天狗岩山・滝ノ沢山(高社山 北西稜)
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 549m
- 下り
- 550m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
スキー場の喧騒を避けて高社山の北西稜にあり麓からはコブのように見える天狗岩山に向かう。道路の峠付近からスタート。最初は唐松林の緩やかな斜面を進む。杉林が出てくるあたりからいよいよ傾斜が急になってくる。そして目の前に日の当たらない壁のような斜面が近づいてくる。杉林が終わると核心の45度の急斜面に突入。ワカンからアイゼン・ピッケルに変える。雪面は硬く締まっているので爪が良く効く。ブナ混じりの広葉樹林が広がる斜面は明るく見通しがきく。振り返るとどんどん遠くの景色が見えてくる。
瞬間的に50度くらいの激斜面もあり一歩踏み外せば制御不能となりそう。気を引き締めて慎重に歩を進める。標高が上がるにつれ霧氷がどんどん発達して神秘の世界に迷い込んだよう。湿気の多すぎる越後の冬山ではあまり見られない光景だ。徐々に傾斜が緩やかになると山頂が近いようだ。稜線に出ると一層霧氷が美しく輝く。緊張から解放されご褒美を授かっているかのようだ。稜線を少し西へ下ったあたりが天狗岩山のようだ。
霧氷がきれいなので天狗岩山周辺をしばらく散策する。木々の間から飯山方面や中野方面の平野部と北信五岳が望まれる。不思議なことに、稜線の北東側は凍結して霧氷の世界なのに日が当たる南西側は積雪がなく霧氷は全て落ちている。滝の沢山へは痩せた稜線上を鞍部まで下り登り返す。痩せた区間は雪庇が発達しており慎重に通過。滝の沢山の山頂付近に石碑があり西側に開けている。真っ白い妙高山、北信五岳方面がよく見える。
下山は胴結場と呼ばれる鞍部まで下り、北に延びる緩やかな沢を降りる。古いスノーシューの跡が付いており、牧の入スノーパーク方面へ道が通っているようだ。途中から分かれて山腹を西寄りにトラバースしながらスタート地点に戻る。帰途、飯山の国道から高社山が良く見えた。
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