えません。。。。
う〜ん、日の出前なら駒津峰で日の出を見られる時間に出るか仙水峠からの方が正解か。
30分ほど進むと駒津峰に到着。なんと、誰もいません。
見渡すと、朝日に染まる北岳、仙丈ケ岳などの南アルプス山々。
富士山をバックに朝焼けの空に映える鳳凰三山のシルエット。
遠くに見える中央アルプスや北アルプスの上部までも朝日に染まっていくのが見えます。
この時間の太陽だけが見せてくれる雄大な景色をじっくりと楽しみます。
先へ進んで六方石まで来ると甲斐駒は目の前。今日も直登コースで行きます。
混んでると渋滞することもあるようですが、今日は先には誰もいなくサクサクと山頂着。
今日は本当に素晴らしい景色です。
360度どっちを見ても雲もなく遠くまで見えます。
山頂をぐるぐるぐるぐると何度も回って景色を楽しみます。
近くに見える南アルプスの山、中央アルプスと御嶽山、遠くに見える北アルプスの山の眺めも素晴らしかったのですが、
今日は何と言っても八ヶ岳が一番カッコよく見えました。
太陽の角度の関係か、いつもより陰影が濃く出ている気がして
なんつうか、うまく表現でいませんが、地球が作った彫刻作品を眺めているようでした。
八ヶ岳が正面に見える場所に陣取って昼食(まだ7時ですが。。。)休憩。
いや〜、ずっと見てても飽きないですね〜。
とは言え、北沢峠からの帰りのバスを考えるとお昼までにはテント場に着きたい。
駒津峰方面を見ると続々と登山者が登ってくるのが見えます。
混みあう前に下山しますかということで、非常に残念ですが甲斐駒ケ岳を後にします。
帰りは巻き道コースへ。
名残惜しさに何度も甲斐駒を振り返りながら摩利支天へ向かいます。
摩利支天から見上げる、雲一つない青空に聳える甲斐駒の眺めも素晴らしい。
さて、摩利支天からの眺めも堪能して、元来た道を引き返していきます。
が、行く手に見えるのは、列をなして駒ヶ岳山頂に向かう大勢の登山者。
駒津峰までは狭い岩場が続くので、やり過ごすのにイチイチ時間が掛かります。
ざっと、50人ぐらいはすれ違ったんじゃないでしょうか?
まぁ、今日は最高の登山日和だからしょうがないですよね〜。
駒津峰からの急斜面を飛ぶように降りて仙水峠に到着。
こっからは緩やかな道が続き、さくっと北沢峠着。
13時過ぎのバスまではまだまだ十分に時間があります。
汗で湿ったシュラフやテントを乾かしながらゆっくり撤収します。
12時ごろ撤収完了し、バス停に向かって歩いているとバス停にバスが止まってるのが見えます。
また臨時便かっ!?
あと100mぐらいのところでドアが閉まってバスは出発。
あ〜。。。
バス停に着くと乗車券売り場の方が、20人ぐらい集まれば臨時バス出しますよと。
残った食料の菓子パンを齧りながらバス停のベンチで人が集まるのを待ちます。
さすがにこの人出なんで15分ほどで人数はクリア。
広河原に到着すると、バスから降りた人で乗合タクシーもすぐに定員になり出発。
かなりスムーズに帰って来れました。
帰りは駐車場からちょっと降りたところにある金山沢温泉へ。
ここのお風呂は狭いので混雑具合を見ながら行った方が良いです。
さっぱり汗を流したら長湯せず中央道が混む前にGO!
甲府昭和のIC手前の国道でちょっと事故渋滞に填まりましたが、まだ渋滞情報はなし。
これは!?と思ったのも束の間、御坂の辺りで小仏渋滞発生の情報。
その後、上野原手前にも渋滞情報が出ましたが、まだ意外に伸びずどちらもサクッと通過。
結局東京まで3時間掛かりませんでした♪
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