荒沢山 【360度の展望】
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- GPS
- --:--
- 距離
- 3.8km
- 登り
- 715m
- 下り
- 711m
コースタイム
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 7:30
1010mコンターライン付近は一面の雪原で、この尾根では一番広い平坦地でした。
下山時は駐車地点へ戻る前、アイゼンや登山靴に付いたゴミを沢で洗い流したり、食事などで20分ほど休みました。
前日か前々日には少なくとも3〜4人が入山した靴跡がありましたが、当日は予想どおり貸し切りで、下山後は人目を気にすることなく汗まみれの肌着を着替えました。
頂上には9時15分から10時までいましたが、その45分間は日常では考えられない濃密に凝縮された、懐かしい山々と対峙している心の満たされたひと時でした。
天候 | 快晴、無風、温暖 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
渡った所はT字路で、右は除雪されているが左はされてなく、ここに停める。 非除雪の車道を北へ進み、栗ノ木沢と南カドナミ沢を短い橋で渡った先の右側がカドナミ尾根。 私はカドナミ尾根末端から取り付いたが、下りで道形どおりに歩いたら、尾根下部で南カドナミ沢右岸に出た。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
荒沢山(1302.6m)はJR上越線土樽駅の北東にあり、前回行った赤沢山とは上越国境稜線を挟んで立地状況がよく似ている。 登山道のない山だが、尾根筋に道形(踏み跡)があり、無雪期でも藪漕ぎすることなく、灌木や笹を掻き分ける程度で行けそう。 頂上直下に距離にして20m近くの岩場があるが、雪は皆無で、特に危険ではない。 登山口からの標高差は約700m、陽当たりの良い南面のため雪解けが進み、雪の上を歩いたのは全体の半分程度。 露出した道形は越後特有?の直線状で、とても滑りやすく、下りでは終始灌木や笹に捕まっていた。 |
写真
岩原スキー場のゲレンデからクロガネノ頭〜足拍子岳〜荒沢山
※ 2015年3月17日撮影、この日は飯士山へ向かったが、リフト山頂駅の係員から「雪崩の恐れがある」とのことで登山を止められ、翌年次の写真の正面山、威守松山とハシゴで行く。
感想
荒沢山頂上が展望良好とは、無雪期に登られた当レコ ユーザーの記録を拝見して、以前から知っていました。(今、その方はユーザーではなさそうです。)
南東側にある足拍子岳も展望絶景の鋭鋒ですが、もはや私の力量で行ける山ではなく、登山届を前日に新潟県警へ電子申請し、荒沢山のみピストンする予定で向かいました。
荒沢山から南南西に伸びるカドナミ尾根は、まだたっぷり雪があるだろうと思い、12本爪アイゼン+Wストックの他、ワカンと滅多に携行することのないピッケルも持って行きましたが、残雪は予想よりずっと少なく、全歩行距離の半分ほどで地面が見えていました。
魚野川右岸の車道こそごく一部に路面が出ている程度でしたが、尾根に取り付いてからは雪のない所が多く、標高970m付近でワカンとピッケルを路肩にデポ。以後、デポしない方が良かったと思うことは皆無でした。
尾根には”明瞭”と言っても過言ではない踏み跡があり、これは全く予想外でした。
頂上直下には雪の有無でリスクが大きく異なる岩場があり、ここにも雪は全くなくて、幸運にも危険を感じることはありませんでした。この岩場の上りはアイゼンを着けたままでしたが、下りではこの区間だけ外しました。
尾根は地形図から読み取れるとおりで分岐はなく、ほぼ均一の滑りやすい粘土状の急斜面で、落葉で隠された所が多く、下りでは常時灌木に捕まっていました。
滑ったら下まで落ちるのは上部の雪が残る急斜面で、地面が出ている下部や中部では大きく滑落するリスクはなさそうです。
頂上には針葉樹が生えていますが、大木ではなく、無雪期でも360度の展望は望めそうです。滑落リスクのある積雪期〜残雪期ではなく、無雪期にお勧めしたい山だと感じました。
下りはとても滑りやすいので、安物のチェーンスパイクでも携行して。
行きは丑三つ時に家を出て、帰りは車窓から快晴下の山岳展望にワクワクしながら、ずっと一般道を走行しました。国道沿いはべらぼうな残雪である一方、カドナミ尾根は標高が高くても陽当たりの良い南面なので、『まずこの花から咲く』花が開き始めていました。
さて、次はどこへ行こうかなぁ〜
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